スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
それでは本編スタートです。
「こうた、ここの問題がよくわからないルン。」
「どこだ?」
こうたの両親に自分達がプリキュアだとバレた日の翌日、こうたはロケット内でララに勉強を教えていた。
「ねぇこうた?ここなんだけど・・・・」
「ん?この問題は・・・・って! 何でひかるが平然と混ざってるんだよ。」
「だってわかんないんだもん!」
そこにはひかるもいてこの日は3人で勉強会が行われていた。
因みにこうたがララに勉強を教えてるのは地球の知識が少ないララの為にとこうた、えれな、まどかの3人が交代でそれぞれの得意科目を中心にララに勉強を教える事になったからだ。
えれなとまどかは家の用事で不在だったので、今日はこうたがララに勉強を教えていた。
「そろそろ時間だし、今日はここまでだな。」
『はぁ〜っ』
こうたが今日の勉強の終わりを告げるとひかるとララはいかにも疲れましたと言わんばかりに机の上に伏せてしまった。
「お疲れ様でプルンス。差し入れでプルンスよ。」
「キラやば~っ☆」
「ありがとルン!」
「ありがとうプルンス。」
そこへプルンスがロケットで作ったドーナツの差し入れを持って来るとひかるとララはまた元気になった。
みんなでドーナツを食べた後、この日は解散となりひかるとこうたはそれぞれの家へと帰っていった。
「それにしても、まさか自分の息子が宇宙の命運に関わる事件に巻き込まれていたとはな。」
「黙っててごめん。」
こうたは家に帰ってから両親と一緒に夕食を食べていた。
「お前がいきなりトレーニングを始めた時は何事かと思ったが、これが理由だったのか?」
「あぁ。ちゃんとみんなの事を守れるようになりたいから。」
「そう。けどね、あんまり無理しちゃダメよ。」
「わかってる。ありがとう母さん。」
夕食を食べながらこうたはさとし達と色々な話をした。
こうして1日が終わり、こうたはこんな平和がずっと続けばいいのにと考えながら眠りについた。
「ハァ・・・・ハァ・・・・すっかり遅くなっちゃったな・・・・」
翌日の放課後、こうたは日直だったのでみんなより帰りが遅くなってしまった。
今日はえれなとまどかもロケットに来る日だったのでこうたは急いでロケットに向かっていた。
すると前方の森の中に見慣れない男性が1人で立っていた。
「よぉ。ちょいと道を聞きたいんだが、大丈夫か?」
「はい。良いですよ。」
男性が道を尋ねてきたのでこうたはそれを了承した。
「ありがとよ。じゃあ早速だが、この辺りにプリキュア達が使ってるロケットがあると思うんだが、知らねぇか?」
「っ⁉︎」
こうたは男性の口からプリキュアとロケットという単語が出た事に驚いた。
「その反応、いかにも知ってますって教えてるようなもんだぜ。知られたくないならもう少しポーカーフェイスを覚えた方がいいぞ。」
「アンタ、一体何者なんだ?」
「俺か?俺は全宇宙のお宝を探すトレジャーハンターのサーディスだ! よろしくな!プリキュアの坊主。」
この男、黒いロングコートの中に灰色のベストに白いYシャツ、黒い長ズボンに短髪の黒い髪、そして燃えるような赤い瞳をしていて、よく見ると腰の両側に同じ形をした海賊が持っていそうな少し峰の部分が曲がった紫色の剣を、腰の後ろ側には此方も同じ形をした少し細長くて剣と同じく紫色の銃を2つずつ装備した男、サーディスがこうたに自己紹介をした。
「どうして俺がプリキュアだって知ってる?アンタとは今日が初対面の筈だ!」
「俺はトレジャーハンターだぜ。それくらいの情報を手に入れるくらい造作もないのさ。ただ、お前らのロケットがこの森のどっかにあるって所までは情報を掴んだんだが、それ以上の事はわからなくてな。どうするか考えてた所にお前さんが来たからちょうどいいと思って声をかけたのさ。」
