スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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なんですか今日のデッカーは!?

映像が神がかっててめちゃくちゃテンション上がりました。

今回の話を担当した越監督はガッツホークのデザインを初めて見た時からデッカーと合体させようと考えていたそうです。

しかし、そのシーンの撮影時にデッカーのスーツアクターを担当する岩田さんからは「俺、これ(ガッツホーク)無くても飛べるよ」と言われたそうです。



第60話 おかえりお父さん! 星奈家の大切な一日 後編

ひかるの父、陽一の帰還とララの誕生日を祝うバーベキューを行うためにひかるの家にやってきたこうた達は準備を終えて陽一がイエティの散歩から帰ってくるのを待っている間に空腹のひかるのためにプルンスが作ったドーナツを取りにひかるの家の中に入ったララはそこで同じくお腹を空かせたひかるの祖父、春吉と遭遇し持ってきたドーナツを少し分けてあげた。

 

「離れて暮らしていて、外国のご両親は心配していないのか?」

 

「わたしのほ、国では私の年は大人ルン」

 

「親と言うのはいつまでたっても子供が心配なものだ」

 

「っ! あなたはひかるの父の父ルン?」

 

「ああ」

 

「でも心配してないルン・・・・仲悪いルン!」

 

「んんっ!」

 

ララがはっきりと指摘された春吉は思わずむせてしまっていた。

 

「はっきりいうのう・・・・」

 

ララにそう言われた春吉は陽一が初めて海外に出発した日のことを思い出していた。

その日はひかる達は陽一のことを見送っていたが、春吉だけはその様子を家の中から見ているだけだった。

 

「ドーナツ、ごちそうさん」

 

そう言って春吉はそのままどこかへ出掛けてしまった。

 

 

そして、ララと春吉が話をしていた頃・・・・

 

「あれ? こうたは?」

 

「なんか、一回家に帰るって言ってたよ」

 

ひかるはこうたがいない事に気づくとえれながこうたは家に帰っていることを伝えた。

 

すると・・・・

 

「こんにちは」

 

「あっ! おじさん!」

 

「しずかさんも!」

 

「こんにちはみんな」

 

そこへこうたの両親であるさとしとしずかがやってきた。

 

「お二人ともどうしてここに?」

 

「こうたから陽一くんが帰ってきていると聞いてね。だから私達もそのお祝いのバーベキューに参加しようと思ってね」

 

「だからほら! 追加の食材も持ってきたからみんなで食べましょ?」

 

「やったぁ!」

 

「ありがとうございます」

 

さとし達はこうたから陽一が帰ってきたことを聞いてバーベキューに参加するために追加の食材を持ってやってきたのだ。

 

「あの? こうた君は一緒ではないのですか?」

 

「あぁ、こうたは用事があるとか言ってどこかへ出掛けてしまっていてね」

 

「そうなんですか!?」

 

「そうなの。バーベキューまでには戻ると言っていたんだけど、どこに行っちゃったのかしら?」

 

まどかはこうたは一緒じゃないのかと質問するとこうたはどこかへ出掛けたとみんなに伝えた。

すると再びひかるのお腹がなりひかるはそれに対して苦笑いをした。

 

「おじいちゃん呼んでくる」

 

するとひかるの家からドーナツを取りに行ったララが出てきた。

 

「出掛けちゃったルン」

 

「えぇ!?」

 

「まぁ、どこにいっちゃったのかしら?」

 

「わたし、探してくる!」

 

「あたし達も!」

 

陽子が春吉の心配をしているとひかる達は春吉を探しに出掛けていった。 

 

 

 

「ありがとうございました!」

 

一方その頃、こうたは商店街で買い物をしていた。

 

「よし、そろそろ帰るか」

 

買い物を終えたこうたは自転車を走らせて帰りそして自転車と買ってきたものを自宅に置いて再びひかるの家へと向かった。

 

「ただいま」

 

「おかえりこうた」

 

そこでしずかがこうたを出迎えるがこうたは周りをキョロキョロ見渡すがひかる達の姿が見当たらなかった。

 

「あれ? ひかる達は?」

 

