スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
そして谷口さんのケインさんに続く、2人目の3大特撮制覇おめでとうございます。
スーパー戦隊、仮面ライダー、そしてウルトラマンと様々な作品で変身できるなんて羨ましいです。
それでは最新話をどうぞ!
季節は夏、学校が夏休みになったこうた達は今日もプリンセススターカラーペンを探しにロケットに乗って宇宙へと飛び出した。
しかし宇宙に出た途端、突然ひかるがへばってしまった。
「ハァ・・・・地球暑すぎ・・・・」
「それなに?」
「かき氷機だよユニ!」
「かき氷機?」
「何でそんなの持ってきてるんだよ」
「家の冷蔵庫が故障してたから氷を分けてもらおうと・・・・」
ひかるは自身の家の冷蔵庫が壊れているらしくロケットの氷を分けてもらいそれでかき氷を作る為に持ってきたらしい。
「ロケットの冷蔵庫も調子が悪いルン」
『現在、復旧率38%です』
「かき氷食べたかった・・・・」
「かき氷フワ?」
「うん! 冷たくて美味しいの!」
「美味しいフワ!」
「一度食べてみたいでプルンス!」
どうやらロケットの冷蔵庫も調子が悪いらしく、そんな中でひかるがかき氷とはどういう食べ物なのかを説明するとフワとプルンスは食べてみたいと少し興奮していた。
「ウチも弟や妹達に毎日かき氷作ってるよ」
「ホント!? えれなさんの家に行けば食べられるの!?」
「かき氷フワ!」
「ただし、その日やる宿題を終わらせたあとでね」
「うぅ〜、それじゃ私、8月の終わりまで食べられないじゃん」
「先に宿題を終わらせれば良いだけの話だろ?」
「宿題は計画的にやらなきゃね」
えれなが宿題をちゃんとやればかき氷を作ると言うとひかるは再び元気をなくしてしまった。
「好きな教科はすぐに終わっちゃうんだけどな・・・・」
「・・・・まどか?」
「え?」
「どうしたんだよ? さっきからボウっとして・・・・」
こうたは先程から会話に入ってこないまどかに声をかけた。
「なんでもないです」
「ひょっとしてまどかさんも宿題で憂鬱なの?」
「それはひかるだけだ」
「いえ、宿題はもう半分終わりました。」
「夏休み2日目で!?」
まどかが宿題を半分終わらせたと聞くとひかるはテーブルにうつ伏せになってしまった。
「流石だな。じゃあどうしたんだよ?」
「何か心配ごとルン?」
「ピアノの練習をしなきゃって・・・・」
「ピアノ?」
「前は学校でもよく弾いてたよね?」
「あぁ、そういえば最近はあんまり弾いてないよな?」
ララは初めてピアノのことを聞いてそれが何なのかわかっていなかったが、えれなとこうたは同じクラスということもあり、まどかがピアノが弾けることを知っていた。
「えぇ、最近はあまり練習をしていなくて・・・・」
「え? どうして?」
「まどかは弓道で忙しいルン!」
「生徒会の仕事もあるしね」
「確かにな・・・・」
ララとえれなは弓道や生徒会の仕事があるからピアノの練習ができないと考えていたが、まどかとは小学校の頃からの付き合いであるこうたの考えが少し違っていた。
「(時間がないから練習しない・・・・いつものまどかなら何とかして練習時間を確保しようとするはず・・・・現にどんなに忙しくてもロケットに来る時間はちゃんと確保している・・・・じゃあ、どうしてまどかは・・・・)」
こうたはまどかがどうしてピアノの練習をしないのか、その理由を自分なりに考えていた。
そんな中でまどかは過去に自身が参加したピアノのコンテストでの出来事を思い出していた。
確かに優勝していたのはまどかだが、まどか自身は自分よりも入賞もしなかった一人の女の子の事を考えていた。
まどかが演奏している時はみんな真剣な表情でまどかの奏でる音楽を聴いていたが、その子の演奏は奏でていた本人も、それを聴いていた人達も笑顔になっていた。
まどかはその子の演奏と自身の演奏の違いは何なのかがどうしてもわからなかった。
「あの、ユニ」
「ん?」
「マオの歌を歌う時に何か気をつけている事とかありますか?」
「マオの歌?」
「えぇ。 マオの歌は何故あんなにも観客を惹きつけられるのですか?」
「・・・・・・・・」
『素敵だね!』
ユニはまどかに質問されてどうしてかを考えていると、過去にオリーフィオに言われた言葉を思い出すと少し寂しい表情をみせた。
「ユニ?」
「ご、ごめんなさい! わたくし余計なことを聞いてしまったみたいですね」
「・・・・別に」