実際、サーディスはノットレイダーを通じてこうた達の事は知っていた。
「それじゃあ坊主、俺と勝負しようぜ!」
「勝負?」
「あぁ。お前なんだろ?ウルトラマンの力を使うプリキュアってのは。」
「だったら?」
するサーディスは自身のポケットから2本のペンを取り出すと、こうたは、それを見て驚いた。
「それは!ウルトラスターカラーペン!何でアンタが⁉︎」
「ウルトラスターカラーペン? へぇ、こいつはそういう名前なのか? だが、これで俺の言いたい事はわかったろ? こいつは俺のペンとお前のペンを賭けての勝負ってわけだ。」
サーディスはこうたの知らない2本のウルトラスターカラーペンを再びポケットにしまった。
「さぁ、どうする?」
「・・・・わかった。その勝負、受けて立つ!」
「決まりだな。今のお前を相手にしてもつまらないからな。とっととプリキュアになりな!」
「・・・・スターカラーペンダント!カラーチャージ!」
そしてこうたはキュアスペースに変身して2人は互いに距離を取るとスペースは拳を、サーディスは右手に紫と黒色で海賊が使いそうな細長い形をした愛用の銃、『ダークネスガン』を持ってそれぞれ構えていた。
「ハアッ!」
「フッ!」
するとスペースが正面から突っ込むとサーディスは銃で射撃する事で対応した。
「くっ」
スペースはそれを前方に自身のエネルギーで作った赤くて四角いバリアで防ぎながらサーディスとの距離を徐々に縮めていた。
「なるほどな。なら、これならどうだ!」
そう言うとサーディスは空いていた左手にはこちらも海賊が持っていそうな少し峰の部分が曲がった紫と黒色の剣、『ダークネスソード』を持つと自らスペースに突っ込むとそのままスペースのバリアを切り裂いた。
「なっ⁉︎」
「バリアの強度がなってないぜ!そんなんじゃ斬ってくださいって言ってるようなもんだ! そら!」
「ぐはっ!」
サーディスはそのままスペースの腹に蹴りを入れるとスペースはそのまま後方に蹴り飛ばされてしまった。
「このぉ! プリキュア・スペースレイ!」
スペースは蹴り飛ばされてから体制を立て直すと両手を腰に置き、その後、両手を前に伸ばしたらそのまま止まる事なく両手を横に広げてエネルギーを集めて腕を十時に組む事でその中心から赤く輝く光線、『スペースレイ』が放たれた。
「ダークネスストライク!」
するとサーディスは自身の紫色に光るエネルギーをダークネスソードに集めると彼の技、『ダークネスストライク』という紫色の斬撃を放つ技を使った。
ダークネスストライクはスペースレイを全く寄せ付けずそのまま真っ直ぐスペースのところへ飛んでいった。
「なっ⁉︎ うわぁぁぁぁ!」
しかしスペースレイは完全に押し負けるとダークネスストライクはスペースに直撃し、スペースは再び吹き飛ばされてしまった。
「うっ・・・・くっ・・・・」
「はぁ・・・・ウルトラマンの力を全身に纏えるって事は少なからずウルトラマン達から認められたからだろうってのはわかってたから、お前はもっと強い奴だと思っていたが、どうやら俺の勘違いだったみたいだな。お前はウルトラマンの力がなきゃなんにもできないただのガキだったってわけだ。」
「そんな事・・・・」
「あるんだよ。さっきみたいに無策で突っ込んでくるような事をするのは戦いの素人がする事だ。それをする時点でお前は戦いってのをまるでわかってねぇ。だからお前は俺には絶対に勝てねぇ。」
「そんな事ない!ウルトラスターカラーペン!エックス!ウルトラカラーチャージ!」
スペースは立ち上がるとエックスのペンを使い、キュアスペースエックスへと変身した。
