スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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浴衣回の続きです。

早速本編をどうぞ!


第66話 ユニの思い出 みんなで夏祭り! 後編

こうた達はみんなで観星町星祭りに参加して射的や輪投げ、ヨーヨーつりに金魚すくいと色々なことで遊び、楽しい時間を過ごしているかに思えていたが、そんな中でユニは一人暗い表情のまま帰ってしまう。それを心配したこうたとララはりんご飴を買ってユニを探しにお祭りの会場から離れた場所にある森の中へとやってきていた。

 

「・・・・・・・・」

 

ユニはお面をつけたまま木の枝の上に座ってそこから夜空を眺めていた。

 

「ユニ・・・・」

 

「よっ」

 

「?」

 

そんなユニをこうたとララは見つけるとユニに声をかけた。

 

「あのさ、これ買ってきたんだ」

 

「食べるルン?」

 

「いらないわ」

 

グゥ〜

 

ユニはいらないと言うが、それとは反対にユニのお腹が鳴りユニが空腹であることがこうた達にバレてしまった。

 

「相変わらず素直じゃないのな」

 

「うるさいニャン!」

 

そしてこうたとララもユニのいる木を登り、横からユニ、ララ、こうたの順番で木の枝に座った。

 

「これ、本当に美味しいの?」

 

「私も初めてルン」

 

「え?」

 

「さっきララにも説明したけど、それは『りんご飴』っていって、地球のりんごって果物を使ってできたもので、甘くて美味しいんだ。とりあえず舐めてみろよ」

 

「そんなこと言われても・・・・」

 

「食べてないのに決めつけはなしルン・・・・ルン! 甘くて美味しいルン!」

 

「だろ?」

 

ララがこうたに言われた通りにりんご飴を舐めると甘くて美味しいとララはりんご飴を気に入ってくれたようだ。

 

「・・・・っ! まぁまぁね!」

 

ユニも恐る恐るりんご飴を舐めると口ではまぁまぁと言っているけど内心では少しくらいは気に入ってくれたみたいだった。

 

「もしかして、お祭り嫌いだったルン?」

 

「そんなことないわ」

 

「じゃあ、どうして楽しまないんだよ?」

 

「今の私は仮の姿だから・・・・」

 

「仮?」

 

「ルン?」

 

ユニの言ってることがこうたとララにはあんまり良く理解できなかった。

 

「宇宙アイドルも、宇宙怪盗も、本当の私じゃない。今あなた達とプリキュアをやってるのもペンを集めて惑星レインボーのみんなを救うため・・・・あなたも私と同じ異星人でしょ? どうして地球人と一緒に遊んでいられるの?」

 

ユニはララがどうして素直に地球人達と一緒に遊んでいられるのかが理解できずにいてそれをララに直接聞いてみた。

 

「・・・・最初は私もそう思ってたルン」

 

「え?」

 

「そういえばそうだったな。ララも俺やひかると出会った頃は意見が合わなくていつも言い争いしてたっけ?」

 

「こ、こうた!//// それはもう忘れるルン!////」

 

ララは過去の出来事が恥ずかしかったのか頬を赤く染めながらこうたに忘れるように頼んだ。

 

「けど、こうた達と出会って楽しい思い出がいっぱい増えたルン! それにみんなといると宇宙が広がるルン!」

 

「宇宙?」

 

ユニはララにそう言われて夜空を見上げた。

 

「その宇宙じゃないルン」

 

ララはそう言って自身の胸に手をあてた。

 

「みんなのおかげで心の中の宇宙が無限に広がっていくルン」

 

「心の宇宙・・・・」

 

「要するに、自分が知っている宇宙だけが全てじゃない。色んな人達と触れ合うことで自分が知っている宇宙がどんどん大きく広がっていくってことをララは言いたいんじゃないか?」

 

「ルン。その通りルン!」

 

「悪いけど私にはわからないわ」

 

「オヨ?」

 

「おい!」

 

ユニはララとこうたの考えが理解できないと言って木の枝から飛び降りて地面に着地した。

 