「(ユニ・・・・)」
まどかは必死に謝罪しているがこうたはユニを心配しつつ見守ることに徹していた。
〜〜♪
「っ! ペンダントが!?」
「みずがめ座を指しているでプルンス!」
そしてまどかのペンダントがみずがめ座のペンの場所を示すとフワのワープホールを通って星空界へと向かった一行は雪だるまのような形をした惑星へとやってきた。
「反応はあの星からです」
「何か雪だるまみたいだね」
「キラやば〜っ☆」
それから一行はその星にロケットを着地させるとそこは地球の南極みたいな雪と氷でいっぱいの星だった。
「涼しい〜〜っ!」
「雪と氷ばっかりルン」
「アレなら特大のかき氷ができるよ」
「かき氷食べにきたわけじゃないでしょ?」
「そういうのは全部終わってからにしろ」
「終わってからならいいの?」
ひかるが氷山を見て特大のかき氷が作れると興奮しているとそれにユニとこうたがツッコミを入れるが今度はこうたの言った言葉にユニがツッコんだ。
「お前らそのロケットに乗ってきたのか?」
「キラやば〜っ☆! 雪だるまが喋った!?」
そこへ見た目が雪だるまにそっくりな宇宙人がやってきた。
「雪だるま? 何だそりゃ? 俺の名前は『ユキオ』だ! 雪だるまじゃない」
「この星の方ですか?」
「あぁ! この『アイスノー星』じゃ、ちょっとしたイケメンさ! クールだろ?」
『・・・・・・・・』
ユキオと名乗る雪だるまそっくりの宇宙人は岩の上に片足を乗せて決めポーズをとるがひかる達はみんなポカーンとしていた。
「反応薄いな・・・・あっ! この鼻がダメか?」
『うわぁぁぁっ!!』
「鼻が! 鼻が!」
「お鼻ないフワ!」
「大丈夫ルン!」
「これならどうだ? クールだろ?」
そう言ってユキオは先程までつけていた先端が曲がった鼻を外して曲がったスプーンのような物を取り付けた。
「こんなのもある」
そう言って今度は棒付きのたわしを取り付けた。
「どう? ベイビー?」
「どうって・・・・」
「どんどんカッコ悪くなってるぞ」
「ハァ・・・・俺って、どんな鼻つけても似合っちゃうんだよな・・・・」
「いやだから・・・・」
こうたの言葉をまるで聞かないユキオは完全に自分の世界に入ってしまっていた。
「やっぱり、雪だるま感満載・・・・」
「そしてこれがとっておきのイケメン鼻さ!」
『あぁぁぁ!』
みんなユキオが新しくつけた鼻に驚いていた。何故ならそれはみんなで探していたプリンセススターカラーペンだったからだ。
〜〜♪
そしてまどかがペンダントをかざすとペンダントもそれに反応していて、どうやらユキオが持っていたのみんなで探していたみずがめ座のペンで間違いにないようだ。
「間違いありません」
「その鼻・・・・」
「クールだろ? 氷の中に埋まっていたのをこの前みつけて掘り出したんだ」
「あのねユキオ、実はそのペン、私達が探してた物なの」
「ペン?」
「そのお鼻のことです」
「鼻? これ?」
「その為に地球からここまでやってきたルン!」
「プリンセススターカラーペンフワ!」
「譲ってもらえないでプルンス?」
「ん? ダメ!」
「早っ!?」
ひかる達がみんなでユキオに事情を説明してペンを譲ってくれないか交渉するがあっさり断られてしまった。
「お願いします! 何でもするから!」
「う〜ん」
「お願いユキオ!」
「それは凄く大切な物なんです!」
「う〜ん」
「何とぞ・・・・」
「頼むル〜ン」
「う〜〜ん」
「ほら! こうたとユニもお願いして!」
「え? あぁ! 頼むよユキオ!」
「何で私まで・・・・」
ひかるが土下座までしてみんなでお願いするが・・・・
「・・・・あっ! イルマ!」
「え? ちょっとちょっと!」
すると何かに気づいたユキオはそこへ向かって走り出して行ってしまい、慌ててその後を追いかけた。
するとこうた達は空を飛んでいる氷と同じ表面をしている短髪の『イルマ』という名の綺麗な女性の存在に気づいた。
「ユキオ、その人達は?」
「地球とかいうところから来たんだってさ。そんなことより今日も綺麗だねイルマ」
「そんなこと扱いでプルンス!?」
ユキオの言葉にプルンスは思わず怒りだしてした。
「昨日さ、転んだら鼻が折れちゃってさ。 こんな風に・・・・」
そう言いながらユキオは鼻につけていたペンを鞄にしまうと中からにんじんを取り出してそれを折って食べ始めた。
「ぷぷぷ・・・・」
「ちょっとひかる・・・・」
「だって、面白いよ」
「フワ!」
