スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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デッカー15話、めちゃくちゃ心に響く話でした。
カナタの決意やダイナミックタイプの戦闘など見どころ満載で今後の展開も楽しみです。



第65話 ユニの思い出 みんなで夏祭り! 前編

「何? うるさくて眠れやしない・・・・ん?」

 

日も沈んで夕方になったある日、木の上で昼寝をしていたユニは周りから何やら騒がしい音が聞こえて目を覚ますとそこには様々な出店と子供から大人とたくさんの地球人達が集まっていた。

 

「ユニ見つけた!」

 

ユニは声がする方向に目を向けるとそこにはいつもとは違う浴衣姿のこうた達が立ってた。

因みに髪が短いララはいつもと同じだが、ひかるは2つのお団子頭になっていたり、えれなはポニーテールに、まどかは頭の後ろに長い髪を纏めていたりと普段とは違う髪型をしていた。

 

浴衣の色はひかるがピンク、ララが白、えれなが黄色、まどかが紫、こうたが藍色だった。

 

「あなた達・・・・」

 

「こんなところにいたルン」

 

「探しましたよ」

 

「何なのこの騒ぎ」

 

「今夜は観星町星祭りだよ」

 

「お祭り?」

 

今日はひかる達が住んでいる観星町で行われる『観星町星祭り』が開催されるのだ。

 

「うん!ユニも一緒に行こう!」

 

「興味ないわね」

 

「そう言わずに行こうぜ」

 

「ちょっ!?」

 

するとこうたはユニいる木を登り、彼女の手を掴んで一緒に降りた。

 

「お祭りには楽しいものがいっぱいあるんだから、今日くらい楽しもう!」

 

「・・・・・・・・」

 

そうして何とかユニもお祭りに行ってくれることになり、ロケットに戻った一行はひかるの持ってた青い浴衣をユニに貸してそれに着替えているユニを待っていると・・・・

 

『おぉ・・・・』

 

「キラやば〜っ☆」

 

「いいね!」

 

「可愛いフワ!」

 

「似合うじゃん」

 

ロケットから浴衣に着替えたユニが出てきてみんな絶賛していた。

その時のユニの髪型も普段とは違い三つ編みになっていた。

 

「この格好・・・・」

 

「夏祭りと言えば浴衣だよ!私のだけどぴったりで良かった!」

 

「ちょっと動きづらいけど素敵ルン!」

 

そう言いながらもララ回転しながら楽しそうにしていた。

 

「地球には変わった風習があるでプルンスな〜」

 

今回プルンスは風船に化けてお祭りに参加するらしい。

 

「私も楽しみです。初めての夏祭りですから」

 

「そういえばまどかは初めてだっけ?」

 

「はい!」

 

「よ〜し!いっぱい楽しんじゃうぞ〜!」

 

『おぉーっ!』

 

「・・・・・・・・」

 

こうしてみんなで天文台近くで行われている観星町星祭りへと向かい、会場へ到着するとそこにはとうもろこしやたこ焼きなどの食べ物屋さんから射的やくじ引きなど食べ物以外にも楽しそうなお店がたくさんあった。

 

「楽しそうなお店がいっぱいあるルン!」

 

「ねぇ、ユニの星にはお祭りって無いの?」

 

「私の星?」

 

「キャー!天宮えれな先輩よ!」

 

「香久矢まどか先輩も!」

 

ひかるがユニに質問するとちょうどその時にこうた達が通っている観星中の女子生徒達がみんなと同じく浴衣姿でえれなとまどかを取り囲んでしまい、側にいたユニも一緒に取り囲まれると恥ずかしそうにしながら大人しくしていた。

 

「やっぱり浴衣姿も決まってる!」

 

「ねぇ? あの可愛い子誰?」

 

「さぁ? 見ない顔だけど・・・・」

 

女子生徒達はユニの存在に気づくとみんなであの子誰だろうって感じでユニに注目していた。

 

「オッ〜ホッホッホ!ごきげんよう皆さん。晴れやかな浴衣ですこと! あら? あなたは・・・・」

 

「?」

 

そこへ今度はひかる達のクラスメイトである『姫ノ城桜子』が浴衣姿で現れて彼女もまたユニの存在に気づいた。

 

「(天宮先輩と香久矢先輩達と一緒とは・・・・いったい何者!?)」

 