「私にとって大事なのは、全てのペンを手に入れて惑星レインボーを甦らせること。あなた達の力を借りるつもりはないわ」

 

そしてユニはそのまま歩いてどこかへ行ってしまった。

 

「オヨ・・・・」

 

「・・・・あいつも素直じゃないよな」

 

「こうた?」

 

ララが落ち込んでいる隣でこうたが喋り始めた。

 

「きっとユニはただ強がってるだけなんだよ。今まで一人でやってきたのにここで俺達を頼ってしまったら今までの自分を否定してしまうかもしれない。そんなことを気にしなくていいのにな・・・・」

 

「オヨ?」

 

こうたはそう言いながらララの頭を撫でた。

 

「大丈夫だ。ララの気持ちはきっとユニに届くよ。ララが俺達の気持ちを受け止めてくれたみたいにな」

 

「こうた・・・・ルン!」

 

ララが笑顔を見せるとこうたはララの頭から手を離してさっきユニがやったように木の枝から飛び降りて地面に着地した。

 

「よっと! そんじゃ俺はユニを連れ戻してくるとしますか。ララは先にみんなのところへ戻っててくれ」

 

「わかったルン」

 

こうたはララにそう伝えるとユニの後を走って追いかけていった。

 

 

 

こうた達と別れたユニは一人で夜の森の中を歩いていた。

 

「キュアコスモ」

 

「っ!」

 

「お仲間ごっこはもうおしまい?」

 

「テンジョウ!?」

 

そこへ今度はテンジョウとノットレイ達が現れるとユニはすぐにノットレイ達に取り囲まれてしまう。

 

「ペンを手に入れようと思ったけど、邪魔なあなたから始末してあげる」

 

「コマちゃん達!」

 

『ノットレイ!』

 

「煽れ団扇よ! 膨れろ! 歪んだイマジネーション!」

 

テンジョウは一ヶ所に集まったノットレイ達に歪んだイマジネーションを送り込むとノットレイ達は一つになり、いつものグレーの戦闘服を着た巨大ノットレイが誕生した。

 

「ノットレーイ!」

 

「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」

 

「キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!」

 

「トゥインクル!トゥインクルプリキュア!」

 

「トゥインクル!トゥインクルプリキュア!」

 

「トゥインクル!トゥインクルプリキュア!」

 

「スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

 

 

巨大ノットレイはコスモに変身したユニを捕まえようと右手を伸ばしてきた。

 

「ノットレーイ! ノット!」

 

「ハアアーッ!」

 

しかしコスモはジャンプしてその右手の上に着地するとそのまま一気に駆け上がり、巨大ノットレイの頭上へとジャンプした。

 

「フッ! ハッ!」

 

コスモはそのまま巨大ノットレイの背後にある木に着地するとそこから別の木、更にまた別の木へと巨大ノットレイの周りを高速で移動し続けた。

 

「ノット、ノット、ノットレーイ」

 

巨大ノットレイはコスモの動きについていこうとするが失敗してその場で転んでしまう。

 

「楽勝ニャン!」

 

「フン! だったら、見せてあげる! ダークネスト様の力! あなたに勝てるかしら?」

 

「っ!」

 

するとテンジョウは歪んだイマジネーションを更に巨大ノットレイに与えると巨大ノットレイは1人から3人へと分裂し、戦闘服のお腹の部分にはちょうど数字の1から3の数字が刻まれていた。

 

『ノットレーイ!』

 

分裂した巨大ノットレイ達のパンチをコスモはギリギリでかわし続けていた。

 

「ううっ! こうなったら! っ!」

 

コスモはレインボーパフュームを取り出すが、プリンセススターカラーペンが手元にない事に気づいた。

 

「仲間がいなければペンを借りることも出来ない。レインボースプラッシュとやらも使えないわね」

 

『ノットーーレーーイ!』

 

「っ!」

 

動きが止まったコスモの隙をついて巨大ノットレイ達は同時にコスモにパンチを繰り出した。

 

