スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
そして後編も明日の夜に投稿予定です。
この三連休は全て執筆に使う事になりそうです。
今後はまた投稿頻度が落ちてしまいますが、それでもちゃんと進めていきますのでこれからもよろしくお願いします。
m(_ _)m
ペンを探しに惑星レインボーへとやってきたこうた達はそこでアイワーンとの戦いを経てふたご座のプリンセススターカラーペンを手に入れた。
しかしその直後にブルーキャットにフワと変身する時に使うスターカラーペン以外の全てのペンを奪われてしまった。
その頃地球では、外は激しい雷雨でその様子を家の中からひかるの祖父、春吉が見ていた。
「この雨の中、何処をほっつき歩いているんだひかるは・・・・」
春吉は帰ってこないひかるの事を心配していた。
そのひかるはこうた達と共にペンダントの反応を頼りにブルーキャットの後を追いかけていた。
「見つかったでプルンスか?」
「うん! あっちみたい!」
「よぉし! ブルーキャットを追うでプルンス! フワと奪われたペンを取り戻すでプルンス!」
「うん。 いこう!」
「でも良かったルン、ペンダントが無事で・・・・」
「え?」
「ペンの場所がわかるルン。」
「ブルーキャットも爪が甘いでプルンス! さぁ、追いつくでプルンス!」
「(本当にそうなのか?)」
こうたはララが指摘したペンダントの事を気にしていた。
ブルーキャットはこうた達が使うペンダントのレーダーでペンを見つけられる事を知っているはず、なのにそのペンダントを残していくという事は当然追いかけられるリスクが生じる。
ならいっそ、ペンだけでなくペンダントも奪えば逃げきれる確率は更に高くなる。
なのに何故そうしなかったのか?
こうたはそれが疑問で仕方なかった。
「・・・・ペンが移動してるっつうの。」
その頃、一度撤退したアイワーンも惑星レインボーに残りペンの反応を追っていた。
するとアイワーンの背後にワープホールが開くと中からカッパードとノットレイ達が乗ったUFOが現れた。
「してやられたなアイワーン。 バケニャーン否、宇宙怪盗に・・・・」
「くっ、何しに来たっつうの!」
「あとは我々に任せてもらおう。」
「なに⁉︎」
「ガルオウガ様からのご命令さ、お前一人では心もとないとね。」
「くっ」
カッパード達はガルオウガの命令で惑星レインボーへとやって来たようだ。
それに対してアイワーンは不満のある表情を見せた。
「冗談じゃないっつうの!」
アイワーンはそれに対して怒り、この件は自分で蹴りをつけたくて仕方なかった。
「もうすぐよ、あと少しで・・・・」
「フワ? ここ何処フワ?」
何処かの綺麗な広い空間で、眠っていたフワがブルーキャットの声で目を覚ますとブルーキャットが一つの石像に話しかけているのが見えた。
「フワ? 誰フワ?」
「あなたには関係ないわ、てゆうか寝る? 緊張感ないニャン。」
「フワ? 緊張感?」
「あのね、囚われの身なの、怖がる所よ。」
「ブルーキャット怖くないフワ!」
ぐぅ〜
「・・・・お腹空いたフワ!」
「なっ⁉︎」
ブルーキャットは囚われの身でありながら完全に安心しきっているフワに動揺してしまっていた。
「もう・・・・マタークッキーしかないか・・・・」
「クッキーフワ!」
「悪いけどあげられないわ、貴方には刺激が強過ぎるから・・・・」
「お腹空いたフワ!」
「そう言われても何もない。」
「フワ・・・・」
何もないと言われたフワはしょんぼりしながらブルーキャットの後について行った。
「元々、この星には何もないの・・・・川は枯れ、海に生き物もいない・・・・まぁ、レインボー鉱石に助けられたけどね・・・・鉱石は酸性の雨水をろ過して、飲み水にしたり・・・・虹のように変化する石の電磁波が植物の成長を促して・・・・」
「ちんぷんかんぷんフワ」
「簡単に言えば、レインボー鉱石のおかげでお腹は膨れたって感じ?」
「レインボー鉱石食べるフワ!」
「伝わってないわね。」
ブルーキャットは惑星レインボーでの暮らしについてフワに説明するが、全く理解できてないフワに対して簡単に説明してもフワはわかっていなかった。
そしてブルーキャットは自身のカプセルから一人乗りの宇宙船を取り出した。
「何処いくフワ?」
「星を出るの、プリキュアとアイワーンをまく為にね。」
「フワーーーッ!」
「フワ?」