「そいつがウルトラマンの力を纏った姿か? いいぜ。来いよ!」
「ハァァァァッ!」
「ぐっ!」
スペースは再び真っ直ぐ突っ込むが今回は先程よりも速く、右手の拳『ウルトラマンエックスパンチ』を真っ直ぐサーディスの腹に撃ち込んだ。
サーディスもすぐには反応できず、スペースの攻撃をまともに受けてしまった。
「プリキュア・エックスクロスチョップ!」
スペースはスペースは両腕を交差させ、右手にエネルギーを集め、X字を描くように繰り出すエックスクロスチョップでサーディスを攻撃し、それからサーディスの腹に自身が先程やられたお返しとばかりに思いっきり蹴り飛ばした。
「イッテェ・・・・やるじゃんか。ならこっちもそろそろ本気でいくぜ!」
サーディスは左手のダークネスソードをしまうともう一丁のダークネスガンを取り出し両手でスペースに向けて連射でエネルギーの籠った弾丸を放った。
「うっ、うわぁぁぁぁっ!」
スペースも最初は回避しようとしたが、結局は弾丸の嵐をまともにくらってしまった。
「このままじゃ・・・・」
スペースの胸元のペンダントから光の粒子が出てくるとそれはスペースの両手へと飛んでいき、右手には何かのカードが、左手にはエクスデバイザーが握られていた。
『サイバーベムスター、ロードします』
スペースがエクスデバイザーにサイバーベムスターのカードをロードした。
『サイバーベムスターアーマー、アクティブ』
両肩のアーマーには「B」の文字があしらわれ、胸部はサイバーベムスターの顔を、左腕のシールドアーマーがサイバーベムスターの腹部を模した形状になっているアーマーをスペースは装備した。
「ハアッ・・・・ダークネスショット!」
「フッ! ハァァァァッ! ダァッ!」
サーディスは2つのダークネスガンにエネルギーを集めて紫色の強力なエネルギー弾を放つ技、『ダークネスショット』を打つと、スペースはその攻撃をシールドアーマーで受け止めた。
シールドアーマーはダークネスショットを吸収すると、スペースはシールドアーマーの爪を地面に突き刺してから吸収したエネルギーを跳ね返す技、【ベムスタースパウト』をサーディスへと放つが、サーディスはその攻撃をギリギリで回避した。
「危ねっ!こっちの攻撃を吸収して跳ね返すとか面倒だな。仕方ねぇ、接近戦でいくか。」
ダークネスガンをしまうと両手にサーディスソードを持ってスペースへと斬りかかった。
「ハアッ!」
「くっ!」
「もらったぞ。」
「っ⁉︎」
サーディスの右手に持つダークネスソードをスペースはシールドアーマーで受け止めるとサーディスは左手に持つダークネスソードをスペースのお腹にあてた。
『セット、ウルトラマンジード』
サーディスは左手に持つダークネスソードに『ウルトラマンジード』のウルトラスターカラーペンをセットした。
「レッキングストライク!」
「うわぁぁぁぁっ!」
ダークネスソードから先程の紫色の時とは違うジードの力が宿った赤黒い稲妻状の光子エネルギーの斬撃、『レッキングストライク』がスペースに放たれた。
その斬撃が直撃したスペースは後方へと吹き飛ばされ、その時にベムスターアーマーも解除されてキュアスペースエックスへと戻ってしまった。
「終わりだ。」
『セット、ウルトラマンオーブ』
「スプリームショット!」
サーディスは右手に持ち替えたダークネスガンに『ウルトラマンオーブ』のウルトラスターカラーペンをセットするとそこからオーブの力が宿った複数の虹色のエネルギー弾『スプリームショット』がスペースの元へと発射された。
「うわぁぁぁぁっ!」
サーディスの技がスペースに直撃し、スペースの身体や周りが爆発するとプリキュアの変身が解除されて学校の制服がボロボロになり、傷だらけになったこうたは前のめりに倒れた。
