スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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『オールスターズメモリーズ』はやっぱり素晴らしい作品だと思います。

そんな素晴らしい作品を生み出したプリキュアシリーズを今後も応援していこうと思います。

そしてこの小説も今後ともよろしくお願いします。


第41話 合宿しよう! みんなの思いを一つに! 前編

「え? 合宿?」

 

「あぁ。」

 

えれなの家でパーティが行われたその日の夜、こうたは父、さとしに今日の夕方にひかるが言い出した事の説明をした。

 

 

時を少し遡り、パーティが終わってみんなで帰ろうとしていた時の事だった。

 

「ああっ! 良いこと思いついた!」

 

「良いこと?」

 

「うん!みんなで泊まりがけで特訓とキャンプしよう!」

 

『泊まりがけで特訓⁉︎』

 

「また始まった。」

 

こうたはまたしてもひかるがわがままを言い出した事に頭を押さえて困った表情をした。

 

「だってこうた1人だけじゃなくてみんなで強くなりたいじゃん! ならみんなで特訓するのが一番だよ!」

 

「それはそうルン。でも・・・・」

 

「どうして泊まりがけ?」

 

「それは、泊まりがけの方が特訓の時間を長くとれるし、みんなでお泊まりとかやってみたかったんだよね!」

 

「本音はそっちか。」

 

ひかるの言ってる事は一理あるが、その本音はみんなでお泊まりがしたいだけでは?

とこうたは推測した。

 

「素敵です!」

 

『えぇ⁉︎』

 

「まどか⁉︎」

 

すると予想外にもまどかがひかるの提案に賛同した。

 

「わたくし、一度でいいから学校行事以外でお友達とお泊まりしてみたかったんです!」

 

「ね!ね!まどかさんもやりたいでしょ?」

 

「はい! やりたいです!」

 

『あぁ・・・・』

 

2人は凄く楽しそうに話をしていて、それを聞いていたこうた達他のメンバーはこれはもう後には引けないなと諦めるしかなかった。

 

「泊まりがけで特訓って、それもうキャンプじゃなくて合宿じゃあ・・・・」

 

「合宿⁉︎ キラやば~っ☆! イイじゃん合宿! みんなで合宿しよう!」

 

こうたがこれはもう合宿では?と呟くとそれを聞いたひかるがこうたの言葉に反応した。

 

「でもさ、あたし達だけでどこかに泊まるなんて出来ないよ。やるにしても誰か大人の人が一緒じゃないと。」

 

「そうだな。」

 

するとえれなが泊まりがけになるなら誰か大人の同伴が必要ではと提案した。

 

「じゃあさ! じゃあさ! アブラハム監督にお願いしようよ! 家族には泊まりがけの撮影って事にしてもらってさ。」

 

「そうですね。」

 

ひかる達は早速アブラハム監督に連絡をとり、合宿の同伴をお願いした。

 

 

 

「えぇ⁉︎ 来られないの⁉︎」

 

『あぁ。今はちょうど新作の撮影をしている最中でね。撮影はあと2週間ぐらいは続く予定なんだ。だからすまないが、君達の合宿には参加できないんだよ。』

 

「そうなんだ・・・・。」

 

ロケットからアブラハムに通信したひかる達はアブラハムから撮影の予定があるという理由で合宿への同伴を断られてしまった。

 

「撮影があるのでは仕方ありませんね。」

 

「ルン。こればっかりはどうしようもないルン。」

 

「でも! でも! やっぱりわたし、みんなと合宿したいよぉ!」

 

「て言ってもさ。」

 

「一緒に来てくれる大人の人はどうするんだよ。」

 

まどか、ララ、ひかる、えれな、こうたはアブラハム以外に同伴してくれる大人がいないかを考えていた。

 

「・・・・あっ! そうだおじさん! こうた! おじさんがいるじゃん!」

 

「え? 父さん⁉︎」

 

ひかるは必死に考える中でさとしの存在に気がついた。

 

「確かに。」

 

「こうたの父はわたし達の素性やプリキュアの事も知ってるルン。」

 

「そうですね。適任だと思います。」

 

えれな、ララ、まどかの3人もひかるの考えに賛同した。

 

「そうだけど、父さんが合宿に参加してくれるかどうか・・・・」

 

「そこはこうたが説得して! お願い!」

 

