スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
この小説が始まってから初めてのオリジナルストーリーですが、みなさんから喜んでもらえたら嬉しいです。
そして今日の『デリシャスパーティ♡プリキュア』ではキュアスパイシーが初登場!
これからの彼女の活躍が楽しみです!
それでは本編スタートです!
「ノットリガー!」
『ハアアッ!』
場所はロケットのある観星町の近くにある森の中、こうた達5人はアイワーンとノットリガーに襲われ今現在プリキュアに変身してノットリガーと戦っている。
「ノットリガー、今日こそプリキュアをやっつけてペンを奪うっつうの!」
「ノットリガー!」
「そうはさせないよ!」
そう言ってスターは真っ直ぐ一人でノットリガーに突撃していく。
今回のノットリガーは全身が黒く、顔の周りが白い毛並みの大きなライオンの姿のノットリガーでこのノットリガーは小学3年生くらいの男の子から生まれたものだった。
「僕はどうせ、ライオンみたいな強くてカッコいい男にはなれないんだ。」
「ノットリガー!」
「うあっ!」
スターはノットリガーが右の前足で引っ掻く攻撃に対して咄嗟に防御するが後方へと飛ばされてしまった。
「スター!」
「大丈夫ですか?」
「な、なんとか・・・・」
「あんな小さい子供をノットリガーにするなんて許せないルン!」
「あぁ!絶対に助ける!」
「ケヒャヒャヒャヒャ!」
吹き飛ばされたスターの元に他のプリキュア達も集まるとノットリガーを倒して男の子を助けようとするみんなの意思が更に強くなった。
「ノットリガー!やれっつうの!」
「ノットリガー!」
アイワーンの指示でノットリガーがプリキュア達に突撃して体当たりをしようとしていた。
「俺に任せろ!ウルトラスターカラーペン!エックス!ウルトラカラーチャージ!」
スペースはみんなより少し前に出るとキュアスペースエックスに変身した。するとスペースの胸元のペンダントから光の粒子が出てくるとそれはスペースの両手へと飛んでいき、右手には何かのカードが、左手にはエクスデバイザーが握られていた。
『サイバーゴモラ、ロードします。』
スペースがエクスデバイザーにサイバーゴモラのカードをロードした。
『サイバーゴモラアーマー、アクティブ』
スペースの両腕にはサイバーゴモラの腕を模した両盾、そこには「G」の文字があしらわれ、両肩の兜角アーマーがサイバーゴモラの角を模した形状のアーマーを装着したスペースの姿がそこにはあった。
「また新しいアーマーだ!」
「今度のはどんな力があるルン?」
「はあっ!」
スターとミルキーが新しいアーマーに興味を示している間に、スペースは体当たりしてくるノットリガーを正面から受け止めた。
「なにぃ⁉︎」
「あの体当たりを受け止めるなんて・・・・」
「はい。凄いパワーです。」
スペースがノットリガーを受け止める姿にアイワーンやソレイユ、セレーネは驚いていた。
「デヤッ!」
「ノットリガー!」
スペースはノットリガーをそのまま投げ飛ばすとノットリガーはなんとか着地に成功した。
「ノットリガー!」
するとノットリガーは口から火を吐く炎攻撃を繰り出してきた。
「スペース!」
「ふっ!」
スペースは両腕の盾の部分を正面にすると、そこからバリアのようなものが展開されてノットリガーの攻撃がスペースに届く事はなかった。
「防がれた⁉︎」
「今度はこっちの番だな。いくぞみんな!」
『うん(ルン)(はい)!』
スペースが他のメンバーに呼びかけると、それに反応し、スター達もスペースの近くに集まってきた。
『宇宙(そら)に輝け!イマジネーションの力!』
そんな彼女達の変身後に形を変えた胸元のペンダントが光るとそこからスター達4人と同じ色の星形の光が頭上に飛んでいき、それが再びスター達の手元に戻って来ると、それぞれの色の星がついたステッキが姿を現した。
『トゥインクルステッキ!』
「スタートゥインクル!」
「ミルキートゥインクル!」
「ソレイユトゥインクル!」
「セレーネトゥインクル!」
プリキュア達は自分達の持つステッキの名前を名乗るとそれぞれのステッキの輝きは更に増していた。
『4つの輝きよ、今一つに!』
4人のステッキの輝きが1つになるとそれは大きな南十字座、サザンクロスの形となって光り輝いていた。
そしてスペースは両腕や両肩のアーマーに先程のようにエネルギーを集めはじめた。
『プリキュア!』
『サザンクロスショット!』
「ゴモラ振動波!」
「ノットリガー・・・・」