そんなこうたの目の前には無理矢理プリキュアの変身が解除された事で落ちたエックスのウルトラスターカラーペンが落ちていた。
「うっ、うぅぅぅ・・・・」
こうたは必死にペンに向かって手を伸ばしていたが・・・・
「まずは1本頂くぞ。」
「か、返せ!」
そのペンをサーディスが拾ってしまい、こうたはエックスのペンを奪われてしまった。
「さぁ、残りのペンを渡してもらおうか。」
「くっ」
サーディスはこうたが持つ残りのペンを奪おうとこうたに自身の手を伸ばした。
「・・・・っ!」
しかし、その途中で何かに気づいたサーディスはこうたから距離を取るとそこに何かが飛んできた。
「アレは、矢か?」
「ハアッ!」
「おっと!」
そこへ今度はキュアソレイユが炎を纏った右足でサーディスに飛び蹴りをしたが、サーディスはこれもジャンプして回避した。
「危ねぇ。」
「こうた!」
「しっかりするルン!」
サーディスがソレイユの攻撃に対応している間にスターとミルキーがこうたの所に駆け寄りこうたの安否を確かめていた。
「スター・・・・ミルキー・・・・」
「酷い怪我ルン。」
「プルンス!こうたをお願い!」
「任せるでプルンス!」
そこへプルンスもやってくるとこうたを連れてすぐに下がって行った。
「みんな、どうしてここに?」
「AIが森の中での不自然な爆発を検知してその原因を調べる為にみんなで来たんでプルンス。」
「こうた、大丈夫フワ?」
「あぁ、なんとか。けど、アイツにペンを1本奪われた。」
「えぇぇっ⁉︎」
プルンスからみんなが来た理由を聞いたこうたは木に背中を預けながらプリキュア達の戦いを見ていた。
「これで全員揃ったな。」
「あなたがこうたを?」
「一体誰ルン?」
「はじめまして。プリキュアのお嬢ちゃん達。俺の名はサーディス!トレジャーハンターをしている。今日はお前らの持ってるペンを頂く為にやって来た。」
「それでこうたをあんなになるまで痛めつけたの⁉︎」
「許せません!」
ソレイユとセレーネはこうたを傷つけたサーディスに怒りをあらわにしていた。
「プルンス、みんなにアイツは俺が持ってるウルトラマンのペン以外にもウルトラマンのペンを持ってる。だから油断しないようにみんなに伝えてきてくれ。」
「わ、わかったでプルンス!・・・・みんな!」
プルンスはこうたに言われた通りにペンの事をスター達に伝えた。
「えぇ⁉︎あの人が⁉︎」
「オヨォ⁉︎」
「本当に⁉︎」
「あの方もウルトラマンの力を⁉︎」
「さぁ、そろそろ作戦会議は終わったか?」
プリキュア達はサーディスから声をかけられてそれぞれ構える体制をとった。
「それじゃ、いくぜ!」
サーディスは右手にダークネスソード、左手にダークネスガンを持ってプリキュアに突っ込んでいった。
「ハッ!」
「フッ!」
セレーネが矢を放つがサーディスはその矢をあっさり切り裂いた。
「くらえ!」
「ルン!」
サーディスがダークネスガンからエネルギー弾を連射したが、ミルキーがハート形のバリアを展開してそれを防いだ。
「「プリキュア!」」
「てんびん座・ソレイユシュート‼︎」
「おうし座・スターパンチ‼︎」
「のわっ!」
ミルキーの背後から左右に飛び出したソレイユとスターがそれぞれの技を放ち、サーディスは両手をクロスさせてガードしたが、攻撃を受けたサーディスは後方へと足を引きずりながら下がっていった。
「くぅ・・・・流石に4体1じゃ分が悪いか。なら、一気に決めるか。」
流石のサーディスも今の攻撃でダメージを受けたがまだまだ戦う力は残っていた。
『セット、ウルトラマンオーブ』
「スプリームストライク!」