「それが、春吉さんがどこかへ出掛けちゃったらしくて探しに行ってるのよ」

 

「こうた、お前も春吉さんを探しに行ってこい」

 

「わかった。ちょっと行ってくる」

 

「気をつけてね!」

 

さとしはこうたも探しに行くように伝えるとこうたもそれを承諾してしずか達に見送られながらこうたも春吉を探しに出掛けた。

 

 

その春吉は天文台の入り口の側にある煉瓦の上に座って考え事をしていた。

 

「春ちゃん、陽一君帰ってきてるんだろ? いいのかい? こんなところにいて」

 

「フン! あんな奴・・・・」

 

「相変わらずだね・・・・」

 

そこへ春吉と、そして陽子の若い頃からの友人である遼じぃが春吉に話しかけるが春吉は相変わらず陽一と向き合おうとせずにいた。

 

「ハァ・・・・私が育て方を間違えたのか?」

 

「すみません!」

 

「はいはい!」

 

「遼ちゃん、忙しそうだな?」

 

「七夕だからね」

 

「そうか・・・・七夕か・・・・」

 

いま天文台では七夕に関するイベントを開催していてたくさんの親子が参加していた。

遼じぃは参加者から呼ばれてすぐに対応すると春吉は忙しい遼じぃを気遣って天文台を後にした。

 

「・・・・・・・・」

 

その様子を天文台の屋根の上からユニが見ていたのであった。

 

春吉は周りに木がたくさん生えている道を歩きながら真っ直ぐ自宅へと向かっていると草からガサガサと音がして気になってそこに視線を向けた。

 

「ノットレーイ!」

 

「なっ!?」

 

するとこのから数人のノットレイが頭に木の枝をつける変装をして出てきた。

 

春吉は驚いて腰を抜かしてしまうが何とかに逃げようとするもすぐに他のノットレイ達によって囲まれてしまう。

 

「あらちょうどいい・・・・ふふっ・・・・」 

 

ノットレイ達と一緒にいたテンジョウは春吉をノットレイへと変えてしまった。

 

「うわああああっ!」

 

「っ! 今の声は!」

 

そしてその近くにいたこうたは春吉の悲鳴を聞いて慌ててそこへ向かうとそこでテンジョウ達を見つけた。

 

「テンジョウ!」

 

「あらキュアスペース、グッドタイミングね」

 

「お前、ここで何をしてる!」

 

「決まってるじゃない。アンタ達のペンを奪うのさ! けど、それだけじゃないのよね・・・・」

 

「どういう意味だ!」

 

テンジョウは何かを企んでいる表情を見せるとこうたはテンジョウにその理由を問いただした。

 

「ダークネスト様からのご命令により、アンタを排除するのよ!」

 

「俺を排除するだと!?」

 

「そうよ! ダークネスト様はアンタを危険な存在と判断してわたし達にその排除を命じられたわ。だからアンタはここで終わりよ!」

 

「くっ!(ダークネストはペンだけじゃなくて俺にも狙いを絞ってきたってことか・・・・)」

 

こうたはノットレイダーの方針が変更されたことについて何となく想定はしていたが、まさかこうもはっきりと自分を狙ってくるとは思っていなかった。

 

「こうた!」

 

「っ! ひかる! みんな!」

 

そこへひかる、ララ、えれな、まどかの4人とプルンスとフワも駆けつけた。

 

「あら? 来たわねお嬢ちゃん達、さぁいけ!」

 

「ノットレーイ!」

 

するとテンジョウの背後から服装や髪型、そしてメガネが春吉そっくりの巨大ノットレイが姿を現した。

 

「おじいちゃん!?」

 

「春吉さん!?」

 

「ウッフフフフフ・・・・さぁ、ペンをおよこし!」

 

テンジョウや巨大ノットレイを警戒するこうた達の目の前に突然どこからか飛び降りてきたユニが姿を現した。

 

「ユニ!?」

 

「さっさとやるわよ!」

 

「今までどこに行ってたでプルンス!」

 

プルンスは今まで姿を見せなかったユニに対して文句を言っている間にみんなそれぞれ自身のペンダントとペンを取り出した。

 