スター達のサザンクロスショットとスペースのゴモラアーマーから放たれたゴモラ振動波がノットリガーに直撃するとノットリガーは消滅し、そこにはノットリガーにされた男子小学生が倒れていた。
「くぅぅぅ、折角バケニャーンがいない隙にダークペンでプリキュアをやっつけてペンを奪おうと思ったのに・・・・」
アイワーンは悔しそうにしながら撤退した。
「ふぅ、みんな大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
「ルン。」
「アタシも平気だよ。」
「わたくしもです。」
スペースがみんなの無事を確認するとみんなそれぞれ問題はなかった。
「いやぁ、今日もスペースに助けられたでプルンスなぁ。」
「フワ!」
そこに隠れていたプルンスとフワもやってきた。
「それにしても最近のスペースって本当に強くなったよね。」
「はい。一緒にいるとそれを強く実感します。」
ソレイユとセレーネは最近のスペースの成長速度に驚きを隠せなかった。
「まぁ最近は、ビクトリーさんやエックスさんのペンも加わったしな。」
そう言いながらスペースはエックスの力を解除すると、その右手にはギンガ、ビクトリー、エックスの力が宿った3本のペンが握られていた。
「スペースがいれば、誰が来たって絶対に負けないね!」
「ルン!ノットレイダーなんて目じゃないルン!」
「だといいけどな。」
スターとミルキーはスペースがいれば相手が誰だろうと絶対に負けないと自信満々に言った。
そしてスペース達は変身を解除した。
「それじゃあこの子を送ってから帰るか。」
バキッ
『っ!』
その時!こうた達の近くから木の枝が折れる音が聞こえた。
「誰だ!」
「・・・・」
そしてその方向にこうたが叫ぶと、そこから一人の人物が姿を見せた。
「これは一体、どういう事なんだ?」
「っ⁉︎と、父さん⁉︎」
『え?えぇぇぇぇ⁉︎』
そこにいたのはこうたの父、『如月さとし』であった。
時間を少し遡ると、さとしはいつもより少し早く仕事が終わって自宅に帰る途中だった。
「今日は久しぶりに早く仕事が終わったからな。久々に家族みんなで一緒に食事ができそうだ。」
さとしは会社員として働き、いつもは残業で帰りが遅いのだが、この日は久しぶりに残業なしで帰れる事になり車で帰宅中だった。
「ん?あれは?」
するとさとしは森の方から土煙のようなものが見えると森の近くの駐車場に車を止めて様子を見に行った。
「もしも火事だったら大変だ。一体ここで何が?」
「ノットリガー!」
「っ!なんだコイツは⁉︎」
そしてさとしはノットリガーを目撃するとそこで戦うプリキュア達の事も目撃して今に至る。
「こうた、お前は一体、なにをしているんだ?」
「えぇっと・・・・」
「それとそこにいるのはなんだ!」
「フワ・・・・」
「マ、マズイでプルンス!地球人に見られたでプルンス!」
フワは困った表情をし、プルンスは見られた事に対してかなり焦っていた。
「おじさん!こ、これには色々と事情があって・・・・」
「ひかるちゃん?君も一緒だったとはね。この事を春吉さん達は知ってるのか?」
「そ、それは・・・・」
ひかるはこうたを庇おうするがそこでひかるの家族の名前が出てきて今度はひかるがマズイ状況になってしまった。
「もしも知らないなら私の方から説明しないといけないね。」
「ま、待って下さい!」
「わたくし達の話を聞いて下さい!」
「ひかるとこうたは悪くないルン!悪いのは私達ルン!」
「そうでプルンス!2人はプルンス達のお願いを聞いて秘密にしてくれていただけでプルンス!」
「2人は悪くないフワ!」
「みんな・・・・」
そんな2人を助ける為にえれなやまどか達も話に割り込んできた。
「君達は確か、こうたの同級生の・・・・」
「天宮えれなです。」
「香久矢まどかといいます。」
「そうか、君達の事はこうたが小学生の頃から見覚えがあったが、そっちの子は初めてだね。」
「羽衣ララルン。」
「羽衣さん、君は今、自分達の所為と言ったね。それはどういう事かな?」
「ルン。・・・・わたしは・・・・この星の人間じゃないルン。惑星サマーンに住む、サマーン星人ルン。」
「ララ・・・・」
えれなとまどかが自己紹介すると、さとしは先程ララが言ったことの意味をララに聞くと、ララはこうた達の為に自ら素性をさとしに教えた。
「ふむ・・・・君も宇宙人だったとは・・・・これは私が思っている以上に深い事情がありそうだ。・・・・わかった。その子を送り届けてからとりあえず全員、私達の家に来なさい。そこで話を聞こう。こうたもそれでいいな。」
「はい。」
「こうた・・・・」
さとしの指示でノットリガーにされた子を送り届けた後、ひかる達はこうたの自宅へとやって来た。
