スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

69 / 129
久々の投稿になってしまい申し訳ありません。

お詫びに次回の話は今週中に前編と後編をまとめて投稿しますのでそちらも楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。



第68話 いくぞサマーン! みんなでパジャマパーティーだ! 後編

こうた達はララのお兄さん『ロロ』からプリンセススターカラーペンをみつけたという連絡を受けたララは、みんなでララの故郷『惑星サマーン』に向かうことになったのだが、フワが夜更かしして寝不足だったのが原因で星空界のサマーンとは関係に場所に出てしまった。

フワと同じく寝不足だったひかるに寝るように勧めると突然パジャマパーティーが始まってしまい、ひかるが持ってきた映画のビデオをみんなで見ることになった。

 

そしてその映画もエンディングを迎えて無事に上映は終了した。

 

「ブラボー! 最高でした!」

 

「ねぇ! 良かったでしょ?」

 

「はい! 素晴らしかったです!」

 

「「「や、やっと終わった・・・・」」」

 

まどかとひかるは映画にかなり満足していたがこうたと、ララ、えれなの3人は何もしてないのにクタクタだった。

 

「で? 何するの?」

 

そこへ先程目を覚ましたユニがみんなに質問してきた。

 

「う〜ん、どうしようねぇ・・・・」

 

「では! アンコール上映を・・・・」

 

『もういい(ルン)!』

 

「しぃ〜、フワが起きるでプルンス」

 

みんなで大声を出してしまいプルンスに注意されてしまった。

 

それからのロケット内はフワを気にしてかとても静かになった。

 

「それにしても、宇宙って静かだね・・・・」

 

「うん。私さ、初めてなんだよね・・・・」

 

『えっ(ルン)?』

 

ひかるが初めてと言ったことについて、みんなが気になっていた。

 

「お泊まりは前に合宿でしたけど、みんなとこうしてパジャマパーティーするのがさ・・・・」

 

「あたしも、家の事があるとね・・・・」

 

「わたくしも、学校行事やこの前の合宿ではありますが・・・・」

 

「そっか・・・・」

 

「えれなは家族のことをずっと気にかけてたし、まどかも習い事とかで忙しそうだったからな・・・・まぁ俺もひかる以外とこうやって誰かと一緒にパジャマパーティーするのは初めてだけどさ」

 

ひかるとえれな、まどか、そしてこうたはこうしてみんなで集まってパジャマパーティーをするのが初めてだとそれぞれ話していて、ユニとララはそれを静かに聞いていた。

 

「随分と久しぶりな気がします。静かで穏やかな一日は・・・・」

 

「え?」

 

「花道、茶道、弓道、ピアノのお稽古、勉強とやる事がいっぱいで・・・・」

 

「そういえばまどかさん、泊まりってお父さん大丈夫だったの?」

 

「えぇ、まぁ・・・・」

 

まどかは冬貴と話をして留学を前に見聞を広げるのも良い事だと許可をくれたらしい。

 

「まどかさん、留学するの?」

 

「えぇ。夏休みがあけたら準備に入ります」

 

「てことはこれから益々忙しくなりそうだな」

 

「凄いね」

 

「凄いですか? 父も祖父も留学してましたし、そういうものだと・・・・」

 

「まぁ家族が当たり前だと思ってることは自分でも当たり前だと思っちゃうよな」

 

「そうかもしれません。えれなは? お家の方は?」

 

「うん・・・・」

 

まどかはえれなの方はどうなのかと聞いてみると、えれなも弟や妹のことが心配で今回のサマーン行きをどうしようかと悩んでいたが、両親が背中を押してくれたおかげでえれなもみんなと一緒にサマーンに行くことができたのだ。

 

「正直、今も気が引けてるんだ。朝、ギリギリまで弟達の面倒見てて遅れてね・・・・パパはお店があるし、ママも英語とスペイン語の通訳ができるからね。忙しいんだ」

 

えれなは自身の気持ちをみんなに打ち明けた。

 

「でも俺は2人とも凄いと思うよ。色々大変なのにそれでもちゃんとやるべき事をやってるって気がしてさ・・・・」

 

「でも、それならあたしもこうたの事を凄いって思ってるよ」

 

