スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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GWも今日で最終日、因みに私は今日から仕事再開。
数日ぶりの仕事は流石に疲れますね。
それでは本編をどうぞ。



第46話 まどかの一矢! 自分の道を突き進め!  後編

「じゃあ俺はまどかを呼んでくるから。」

 

「うん! 場所取りは任せて!」

 

大会はお昼休憩となり、こうたはまどかを呼びに行き、その間にひかる達はみんなでお昼を食べる為の場所取りとそれぞれ別行動となった。

それからひかる達は会場の外にある広い草むらへとやって来た。

 

「うぅ〜、まどかさんの力になりたいよぉ〜」

 

「フワ?」

 

「力か・・・・」

 

「ルン・・・・」

 

ひかる、えれな、ララの3人はまどかの為に自分達に何かできないかと考えていた。

 

「フワ? お願いフワ! フーーーワーーー!」

 

そう言ったフワの耳の周りのリングが回転し始めるとトィンクルブックから何かのオモチャのような物が現れた。

 

「何これ?」

 

「おぉ! フォーチュンカプセルメーカー! 懐かしいでプルンス。」

 

「フォーチュンカプセル?」

 

「地球でいうお守り、星のカケラに願いを込めてカプセルに入れると叶うと言われてるでプルンス。小さい時によく作ったでプルンス。」

 

プルンスによるとそれはフォーチュンカプセルメーカーと呼ばれる物で、それに願いを込めてお守りを作ると叶うと言われているらしい。

 

 

「キラやば~っ☆ ねぇ、まどかさんにお守り作らない?」

 

「ルン!」

 

「イイねぇ!」

 

「作るフワ!」

 

それからひかる達はまどかの為にお守り作りを開始した。

 

その頃まどかは、会場内の2階にある外が見える通路に1人で立っていた。

 

『貴方、弱くなったね。』

 

「はぁ・・・・」

 

まどかはさっき那須に言われた言葉を気にして落ち込んでいた。

 

「どうしたんだ? ため息なんかついて。」

 

「え? こうた君?」

 

暗い表情のまどかだったが、そこへ彼女を探していたこうたがやって来た。

 

「とてもこれから延長戦を戦う選手の顔には見えないぜ。」

 

こうたはまどかに声をかけながらまどかの隣まで来ると手すりに両腕の肘をおいて外の景色を見始めた。

 

「何かあったのか?」

 

「それは・・・・」

 

まどかはこうたに図星をつかれると自身の思いを口にした。

 

「こうた君・・・・強いって、どうゆう事なんでしょうか?」

 

「なんだよいきなり?」

 

「那須さんに言われたんです、わたくしはみんなと一緒にいる事で弱くなったと。確かに矢の正確さはわたくしよりも彼女の方が優れていました。ですがわたくしは、強さとはどういうものなのか良くわからないんです、ですからこれまで様々な力を手にして強くなったこうた君ならわかるのではと思ったんです、強いって、どういう事なのかと。」

 

まどかは自身の考えている事を悩みをそのままこうたに伝えた。

 

「俺は、自分が強いだなんて思った事はないぞ。」

 

「え?」

 

まどかは予想外の返事に少しだが驚いた。

 

「俺はただ、いつも目の前の事に一生懸命なだけだ。『みんなを助けたい』、『みんなを守りたい』、ただそれだけを考えて戦ってきた。まぁ、サーディスに言われた事を気にしてた時はアイツの事しか考えてなかったけどな。」

 

「そうだったんですか?」

 

まどかはこうたの言葉にきちんと耳を傾けていた。

 

「けど俺は、まどかの事を弱いだなんて思った事は一度もないぞ。それどころか前のまどかよりも今のまどかの方がイキイキしてて俺は良いと思うけどな。」

 

「えぇ⁉︎ ////」

 

まどかは頬を赤く染めながら恥ずかしがっていた。

 

「だってそうだろ? まどかはひかる達と出会ってから今まで自分が知らなかった事を沢山知った。その全てが無駄だったと思うか?」

 

「そんな事ないです! ひかる達と過ごした時間はわたくしに多くのものを与えてくれました。無駄な事なんて絶対にないです!」

 