 

 

『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』

 

『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』

 

 

「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」

 

「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」

 

 

『スター☆トゥインクルプリキュア!!』

 

そしてプリキュア達はコスモも入れた6人での初めての変身と名乗りを成功させた。

 

「まさか、裏切り者がプリキュアとはね」

 

「驚いたニャン?」

 

「フン! ダークネスト様のためにもまとめてやっておしまい!」

 

「ノットーーレイ!」

 

テンジョウが攻撃命令を出すと巨大ノットレイのメガネの両目から2本の青い光線が放たれるがプリキュア達はジャンプしてそれを回避する。

 

「おじいちゃーーん!」

 

ソレイユとミルキーが光線を回避しながら注意を惹きつけている間にスターは真っ直ぐ巨大ノットレイに向かって走っていた。

 

「ノットーーレイ!」

 

「ハアッ!」

 

そしてその光線がスターに向かって放たれるとセレーネは矢を放ちその光線を相殺する。

 

「ノット・・・・」

 

「させっかよ!」

 

「ノッ!?」

 

巨大ノットレイがメガネにエネルギーを集めている隙を狙ってスペースは巨大ノットレイの足元を狙ってスペースレイを放ち巨大ノットレイはバランスを崩した。

 

「ノットレーイ!」

 

「ルン!」

 

「フッ!」

 

「こっちこっち!」

 

だが巨大ノットレイはすぐに体勢を立て直して再び眼鏡から光線を放つが今度はミルキーが電撃を放ってそれを相殺したりスペースとソレイユが光線の注意を惹きつけたりする事で巨大ノットレイに向かうスターを援護した。

 

「ふぅん・・・・協力技ってわけね・・・・」

 

コスモは近くの木の枝にのってスペース達の戦いを観察していた。

 

「こっちもいくぜ! ウルトラスターカラーペン・ジード! ウルトラカラーチャージ!!」

 

スペースはプリキュアに変身する時と同じように ウルトラマンジードのペンをペンダントのキャップの部分に挿入し、それを抜いて星のマークを描く。

そしてペンの先でもう一度ペンダントの星の部分をタッチするとペンの先から紫色の光の線が現れてプリキュアに変身する時のようにその光の線がキュアスペースと接触するとスペースの姿が少しずつ変化していく。

 

服装が白い部分が銀色に変化すると、ペンダントの周りの胸の部分が赤くなっておへそから股関節の部分は黒くなると両手両足の部分に赤と黒のラインが入り、スペースはジードの力をやどした『キュアスペースジード・プリミティブ』へと姿を変えた。

 

「あれは!?」

 

「新しい姿ルン!?」

 

「なっ!? アイツまた・・・・」

 

それを見たソレイユとミルキー、そしてテンジョウはスペースの更なる変身に反応していた。

 

「プリキュア・レッキングリッパー!!」

 

スペースはジャンプした空中で胸の前で両腕を交差させ、両腕から放つ赤い切断光線『レッキングリッパー』を巨大ノットレイの足元に放ち巨大ノットレイの動きを一瞬だが封じた。

 

「おじいちゃん!」

 

そんなみんなからの援護のおかげでスターは巨大ノットレイの側までやってきた。

 

『息子の育て方を間違ってしまった。輝美さんやひかるに辛い思いをさせてしまって・・・・私のせいで・・・・こうなってしまった!』

 

「ノーーットレーーーイ!」

 

「ちょっと、何!?」

 

春吉の負の感情が高まると巨大ノットレイは暴走して敵味方関係なく見境なしに光線を放ち始めた。

 

「おじいちゃん! うっ!」

 

スターは春吉に呼びかけようとするが飛んできた光線を星形のエネルギーを生成しバリアにして防ぐがその勢いまでは止められず、スターは後方へ吹き飛ばされた。

 

『家族は一緒にいなければ・・・・いけないんだ!』

 

そして巨大ノットレイの光線が再びスターに向かって放たれるとそれをスペースは両手から放射した光のエネルギーで、体の前面に円状のバリア『ジードバリア』を展開してスターを守った。