「え? 俺?」

 

「えぇ、わたくしもです」

 

「まどかも?」

 

こうたは突然自分の事を話題にされて少し驚いていた。

 

「実はあたし達、昔のこうたの事をさとしさんから聞いたんだ」

 

「え? 父さんから?」

 

「はい。昔のこうた君は誰にも頼らず、自分だけの力で頑張ろうとしていた時期があったと・・・・」

 

「っ!」

 

テーブルに右手の肘をついて、その右手で顔を支えながら話を聞いていたユニはこうたの話を聞いて驚きの表情を見せていた。

 

「けどこうたはひかると出会ってから誰かの為に頑張るようになったんでしょ?」

 

「えぇ!? そうだったの!?」

 

えれなの言葉を聞いて、それらの話を初めて聞いたひかるはとても驚いていた。

 

「まぁな。俺は両親の事を尊敬してて、自分も両親のようになりたいって頑張ってたけど、今になって思うとそれは違うんだってわかった。俺は父さんや母さんとは違う。俺は俺だって、きっと俺にしかできない事が必ずある。だから今は、それをみつける為に俺ができる事をしようってそう思ってる」

 

「そうだったんだ」

 

「みつかると良いですね」

 

「あぁ」

 

えれなとまどか、そしてこうたは互いの思い聞いて3人の仲は更に深まったのであった。

 

「ルン・・・・優秀な家族がいると大変ルン」

 

その会話を聞いていたララはふと自身の思いを呟いた。

 

「そういえばさ、ララにお兄さんがいるなんて知らなかった」

 

「オヨ? 言ってなかったルン?」

 

「あぁ、ララの家族についての話って殆ど聞いた事ないよな」

 

「ロロは双子の兄でしっかり者ルン」

 

「へぇ、双子なんだ」

 

ひかるがロロの話をするとこうたもララの家族の話を殆ど聞いてないと考えた。

そしてロロはララの双子の兄だと知るとえれなはそれに驚いていた。

 

「ルン・・・・父と母もサマーンでは人望あって、家族はみんな私と違うルン」

 

「違っていいんだよ」

 

「ルン?」

 

ララの言葉を聞いてこうたが話に割り込んできた。

 

「さっきも言ったろ?両親と自分が違うのは当たり前で、自分にしかできない事は必ずある! それにララだって充分しっかり者だから大丈夫だって、俺が保証する!」

 

「こうた・・・・」

 

こうたに自分がしっかり者だと言われてララは少し戸惑っていた。

 

「こうたの言う通り、ララはしっかり者だって私も思うよ。だって今回のお泊まりもララが一緒なら大丈夫だってあの厳しいおじいちゃんが許してくれたもん!」

 

「・・・・ありがとルン・・・・ちょっと嬉しいルン」

 

こうたやひかるの言葉を聞いてララは照れながら感謝の気持ちを伝えた。

 

「っ・・・・ごめん」

 

するとえれなは突然ユニに謝った。

 

「えっ? あぁ家族の話だから? 何も気にしてないわ。ただ自分達の事をベラベラ話すなぁって・・・・驚いて聞いてただけニャン」

 

「そういえば、そうだね・・・・」

 

「パジャマの効果でしょうか?」

 

ユニの話を聞いて、えれなとまどかも少し驚いていた。

 

「そうだね」

 

「え?」

 

「こうしてさ、パジャマでみんなとお喋り、だなんてみんなに会う前、ちょっと前の自分からは想像できなかったよ。」

 

『・・・・・・・・』

 

それらをひかるが納得するとユニはどういう事かわからなかったが、ひかるは自身の気持ちを喋りだすとみんなそれを黙って聞いていた。

 

「私さ、友達と遊ぶより一人かこうたと一緒に天文台に行ったりするのが楽しかったから。星座とか宇宙人、UMA(ユーマ)を調べてる方がさ・・・・でも、わかったんだ。一人でいるのも楽しいけどみんなとこうしているのもすっごく楽しいんだって、みんなで新しい世界を知ったりとかさ、とっても、とぉ〜っても、キラやば〜っ☆ なんだよね!」

 

「ひかる・・・・」

 