「ならそれを信じろよ。誰に何と言われようと、自分が正しいと思った事を最後まで貫けば良いんだよ。その方が後で後悔しなくて済むからな。」

 

「こうた君・・・・」

 

「(まぁ俺も、そういった事はヒカルさん達から教わった事だからあんまり人のことは言えないけどな。)」

 

こうたもまたヒカル達ウルトラマンの意思を知り、触れた事で自身も成長する事ができて、そこから教わった事をまどかに伝えただけだとこうたは考えていた。

それからこうたは右手の拳を前に突き出した。

 

「見せてやろうぜ那須さんに、今のまどかを、まどかの信じる弓道を!」

 

「っ! はい!」

 

こうたの言葉に元気よく返事をしたまどかは自身の右手の拳を出すとそれをこうたの拳に重ねた。

 

「んじゃそろそろ昼飯にするか、ひかる達も待ってるぞ。」

 

「はい。」

 

そしてまどかはこうたと共にひかる達の所に向かい、ひかる達をみつけると大きなブルーシートを敷いてその上にえれなが作ってきたお弁当を広げた。

 

「凄いルン!」

 

「あぁ、確かに凄い。」

 

「流石えれなさん!」

 

「うん、しずかさんに色々教えてもらったんだ、メインはとんかつサンドと鰹節のおにぎり!まどかが勝てるようにね。」

 

『いただきま~す(ルン)』

 

それからひかる達は各々が食べたい物を取ってそれを口にした。

 

「美味しい!」

 

「ルン!」

 

「んっ、旨い!」

 

「ありがとう、どんどん食べてね。」

 

「おにぎり美味しいルン。」

 

「あっ、ララそれ俺が食べようとしてたやつ。」

 

「早い者勝ちルン。」

 

「おにぎりばっかり食べてないでおかずもちゃんと食べろよ。」

 

みんな楽しく喋りながら食べている間に、まどかはみんなの会話に入らずに1人で黙々と食べていた。

 

「まどかさん」

 

「え?」

 

ひかるはまどかにピンクのハートの中に5つ色違いの星のカケラを入れて、ハートの外側が鍵の形をしたキーホルダーを渡した。

 

「わたくしに?」

 

「みんなでお守りを作ったんだ、まどかさんが優勝できますようにって!」

 

「わたくしの為に?」

 

「はい、こっちはこうたの分ね。」

 

「え? 俺にも?」

 

「当然ルン。」

 

ひかるがまどかにキーホルダーを渡している間にえれなとララがこうたにまどかとは色違いのピンクの部分が赤色になったキーホルダーを渡した。

 

「まどかさん・・・・」

 

するとひかる、えれな、ララの3人はそれぞれまどかやこうたとは形や色は違うがお揃いのキーホルダーをまどかに見せた。

 

「あたし達も一緒にいるよ。」

 

「ルン!」

 

「まどかさんなら大丈夫!」

 

「みんな・・・・ありがとう。」

 

まどかはひかるから渡されたお守りを胸元でしっかりと握りしめながらみんなに感謝の気持ちを伝えた。

そんなまどかの姿をこうたはおにぎりを食べながら嬉しそうに見ていた。

それからまどかはひかる達と楽しそうにお弁当を食べていたのだが、その姿を影で見ていた那須はそれを不満に思いながらベンチで1人、自身のお弁当を食べていた。

 

「ふん! 友達なんか・・・・」

 

「ケヒャヒャヒャヒャヒャ! ホントは寂しい癖に。」

 

「誰⁉︎」

 

那須は突然隣から聞こえた声に反応して立ち上がるとそこにはアイワーンがいた。

 

「強がってるだけだっつうの。」

 

「っ!」

 

「ダークペン!イマジネーションを塗りつぶせっつーの!」

 

アイワーンはダークペンを使ってハートの形を描くがそれはプリキュア達がペンで描く色に比べてとても禍々しく、そのハートは真っ直ぐ那須の所へ飛んでいき直撃してしまう。黒いハートの中に那須が閉じ込められてしまうと、それを核に胸は弓道の的と同じ形の物を付けて頭に赤い鉢巻きと手には光る弓を持った人型の巨大ノットリガーが生まれてしまった。