サーディスは右手のダークネスソードにオーブのウルトラスターカラーペンをセットして虹色の斬撃『スプリームストライク』をスターとソレイユに向かって技を放った。
「危ない!」
スターは星形のバリアを展開して防御した。
「甘いな。」
『うわぁぁぁっ!』
サーディスは同じ斬撃を連続で放ち、スターのバリアもそれらを全て防ぐ事はできずに斬撃はスターとソレイユに直撃した。
「スター!」
「ソレイユ!」
「次はお前らの番だ。」
「ミルキー、今度はわたくし達が!」
「ルン!」
スターとソレイユがやられたのを見て、セレーネとミルキーは今度は自分達がと動き出した。
「「プリキュア!」」
「やぎ座・セレーネアロー‼︎」
「しし座・ミルキーショック‼︎」
『セット、ウルトラマンジード』
「レッキングショット!」
セレーネとミルキーの技に対してサーディスもジードの力を宿した赤黒い稲妻状のエネルギーのエネルギー弾、『レッキングショット』を連射し、そのエネルギー弾は2人の技をものともせずそのままセレーネ達に直撃した。
「うわぁぁぁっ!」
スター達はみんなサーディスの攻撃を受けて地面に倒れていた。
しかし、意識はあるもののダメージが大きいのか身体が思うように動かなかった。
「うっ、うぅ・・・・」
「これが、ウルトラマンの力ルン?」
「つ、強い・・・・」
「まさか、これ程とは・・・・」
「そんじゃ、ペンを頂くとしますか。」
サーディスはそう言いながら近くにいたセレーネの所へと歩いていった。
「うっ・・・・」
「さぁ、とっととペンを寄越しな。」
「みんな・・・・」
(守るんだ・・・・俺が、みんなを・・・・守るんだ!)
「やめろぉぉぉぉ!」
「っ!」
こうた叫びながら飛び出すと走りながらキュアスペースに変身してサーディスに殴りかかった。
「おっと。」
スペースの攻撃にサーディスは後方へ下がる事でそれを回避した。
「へぇ、まだそんな力が残ってたか。」
「みんなには、指一本触れさせない!」
「とか言ってるけど、そんな満身創痍の状態で、一体何ができるんだ?」
「俺は・・・・これ以上、みんなが傷つく姿を見たくない!だから俺が、俺がみんなを守るんだ!」
「面白いじゃねぇか。やれるもんならやってみな!」
「くっ」
サーディスはスペースに向かって突っ込んできた。
すると・・・・
ピカーーーッ!
「っ!何だ⁉︎」
スペースのペンが入っているホルダーが光り出すとその光が辺り一面を覆い尽くした。
「・・・・ここって・・・・」
そこはウルトラマン達と会話をする時に現れる真っ白な空間だった。
「全く、無茶をする奴だ。」
「っ! ショウさん⁉︎」
するとそこにウルトラマンビクトリーに変身するショウの姿があった。
「仲間を守りたいと思うお前の気持ちはわかる。だが、闇雲に向かっていってもアイツには勝てないぞ。」
「・・・・わかってます。 でも! このままじゃみんなが!」
「俺が力を貸してやる。」
「え?」
こうたの返事を全て聞くより先にショウはこうたに力を貸すと言ってきた。
「あんな奴にエックスの、ましてやオーブやジードの力を持たせておくわけにはいかない。 なんとしても取り戻さないとな。」
「ショウさん、ありがとうございます!」
「いくぞ!」
「はい!」
そして空間全体が光り出すとこうたは元いた森の中に戻り、その姿はキュアスペースビクトリーになっているだけではなく、その右手にはショウがビクトリーに変身する時に使う『ビクトリーランサー』が、左手には青く輝く『ウルトラマンヒカリ』のスパークドールズが握られていた。
「なんだ? 今なにが起きた⁉︎」
サーディスはスペースに何が起きたのか理解できていなかった。
「いくぞ! サーディス!」
『ウルトランス! ウルトラマンヒカリ!』
スペースはウルトラマンヒカリのスパークドールズをビクトリーランサーにリードした。
