スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
それでは後編スタートです。
その日の夜、ララの気持ちを聞いたひかるは自身のベットの上に寝転がりながらララの事を考えていた。
「・・・・」
「ララ、変フワ。」
「うん。・・・・よし!」
それから何かを思いついたひかるはすぐに行動を開始し、こうたやえれな、まどかにそれを説明して協力を依頼した。
その翌日、その日は土曜日という事もあり学校は休みだったのだが、ひかる達はララを学校に呼び出すとみんなで校舎の中へと入っていった。
「今日はお休みでしょ?どうして学校に来るル、来るの?」
「お休みなのに、言葉遣いは学校使用ですか?」
「ここは学校だから・・・・」
「その語尾、違和感あるでプルンス。」
「大丈夫だララ。ほら、プルンスだってこうしていつも通りにしてるんだから平気だって。」
こうたはプルンスが校内でもいつも通り喋ったりいつも使っている宙に浮く小型のポットに乗っているから大丈夫だと言った。
「でも、学校に来たならみんなと同じようにしなきゃダメル・・・・なのよ。」
「そんなの本当のララじゃないよ。」
「本当の私はサマーン星の異星人ルン。地球人じゃないルン。だから、地球の学校ではちゃんとしないと・・・・」
それからみんなはひかる達の使っている教室へとたどり着くと教室の中へと入った。
「ララ、どうして学校に行きたいって思ったの?」
「それは、地球の文明を知る為に・・・・」
「ホントにそうなのか?」
「・・・・楽しそうだったルン。」
こうたが改めてララが学校に行きたい理由を聞くとララはようやく学校に行きたかった本当の理由を話してくれた。
「私もみんなと楽しくなりたかった・・・・ルン。」
「・・・・ララ、私ね、ララの事を学校で友達って紹介できるの楽しみだった。」
「え?」
「この学校でララと一緒にこれからいろんな事をするのが楽しみなんだよ。」
「学校で、一緒に・・・・」
ララが本心を伝えてくれたのに合わせて、ひかるもララが学校に行けるようになった事で、自分がララと一緒に学校でやりたい事をララに伝えた。
「あれ見て。」
「オヨ?」
ひかるが黒板の方を指差すとそこには日直の名前を書く所にひかるとララのフルネームが書かれていた。
「ひかるとララの名前が書いてあるよ。」
「わたし・・・・の・・・・?」
「みんながね、最初の日直を私と一緒にやればララも安心だと思うって。」
「え?」
「ララはね、もうこのクラスのララなんだよ。」
ひかるにそう言われるとララは黒板に書かれた自身の名前を指でなぞった。
「ルン、これが・・・・羽衣ララ・・・・ルン。」
ララは地球の、日本語で書かれている自分の名前を見て少しずつその表情に笑顔が戻ってきていた。
「ララ。」
「ルン?」
そこへこうたがララに語りかけてきた。
「みんな、ありのままのララの事を受け入れようとしてるんだ。だからララはララのまま、いつも通りで良いんだよ。俺達が今のララを受け入れたように、きっとクラスのみんなもありのままのララを受け入れてくれるさ。」
「うんうん!」
「だね!」
「はい!」
こうたの言葉を聞いてひかる、えれな、まどかの3人もこうたの言葉を肯定するかのように返事をした。
「こうた・・・・ひかる・・・・みんな・・・・ありがとルン。」
「元気元気フワ!」
「ルン!」
フワもララが元気になった事を喜び、ララも笑顔でフワの言葉に答えた。
「ほう?これはこれは・・・・プリキュアの諸君。」
「カッパード⁉︎」
『っ!』
「お揃いとは喜ばしい。」
窓の向こう側に突然カッパードが小型のUFOの上に乗って現れた。
「はぁ・・・・いま大事な話をしてるんだから邪魔すんなよ!」
「そんな事、私には関係ない。」
こうた達はその後、フワをプルンスに預けて教室を出て外の校庭へと移動した。
「では君らを倒してペンを頂くとしよう。」
『ノットレーイ!』
カッパードが地面に着地するとその後ろにノットレイ達も現れた。
「グラウンドで決着をつけないと校舎が壊されたら大変。」
「えぇ!」
「うん。みんな、いくよ!」
「ルン!」
「あぁ!」
みんなそれぞれ自身のペンを構えてプリキュアに変身する体制に入った。
『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』
『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』
「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」
「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」
「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」
「光輝く!聖なる宇宙!キュアスペース!」
『スター☆トゥインクルプリキュア‼︎』
「ノットレイ!」
『ノットレーイ!』
「ハアアッ!」
プリキュアへの変身が完了すると、カッパードの指示て突撃するノットレイ達をソレイユは右足に炎を纏わせて回し蹴りする事でそれらを蹴散らした。
「くっ!」
すると今度はカッパードが自身の武器である刃がビームの薙刀を展開してスターとミルキーに襲い掛かるが2人はそれをかわした。
「フッ!ハアッ!」
スペースは弓矢で攻撃しようとするセレーネの間合いにノットレイ達が入って来ないようにそれを妨害しながら戦い、スペースの背後から攻撃しようとするノットレイがいたが、そっちはセレーネの矢を受けて吹っ飛んでいった。
一方その頃、何か考え事をしながら制服を着たカルノリが学校へとやって来た。
『羽衣さん大丈夫かな?』
『ううん、なんか無理してて・・・・』
『カルノリが変わってるとか言うからじゃないの?』
「だから、悪いと思ってるっての。そりゃ、俺もノリで言っちゃったけどさ・・・・」
カルノリが言った言葉の所為でララが無理してるのではクラスの女子に言われてカルノリ自身もそれについて反省はしていた。
ズドォォォォン!