そして巨大ノットレイのパンチで地面から土煙が舞っていた。 

 

「ノッ? ノット!?」

 

しかし、パンチを当てた場所にコスモの姿は何処にもなく、それに巨大ノットレイ達は動揺していた。

 

「いない!? どこ? どこに行ったの!?」

 

巨大ノットレイとテンジョウはいなくなったコスモを必死に探した。

 

そしてコスモ本人は目を瞑り、ジッと痛みがくるのを待っていたがいつまで経っても痛みはこなかった。

 

「危なかったな」

 

「え? あなた!?」

 

コスモが目を開けるとそこにはコスモのことをお姫様抱っこするキュアスペースジード・プリミティブの姿があった。

 

「キュアスペース!」

 

「あなた、どうして?」

 

「そんなの、助けに来たからに決まってるだろ?」

 

「けど、私は・・・・あっ」

 

コスモは俯くとその頭をスペースは撫でた。

 

「コスモが俺達をどう思っていようと、お前は俺達の仲間だ。誰が何と言おうとな」 

 

「(何で? どうしてコイツは私のことをそんな簡単に受け入れられるの?)」

 

スペースの言葉を聞いたコスモは潤んだ瞳でスペースを見て、どうしてスペースはそこまでしてくれるのかと考えていた。

 

「キュアスペース!」

 

するとテンジョウがスペースの名前を呼ぶとスペースもテンジョウと巨大ノットレイの方を向いた。

 

「あなたの方から来てくれるなんて好都合だわ。あなたを倒してウルトラマンの力も根こそぎ頂くわよ!」

 

「そんな事、させるわけないだろ」

 

「問答無用! いけ!」

 

『ノットレーイ!』

 

テンジョウの指示で巨大ノットレイ達はスペースへと突撃した。

 

「ノットレイ!」

 

「ノットレイ!」

 

スペースはコスモを巻き込まないように飛行してコスモから離れると巨大ノットレイ達のパンチをスペースは全て飛びながらかわした。

 

「プリキュア・レッキングリッパー!!」

 

スペースは巨大ノットレイより高い位置まで飛ぶとレッキングリッパーを放ち、巨大ノットレイ達にダメージを与えた。

 

「ちっ、やっぱりそう簡単にはいかないか・・・・っ! そうだ。コマちゃん達、アイツを狙いなさい!」

 

「っ!」

 

するとテンジョウは巨大ノットレイ達にコスモを狙うように指示した。

 

「コスモ!」

 

「ノットレイ!」

 

「くっ!」

 

スペースもコスモを助けにいこうとするが巨大ノットレイの一人に阻まれてコスモに近づけずにいた。

 

「ノットレイ!」

 

「ノットレイ!」

 

「うああっ!」

 

「コスモ!」

 

コスモも最初はジャンプしてかわしていたが、ジャンプした空中で巨大ノットレイからのラリアットをまともにくらってしまったコスモはそのまま吹き飛ばされてしまうと、最初からいた巨大ノットレイが倒れていたコスモを片手で鷲掴みにして捕まえてしまった。

 

「キュアコスモ、これで終わりよ」

 

「うううっ、うああああっ!」

 

「やめろおおおおっ!」

 

『ノットーーレイ!』

 

「ぐあああっ」

 

コスモを助けようと真っ直ぐ突っ込んでいったスペースだったが、コスモを捕まえた巨大ノットレイ以外の巨大ノットレイ2人のダブルラリアットを受けたスペースは自分から突っ込んでいく形からのカウンターだったのでかなりのダメージを受けてしまう。

 

「ううっ・・・・」

 

「ノットレイ!」

 

「ノットレイ!」

 

「ぐうっ、うあっ!」

 

その後も戦いの中でスペースは巨大ノットレイ達から殴られたり蹴られたりを連続で受けてしまうとその場にうつ伏せになって倒れてしまった。

 

「あっ!」

 

それを見たコスモは心配そうな表情でスペースを見ていた。

 

「あはははははっ! せっかく助けに来たのにやられるだけ、呑気にお仲間ごっこなんてしちゃってアンタ達は甘いのよ!」

 