『ナイトティンバー!』
するとヒカリのスパークドールズはヒカリが開発した青がメインのグレーのカラーで出来た魔笛封印剣『ナイトティンバー』へと変化した。
〜〜♫
スペースはナイトティンバーに口を添えてメロディーを奏でた。
するとスペースの周りに青い光が現れるとそれが衝撃となってスペースの周りへと飛んでいった。
「くっ、どうなってる?」
「スペース?」
「何が起きようとしてるルン?」
この状況にサーディスや他のプリキュア達も状況が理解できていなかった。
「フッ! ハッ!」
するとスペースはナイトティンバーの横笛として使用する『ティンバーモード』からカバーを展開し、片刃の青い剣で敵を斬る『ソードモード』へ変形させてそれを頭上に掲げた。
するとスペースの周りに沢山の宝石(ビクトリウム)が沢山現れてその一つ一つからスペースのペンダントへとエネルギーが集まっていく。
全てのエネルギーが集まるとキュアスペースビクトリーの身体の黒や赤や黄色のカラーリングが青系の2色と銀色の体色・赤と青色の構成へと変化して『キュアスペースビクトリーナイト』へとパワーアップを遂げた。
『放て! 聖なる力!!』
「キラやば~っ☆」
「色が変わったルン!」
「それに、笛が剣になっちゃった!」
「綺麗です・・・・。」
「またまたスペースがパワーアップしたでプルンス‼︎」
「パワーアップフワ!」
スペースが新たな力を得た事に仲間達はみんなそれぞれの思いを口にした。
「へぇ? またウルトラマンが力を貸してくれたのか。お前どんだけウルトラマン達に気に入られてるんだ?」
「気に入られてるとか、そうじゃないとか関係ない!みんな俺の事を信じてくれる。力を貸してくれる大切な仲間なんだ!さぁ! 俺から奪ったエックスのペンを、他のウルトラマン達のペンも返してもらうぞ!」
「無理だね。コレはもう俺のモンだ。そんなに欲しけりゃ力ずくで取ってみな!」
「わかった。」
スペースはナイトティンバーを持ったままサーディスへと突っ込んでいく。
サーディスはダークネスソードで迎え撃つがナイトティンバーとダークネスソードが鍔迫り合いをしたのはほんの一瞬だった。
「ぐっ!」
それからすぐにスペースはナイトティンバーを下に下げてサーディスの横を通り過ぎがながらナイトティンバーでサーディスの脇腹わ斬った。
「この!」
「フッ!」
サーディスはこちらに背を向けているスペースに切り掛かるが、その攻撃をスペースはしゃがむ事でかわし、そのまま回転しながら再びナイトティンバーでサーディスの身体を切り裂いた。
「ぐあっ!」
(どうなってやがる?さっきとスピードが全然違うじゃねぇか。)
スペースは高速で動き、サーディスの攻撃をかわしたり、防いだりしながら、ナイトティンバーでカウンターをして着実にサーディスにダメージを与えていた。
そしてスペースはナイトティンバーのソードモード時にカバーのポップアクションを1回させてトリガーを押した。
『ワン! ナイトビクトリウムフラッシュ』
「プリキュア・ナイトビクトリウムフラッシュ‼︎」
スペースはナイトティンバーを持ったまま高速で回転し、そのままサーディスへと突っ込み『ナイトビクトリウムフラッシュ』による回転斬りをサーディスに攻撃した。
「くっ、ぐぅぅぅぅ・・・・ぐああっ!」
サーディスも最初は2本のダークネスソードをクロスさせてガードしていたが、スペースの勢いを止める事はできず、攻撃を受けてしまった。
「くっ、この・・・・っ!」
「さっきのお返しだ。」
サーディスが振り向き様にスペースに反撃しようとするが、その時には既にサーディスの胴にはナイトティンバーが置かれていた。
『ツー! ナイトビクトリウムブレイク』