「(っ! 何この鋭い視線・・・・まさか私が異星人だと見抜いて・・・・)」

 

「えぇっと、彼女はその・・・・」

 

姫ノ城はユニに対して強い警戒心を剥き出しにしているとそれを感じたユニは自分が異星人だとバレたのではと勘違いしてユニもまた警戒心を剥き出しにしていた。

それに気づいたひかるはどう説明しようかと考えていた。

 

「おぉ! 新しい転校生!?」

 

「ニャン!?」

 

「ニャン?」

 

そこへ今度は同じくひかる達のクラスメイトの『軽部タツノリ』が浴衣姿で現れた。

彼の登場に驚いたユニは思わずニャンと言ってしまう。

 

「この子は俺の親戚の子なんだよ。夏休みってことでこっちに遊びにきてるんだ」

 

「え?」

 

それを庇うかのようにこうたがユニの前に立って説明した。

 

「おぉそうなんですか! よろしくな、ニャン子!」

 

「ニャン子!? 私の名前はユニよ!」

 

「そっか!バイニャン、ユニ子! にゃははははっ!」

 

「むぅ・・・・」

 

そう言ってタツノリは笑いながら去っていくが、その後ろ姿をユニはずっと睨みつけていた。

 

「そんなにかっかしないでさ、笑顔笑顔」

 

「みんなユニのことが珍しくルン」

 

「お祭りは楽しまなきゃ損だよ! ほら見て見て!」

 

ひかるに言われてユニは周りを見てみるとそこにはお祭りを楽しんでいるたくさんの人達の姿があった。

 

「・・・・・・・・」

 

「(ユニ?)」

 

それを見てユニは少し暗い表情を見せたのをこうたは見過ごさなかった。

 

「お? お嬢ちゃん、やってみるかい?」

 

そして射的のやってるお店の前を通りかかるとまどかがお店の人に話しかけられた。

 

「っ! ・・・・わかりました。心して挑みます」

 

話しかけられたまどかも最初は嬉しそうな表情を見せるとその後すぐに真剣な表情をしながら返事をした。

 

「(表情の変化スゲェな)」

 

こうたもこれには驚していた。

 

そしてまどかは射的に使う銃を構えて集中していた。

 

「まどかさん・・・・」

 

「この緊張感、弓道大会以来ルン・・・・」

 

「これ、遊びなんだけどな・・・・」

 

ひかるとララはめちゃくちゃ緊張しているがこうたはそこまで緊張していなかった。

 

「お嬢ちゃん、もうちょっと肩の力を抜いて・・・・」

 

お店のおじさんがアドバイスをしてくれるが、まどかは迷わず引き金を引いた。

するとその衝撃なのか的が全て同時に倒れた。

それを見ていた人達はひかる達も含めて歓喜に包まれていた。

 

「うそ〜ん」

 

「ま、毎度あり」

 

こうたとお店のおじさんも驚いていたが、まどか本人はめちゃくちゃ笑顔だった。

 

その後もえれなの輪投げやひかるとララのヨーヨーつりなどみんなお祭りをとても楽しく過ごしていた。

まぁ、そんな中でプルンスがヨーヨーと一緒に流されたり、フワがいなくなり綿飴と間違われたりと少しだけトラブルもあったがそれも問題なく解決した。

 

「もう、離れちゃダメだよ」

 

「ごめんフワ・・・・」

 

そんな中でユニは花火の絵が描いてあるこの祭のポスターを見つけてそれを見ていた。

 

「・・・・・・・・」

 

その時にユニは故郷(惑星レインボー)で見た花火のことを思い出していた。

 

「ユニ!」

 

「ニャッ!?」

 

ユニは呼ばれて振り向くとそこには動物のお面をつけたひかるとララがいた。

 

「あ、あなた達! 私を嵌めたわね!」

 

「オヨ? ただのお面ルン」

 

「さぁユニ、こっちこっち!」

 

「ちょっと、何処つれていくの!」

 

「いいから! いいから!」

 

するとひかるはユニにお面をつけてユニ手を引っ張りながら何処かへ移動した。

 

そして一行は金魚すくいのお店へとやってきた。

 

「こ、これは・・・・」

 

「金魚すくいだよ」

 

「・・・・美味しそうニャン」

 