ひかるは両手を合わせ、更に頭を下げてこうたに頼み込んだ。

 

「はぁ・・・・わかった。聞くだけ聞いてみるよ。」

 

 

 

 

そうして時は現在に戻り、こうたはさとしに合宿へと同伴をお願いしていた。

 

「てことなんだけど、参加できる?」

 

「そうだな・・・・」

 

さとしは両手を組み考えだした。

 

「・・・・わかった。良いだろう。」

 

「ホントに?」

 

「あぁ、会社の同僚にキャンプ好きの奴がいるからな。そいつからテントとか必要な物を借りれば何とかなるだろう。」

 

さとしはこうた達の合宿への参加を承諾した。

 

「イイわねそれ。どうせならわたしも一緒に行っちゃおうかな?」

 

「母さん⁉︎」

 

すると夕食の洗い物を終えて戻ってきたしずかが自分も行くと言いだした。

 

「だって、夫と息子だけキャンプしてるのに、わたしだけお留守番とかそんなの嫌よ。」

 

「いやいや母さん、これ、キャンプじゃなくて合宿だから。」

 

「・・・・仕方ないな。諦めろこうた、お前の母さんは一度言いだしたら聞かないんだ。」

 

「あら?わかってるじゃない。流石はわたしの旦那様。」

 

「煽てても何もでないぞ。」

 

こうして、日程などの調整は必要だが、とりあえず如月夫妻同伴のもと、プリキュア強化合宿の開催が決定したのであった。

 

 

その翌日・・・・

 

「え⁉︎ こうたのお母さんも来るの?」

 

「あぁ。何か話の流れでそういう事になった。」

 

学校の教室ではこうた、えれな、まどかの3人が合宿について話していた。

 

「それでな。父さんが言ってたんだけど、もし良ければ父さんの方からみんなの家族に泊まりがけの事について連絡するって言ってたんだけど、どうする?」

 

「ホント⁉︎」

 

「それは凄く助かります。実は両親になんと説明しようかで悩んでいましたので。」

 

「まぁまどかの両親、というかお父さんの方はその辺厳しそうだしな。」

 

それからこうた達はいつも通りの学校生活を過ごした。

 

放課後になるや全員荷物を家に置いてから着替えてロケットに集まった。

 

「母さんがな、昼間父さんから連絡があって次の土日休みに一泊二日でやるのはどうかって連絡がきたらしいんだけど、みんなはそれで大丈夫か?」

 

「大丈夫だよ!」

 

「問題ないルン。」

 

「あたしも平気だよ。」

 

「わたくしもです。」  

 

「じゃあそれで決まりだな。テントはロケットの前の広場に貼るからそのつもりで頼む。」

 

 

 

 

 

そして準備は着々と進み、合宿当日を迎えた。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・な、なんで俺だけ・・・・」

 

「これもトレーニングのうちだ。しっかり運べよ。」

 

「スペース頑張れ!」

 

「頑張るフワ!」

 

「フワもスマンな。力を借りる事になってしまって。」

 

「大丈夫フワ!」

 

「こんな事にフワとプリキュアの力を使っていいのかよ。」

 

「仕方ないだろ。ここにある大荷物を車なしで運ぶのは無理だ。ならワープホールを開けるフワと空を飛べるお前の力を借りるのが一番手っ取り早いだろ。」

 

その日の朝、如月家の庭にはさとしとこうた、そしてひかるとフワがいた。更にそこにはさとしが借りてきたテントや椅子、そしてキャンプに必要な道具などが広がっていた。

ロケットのある場所までは車で行く事ができないのでこの大荷物をどうするかが問題だったが、以前にフワやプリキュアの事を聞いていたさとしはこうたの特訓という名目でフワのワープホールをロケットの目の前に繋がるように開いてもらい、先程からキュアスペースがそれらを運びながら行ったり来たりを繰り返していた。

因みにワープホールの開き方だが、スペースがロケットにいるララにひかるが持つおうし座のプリンセススターカラーペンを預ける事でおうし座のペンに反応しワープホールが開くように仕向けたのだ。

 

「お、終わった・・・・」

 

「ご苦労さん。それじゃあ俺達は母さんの仕度が終わり次第、ひかるちゃんの案内で歩いてロケットに向かうからお前は先に行って休んでてくれ。」

 

「言われなくてもそうするよ。」

 