小惑星に隠れて光が遮られていた窓からひかるの言葉に合わせて小惑星の側を通過して光が降り注ぐとまるで自分達のこれからの未来を照らしてくれているみたいで、ララの気持ちはとても前向きなものになった。

 

「だから、みんなで一緒にもっと、いろんなところに行きたいんだ!」

 

「・・・・ハァ・・・・しょうがないなぁ・・・・」

 

「こうた?」

 

ひかるの気持ちを聞いたこうたが突然呟いた。

 

「ひかる一人だとまたいつ暴走するかわからないから、俺が面倒をみてやるよ・・・・だから、どこまでも付き合うぜ」

 

「っ! うん!」

 

ひかるはこうたが一緒についてきてくれると理解すると笑顔で喜んだ。

 

「うぅ・・・・」

 

『っ!』

 

するとロケットの中にひかる達の知らない声が聞こえてきたのでみんな一斉に反応した。

 

「誰かいるでプルンス!」

 

「出てきなさい!」

 

「・・・・青春ヤン! 泣けるヤン!」

 

プルンスとユニが語りかけるとみんなの前にあるテーブルの反対側で背中にバケツをつけたのヤドカリのような姿をした存在が泣いていた。

 

「えぇ!?」

 

「何者でプルンス!」

 

「ウチ、『ヤンヤン』ヤンか・・・・」

 

「キラやば〜っ☆ ヤンヤンヤンさん」

 

「違う! ヤンは2回でヤンヤンさんヤン!」

 

ひかるが間違えて覚えた名前にヤンヤンはツッコんだ。

 

「語尾がややこしいでプルンス」

 

「貴方に言われたくないニャン」

 

「同感」

 

プルンスはヤンヤンの名前がややこしいと言うが、ユニとこうたがそれにツッコんだ。

 

「何でロケットに乗ってるルン?」

 

「人のロケットに黙って乗り込んで宇宙に出たヤンか・・・・でも途中で放り出されてショウフワクセイでボゥとしてたらこのロケット来たヤン?」

 

「で? 勝手に入ったルン?」

 

「人の家に入るのは得意ヤンか」

 

「成る程なぁ・・・・つまりさっきの外部ハッチが開いた警報はこの子が侵入した時の警報だったって事か・・・・」

 

さっき外部ハッチが勝手に開いた警報は誤作動かと思われていたが、本当はヤンヤンが入ってきた時になった警報だったらしい。

 

「何だかヤドカリみたいです」

 

「あぁ! さてはドーナツを食べた犯人でプルンスなぁ! プルンス特製『プルンスタードーナツ』をよくも・・・・」

 

「っ! 貴方が作ったヤンか!? めっちゃくちゃ美味かったヤンか! やるヤン!」

 

「ほぉ〜、でプルンス////」

 

ヤンヤンは両手でプルンスの足を掴んでプルンスを褒めると、プルンスも照れているのか顔を赤くしながら返事をした。

 

ドカーン!

 

『っ!』

 

そこへもの凄い衝撃がロケットを襲うとそれに合わせて警報も鳴り響いていた。

 

「何だ!?」

 

「見つけたぞ、プリキュア!」

 

それはみんなが持っているペンの反応を追って攻撃してきたカッパードによるものだった。

 

ララはロケットを操縦してその場から逃げた。

 

「小惑星帯に入るルン」

 

『光線による攻撃で制御ができません』

 

「オヨ!? まずいルン!」

 

しかし、先程のカッパードの攻撃によるダメージが原因でロケットがコントロール不能の状態となっていた。

 

『酸素がある星を発見』

 

「行くルン」

 

そしてAIが小惑星の中に酸素がある星を見つけるとララはその星にロケットを不時着させた。

 

「みんな大丈夫か?」

 

「な、なんとか・・・・」

 

「頭ぶつけたヤンか! もっと綺麗に着陸するヤンか!」

 

「無茶言うなって俺達はいま攻撃されててその所為でロケットがコントロールできなくなってるんだぞ」

 

「あの苛立ち、使えそうだな」

 

こうたがみんなの無事を確認する中でヤンヤンが怒っていた。

そしてその苛立ちをカッパードは感じ取っていた。

 