「(・・・・ほらみなさい。裏切り者の私なんかと関わるからこんな事になるのよ・・・・)」

 

「それが、どうした・・・・」

 

「え?」

 

俯いていたコスモはスペースの声を聞いて顔を上げるとそこには痛みに堪えながら立ち上がるスペースの姿がそこにはあった。

 

「俺達がやってるのはごっこじゃない。コスモはこの広い宇宙で出会えた大切な仲間なんだ。だから見捨てない・・・・俺が絶対、絶対に助ける!」

 

「理解できないわね。そんな裏切り者の為にどうしてそこまでするの? いつかアンタ達のことだって裏切るかもしれないのよ」

 

「・・・・そうかもしれない。でも! コスモは惑星レインボーを、仲間を救おうと必死に頑張ってる。そんなコスモのことを俺は信じる! そして星を、仲間を思うコスモを俺は助けたい! だって俺達は・・・・仲間だから! はあああああっ!」

 

スペースは自身の覚悟を口にすると同時に両手を横に広げて全身から赤黒い闇のエネルギーを放出し目も激しく光っていた。

 

「っ! コマちゃん達!」

 

『ノットレイ!』

 

「プリキュア・・・・レッキングバースト!!」

 

テンジョウも慌てて巨大ノットレイ達に指示を出すが時すでに遅く、スペースは貯めたエネルギーを使ってレッキングバーストを放つと3人いる巨大ノットレイの内の1人に命中してその巨大ノットレイは爆発して消滅した。

 

「くっ!」

 

「まだまだぁ!」

 

そしてスペースはジードライザーとライザー、そして2本のウルトラカプセルを出現させた。

 

「融合!」

 

スペースがカプセルを起動するとそこから右手を頭上に翳したウルトラマンヒカリが現れて、そのカプセルをライザーにセットした。

 

「アイゴー!」

 

そしてもう一つのカプセルも起動するとそこからウルトラマンコスモスも左手を頭上に翳して現れるとそのカプセルもライザーにセットしてジードライザーを起動した。

 

「ヒアウィーゴー !」

 

そしてスペースは右手に持ったジードライザーでカプセルをセットしたライザーをリードしてジードライザーにそのウルトラマン達の力を送った。

 

『フュージョンライズ』

 

「見せるぜ! 衝撃!!」

 

そしてスペースはジードライザーを頭上に掲げるとそれを胸元の位置に持ってきた。

 

「ジード!」

 

『ウルトラマンヒカリ! ウルトラマンコスモス! キュアスペースジード・アクロスマッシャー!』

 

そして2人のウルトラマンが光となってスペースと一つになると、スペースはキュアスペースジード・アクロスマッシャーへと変身した。

 

「ジードクロー!」

 

スペースはジードクローを召喚して高速で移動しながら、巨大ノットレイ達を攻撃し続けた。

その中でコスモを捕まえていた巨大ノットレイはコスモを盾にしようとしたが、スペースはギリギリの所でコスモを持つ腕を避けると、スペースはその右手の周りを回転しながらその腕をジードクローで切り裂いた。

 

「ノットレーイ!」

 

「きゃっ!」

 

巨大ノットレイは痛みからコスモを握っていた手を離してしまい、コスモはそのまま下へ落下するが、スペースがそんなコスモをキャッチしつつ一旦巨大ノットレイから距離を取った。

 

『シフトイントゥマキシマム!』

 

スペースはジードクローをジードライザーでリードしてクローを展開させた後、持ち手のトリガーを3回引いてスイッチを押し込んだ。

 

「プリキュア・ディフュージョンシャワー!!」

 

「ノットレーイ」

 

スペースはジードクローからエネルギーを撃ち出すとそれが空中で停滞し、それが無数に分散する破壊光線となって相手の頭上に放つ技『ディフュージョンシャワー』を巨大ノットレイの内の一体に放つとそれを受けた巨大ノットレイはそのまま消滅してしまった。

 

「大丈夫か?」

 