「っ!」
すると校庭方から何かが爆発する音が聞こえてくるとカルノリは慌てて校庭へと向かった。
そこではプリキュアとノットレイダーのによる戦いが繰り広げられていた。
「え?」
「ん?」
するとカッパードがカルノリの存在に気がついた。
「感じるぞ。いい具合に歪んだイマジネーションを。」
「カルノリ!」
「ふふっ、ダークネスト様の力でパワーアップしたマイウェポン。その力、みせてやろう。・・・・我が刃よ!とくと吸え!歪んだ!イマジネーション!」
カッパードが何か叫ぶとカルノリの胸から暗い色のハートが現れてそれがカッパードの薙刀へと吸収されるとその薙刀が歪んだイマジネーションを纏ったホバーボードへと変化した。
「ルン⁉︎」
そしてイマジネーションを吸われたカルノリは意識を失いその場に倒れるのを見て、ミルキーは驚いていた。
「おぉ!ノレる!ノリノリだぁ!」
「武器が変化した⁉︎」
「速いです!」
「パワーアップしたのはアイワーンだけじゃないって事か!」
カッパードはホバーボードに乗ってあちこち飛び回りながらプリキュア達に体当たりをしようとしてくると、みんなそれを上手くかわす。
「っ!」
「フハハハハッ!まさに今、勝利のビッグウェーブに乗ったようだ!」
カッパードは止まる事なく暴れ続けている所為でサッカーゴールは吹き飛ばされ、グラウンドも削られてめちゃくちゃになっていた。
「やめるルン!」
「ミルキー!」
ミルキーはそれに我慢できなくなりカッパードにやめるように呼びかけた。
「学校を傷つけるのは許さないルン!」
「フン!こんなプリミティブな建物がなんだというんだ?」
「ここには私の知らない世界が沢山あるルン!とっても、面白いルン!もっと知りたいルン!私はまだ日直をやってないルン!だからこの学校を守るルン!」
「ならば、守ってみろ!」
「「ハァァァッ」」
カッパードがホバーボードに乗ってミルキーに突撃しようとするとその左右からソレイユとセレーネが突撃するが、カッパードはホバーボードを自身の周囲で回転させてバリアのようにして弾き返した。
「ソレイユシュート!」
「セレーネアロー!」
それに負けじと2人はそれぞれの技を使うがそれも全て弾かれてしまった。
「無駄だ!その程度の攻撃では私に傷一つつける事などできん!」
「なら、これならどうだ!」
そこへスペースもくるとその右手にはエックスのウルトラスターカラーペンが握られていた。
「ウルトラスターカラーペン!エックス!ウルトラカラーチャージ!」
そしてスペースはキュアスペースエックスへと変身した。
「また新たな姿だと⁉︎」
それを見てカッパードはスペースの更なる変化に驚きを隠せなかった。
そしてスペースの胸元のペンダントから光の粒子が出てくるとそれはスペースの両手へと飛んでいき、右手には何かのカードが、左手にはエクスデバイザーが握られていた。
『サイバーエレキング、ロードします。』
スペースがエクスデバイザーにサイバーエレキングのカードをロードすると、スペースの右腕にはサイバーエレキングの腕を模した右腕に、U字型のアームアーマーには「E」の文字があしらわれ、左肩のヘッドアーマーがサイバーエレキングの顔を模した形状のアーマーがスペースに装着された。
『サイバーエレキングアーマー、アクティブ』
「この前のと違う。」
「肩に頭がついてますよ。」
スペースがエレキングアーマーを装着するとソレイユとセレーネがこの前とは違うアーマーに対してそれぞれ反応を示した。
「ハアッ!」
「何っ⁉︎・・・・ぐっ!」
その後スペースは右腕のアームアーマーから放つ電撃を鞭状の電撃電磁鞭に変化させてカッパードに巻きつけて拘束し、その鞭が電撃でできている為、カッパードには拘束だけでなくダメージも与えていた。
「ハアーッ!デヤーッ!」
「うわっ!」
スペースはカッパードを拘束したまま地面に叩きつけた。
「ミルキー!」
「ルン!」
スペースがミルキーを呼ぶとミルキーもそれに反応し、その手にはしし座のペンが握られていた。
「「プリキュア!」」
「エレキング電撃波!」
「しし座・ミルキーショック!」
「くっ、うぅぅぅ!ぐあっ!」