「我が刃よ!とくと吸え!歪んだ!イマジネーション!」

 

カッパードが叫ぶとヤンヤンの胸から暗い色のハートが現れてそれがカッパードの薙刀へと吸収されるとその薙刀が歪んだイマジネーションを纏った先端がヤドカリのハサミのような形をした槍へと姿を変えた。

 

「みんな!」

 

こうた達はみんなでロケットの外へ出るとそのまま変身する体勢に入った。

 

 

『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』

 

『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』

 

 

「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」

 

「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」

 

 

『スター☆トゥインクルプリキュア!!』

 

 

 

「いけ!」

 

『ノットレーイ!』

 

「宇宙空間での機動力ならノットレイの方が上!」

 

カッパードとノットレイ達は足に装備されたブースターを使って宇宙空間を自由に飛びながらプリキュア達に迫っていった。

 

「っ! あぁ!」

 

「止まらない!」

 

プリキュア達は迫ってくるノットレイをジャンプしてかわすがセレーネとソレイユ、そして他のプリキュア達も止まる事ができずにお互いの距離がドンドン離れていった。

 

「宇宙空間では陣形が取れない。皆の機動がバラバラ・・・・連携が、とれまい!」

 

「カッパード!」

 

「っ!」

 

するとカッパードの元へスペースが真っ直ぐ突っ込んできて右手に赤い光を纏った拳でカッパードに殴りかかるがカッパードはその拳を槍で受け止めた。

 

「くっ、そういえば貴様は宇宙空間でも自由に活動できていたな。全く厄介な存在だよ、キュアスペース!」

 

「っ!」

 

カッパードはスペースの拳を振り払うとそのまま槍を振り回してスペースを攻撃しようとするが、スペースはそれらの攻撃をかわしながら反撃しようとしていた。

 

「っ! うっ!」

 

「ん?」

 

しかしその中でスペースは左手の拳で反撃して、その拳をカッパードが槍で受け止めるとその衝撃が痛めていた左腕の二の腕を刺激して、一瞬スペースの表情が歪み、動きが鈍るとカッパードはスペースの異変に気づいた。

 

「ハアッ!」

 

「うわっ!」

 

その隙をついてカッパードの攻撃がスペースにお腹に命中するとスペースはお腹を右手で抑えながらカッパードから距離を取った。

 

「成る程、どういう理由かは知らんが、キュアスペース・・・・今の貴様は手負いと見た!」

 

「・・・・だったらなんだ」

 

「決まっている! 貴様を倒せるこの千載一遇のチャンス、ものにさせてもらう!」

 

「させるわけないだろ。ウルトラスターカラーペン・オーブ! ウルトラカラーチャージ!!」

 

スペースは痛めていた身体の悲鳴に耐えながらキュアスペースオーブ・オーブオリジンに変身した。

 

「銀河の光が我を呼ぶ!」

 

そう言ってスペースは向かってくるカッパードの槍をオーブカリバーで受け止めると槍と剣の鍔迫り合いが続いていた。

 

「スペース!」

 

『ノットレイ!』

 

「うっ、うぅ・・・・」

 

それを見ていたミルキーはスペースを助けに行こうとするが、宇宙空間で思うように動けず、そんなミルキーにノットレイ達が迫っていた。

 

しかしそれをスターは足の裏に星のエネルギーを集めて生成し、それを足場にしてジャンプすると、そのままミルキーを抱き抱えながら離脱してノットレイ達から助けた。

 

「助かったルン」

 

「宇宙だと厄介ね」

 

コスモも複数の小惑星を足場にしてノットレイと戦っているが思うように動かす困っていた。

 

「でも、弱みをカバーして、強くなる!」

 

そしてスターとミルキーは互いの足の裏を足場にしてジャンプするとスターはスペースの、ミルキーは他のプリキュア達の所に向かった。

 

「こっちは任せて、ハアアアッ!」

 

「くっ!」

 

「スター!?」

 

スペースは自身の戦いの途中でスターが参戦した事に驚いた。

 

「ここは任せて、スペースはみんなの所に行って!」

 

「けど・・・・」

 