 

「スペース!」

 

「春吉さん、あなたの気持ちもわかります。確かに家族は一緒にいないと寂しい時もある・・・・けど、ひかるや輝美さんは陽一さんからの手紙を読んでとても嬉しそうにしてた。手紙を通して伝わる陽一さんが頑張っている姿に2人はいつも元気や勇気をもらってたんです! その時に思ったんです。離れてたって思いは繋がってるんだって!」

 

 

「そうだよ! わたし・・・・大好きなものを追いかけてるお父さんとお母さんが大好きなんだ! 離れてたって・・・・家族は、家族だよ!!」

 

「ハアッ!」

 

「ノットレイ・・・・」

 

スペースはバリアで光線を弾くと巨大ノットレイはそれに怯んでいた。

 

「くっ、さっさとやっておしまい!」

 

「ノットーーレーーイ!」

 

『うわあっ!』

 

『ううっ!』

 

テンジョウが持っていた扇子に歪んだイマジネーションの力を込めると巨大ノットレイはプリキュア達に連続で光線を放ち続けた。

 

「サザンクロスショットが打てない・・・・」

 

スター達は光線を回避するので精一杯でサザンクロスショットを打つ余裕がなかった。

 

「ジードクロー!」

 

そんな中でスペースが頭上に右手をかざすとそこに光の粒子が集まって形になった。

 

それは持ち手のトリガーがついていて中央のスイッチを押し込むことで、トリガーを引いた回数に応じた必殺技が発動する左右に2本の爪を持つ武器『ジードクロー』だった。

 

そしてスペースはジードクローのトリガーを2回引いた。

 

「プリキュア・コークスクリュージャミング!!」

 

トリガーを2回引いてスイッチを押し込むと、クローを頭上に突き出してスペースは体をドリルのようにスピンさせて赤黒い闇をエネルギーを周りに纏いながら敵へ突撃する技『コークスクリュージャミング』でスペースは巨大ノットレイのボディーに突撃した。

 

「うおおおおおおっ!!」

 

その攻撃を巨大ノットレイはなんとか立ったまま踏ん張っているがスペースは回転するスピードを更に加速させて技の威力の上げた。

 

「ノットレイ・・・・」

 

それに耐えられなくなった巨大ノットレイの胸元が爆発するとそのまま仰向けに倒れた。

 

「ノット・・・・」

 

「はああああっ!」

 

しかし巨大ノットレイはそれからすぐに上半身を起き上がらせると再び眼鏡から光線を放とうとエネルギーを蓄えているのを見たスペースも両手を横に広げて先程のように全身から赤黒い闇のエネルギーを放出し目も激しく光っていた。

 

「スペース!?」

 

「何するつもり!?」

 

それを見ていたセレーネとソレイユはスペースを心配する眼差しで見ていた。

 

「プリキュア・・・・」

 

「レーーイ!!」

 

「レッキングバースト!!」

 

巨大ノットレイが今までで一番強い威力の光線を放つと、スペースは全身を発光させながら赤黒い稲妻状の光子エネルギーを両手に集中させた後に腕を十字に組んで放つ70万度の必殺光線『レッキングバースト』を放つと2つの光線は激突して激しく拮抗していた。

 

「ノットレーーイ!」

 

「はああああっ!」

 

しかし徐々にスペースの技が巨大ノットレイの光線を押していきレッキングバーストは巨大ノットレイの顔に直撃した。

 

「ノットレーーイ! ノット!? ノットレイ!?」

 

その時に巨大ノットレイの眼鏡が破壊されて周りが見えなくなった巨大ノットレイは両手を前に出して周りをキョロキョロしていた。

 

「今だ!」

 

「ちょっと借りるニャン」

 

「オヨ!?」

 

「コスモ!?」

 

スペースがプリキュア達に呼びかけると先程までずっと観察していたコスモがミルキーの背後に現れてミルキーが持つふたご座のプリンセススターカラーペンを持って巨大ノットレイの前に立った。

 

「レインボーパフューム! いくニャン!」

 

コスモはふたご座のペンをレインボーパフュームにセットした。

 