それを聞いたひかるは口を押さえて笑っているとえれながそれを注意した。
「そう」
「・・・・そう・・・・」
しかしイルマは表情一つ変えなかったのがユキオにはショックだった。
「あなたもこの星の人ルン?」
「えぇ、イルマです。それじゃ・・・・」
そう言ってイルマは再び空を飛んでどこかへ行ってしまった。
「綺麗な子ですね」
「この辺りじゃ村一番の美人さ」
「ちょっと冷たい感じでプルンス」
「何言ってんだ! イルマの笑顔は最高なんだぞ!」
「へぇ・・・・どんな笑顔なの?」
「知らない! 見たことないもん!」
「見たことないのに最高って・・・・」
えれながイルマの笑顔についてユキオに質問するがユキオは知らないと偉そうに言った。
「だから見たいんじゃん! 彼女一度も笑ったことないんだ!」
「一度も?」
「笑顔を見たい・・・・」
『・・・・・・・・』
まどかの言葉を近くにいたこうたとユニの2人は聞き逃さなかった。
「どうしてイルマは笑わないの?」
「この星は何もないつまらない星、だから笑ってくれないんだよ」
「何もない? そんなことないじゃん!」
「ん? 氷だぞ? 雪だぞ? 面白いことあるか?」
「最高にキラやば〜っ☆だよ!」
「え?」
こうしてひかる達は氷や雪の素晴らしさをユキオに教える為にかき氷を作ってみんなで食べたり、氷の上をアイススケートのように滑ったり、更には雪合戦をしたりとみんなで氷と雪の素晴らしさをユキオに教えた。
そうやってひかる、こうた、ララ、えれな、まどか、プルンス、フワが楽しそうにしているのをユニはただジッと見ているだけだった。
「ユニもやろうぜ。雪合戦」
「何で? そうすればペンが手に入るの?」
「それは・・・・」
そう言われてこうたは何て返事をすればいいかわからず黙ってしまった。
「ハァ・・・・そうじゃないなら勝手にやってれば・・・・っ!」
ユニは喋りながら振り向いて何処かへ行こうとするとユニの頭に雪が直撃した。
「やったぁ!」
「命中ルン!」
どうやらひかるとララの投げた雪がユニに直撃したらしい。
「全く、子供じゃないんだから・・・・っ!」
「いいじゃん! いいじゃん!」
「みんなでやると楽しいですよ」
すると今度はえれなとまどかの投げた雪がユニの顔に直撃した。
「ユニ? 大丈夫か?」
「・・・・あんた達・・・・覚悟しなさい!!」
こうたが心配してユニに話かけると、ユニは怒りを露わにしてひかる達の雪合戦に参戦すると雪合戦は乱戦状態に陥ってしまった。
それから雪合戦を終えたこうた達はたくさんの氷柱がある洞窟の中へとやってきていた。
その氷柱をひかるがスプーンで叩くと音が鳴った。
「スゲェ・・・・氷で音を?」
「どう? キラやば〜っ☆じゃない?」
それからいくつもの氷柱を叩くことで様々な音が洞窟内に鳴り響いていた。
「・・・・イルマも一緒に笑ってくれるかな?」
「うん! きっと笑ってくれるよ!」
「俺、誘ってみる! イルマが笑ってくれたらお礼にこれ譲るよ!」
そう言ってユキオはイルマが笑ってくれたらペンを譲ると約束して彼女を呼びに洞窟を出て行った。
「ホント!? やったね!」
「ハァ・・・・」
「どうしたのユニ?」
ひかるはペンを譲ってもらえると喜んでいるとユニはため息をついていた。
「焦ったいわね。 笑わなかったらどうするのよ?」
「うぅ・・・・だ、大丈夫だよ・・・・きっと・・・・」
ユニの言葉を聞いてひかる達は一気に不安になってしまっていた。
「ひかるの言う通り、大丈夫だって」
「こうた?」
こうたが喋り出すとひかるが反応した。
「やる前から失敗すること考えてたってしょうがないって・・・・まずはやってみる。 それで失敗したらまた別の方法を考える。それでいいんじゃないか?」
「・・・・ハァ・・・・そうするしかなさそうね」
ユニもこうたの意見に納得するとみんなでユキオ達の到着を静かに待つことになった。
To Be Continued
次回予告
氷柱を使って音楽を奏でるまどか
しかしイルマの表情に変化がみられない
まどかは自分に何が足りないのか、それを考えている時にユニがとった行動とは・・・・
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第64話 心の氷を溶かせ! 氷の星の演奏会! 後編
次回もお楽しみ!
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よろしくお願いします。