「え? えぇ・・・・っ! 来るわよ!」

 

「ノットレーイ!」

 

そして最後の巨大ノットレイがゆっくりとスペース達に近づいてきていた。

 

「絶対に、守ってみせる!」

 

 

そう言ってスペースの周りに再びジードライザーやライザー、そして新たな2本のウルトラカプセルが現れるとそれを掴んだ。

 

「融合!」

 

スペースがカプセルを起動するとそこから右手を頭上に翳した頭に2つのゼロスラッガー装着した上半身が青で下半身が赤いウルトラマン『ウルトラマンゼロ』が現れて、そのカプセルをライザーにセットした。

 

「アイゴー!」

 

そしてもう一つのカプセルも起動するとそこから頭に2本のウルトラホーンをつけた赤とグレーのウルトラマン『ウルトラの父』も右手を頭上に翳して現れるとそのカプセルもライザーにセットしてジードライザーを起動した。

 

「ヒアウィーゴー !」

 

そしてスペースは右手に持ったジードライザーでカプセルをセットしたライザーをリードしてジードライザーにそのウルトラマン達の力を送った。

 

『フュージョンライズ』

 

「守るぜ! 希望!!」

 

そしてスペースはジードライザーを頭上に掲げるとそれを胸元の位置に持ってきた。

 

「ジード!」

 

『ウルトラマンゼロ! ウルトラの父! キュアスペースジード・マグニフィセント!』

 

そして2人のウルトラマンが光となってスペースと一つになると、スペースの身体が光り輝いてその光が消えるとそこにはメインカラーは青・赤・銀で、胸と両腕は銀の鎧のようなものに守られており、両肩には赤い角のようなものもついている『キュアスペースジード・マグニフィセント』へと変身した。

 

※スペースはウルトラマンジード・マグニフィセントのような頭についた2本のウルトラホーンはスペースについていません。

 

 

 

「ノットレーーイ!」

 

巨大ノットレイは自身の右手を大きく振りかぶりそのままスペースを殴ろうとするが、スペースは両手を前に出して体の前面にウルトラアレイを模したエネルギーの盾を形成する技『アレイジングジードバリア』を発動して巨大ノットレイのパンチを防いだ。

 

「ノッ!? ノットレイ! ノットレイ!」

 

それからも巨大ノットレイは両手を使って連続でパンチを繰り出すが強力なバリアを突破する事はできなかった。

 

「そんな!?」

 

「なんて頑丈なバリアなの」

 

これにはテンジョウもコスモも驚きを隠せずにはいられなかった。

 

「フッ!」

 

「ノットレーイ!」

 

スペースは手裏剣状の光のカッターを形成する技『メガスライサークロス』を巨大ノットレイを狙ってアンダースローで投擲すると、それを受けた巨大ノットレイは後方へ後ずさっていった。

 

「ハアッ!」

 

そこから追い討ちをかけるかのようにスペースはジャンプすると巨大ノットレイの胸を狙って肩と肘の間に生み出した光の回転ノコギリで相手を切り裂く技『メガ二ストライク』で巨大ノットレイを攻撃した。

 

「くらえ!」

 

「ノットレーイ」

 

そしてスペースは両肩の尖った赤い角のようなものから電撃を発生させ、相手にムチのように打ち据える『メガエレクトリックホーン』を巨大ノットレイにぶつけて吹っ飛ばした。

 

※本来なら、ジードはこの技を頭のウルトラホーンから放っていますが、スペースにはそれがないのでスペースの場合は肩からの発動とさせていただきます。

 

 

 

「凄い・・・・」

 

「くっ、なにしてるの! さっさと立ちなさい!」

 

「ノッ、ノットレイ・・・・」

 

コスモがスペースの戦いを見ているとテンジョウは倒れた巨大ノットレイに指示を出して立ち上がらせた。

 

「ノットレイ!」

 

「ハアッ!」

 

巨大ノットレイからのパンチに対してスペースは拳に緑色のエネルギーを纏って放つ技『メガボンバーパンチ』で巨大ノットレイのパンチにぶつけた。

 

