スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

44 / 129
今日の『仮面ライダーリバイス』は木村昴祭り!
という事で、この話のアニメ回にも木村昴さんはゲスト出演していたのでこの木村昴祭りに私も乗っかろうと思います。 

そして久々の2日連続投稿。

それでは本編をどうぞ!


第43話 ペンは誰の手に? 宇宙怪盗参上! 前編

「うわぁ~すごい!SF映画みたい、これがゼニー星!」

 

「ここに、いて座のプリンセススターカラーペンが・・・・」

 

「キラやば~っ☆」

 

「呑気すぎるルン。」

 

「そうでプルンス。宇宙星空連合に属さないゼニー星はお金だけがものを言う無法地帯、気を引き締めていくでプルンス」

 

そう。今回こうた達はまどかのペンダントに反応した、いて座のプリンセススターカラーペンを探しに星空界にあるゼニー星へとやってきた。

このゼニー星はオークションやギャンブルが盛んに行われていて、様々な星からマフィアやお金持ち達が集まる溜まり場として一般人からは警戒すべき星とされていた。

 

 

『スキヨ キライヨ どっちがホンネ?』

 

「なんだ?」

 

「マオたん⁉︎」

 

「えぇ⁉︎」

 

すると突然、大音量で女の子の歌声が流れ出すと、それと同時に空中に巨大なホログラムで映ったピンク髪の女の子の姿が、ロケットの窓から見えた。

 

それを見た途端にプルンスは窓に貼り付いてその女の子に見惚れていた。

 

「誰?」

 

「さっきの気を引き締めるのは何処にいったんだよ。」

 

 

それからこうた達はロケットを着陸させてペンを探しにゼニー星の町へと向かった。

その町中を歩いていくと、まるで地球のラスベガスを思い浮かばせるような夜の町を照らす町明かりと、さっき見た少女のホログラムが今も町中に映っていた。

 

「あぁ・・・・マオたん!」

 

「なんなの一体?」

 

「宇宙アイドル「マオ」。彗星のように現れ、出した歌は天文学的ヒット! ナンバーワンアイドルルン!」

 

「へぇ・・・・」

 

「さぁ行くでプルンス! マオたんを探し出し、この特性プルンスタードーナツをプレゼントするでプルンス!」

 

「フワ!」

 

「いつの間に⁉︎」

 

ひかる達はララからマオについての説明を聞いていると、プルンスがどこから取り出したのかロケットで作ったプルンスタードーナツを取り出してマオにプレゼントするんだと張り切っていた。

 

「完全に目的が変わってるな。」

 

「あたし達はペンを探しに来たんでしょ?」

 

「そうだったでプルンス・・・・」

 

本来の目的を思い出したプルンスのテンションはダダ下がりした。

 

〜〜♫

 

「あっ!」

 

そんな中でまどかのペンダントが一つの建物に反応を示した。

 

「オークション会場ですか?」

 

「オークションってなにフワ?」

 

「ある商品に対してたくさんの人が自由に値段をつけて一番高い金額をつけた人が買う事のできるお買い物です。」

 

「まどか詳しいね。」

 

「父について何度か行った事があるので。」

 

「大丈夫なのかそれ?」

 

こうたはオークションとは大人がするものであって中学生のまどかにはまだ早いのではとこうたは香久矢家の教育はどうなっているのか疑問に思ってしまった。

 

「よ~し、乗り込むよ! たのも~!」

 

「フワー!」

 

「おいひかる! フワも待て!」

 

「だ〜〜っ」

 

ひかるとフワが飛び出して行ってしまい、こうたはその後を慌てて追いかけていった。

しかしひかるは会場を警備する警備員に追い返されてしまった。

 

「ちょっと何で⁉︎」

 

「怪しい奴は立ち入り禁止でございます。」

 

「えぇ⁉︎」

 

「えぇじゃないだろ。オークションをするって事はそれなりに高価な品物があるって事だ。そんな所になんの許可もなく入れる訳ないだろ。」

 

「そんな・・・・」

 

するとそこに地球のリムジンのような白い高級車がやって来た。

しかしその長さは地球のリムジンより何倍も長かった。

そして車が停止し、ドアが開くと中からはいかにも自分は金持ちですと言わんばかりの高価なアクセサリーを付けた宇宙人が出てきた。

 