「プリンセススターカラーペン! ふたご座! くるくるチャージ!」

 

パフュームの上の部分を回してエネルギーがチャージされると、そのパフュームをノットリガーに向けた。

そしてチャージされたエネルギーはサザンクロスのようにひし形の光を放っていた。

 

「プリキュア・レインボースプラッシュ!!」

 

「ノットレーイ・・・・」

 

巨大ノットレイはレインボースプラッシュを受けて浄化されると巨大ノットレイがいた場所にはうつ伏せに倒れている春吉の姿があった。

 

「フン!」

 

その様子を木の影から見ていたテンジョウはそのまま転移して撤退した。

 

「んっ・・・・」

 

スターが春吉を抱き起こすと春吉は気絶しているだけだとわかりみんな安心していた。

 

「コスモ、ありが・・・・あれ?」

 

「また消えちゃったルン・・・・」

 

「全く、おいしいところを持っていくでプルンス・・・・」

 

「あっ!」

 

スターがコスモにお礼を言おうとしたが既にコスモの姿はなく、スペースは近くにあるベンチの上に先程コスモが使ったふたご座のプリンセススターカラーペンが置かれているのに気づいてペンを回収した。

 

「ワン! ワン!」

 

「イエティ! 待って! どこに行くんだ!?」

 

「お父さん!?」

 

「急いで隠れろ!」

 

そこへイエティと陽一がやって来てスター達は春吉をベンチに座らせるとそのままその後ろの林の中にみんなで隠れた。

 

「親父!?」

 

陽一は春吉の存在に気づくと急いで駆け寄った。

 

「大丈夫か?」

 

「うっ・・・・だ、大丈夫だ・・・・何がなんだか・・・・」

 

春吉が目を覚まして安心した陽一だったが春吉はベンチから立ち上がるがその身体はフラついていたので陽一は何も言わずに春吉に肩を貸すのであった。

 

「おっと」

 

「お前の助けなど借りん!」

 

「いいから・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

最初は助けを拒んだ春吉だったが最後には素直になり2人で夕日に照らされた道をゆっくりと歩きながら自宅へと向かい、そんな2人の表情はどこか嬉しそうな表情をしていた。

その様子を見ていたひかる達も別ルートでひかるの家に向かい、夜になると準備していた陽一の帰還とララの誕生日を祝うバーベキューが始まった。

 

「ララ、お誕生日おめでとう! そしてお父さんおかえりなさい!」

 

『おめでとう!』

 

「ありがとルン」

 

陽一は輝美と、ララはひかるや他のみんなと持っていたカップを使って乾杯していた。

 

「・・・・うまいでプルンス。」

 

「フワ!」

 

木の影に隠れているプルンスとフワは焼いたお肉やとうもろこしを食べていてとても満足そうにしていた。

 

「やっぱりこの町は星がきれいだな・・・・」

 

「お父さんは世界中で星を見てるんだよね」

 

「どこにいても星は見えるものね」

 

「あぁ。空はこの町につながっているからな」

 

陽一は両脇にいる輝美とひかるの肩を抱き寄せながら3人で夜空を見ていた。

 

「七夕は一年に一度、大切な人に会える日ルン?」

 

「あぁ・・・・」

 

「ひかる嬉しそうルン」

 

ララと春吉は話をしながらひかる達のことを見ていた。

ひかる達はベガとアルタイルの話や輝美の次の漫画はUMAを主人公にしたらどうかなど色々なことを楽しそうに話していた。

 

その様子を見ていた春吉は安心したような表情をしながら家の中へと入っていった。

 

「ララ!」

 

「こうた? どうしたルン?」

 

「改めて、誕生日おめでとう! これ、俺からの誕生日プレゼント。よかったら受け取ってくれないか?」

 

「ありがとルン! 中を見てもいいルン?」

 

「勿論」

 

こうたはミントカラーのリボンがついた大きな袋をララに渡すとララはリボンを解いて中身を取り出すと、中からプルンスぐらいの大きさの黄色い星形のクッションが出てきた。

 