 

〜〜♪

 

「っ! ペンダントが⁉︎」

 

そしてひかるのペンダントがアイワーンの持つおひつじ座のペンに反応してみんなでその場に向かうとそこにはノットリガーとアイワーンがいた。

 

「ノットリガー!」

 

「友達なんか邪魔、友達なんかいらない、1人が一番強いのよ!」

 

「っ! 那須さん・・・・いま助けます!」

 

「うん(ルン)(あぁ)!」

 

まどかがペンダントを取り出すと、それに合わせて他のメンバーも自身のペンダントとペンを取り出した。

 

『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』

 

『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』

 

 

「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」

 

「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」

 

 

『スター☆トゥインクルプリキュア‼︎』

 

「いけ!」

 

「ノットリガー!」

 

ノットリガーは弓を棒のように使って攻撃するが、プリキュア達はそれを回避した。

 

「ハアッ!」

 

その後ソレイユは高くジャンプ炎を纏った右足で飛び蹴りをしてそれがノットリガーの胴体に直撃した。

 

「ミルキーショック‼︎」

 

「ノットリガー!」

 

ミルキーの技も直撃したノットリガーはそのまま跪くと、その隙にとスターがノットリガーに突撃した。

 

「ハアアアッ!」

 

「ノットリガー!」

 

「うわあああっ!」

 

「「スター!」」

 

しかし、すぐに立て直したノットリガーの攻撃を受けたスターは吹き飛ばされてしまった。

 

「ノットリガー!」

 

「気をつけて!」

 

「任せろ! ウルトラスターカラーペン! ビクトリー! ウルトラカラーチャージ!」

 

ノットリガーが高くジャンプすると、セレーネが他のプリキュア達に注意を促すとスペースもそれを理解してビクトリーのペンを使って変身した。

そしてノットリガーが高い場所から弓矢でスターと彼女の所へ向かっていたミルキーとソレイユの元に矢を放った。

 

「はっ!」

 

「プリキュア・ビクトリウムスラッシュ‼︎」

 

その矢に対してセレーネは自身の矢で、スペースは技で対応しノットリガーの矢を相殺する事に成功した。

 

「那須さんを解放して! こんなことに彼女の弓を使わせないで!」

 

「あたいに感謝しろっつーの!あんたの邪魔者をノットリガーにしてやったんだっつーの!」

 

それを聞いたセレーネは握りしめた力が強すぎて自身が持っていた光る弓が消滅すると、セレーネの身体全体から黄色い光が輝き出した。

 

「違います、邪魔者なんかじゃありません! 彼女は素晴らしい選手です。わたくしは弓道で、彼女と決勝戦を戦いたいんです!」

 

「ノットリガー!」

 

「させねぇよ!」

 

『放て! 聖なる力!!』

 

スペースはすぐにウルトラマンヒカリのスパークドールズを使ってナイトティンバーを召喚し、『キュアスペースビクトリーナイト』へとパワーアップした。

 

「ハアッ!」

 

ノットリガーの放った矢は剣になったナイトティンバーによって斬られてしまった。

 

「セレーネ!」

 

「はい!」

 

そしてセレーネはいて座のペンを取り出した。

 

「プリキュア・いて座・セレーネアロー‼︎」

 

「ノットリガー!」

 

セレーネの技とノットリガーの矢が激突した。

 

「なに⁉︎」

 

「ノットリガー!」

 

しかしノットリガーの矢が押し負けるとセレーネの矢がノットリガーに直撃した。

 

「みんな!」

 

『宇宙(そら)に輝け!イマジネーションの力!』

 

『トゥインクルステッキ!』

 

「スタートゥインクル!」

 

「ミルキートゥインクル!」

 

「ソレイユトゥインクル!」

 

「セレーネトゥインクル!」

 

『4つの輝きよ、今一つに!』

 

『プリキュア・サザンクロスショット!』

 

スペースはナイトティンバーのカバーのポップアクションを3回行った。

 

『スリー! ナイトビクトリウムシュート』

 

「これで決める! プリキュア・ナイトビクトリウムシュート‼︎」

 

「ノットリガー・・・・」

 