「「ただいま。」」
「おかえりなさいこうた。さとしもおかえりなさい。今日は早かったのね。それにひかるちゃんやそのお友達?も一緒だなんて。」
『こんにちは。』
自宅に入ると、そこではさとしの妻にしてこうたの母、『如月しずか』が出迎えてくれた。
「しずか、これからみんなで大事な話をする。それをしずかにも聞いてほしい。」
「大事な話?何かあったの?」
「あぁ。」
2人の会話を聞いていたこうた達の気持ちはかつてないほど沈んでいた。自分達の秘密がバレてしまった事、これから自分達はどうなってしまうのかという不安がこうた達の心を支配していた。
「はい。どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「それじゃあ聞かせてもらおうか?君達の目的や、これまでしてきた事を。」
そしてしずかが人数分の椅子と飲み物を用意するとさとしが話を始めた。
「・・・・わかった。」
こうたは腹を括りこれまで自分達がしてきた事を全て話した。星空界の事、ノットレイダーの事、プリキュアの事、自分達が宇宙へ行った事。こうた達が知ってるかぎりの事をさとしとしずかに伝えた。
「なるほどな。宇宙でそんな事が・・・・」
『・・・・』
こうた達は話を終えるとそのまま黙り込んでしまった。
「お、お願いでプルンス!こうた達の事は怒らないであげて欲しいでプルンス!悪いのは全部みんなを巻き込んでしまったプルンスでプルンス!プルンスはどうなっても構わないでプルンス!だから、みんなの事は許してあげてほしいでプルンス!」
「プルンス!」
するとプルンスがさとし達の前で土下座をし、自分の事はいいからこうた達の事は許してほしいと言いだした。
「やめてよプルンス!」
「そうですよ!わたくし達はみんな自分の意思で選んだんです!あなたの所為ではありません!」
そんなプルンスをえれなとまどかがプルンスに土下座をやめるように言った。
「おじさんお願い!この事は誰にも言わないで!これ以上誰かに知られたらララ達が地球にいられなくなっちゃう!」
「お願いルン!私はこれからもひかるやこうたと、みんなと一緒にいたいルン!」
そこでひかるとララがさとしにこの事を秘密にしてほしいと頼み込んだ。
「・・・・」
「おじさん!」
「・・・・こうたはどう思ってるんだ?」
さとしがこうたにそう聞くと先程からずっと黙っているこうたの方にみんなの視線が集中した。
「俺は、ララ達と出会って、プリキュアになって、いろんなものを見て、経験して、いろんな事を感じた。それは一人じゃ決して知る事ができない。みんなが一緒にいて初めて経験できる事ばかりだった。だから俺はこれからもひかるやララ、えれな、まどか、プルンス、フワと一緒に沢山いろんな事がしたい!」
こうたが言っている事をそこにいる全員が黙ってこうたの話を聞いていた。
「それに、見ちゃったからさ。ノットレイダーのしてきた事。その所為で困ってる人達がいる事を。そしてそんな人達を助けられる力が、守れる力が自分達にある。だから俺は、そんな人達を助けたい!力になりたい!それになりより、誓ったんだ。俺は・・・・フワを、みんなを守るって。だから父さん!母さん!俺・・・・戦うよ。この宇宙の為に、みんなを守る為に・・・・最後の最後まで、絶対に諦めたくないんだ。」
「こうた・・・・」
ひかるはこうたの強い意思を自身の胸にしっかりと受け止めた。そしてそれは他のみんなも同じだった。
「・・・・やっぱり、俺の息子だな。」
「父さん?」
こうたはさとしの言った事がイマイチ理解できなかった。
「お前の気持ちは良くわかった。悔いの残らないように全力でやって来い!」
「っ!ありがとう!父さん!」
さとしはこうたの意思を尊重し、こうた達の事を秘密にして彼らの意思を尊重する事に決めた。それを聞いてひかる達女子達はみんな笑顔で喜んでいた。
「ホントにもう、そういう正義感の強いところはお父さん譲りね。」
「母さん・・・・」
しずかは少し呆れた表情をしながら話をしてきた。
「こうたがそう決めたのなら止めないわ。ただし、大人の力が必要な時は無理せず必ず私達を頼りなさい。それが条件よ。」
「わかった。ありがとう母さん。」
「それじゃあみんな、今日はもう遅いから私がみんなを送ってあげよう。」
『ありがとう(ルン)(ございます)!』
こうしてえれな、まどか、ララやプルンス達はさとしの車に乗ってそれぞれの自宅やロケットへと帰っていった。
「良かったねこうた。おじさんにわかってもらえて。」
「良かったフワ!」
「あぁ。一時はどうなるかと思ったけどな。」