「っ!」
ブルーキャットとフワが声のした方向を見るとそこには空気を吸って大きくなったプルンスが気球のような役割をして空中を浮いていてその足にこうた達がしがみついていた。
そして先ほどの声はひかるの声だった。
「フワ!」
「フワ!」
「思ったより早いわね。」
「どうしてフワを、わたし達のペンを⁉︎」
「なぜ盗むかって? それって愚問よ、わたしは宇宙怪盗ニャン!」
そう言いながらブルーキャットは先ほど使った煙幕を出すボールをプルンスに投げつけてきた。
「煙幕⁉︎」
「ひかる!」
「変身するルン!」
「フワ・・・・うん!」
「・・・・・・・・」
えれなとララの声を聞いて変身する事を決めたひかるだったが、その横でこうたは何を考えているのか静かに変身に使うペンを握りしめていた。
『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』
『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』
「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」
「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」
「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」
「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」
『スター☆トゥインクルプリキュア‼︎』
変身が完了したプリキュア達はプルンスから飛び降りて地面に着地した。
それからすぐにソレイユがフワを抱えるブルーキャットに接近するが、ブルーキャットはソレイユに向けてカードを投げつけてソレイユはそれを蹴りで弾いた。
「っ⁉︎」
しかしそのカードにはトラップが仕掛けられていてカードが爆発するとソレイユは吹き飛ばされてしまった。
「ソレイユ⁉︎」
「生身だからって舐めていると怪我するわよ!」
『うぅ!』
ブルーキャットはすかさず4枚のカードを他のプリキュア達の足元目がけて投げるとカードが爆発した。
「フワ!」
「ふふっ・・・・っ!」
しかしプリキュア達はミルキーが出したハート型のバリアに守られて無傷だった。
「追うルン!」
ブルーキャットが逃げるとソレイユ以外のプリキュア達はその後を追いかけた。
ブルーキャットは爆発するカードを何度も投げてプリキュア達はそれを避けながら追っているので中々ブルーキャットとの距離は縮まらなかった。
しかし途中からはセレーネが矢でカードを迎撃する事で少しずつ距離が縮まってきていた。
「ハアッ!」
「ちっ!」
「フワとペンを返して!」
スターか前に出るとブルーキャットは一旦止まってフワを抱いていない右手からフックつきのワイヤーを発射してそれをスターの身体に巻きつけた。
「ハアッ!」
「うわっ!」
動けないスターに向かってブルーキャットは飛び蹴りをするが、スターも星形のエネルギーでガードするものの、拘束されている所為で安定していないスターは体勢を崩して転んでしまう。
「ハアッ!」
そんなスターにブルーキャットは踵落としをするが、その足をソレイユが蹴り技で防いだ。
「もうやめよう、こんなの誰も笑顔にならない。」
ソレイユの言葉を聞いたブルーキャットはソレイユから距離をとるが、その背後にはセレーネとミルキーがいた。
その間にスペースがスターを拘束から解放していた。
「フワ!」
「渡さない! スタープリンセスの力、そしてフワがいれば手に入る強大な力が・・・・」
「そんなの嘘っぱちでプルンス!」
「わかってないのね! どうしてノットレイダーがプリンセスの力を狙っていると思って・・・・」
「っ!」
「そして彼が使ってたこのウルトラマンの力・・・・この力だって星の復活にきっと役立つはず!」
そう言ってブルーキャットは再びボールを地面に叩きつけて煙幕を発生させるとそのまま駆け出した。
「逃がしません!」
それをセレーネとミルキーが阻もうとするが、ブルーキャットはスターに変身して2人を惑わせた。
「「っ! 」」
その隙をついてブルーキャットはジャンプしてセレーネとミルキーの守りを突破する。
「しまったルン!」
「本人じゃないとわかっていながら躊躇とはね!」