「金魚は食べ物じゃないんだけど・・・・」

 

ユニが金魚達を見て美味しそうな目で見ていた。

 

「これを使って掬うんだよ」

 

「ユニ、俺達でどっちが多く掬えるか勝負しようぜ」

 

「・・・・楽勝ニャン!」

 

そしてこうたのユニの勝負が始まったが、ユニは網が破れて中々思うように出来ずにいた。

 

「がっ!? ・・・・っ!」

 

「よっと!」

 

その横ではこうたが次々と金魚達を掬っていた。

 

「こうた凄いルン!」

 

「やるじゃん」

 

「ふっ、伊達に毎年この祭りに参加してないぜ」

 

ララとえれながこうたを褒めるとこうたも少しだが調子に乗っていた。

 

「こうた、一時期金魚すくいが上手く出来なくて特訓とかしてたよね?」

 

「そんな事してたんですか?」

 

「そ、そんなの昔の話だって!」

 

そんな中でひかるに過去の話をされてまどかから質問をされたこうたは恥ずかしがっていた。

 

「も、もう一度!」

 

そしてユニもリベンジするが再び網が破れてしまった。

 

「(そんな・・・・宇宙怪盗ブルーキャットとして数々のお宝を奪い返してきたこの私が・・・・!?)」

 

ユニは動揺して完全に冷静さを見失っていた。

 

「ユニ、ポイは水面に水平に、金魚を角に追い込むのがコツだ。そうすれば掬いやすくなるぞ」

 

「・・・・ポイは水面に水平に、金魚を角へ追い込み・・・・」

 

それを聞いたユニはそれを口にしながらそれを実行して見事金魚を掬いあげるのに成功した。

 

「やったニャン!」

 

「流石だな!」

 

「・・・・これくらい当然よ!」

 

こうたから褒められるとユニも口では威張っていたが表情はとても嬉しそうにしていた。

 

「やれば出来るじゃん!」

 

「こうた君のアドバイスのおかげですね」

 

「ユニ楽しそうルン!」

 

「うん! いい笑顔だね!」

 

それを側で見ていたひかる、まどか、ララ、えれなもユニの嬉しそうな表情を見て嬉しく思っていた。

 

「っ!」

 

そんな中でユニはお祭りの風景を見ている中で惑星レインボーでのお祭りのことを再び思い出していた。

 

『ユニ!』

 

『オリーフィオ!』

 

それは花火を見ながらオリーフィオとお祭りを楽しんでいた楽しい思い出だった。

 

「・・・・・・・・」

 

「ユニ? どうした?」

 

それを思い出したユニが深刻そうな表情を見せるとこうたは心配そうな表情をしながら話しかけた。

 

「・・・・私、帰る」

 

「え?」

 

そう言ってユニはお面をつけると立ち上がって帰るために歩き出した。

 

「えぇ!? もう帰っちゃうの!? 待ってよユニ!」

 

ひかるは急いで追いかけるが人混みの中でユニを見失ってしまった。

 

「「・・・・・・・・」」

 

それを見ていたこうたとララはユニのことを心配していた。

 

「・・・・すいません。これください」

 

そしてこうたは近くにあったりんご飴屋さんでりんご飴を2つ購入した。

 

「こうた、それ何ルン?」

 

「これか? りんご飴って言って地球のりんごって果物を使ってできた食べ物なんだ」

 

そこへララもやってきてこうたにりんご飴について説明した。

 

「それをどうするルン?」

 

「差し入れでユニに持って行くんだよ。あいつ、お祭りに来てからまだ何も食べてないからな」

 

「・・・・私も行くルン!」

 

「ララも?」

 

「ルン! 私もユニのことが心配ルン!だから・・・・」

 

「・・・・なら、りんご飴一つ追加だな」

 

「っ! ルン!」

 

こうしてララの分のりんご飴を追加で購入したこうたはララと共にユニを探しに森の方へと向かったのであった。

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告


ユニはついつい惑星レインボーのことを考えてしまいお祭りを最後まで楽しめなかった。

そんな彼女を気遣ってやってきたこうたとララは自身の思いをユニに伝える。

果たして2人の思いはユニに届くのか?

次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第66話 ユニの思い出 みんなで夏祭り! 後編

次回もお楽しみ!



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