「ノットレイ! ノットレイ!」

 

「ハアッ! デヤッ!」

 

それからスペースは両手の拳に緑色のエネルギーを纏わせると、お互いに両手で殴り合いとなり、互いに一歩も引かない戦いが続いていた。

 

「・・・・・・・・」

 

コスモは黙ってスペースの戦いをジッと見ていた。

 

『コスモは惑星レインボーを、仲間を救おうと必死に頑張ってる。そんなコスモのことを俺は信じる! 』

 

「(全く、どこまでもお人好しなんだから・・・・)」

 

そう考えながら座っていたコスモはゆっくりと立ち上がった。

 

「レインボーパフューム! いくニャン!」

 

コスモはちょうどスペースから離れた巨大ノットレイに向かってレインボーパフュームを構えた。

 

「プリキュア・コスモシャイニング!!」

 

そしてコスモはパフュームを青く輝かせると足元に青い三角のフィールドをできていて、トリガーを引くと青い光の香水を放って相手にあびせて怯ませる技『コスモシャイニング』を受けた巨大ノットレイは少しだが怯んでいた。

 

「今よ!」

 

「あぁ!」

 

コスモがスペースに向かって叫ぶと、それを聞いたスペースは飛ぶのをやめて地面に着地した。

 

スペースは両手の拳を合わせるとそこからゆっくりと両腕を横に広げていった。

その時の両腕には緑と青い光のエネルギーを貯められていた。

 

「プリキュア・ビッグバスタウェイ!!」

 

「ノットレーイ・・・・」

 

スペースは両腕にエネルギーを貯めた後、腕をL字に組んで体内エネルギーをスパークさせて発射する必殺光線『ビッグバスタウェイ』を放つとそれを受けた巨大ノットレイは爆発して、その周りには巨大ノットレイになっていた複数のノットレイ達が倒れていた。

 

「ちっ! 出直しだね」

 

そう言ってテンジョウはノットレイ達を連れてワープホールを使って撤退した。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・うっ!」

 

その直後、立っていたスペースは全身を光らせながら地面に膝をついた。

 

膝が地面についた頃にはプリキュアへの変身も解けて元の浴衣姿のこうたに戻っていた。

 

「ちょっと! 大丈夫!?」

 

それを見たコスモが慌ててこうたに駆け寄った。

 

「あぁ、なんとかな・・・・」

 

こうたはそう言うがコスモはそう思わなかった。何故なら、先程の戦いの中で巨大ノットレイ達に痛めつけられた時のダメージでこうたの顔や手足には擦り傷や痣がたくさんできていて、それがこうたの現状を示していたからだ。

 

「おーい!こうた! コスモ!」

 

「2人とも大丈夫?」

 

するとそこへプリキュアに変身したスター達が駆けつけてスターとソレイユがこうたとコスモに声をかけてきた。

 

「私は大丈夫よ。けど・・・・」

 

「こうた君!? 大丈夫ですか!?」

 

「怪我してるルン!?」

 

こうたが怪我してる事に気づいたセレーネとミルキーが膝をついているこうたに合わせて自分達もしゃがんでこうたに声をかけた。

 

「大丈夫だってこれくらい・・・・いっ!」

 

「全然大丈夫じゃないでプルンス!」

 

「痛そうフワ・・・・」

 

「早く手当てしないと!」

 

「急いでロケットに戻ろう!」

 

プルンスとフワもこうたを心配し、スターとソレイユの提案でこうたを連れて急いでロケットに戻る事にした。

 

そしてロケットに戻ったスター達はみんな変身を解除して元の浴衣姿に戻ると、そこにあった救急セットでこうたを手当てを行った。

 

幸い大きな怪我はなかったが、身体中に擦り傷や痣、それによる身体の痛みもあったのでこうたは絆創膏や湿布、傷当てパッドを顔や身体につける為に消毒をしたり、キズ薬を塗ったりしたのだが・・・・

 

「痛い痛い痛い痛い! そこもう少し優しく・・・・」

 