「そこの彼のその通り、入場が許されるのは僕のような超セレブのみ、さ!」

 

「ちょ、超セレブ・・・・」

 

「こちらは星空界一の大富豪、ドラゴン家のドラ息子「ドラムス」様でございます。」

 

「大富豪の息子をドラ息子って・・・・」

 

こうたは警備員からドラムスの紹介を聞いた時に思った事をそのまま言ってしまった。

 

「悪く思わないでくれ。今夜は特に警戒が厳重なんだ。なにしろあのブルーキャットが現れるなんて噂もあるのでね。」

 

「ブルーキャットルン⁉︎」

 

「知ってるのか?」

 

「狙った獲物は必ず盗むっていう、世間を騒がせている宇宙怪盗ルン!」

 

「宇宙怪盗⁉︎」 

 

「フワ!」

 

「キラやば~っ☆」

 

「フワー!」

 

ララの説明を聞いたひかるとフワは互いに興奮していた。

 

「さぁ行こう、マオ!」

 

「ニャン!」

 

ドラムスが会場へと歩き出すとその長い尻尾に1人の女の子が乗っていた。

その娘は先程のホログラムにも映っていた少女「マオ」だった。

 

「ああっ! さっきの⁉︎」

 

「ママママママママオたん⁉︎ 何でここに⁉︎」

 

ひかるとフワはマオの登場に驚いた。

 

「オークションを盛り上げる為に僕のポケットマネーで呼んだのさ。」

 

「マジで何でも出来るんだなこの人。」

 

「あぁ・・・・」

 

プルンスはマオに近づき彼女の顔をジッと見つめていると逆にマオに見つめられたプルンスは緊張して身体がプルプル震えていた。

 

「マオのファンニャン?」

 

「はっ、はい‼︎ 大ファンでプルンス!」

 

「嬉しいニャン! ドラムスさん? この子達も入れてあげてニャン。」

 

「えぇ? いくら君の頼みといえども・・・・」

 

「ファンは友達も同然ニャン。お願いニャン!」

 

「可愛い! OK!」

 

「軽っ!」

 

こうしてマオの笑顔とおねだりにやられたドラムスはこうた達を快く受け入れてくれた。

 

「おぉぉ!」

 

「どうだい? 僕が用意したタキシードは?」

 

「大丈夫です。ありがとうございます。」

 

こうたはドラムスが用意した白いYシャツの上に着ている黒いブレザーや、それと同じ黒い長ズボン、そして黒い革靴と黒い蝶ネクタイと、こうたはYシャツ以外は全て黒一色となっていた。

 

「礼には及ばない。僕はマオからの頼みを聞いただけだからね。それでは僕はこれで失礼する。オークション、楽しんでいくといい。」

 

ドラムスはそう言い残して部屋から出て行ってしまった。

 

そしてこうたはひかる達のいる女性用の更衣室の扉の前までやって来た。

 

コンコン!

 

「はい! どうぞ!」

 

こうたがノックをすると、中からひかるの声が聞こえてきてこうたはゆっくりと扉を開けた。

 

「失礼しまーす。みんな、準備はできた・・・・か?」

 

こうたが中に入ると、ひかる達はそれぞれの髪と同じ色の衣装をマオから借りていて、それを着ていた。

ひかる、ララ、えれなの3人はドレスを、まどかは着物のような衣装に着替えていて、プルンスには紫色の蝶ネクタイ、フワもピンクの衣装に赤いリボンを付けていた。

 

「おぉ・・・・」

 

「こうた?」

 

「どうルン?」

 

「似合ってるかな?」

 

「何処か変なところはありませんか?」

 

「いいや、みんな似合ってる。可愛いと思うぞ。」

 

「ありがとう!」

 

「ルン!」

 

ひかる、ララ、えれな、まとかが順番にこうたに衣装について聞いてこうたに似合ってると言われてひかるとララがそのお礼を言った。

 

「それじゃあそろそろ、オークションが始まると思うし、移動するか。」

 

そしてこうた達が会場に到着するとそこにはここにいる全員が入れるくらいの椅子がついた大きなカプセルのような乗り物があり、全員それに乗った。

全員が着席した途端、カプセルは上昇を開始し、ある程度上昇した所で停止した。

そんな彼らの周りにも、自分達が乗っている物と同じカプセルがいくつもあり、そこにはいかにもお金持ちやマフィアっぽい宇宙人達がたくさんいた。

 