「ララがプリキュアに変身すると頭の飾りとかセンサーが星形になるからどうかなって思ったんだけど、気に入ってもらえたかな?」

 

「嬉しいルン。ありがとルン!」

 

ララはクッションを胸元で抱きしめながらこうたにお礼を言った。

 

「あぁ〜! こうたがララにプレゼント渡してる!」

 

それに気づいたひかる達がこうた達のところに集まってきた。

 

「抜け駆けは良くないんじゃないかな?」

 

「わたくしだってララにプレゼントを渡したかったです!」

 

「ごめん悪かったって・・・・」

 

えれなとまどかもこうたに文句を言ってきてそれに対してこうたはみんなに謝罪した。

こうたが買ってきたクッションはさっき出掛けていた時に買ったもので、こうたはララに誕生日プレゼントを買うために出掛けていたのだ。

 

「(こうた・・・・ありがとルン)」

 

ララはそのクッションを大事に抱きしめながらみんなに詰め寄られているこうたに対して心の中で改めて感謝の言葉を送っていた。

それからひかる達も後日改めてララにプレゼントを送ることになり、こうたもひかる達がそれぞれ誕生日の時にプレゼントを渡すということでその場はおさまった。

 

その後もみんなで話をしたりバーベキューの料理を食べたりとみんなそれぞれ盛り上がっている姿をユニはひかるの家の屋根の上からジッと見ているのであった。

 

「食べるか?」

 

「え?」

 

そこへキュアスペースに変身したこうたがバーベキューのお肉や野菜などを乗せた小皿を持ってやってきた。

 

「あなた、こんなことにプリキュアの力を使っていいの?」

 

「仕方ないだろ? 食べ物を持って自力でここまで来るのは無理だったし、前にも荷物運びでプリキュアの力を使ったしな」

 

「なにやってるのよ・・・・」

 

ユニは戦い以外の理由でプリキュアの力を使っていることに対して呆れていた。

 

「ユニも見てないでみんなと一緒に食べればいいのに・・・・」

 

「言ったでしょ? 団体行動は苦手ニャン。それに一人の方が色々と動きやすいしラクなのよ」

 

「まぁそうかもしれないけどさ・・・・」

 

スペースはユニが一人でいたいという理由を全てではないが少しは納得していた。

 

「けど何も食べずに帰るってのもなんだしさ、これぐらいは食べてってくれよ」

 

「え? ちょっ!?」

 

「それじゃあ! あと今日はありがとな。マジで助かった」

 

そう言うと飛んでいたスペースは家の裏に着地してこうたに戻ると再びみんなのところに戻っていった。

 

「全く、相変わらずお節介な奴ニャン・・・・美味しい」

 

強引に料理を渡してる去るスペースに対して呆れていたユニだったが、もらったお肉を一口食べると美味しかったので結局全て完食すると誰にも気づかれないように食べ終えた小皿をそっと他の小皿が置いてあるところに置くと再び姿を消した。

 

 

翌朝、陽一が再び海外に出発するので家の前で家族みんなで見送りをしていてそこには春吉の姿もあった。

 

「いってらっしゃい」

 

「気をつけてね」

 

「・・・・・・・・」

 

すると輝美と陽子が陽一と話してる間に春吉は無言で家の中へと戻ってしまった。

 

「おじいちゃん・・・・」

 

「もう! しょうがないわね・・・・」

 

「でも、今日は見送りに出てくれた」

 

「あぁ」

 

ひかると陽子は春吉が戻ってしまったことにしょんぼりしていたが輝美と陽一は見送りに出てくれただけでも進展してると考えていて嬉しそうだった。

 

「いってきます!」

 

「お父さん、いってらっしゃい!」

 

こうして陽一は出発し、ひかるも陽一が見えなくなるまで手を振り続けていた。

 

 

 

To Be Continued

 




         次回予告


ユニの歓迎会を開くこうた達・・・・

しかし、フワがユニの持っていたクッキーを食べて大変なことに・・・・

一体どうなってしまうのか・・・・


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第61話 大パニック! フワの大量発生! 前編

次回もお楽しみ!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあれば送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。
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