プリキュア達の技がノットリガーに直撃するとノットリガーは消滅して那須は解放された。

 

「ぐぬぬぬぬっ!」

 

「今日の所は帰りましょう。」

 

「ふん!」

 

アイワーンは悔しそうにしながらバケニャーンと共にワープホールを通って帰っていった。

 

それから数分後、気絶していた那須が目を覚ました。

 

「あれ? わたし・・・・」

 

「那須さん、行きましょう。試合が始まります。」

 

まどかの気合十分な表情を見て那須は何がどうなっているのかよくわからなかった。

 

それからひかる達が会場の席に向かうとそこにはまどかの母、満佳だけではなく、まどかの父、冬貴も席に座っていた。

 

「間に合ったんですね?」

 

「えぇ。」

 

「始まるようだ。」

 

それからすぐにまどかと那須の延長戦が開始された。

どちらも一歩も引かず、これまで放った矢は全て的に命中していた。

 

「(わたしは、勝つ! 勝つ為に、友達なんて必要ない!)」

 

那須は孤独を力に変えて、まどかに勝つ為にその力を最大限に発揮していた。

それに負けずとまどかも必死に戦っていた。

 

『弓道は自分と向き合い自分を鍛える武道。最後に頼れるのもまた自分だけだ。』

 

「「(頼れるのは、自分だけ!)」」

 

ここまで数十本全ての矢を的に命中させてきた2人だが、流石に疲労が見え始めてきていた。

 

「「ハァ・・・・ハァ・・・・」」

 

「(でも、今は・・・・1人じゃない。)」

 

まどかはポケットの中にあるひかる達から貰ったお守りを握りしめてひかる達の存在をお守りから感じていた。

 

「まどかさん・・・・」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

ひかるが両手を合わせてお祈りをしていると、えれなとララも一緒に両手を合わせてお祈りをしていて、こうたは真剣な表情でまどかの試合を見守っていた。

 

「(勝つ為にずっと1人で練習してきた。負けない! 負けたくない!)」

 

那須は負けたくないという気持ちを込めて矢を放つがその矢は的から外れてしまった。

 

「ハッ!」

 

『見せてやろうぜ那須さんに、今のまどかを、まどかの信じる弓道を!』

 

「(みんなの応援を力に変えて、自分を信じて進む! それが、わたくしの信じる弓道です! )」

 

そしてまどかの放った矢は的の中心に命中した。

これにより『全国弓道王大会』女子の部の優勝者はまどかに決定した。

 

「まどかが・・・・」

 

「「勝った(ルン)!」」

 

「よし!」

 

えれなが、ひかるが、ララが、こうたがまどかの勝利にみんなで喜んでいた。

 

「敵ながらあっぱれでしたわ。」

 

「まどかさーん!」

 

「っ!」

 

姫ノ城が那須の強さに感心していると、ひかるは冬貴の側まで行き、そこからまどかの事を呼ぶと、まどかが声をした方へ顔を向けると冬貴の存在に気づき、改めて冬貴の見ている前で優勝できた事を嬉しく思っていた。

 

「本当は初めからいらしてたんでしょ?まどかを一人で戦わせるために。」

 

「・・・・。」

 

 

 

満佳の言葉に聞いた冬貴は図星をつかれたのか彼女から目を逸らした。

 

「皆さんの応援のおかげね。」

 

「ああ。」

 

そして表彰式が行われてまどかは優勝トロフィーを受け取った。

 

「来年もまたここで会いましょう。」

 

「え?」

 

そしてまどかは那須と握手をしようと右手を差し出した。

 

「必ずね。」

 

「・・・・来年は負けないわ!」

 

那須はまどかの気持ちに応えてまどかと握手をした。

その光景を見ていた観客からは2人に対して盛大な拍手が送られた。

こうして、今年の大会はまどかの優勝で幕を閉じたのであった。

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


新たなプリンセススターカラーペンを求めて再びゼニー星へとやって来たこうた達。

そこで再び、ブルーキャットと出会う事に

果たして彼女がこうた達に求めるものとは一体・・・・

次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第47話  ペンは誰のもの? ブルーキャット再び! 前編

次回も楽しみに!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
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