因みに席順は、左から、まどか、こうた、ララ、ひかる、えれなの順番で着席していた。

 

「まどか、ここに来るまでにペンの反応はあったか?」

 

「いいえ、反応はありませんでした。」

 

こうたとまどかがペンの話をしていると会場がいきなり暗くなってしまった。

 

「なんだ?」

 

『スキヨ キライヨ どっちがホンネ?』

 

「こ、この曲は?」

 

プルンスが真っ先にその音楽に反応すると、会場の天井付近にライトの光や星の形をした光の演出が会場を盛り上げていた。

するとそこに正装をした虫のような宇宙人が飛んで来た。

 

「まずは余興で盛り上げるぜ! みんな知ってる宇宙アイドル~!」

 

「マオだニャ〜ン。」

 

『うぉぉぉぉぉ!』

 

すると煙と共にマオが登場し、会場の熱は一気に最高潮となった。

そしてマオのライブがスタートした。

 

「なにこれ、キラやば~っ☆」

 

「テンション上がるルン!」

 

「フワも歌うフワ!」

 

「お?」

 

ひかるとララもライブの熱にあてられたのか周りの人達と一緒に盛り上がっていた。

そんな中でフワも歌うと言い出したので、えれながプリンセススターカラーペンでトィンクルブックにマイクを描くとそれが実体化してそのマイクを使ってフワも歌いだした。

 

「そんなに好きなの。」

 

「ん? 思いだすでプルンス・・・・」

 

マオの歌を聞き入っているプルンスにひかるは質問をすると、プルンスはまだララと出会う前にフワと共にノットレイダーから逃げ、プリキュアを探していた頃、挫けそうになったプルンスの心はマオの歌を聞いて、その歌から力をもらい、おかげでプルンスは諦めずに頑張る事が出来た。

プルンスはその時の事を思い出していた。

 

「プルンスは、マオたんに救われたでプルンス。」

 

「へぇ〜」

 

「マオた〜ん‼︎」

 

そしてプルンスもマオの歌に興奮して叫びだした。

 

それからマオの歌が終わると会場はマオへの拍手喝采でいっぱいだった。

 

「みなさんを夢中にさせるなんて・・・・こんな見事なパフォーマンスは初めてです。」

 

「オークション楽しんでニャン!」

 

まどかはマオのライブに感動し、そのマオも最後に一言喋ったらそのまま消えてしまった。

 

そうして会場の興奮が冷めないままオークションは開始された。

 

「それではスタート! ロットナンバー1! いきなり大物!惑星レインボーのネックレス!」

 

そして出てきたのは虹色に輝く宝石がついたネックレスで、周りのお客もその美しさに盛り上がっていた。

 

「きれいだねー」

 

「なに? 凄いものなの?」

 

「惑星レインボーは滅びた星でプルンス。星の人々が石みたいに固まって・・・・」

 

「石に⁉︎」

 

「原因はわかってるのか?」

 

「ううん。原因はわかってないルン。」

 

「そっか。」

 

「星の貴重な宝が奪われて出回っているって聞いた事があるでプルンスが・・・・」

 

「それがあのネックレスって事か。」

 

プルンスから惑星の住人はみんな石にされたと知り、ひかるは驚き、こうたはその原因がわかっているのかを聞くと、ララからそれはまだわかっていない事が伝えられた。

 

「もう作られる事のないスーパー貴重品! まずは500万キランからスタート‼︎」

 

「500万キランっていくら?」

 

「えっと、ちょうど500万円くらいルン。」

 

『えぇ⁉︎』

 

驚きの金額に地球人のメンバーは全員が驚きを隠せなかった。

 

「510万!」

 

「520万!」

 

「530万!」

 

すると女性の方達が次々と値段を上げていった。

 

「まどろっこしい、1億キラン!」

 

「あ、さっきの超セレブ。」

 

「1お・・・・1億円⁉︎」

 

「ドラムス様! 1億キラン、圧倒的!」

 

その後は誰も1億より高い値段をつける人はいなかった。

 

「エクセレント! ドラムス様、落札!」

 

こうしてレインボー星のネックレスはドラムスの物となった。

 

「さぁ次々いくぞ! ロットナンバー2! 惑星ダイナソー アバレザウルスの化石!」

 