そのままスターの姿をしたブルーキャットはフック付きのワイヤーを使って岩山の隙間にある通路へと一気にジャンプしてプリキュア達から逃げた。
「一旦まかないと・・・・」
しかし・・・・
「っ!」
そんなブルーキャットの目の前にキュアスペースが空中から現れた。
「そういえば、あなたが飛べるのをすっかり忘れてたわ。あなたも私と戦おうってわけ?」
「・・・・いや、戦わない。」
「え?」
「俺はお前とは、戦わない。」
「はぁ⁉︎」
「お前と、戦いたくないんだ。」
スペースからの予想外の言葉にブルーキャットは動揺していた。
「な、何言ってるのよ! あなただってペンとフワを取り戻したいんでしょ⁉︎ だったら・・・・」
「前に言ったよな、ブルーキャットはいい奴だって? その気持ちは今も変わらない・・・・だから・・・・戦いたくない。」
「ふ、ふざけんじゃないわよ!」
ブルーキャットはスペースに飛びかかり右手の拳でスペースを殴ろうとするが、スペースはそれを左手一本で受け止めた。
「あんたバカじゃないの! わたしはあなた達から大事な物を奪ったのよ! そんな事をする相手がいい奴なわけないでしょ! なのにどうしてそんな事が言えるのよ!」
「だって、なんだかんだ言いながらもいつも俺達の事を助けてくれただろ? 今日だって・・・・」
「それは、わたしの目的を果たすためで・・・・」
「でも、助けてくれた。」
「っ! うるさい!」
「ブルーキャット!」
「っ!」
そこへスターも追いついてきてブルーキャットは通路の奥の広場まで逃げてしまった。
「いい加減諦めなさい!」
「あきらめない! フワもペンもわたしが守る!」
ブルーキャットとスターは到着した広場でフワとペンを巡って取り合いをしていた。
「スター! スペース!」
そこへミルキー達他のプリキュア達も合流した。
「ダメフワ!」
「え?」
「みんな仲良くするフワ!」
するとフワがブルーキャットの腕の中で泣いていた。
「フワの言う通りだよ! どんな理由があるかわからないけど、誰か泣かせてまで奪っていいわけないよ! ねぇ、もうやめよう!」
「・・・・簡単に言ってくれるわ!」
「っ! ・・・・え?」
ブルーキャットがボールを地面に叩きつけようとするのを見たスターが駆け出そうとするが、それよりも先にスペースがブルーキャットの手を握ってそれを妨害した。
「なっ!」
「一緒にやろう。」
「え?」
「俺達は・・・・お前と一緒にこの星を、この星に住むみんなを救いたいって言ってるんだよ。 お前だって俺達と同じように大切なものを救いたいんだろ?」
「・・・・そうよ。わたしもあなた達と同じ、あなた達がフワやこの宇宙を救いたいように、あたしもこの星のみんなを救いたいの!」
ブルーキャットは最初は俯いていたが、途中からは顔を上げて自身の思いをハッキリと口にした。
「くっ!」
「離して!」
ブルーキャットが強引にスペースの手を振り払おうとするとブルーキャットは持っていたボールを手放してしまい、それが後ろにあった一つのレインボー星人の石像に当たってボールが弾けて煙幕が発生した。
「っ!」
その時ブルーキャットは惑星レインボーがダークペンの暴発によって発生した邪悪な力が星を包んだ時の事を思い出してしまった。
「・・・・くっ!」
「え?」
「フワ!」
すると今までスターの姿をしていたブルーキャットの身体が光ると、徐々にその姿は変わっていった。
「え⁉︎ あなた・・・・」
「・・・・そう、これが・・・・わたし・・・・本当の・・・・わたしの姿。」
その姿は今まで見たことのないまるで猫が人の形になったような姿へと変化したブルーキャットがプリキュア達の目の前に立っていた。
To Be Continued
次回予告
レインボー星人としての本当の姿を見てたブルーキャットの口からこの星で何が起こったのかが語られる。
その後のノットレイダーとの戦いで傷つくプリキュア達を見たブルーキャットがとった行動とは・・・・
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第54話 みんなを救うために! キュアコスモ誕生! 後編
次回も楽しみに!
※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあればドシドシ送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。