「プリキュア・ナイトビクトリウムブレイク‼︎」
スペースはサーディスの胴にナイトティンバーを置いたままナイトティンバーのポンプアクション2回行いトリガーを引く事で発動する技、『ナイトビクトリウムブレイク』でサーディスの胴を一閃した。
「ぐああーーっ!」
そのままサーディスは後方へと飛ばされてしまった。
「スペース、強い!」
「さっきから剣の動きが全く見えないルン。」
「ギンガの時とは全然違う!」
「こちらは光線技よりも接近戦に特化したパワーアップ形態という事なのでしょうか?」
スター、ミルキー、ソレイユ、セレーネはスペースの戦いに完全に見入ってしまっていた。
「ハァ・・・・ハァ・・・・マジか・・・・まさか・・・・これほどの力だったとはな・・・・。」
サーディスが息を切らせている間にスペースはナイトティンバーのカバーのポップアクションを3回行った。
『スリー! ナイトビクトリウムシュート』
「これで決める!」
スペースはナイトティンバーのソードモードを立てると左腕を当てて十字を組んだ。
「プリキュア・ナイトビクトリウムシュート‼︎」
左手がトリガーに当たると刀身から青色破壊光線『ナイトビクトリウムシュート』が放たれるとそれがサーディスの全身に直撃する。
「うわぁぁぁぁっ!」
攻撃を受けたサーディスは一度は倒れたものの、フラつきながらもなんとか自力で立ち上がった。
「さぁ!ペンを渡せ!」
「フン! いい気になるなよ。ウルトラマンの力がなきゃ何にも出来ないただのガキの癖に。」
「っ!」
スペースはサーディスに言われた言葉に動揺しサーディスに接近する為に歩いていた足を止めてしまった。
「所詮お前はウルトラマンの力がなきゃ何も出来ない奴なんだよ! 現に今回だってその力に助けられなきゃ俺には勝てなかったじゃねぇか!」
「それは・・・・」
確かに、もしもショウがスペースに力を貸していなかったら今の現状のような結果にはならなかったかもしれない。
それどころか、宇宙大魔王やクマリン星での戦いもウルトラマン達が力を貸してくれたからこそ乗り越える事ができたと言っても過言ではなかった。
「お前はただウルトラマン達に使われてるだけで、それが出来るなら相手は誰でも良かったわけだ。」
「そんな事、俺は自分の意思で・・・・」
「ごちゃごちゃうるせぇぞ!いい加減認めろよ。お前は偶然選ばれただけ。お前の代わりなんていくらでもいるんだよ。」
「そんな⁉︎・・・・俺は・・・・」
こうたはサーディスに言われた事を気にしてしまい、その表情は徐々に沈んでいった。
「今回俺はお前に負けたんじゃねぇ。お前の持つウルトラマンの力に負けたんだ。その事を忘れんじゃねぇぞ。 んでもって、この借りは必ず返すからな!」
サーディスはそう言い残すとノットレイダー達が使ってるワープホールを通って姿を消した。
「誰でも良かったなんて、そんな事・・・・俺は・・・・俺は・・・・」
「スペース・・・・」
なんとかサーディスの撃退に成功し、新たな力を手にしたスペースだったが、エックスのペンを失っただけでなく、精神的なダメージを受けてしまったスペースはこれからどうなってしまうのだろうか?
To Be Continued
次回予告
えれなの家にやって来たひかる達
そこでひかる達はえれなの両親に家族でのパーティに招待される
みんなで行こうとひかる達はこうたも誘うのだが・・・・
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第39話 みんな de パーティ! 守れ! 家族の笑顔! 前編
次回も楽しみに!
※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。