そう言ってスペースは再びワープホールへ飛び込みその先のロケットのある広場に到着すると、変身を解除したこうたは先程までに運んできた荷物の横に仰向けに寝転がり息を整えていた。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・疲れた・・・・」

 

「こうた? 大丈夫ルン?」

 

そんなこうたの顔を上から覗き込む形でララが話しかけてきた。

 

「ララ? あぁ、大丈夫だけど、流石に疲れた。」

 

「はい、お水持ってきたから良かったら飲むルン?」

 

「あぁ、ありがとう。」

 

こうたは身体を起こすとララから水を受け取り、水分補給をしながら他のみんなが到着するのを待っていた。

 

「それにしても、フワやプリキュアの力をこんな事に使うなんて、こうたの父は一体なにを考えてるでプルンス?」

 

「それはさっき俺が言ったよ。」

 

 

 

 

 

 

「えれなちゃん、そっちの方を持ってくれ。」

 

「はい!」

 

「ララ、まどか、せーのでいくぞ!」

 

「わかったルン。」

 

「わかりました。」

 

『せーの!』

 

その後、全員が揃ったところでみんなが寝泊まりをするテントを張っていた。

 

 

 

そして全ての準備が終了すると・・・・

 

「それじゃあみんな、そろそろ特訓を始めるぞ。」

 

『よろしくお願いします!』

 

こうた達はジャージに着替え、いよいよ特訓が始まろうとしていた。

 

「てか、何で父さんが仕切ってるんだよ。」

 

「さとしって、こうたが生まれる前に一時的に中学校の野球部でコーチをしていた事があったの。そのチームを地区大会優勝へと導いたのよ。」

 

「えぇ⁉︎ 父さんって昔は野球部だったのか?」

 

「いや、俺は剣道部だぞ。ただ、その野球部の顧問は俺の高校時代の後輩でな。どうしてもコーチをしてほしいと頼まれて仕方なく引き受けたんだ。まぁ仕事の都合もあって途中で辞めてしまったがね。」

 

こうたは初めて聞いたさとしの過去に驚いた。

 

「凄い!」

 

「剣道も野球も体力が必要な競技だからね。俺は基礎トレーニングを重点的に鍛えただけだ。だから君達にも体力づくりが中心のトレーニングをしてもらう。」

 

『はい!』

 

そしてひかる達女子は森の中でランニングを始めた。

 

『ハァ・・・・ハァ・・・・』

 

「みんな、大丈夫?」

 

「大丈夫・・・・」

 

「まだまだ・・・・平気です。」

 

「頑張るルン・・・・」

 

ランニング中は彼女達の中で一番の運動神経を持つえれながみんなを気遣いながらランニングを続けていた。

 

その頃こうたは・・・・

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・」

 

「ほら、スピードが落ちてるぞ。もっとスピードを上げろ!」

 

さとしがこうたの両足首を持ち、こうたが手袋をした両手だけの力で前に進む『手押し車』でのトレーニングをしていた。

 

「頑張れみんな! ほらもう少し!」

 

『ハァ・・・・ハァ・・・・』

 

その後こうたは他のメンバーと合流して少し休憩した後にみんなで『バーピージャンプ』を行っていた。

 

「みんな! 準備できたわよ!」

 

「わかった!・・・・よし! そこまで! みんなお疲れ様! お昼休憩にしよう。」

 

『はい。』

 

こうして午前の特訓が終わり、みんなでテントのある場所に戻ると・・・・

 

「コレって?」

 

「今朝わたしが作ったの。さぁみんな! 召し上がれ。」

 

『いただきます!』

 

そこにはしずかがみんなの分のお弁当を用意していてみんなそれを美味しそうに食べていた。

 

「この唐揚げ、凄く美味しいです!」

 

「こっちの卵焼きも美味しいルン!」

 

「ありがとうみんな。」

 

「午後からはさっきの続きから始めるからな。みんな、しっかり食べるんだぞ!」

 

『はい!』

 

こうして、充実した環境の中でこうた達の特訓は順調に進んでいったのであった。

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




        次回予告


こうた達の特訓は順調に進んでいった。

そんな中でララ達は、偶然にもさとしの口からこうたの過去を聞く事になる。

それを聞いた彼女達の反応は・・・・


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第42話 合宿しよう! みんなの思いを一つに! 後編

次回も楽しみに!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。

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