「我慢、我慢」

 

「男の子なんですから」

 

「今それ関係な、イッテェェ!」

 

こうたの手当てをしていたえれなとまどかの容赦のない行いにこうたはずっと痛がっていた。

 

「けどさ、大きな怪我がなくてホントに良かったよ」

 

「ルン」

 

「ララがこうたの帰りが遅いとソワソワしていたのを見かねて、みんなで様子を見に行ったでプルンスが・・・・無事でよかったでプルンス」

 

「プ、プルンス!////」

 

ひかるとララがこうた達の無事に安心しているとプルンスがみんなでこうた達を待っていた時のララの事を話した。それによりララは頬を真っ赤に染めて恥ずかしがっていた。

 

そしてユニはロケット内の隅っこでこうたが手当てされている姿を黙って見ていた。

その後こうたの手当てが終わるとユニはこうたの側に近づいた。

 

「いててててて、ん? ユニ? どうした?」

 

「その・・・・一応お礼を言っておこうと思って・・・・」

 

「お礼?」

 

「えぇ、さっきは助かったわ。だから、ありがとう////」

 

ユニは照れているのか少しだけ頬を赤くしながらそっぽ向いた状態でこうたにお礼を言った。

 

「どういたしまして。けど気にしなくていいからな。だって俺達は・・・・」

 

「『仲間だから』って言いたいんでしょ?」

 

「わかってるじゃん」

 

「あれだけ言ってたらいやでもわかるわよ」

 

「そっか、でもユニが無事で良かった」

 

「フン!」

 

ユニは再びそっぽ向くが、今までとは違いユニの口調からは厳しさではなく優しさが感じられたのをこうたは気づいた。

だからこそ、こうたも無事で良かったと自然と口にできたのだ。

 

ドーン! ドーン!

 

「あっ! 花火始まっちゃった」

 

こうたとユニが話してる時に外から大きな音がするとひかるが今回の祭りの名物でもある花火が始まった事に気づいた。

 

「天文台まで急ごう」

 

「ですが、今のこうた君に無理をさせるわけには・・・・」

 

「そっか・・・・」

 

えれなは急いで天文台に行こうと言うが、まどかは怪我をしているこうたのことを考えてそれは難しいと判断した。

 

「・・・・っ! それならいい場所があるルン!」

 

ララが何を思いつくとみんなでロケットの外に出て、それからみんなでロケットの上に登り、ロケットの上にあるリボンの飾りに背中を預けて先端の丸まってる部分に座る事でそこからみんなで花火を見た。

 

『おぉ・・・・』

 

「キラやば〜っ☆!」

 

「オヨォ、綺麗ルン」

 

「あぁ、最高の眺めだな」

 

その時の座る順番は左からえれな、ひかる、こうた、ユニ、ララ、まどかの順番で座り、プルンスとフワはリボンの飾りの上に座っていた。

 

「みんなで見ると格別だね」

 

「えぇ、とっても素敵です」

 

えれなとまどかもこの光景にとても満足しているとユニは静かに花火を見ながら惑星レインボーで見た花火とそこでの思い出を思い出していた。

 

「ユニ、どうしたルン?」

 

「別に、何でもないわ」

 

「お祭りって楽しいでしょ?」

 

「・・・・まっ、悪くないわね」

 

ひかるに楽しいかと聞かれて悪くないと答えるユニを見て、ララとこうたは自然と笑顔になった。

 

こうして大変な事もあったが、ユニの中でひかる達との新しい思い出ができて、こうたに対する印象が変わるきっかけとなった夏祭りは幕を閉じたのであった。

 

 

To Be Continued

 




         次回予告 


ララの故郷、惑星サマーンにいるララの兄から通信が入った。

内容はプリンセスの力が見付かったというものでみんなでサマーンへ向かうことに・・・・

しかしララはみんなで行くことに対してあまり乗り気ではなかった。


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第67話 いくぞサマーン! みんなでパジャマパーティーだ! 前編

次回もお楽しみ!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあれば送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。

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