「1100万!」

 

「1200万!」

 

「1300万!」

 

「5000万!」

 

「落札!」

 

これもドラムスが落札した。

 

「ロットナンバー3! スペース・クラインの壺!」

 

「3億」

 

「落札!」

 

「落札!」

 

「落札!」

 

「落さーつ!」

 

こうしてドラムスが次々とオークションの商品を独り占めするかのように商品を落札し続けた。

 

「ヘイヘイどうした? ドラムス様が全部買い占めてんぞ!」

 

「あの人どれだけお金持ってるルン。」

 

「流石はどら息子。そんだけお金があるなら俺達にも分けてほしいくらいだ。」

 

最早ララはドラムスに対して呆れてしまっている横でこうたも軽い悪口を呟いていた。

 

「それよりも、ペンは一体?」

 

「さぁ! 本日最後にして最高の品! たまたま見つけた異星人から当オークションが買い叩いた・・・・」

 

〜〜♫

 

「っ!」

 

「プリンセスの力!」

 

『プリンセススターカラーペン⁉︎』

 

「まさか、出品物だったなんて。」

 

「どうすんだよ! 出品物って事はくださいって言って「はいわかりました。」とはいかないぞ。」

 

こうた達はプリンセススターカラーペンが出品物だと知り、みんな驚いていた。

 

 

「12本集めるとなんでも願いが叶うと言われているホットな話題、知ってるよね?」

 

「そうなの⁉︎」

 

「根の葉もない噂でプルンス。」

 

プルンスはただの噂だと否定しているが、他の客達はみんなその話を聞いて興奮していた。

 

「寂しいね。僕は超大金持ちだから望んだものはなんでも手に入る。そんな物に興味はないね。」

 

「おっと!ドラムス様は興味なし!」

 

「チャンス! わたしの全財産で勝負だ!」

 

そう言ってひかるは500円玉を取り出した。

 

「1000万!」

 

「いきなり負けた⁉︎」

 

「いやいや無理だろ。さっきまで何を見てきたんだ。」

 

ひかるが速攻負けて落ち込んでいる所にこうたはツッコミをいれた。

 

「1100万!」

 

「1200万!」

 

「1500万!」

 

「5000万!」

 

そうしている間にもオークションは進行し続けていた。

 

「まずいルン。」

 

「勝ち目ないでプルンス。」

 

「何か別の方法を考えないと・・・・」

 

「別、と言っても・・・・」

 

「ここにいる人達はみんな、お金で物事を解決するような人達ばかりだ。そんな人達にお金以外で解決する方法なんて・・・・」

 

こうた達が手をこまねいていると・・・・

 

「8億キラン!」

 

「お~っと8億来ました!」

 

「全財産だ、持っていけこのタコ!」

 

「宇宙マフィアのボス、『ドン・オクトー』様だぁぁぁ!」

 

「流石ボス!」

 

「宇宙一!」

 

「スペース1」

 

周りの部下達がボスを煽ていると・・・・

 

「9億」

 

そこへ先程まで興味を示さなかったドラムスがいきなり割り込んできた。

 

「テメェ! 興味ないって言ったろうが!」

 

「いやぁ・・・・お手洗いの電球が切れていたのを思い出してね。代わりのライトにちょうど良さそうだ。」

 

「何ぃぃぃ⁉︎」

 

「さぁ9億、9億キラン! 文句ありませんか?」

 

「まずいまずい!」

 

「ペンが、買われちゃう!」

 

「オヨォォ!」

 

「どうすりゃいいんだ!」

 

「どうすれば・・・・」

 

「もうダメでプルンス〜〜ッ!」

 

みんなが必死に解決方法を考えている中でまどかはふとプルンスが持っていたプルンスタードーナツの箱を目にした。

 

「っ! プルンス!」

 

「?」

 

「お願いがあります。」

 

「え?」

 

「まどか? 何をする気だ?」

 

果たしてまどかは何をするつもりなのだろうか?

 

 

To Be Continued

 

 




        次回予告


オークション最後の出品物はまさかのプリンセススターカラーペンだった。

このままではペンが落札されてしまう。

果たして、まどかが思いついた秘策とは⁉︎


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第44話 ペンは誰の手に? 宇宙怪盗参上! 後編

次回も楽しみに!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。