家が近所のひかるはこうたに送ってもらう事になり、今は2人でひかるの家に向かって歩いていてフワはひかるに抱っこされていた。
「それじゃあひかる、また明日な。」
「あっ!こうた待って!」
「ん?」
ひかるを家の前まで送り終えて帰ろうとするこうたをひかるが呼び止めた。
「どうしたひかる?」
「あの・・・・頑張ろうね。絶対に宇宙を、フワを守ろう!」
「あぁ、当たり前だろ。それじゃ、またな。」
「うん!」
そしてひかると別れたこうたは自宅へと帰っていった。
その頃、ノットレイダーのアジトでは・・・・
「アイワーン、今回もプリキュアにやられて帰ってきたそうじゃないか?」
「ホント、情けない子。」
「うるさいっつうの!アンタらだって毎回やられて帰ってきてるっつうの!」
「なん(だと)(ですって)!」
「やめんか!」
今回もアイワーンがプリキュアに負けて帰ってきた事をカッパードとテンジョウに指摘されて煽られたアイワーンはカッパード達に反論し彼らが喧嘩になる直前にガルオウガが止めに入った。
「お前達、いつになったらプリンセスの力を集められるのだ。」
「しかしガルオウガ様、いつも邪魔してくるプリキュア達をなんとかしない事には・・・・」
「言い訳は無用!」
「っ!」
「相手が誰であろうと我々はダークネスト様の為に、宇宙を乗っ取る為に、なんとしてもプリンセスの力を揃えなければならないのだ!」
カッパードの意見をガルオウガは無視し、たとえ何があろうと目的を達成する意思をガルオウガは口にした。
「なんだなんだ?いつにも増して気合が入ってるじゃんか。旦那。」
「っ!なにやつ⁉︎」
するとそこへカッパード達の後ろからサーディスがやって来た。
「サーディスか、ここへ来たという事はプリンセスの力を見つけたのか?」
「いや、今日は別件で来た。」
「別件だと?」
「ガルオウガ様、此奴は一体何者なのですか⁉︎」
サーディスとガルオウガが話している最中に、カッパードがガルオウガにサーディスは何者かを問いただした。
「此奴の名はサーディス、私が雇ったトレジャーハンターだ。これまでにもサーディスはプリンセスの力をいくつか回収し、我々に流してくれていたのだ。」
「コイツが?」
「信じられないわね。」
「こんな奴どうせ大したことないっつうの。」
カッパード達はサーディスに対して見下す態度をとっていた。
「して、サーディスよ、別件とはどういう事だ?」
「なに簡単な事さ。アンタ達が手間取ってるそのプリキュアって連中の相手を俺にやらせてくれないかと思ってな。」
「ほう?」
「俺ならコイツらよりはマシに立ち回れると思うぜ。」
「なんだと⁉︎」
サーディスがプリキュアの相手をすると言い出すとカッパードが怒りを露わにした。
「貴様如きが我らより優れていると言うのか?」
「事実だろ。アンタらはプリキュアに何度も負けてるんだからな。」
「この!言わせておけば!」
カッパードは武器である薙刀を握るとそれよりも先にサーディスの銃がカッパードの顔に突きつけられていた。
「くっ」
「どうする?アンタの武器と俺の銃、どっちが速いか勝負するか?」
「やめんか2人とも!」
「・・・・へいへい。旦那は怒らせると怖いからな。ここは従っておくぜ。」
サーディスはそう言われると銃をカッパードの顔から離した。
「それで旦那、どうよ俺からの提案は?」
「良いだろう。許可する。」
「ガルオウガ様⁉︎」
ガルオウガはサーディスからの提案を受け入れた。
「サンキュー旦那。んじゃ、行ってくるわ。」
そう言ってサーディスは普段ノットレイダーのメンバー達が使っているワープホールを通ってその場から姿を消した。
「よろしいのですか?」
「構わん。プリンセスの力が手に入るのなら問題ない。それに・・・・」
「それに?」
テンジョウがガルオウガにこれで良かったのか聞くとガルオウガは自身の考えを口にした。
「見てみたいのだ。お前達が苦戦するキュアスペースとあやつが戦ったらどうなるかをな。」
To Be Continued
次回予告
いつも通りの日常を送るこうた達
そんなこうたの前にトレジャーハンターのサーディスが現れた。
サーディスの実力は?
そして初めて戦う相手にこうたはどう立ち向かうのか?
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第38話 バレた⁉︎ プリキュアの正体! トレジャーハンター サーディス登場! 後編
次回も楽しみに!
※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。