スペースの黄色い電撃とミルキーのミントカラーの電撃がそれぞれカッパードに襲い掛かり、カッパードはホバーボードを盾代わりにして防いでいたが、それでも防ぎきれずカッパードはホバーボードを手放してしまい、ホバーボードは空中へと放り投げられてしまった。
「いくよ!みんな!」
『宇宙(そら)に輝け!イマジネーションの力!』
スターが他のメンバーに呼びかけると、変身後に形を変えた胸元のペンダントが光るとそこからスター達4人と同じ色の星形の光が頭上に飛んでいき、それが再びスター達の手元に戻って来ると、それぞれの色の星がついたステッキが姿を現した。
『トゥインクルステッキ!』
「スタートゥインクル!」
「ミルキートゥインクル!」
「ソレイユトゥインクル!」
「セレーネトゥインクル!」
プリキュア達は自分達の持つステッキの名前を名乗るとそれぞれのステッキの輝きは更に増していた。
『4つの輝きよ、今一つに!』
4人のステッキの輝きが1つになるとそれは大きな南十字座、サザンクロスの形となって光り輝いていた。
『プリキュア・サザンクロスショット!』
プリキュア達が技名を叫ぶと虹色の南十字座型の光弾がノットリガーに向けて放たれた。
「プリキュア・ザナディウム光線!」
スペースはアーマーを解除すると、両腕と左足を左側へ振りかぶり、その時の左足を地面に引きずりながら行い、それから両腕を胸の前でX字にクロスさせてザナディウム光線を放つと、2つの技がホバーボードに直撃するとホバーボードは元の薙刀へと戻り、それをカッパードがキャッチした。
「フン!今日はいまひとつ乗れない。勝利はまたにしておこう。」
そう言い残してカッパードはUFOの上に乗ってワープホールを通って撤退した。
「カルノリ!カルノリ!」
「・・・・ん?あれ?俺、なにしてたんだ?」
それから夕方になり、ひかるが気絶しているカルノリに向けて必死に呼びかけていた。
「大丈夫ルン?」
「ルン?・・・・アッハハハハハッ!」
「カルノリ!」
ひかるはいきなり笑いだしたカルノリに少し怒った口調でカルノリの名前を呼んだ。
「大丈夫ですか?」
「いやいやルンって言ってくれよ。」
「え?」
ララがルンを言い換えて話しかけると予想外の事を言われたララは少し驚いていた。
「俺さ、そっちのノリの方が断然好きなんだよな。」
「オヨ?そうなのルン?」
「おう!そうなんだルン!」
「カルノリ?休みの日にどうしたの?」
「え?今日って休みだっけ?てっきり遅刻したと思ったぁ。良かったルン。」
「おいおい。」
『アッハハハハハッ!』
因みになぜカルノリが休みの日に学校に来ていたのかというと本人曰くただの勘違いだったらしい。でもそのおかげかそこには沢山の笑顔があった。
そして週明けの月曜日、ひかる、ララ、こうたの3人はいつものように一緒に登校していた。
「おはようルンちゃん!」
「ルンちゃん、おはーっ!」
「ルンちゃん?」
「オヨ?」
クラスメイトの女の子達がララをルンちゃんと呼んでくる事にひかるとララはどうしてそうなったのかわからなかった。
「語尾にルンをつけるのが可愛いからルンちゃん。」
「いいでしょ?」
「オヨ?」
「良い!ルンちゃん!良いね!」
「じゃあ今日教室でね、ルンちゃん!」
そう言ってクラスメイトの子達は先に教室へと向かった。
「ひかる、こうた、ララじゃなくて、ルンちゃんになってるルン。」
「まぁ、それも良いんじゃない?」
「それだけララの事を思ってくれてるって事だろ。」
「ルン!」
「行こっ!日直だよ!」
「ルン!」
ひかるとララは互いに手を繋いで笑顔で校舎に向かっていくと、その姿をこうたは嬉しそうな表情をしながらゆっくりとその後を追いかけていった。
To Be Continued
次回予告
今日もプリキュアに襲いかかるノットレイダー
そんな彼らの戦いを隠れて見ている人物がいた。
一体、この人物は何者なんだろうか?
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第37話 バレた⁉︎ プリキュアの正体! トレジャーハンター サーディス登場! 前編
次回も楽しみに!
次回は原作ストーリーにはないオリジナルストーリーを前後編でお送りしますのでお楽しみ。
※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。