「私は大丈夫だから! 今のうちに!」

 

そう言ってスターは再びカッパードへと向かっていった。

 

「・・・・わかった」

 

そう言ってスペースはその場を離脱した。

 

「っ! 待て!」

 

「させないよ!」

 

「くっ!」

 

カッパードがスペースを追いかけようとするが、スペースは右手の拳に星のエネルギーを集めて生成するとその拳でカッパードを攻撃した。

 

その頃、スターとスペース以外の4人のプリキュア達は一つの小惑星に集まってみんなで分担して全方位を警戒していた。

 

「離れた連中は私達に任せるニャン。」

 

「あっ、スペース!」

 

そこへスペースが到着するとスペースは小惑星の中心で持っていたオーブカリバーを杖の代わりのように使い、膝をついた自分を支えていた。

 

「大丈夫ルン?」

 

「あぁ、何とかな・・・・」

 

「怪我してるんだから、スペースはそのまま休んでて」

 

「ここは、わたくし達に任せてください!」

 

「けど・・・・」

 

「いいから、あなたはそこでジッとしてない!」

 

ミルキーが心配して話しかけてくるとソレイユとセレーネ、コスモはここは自分達に任せるようにスペースに伝えた。

 

「スペース、約束したのを覚えてるルン? 困った時は必ず助けるって、今がその時ルン!」

 

「ミルキー・・・・」

 

「プリキュア・コスモシャイニング!!」

 

「てんびん座・ソレイユシュート!!」

 

「いて座・セレーネアロー!!」

 

「しし座・ミルキーショック!!」

 

そして4人のプリキュアは不利な宇宙空間で連携してノットレイ達の迎撃に成功した。

 

「くっ、不利な宇宙空間で連携を!?」

 

「パジャマパーティーのおかげだよ!」

 

「パジャマだかお邪魔だか知らんが、パーティーで強くなるなどありえん!」

 

「あるんだぁぁぁぁ! お互いの事を、もっと、いっぱい、たくさん、知り合ったから!」

 

スターはカッパードとの戦いの中でパジャマパーティーのおかげでみんなの絆が更に強くなった事を語ると、その中でもスペース以外の4人のプリキュア達はお互いをフォローしながらノットレイ達を迎撃していた。

 

「おうし座・スターパンチ!!」

 

スターの技がカッパードに命中するとカッパードはそのまま後方へと吹き飛ばされていた。

 

「みんな・・・・凄い・・・・俺も負けてられないな」

 

そう言うとスペースの全身が突然光り出すとスペースの身体は元のキュアスペースに戻るがその左手にはガイがオーブに変身する時に使うアイテム、オーブリングが握られていて、スペースの周りには青と黄色の2つの光が漂っていた。

 

そしてその内の青い光をスペースが掴むとそれはウルトラ戦士の光の力を宿したカード『ウルトラフュージョンカード』へと変化した。

 

「ウルトラマンさん!」

 

『ウルトラマン!』

 

そしてスペースが『ウルトラマン』のカードをオーブリングにリードすると、スペースの左隣にウルトラマンのビジョンが現れた。

 

「ティガさん!」

 

『ウルトラマンティガ!』

 

更にスペースがもう一つの黄色い光を掴んでカードになった『ウルトラマンティガ』のカードをオーブリングにリードすると、スペースの右隣にティガのビジョンが現れた。

 

「光の力、お借りします!!」

 

そしてスペースはオーブリングを頭上に翳すとそのトリガーを引いた。

 

『フュージョンアップ!』

 

「オヨ?」

 

「何?」

 

オーブリングの音声に反応して近くにいたミルキーとコスモはスペースの方を見た。

 

そしてウルトラマンとティガのビジョンがスペースに重なり一つになった。

 

『キュアスペースオーブ・スペシウムゼペリオン!』

 

そしてスペースの全身が光るとその光は足から徐々に消えていくと、スペースの長ズボンは黒く染まるとお腹の部分がグレーに染まると、お腹の上、胸や首は黒いのだがその黒とグレーの間には赤いラインが入っていた。

スペースが羽織っている上着は肩や二の腕の部分はグレーだか、肘から手首の部分は黒くなっていて額に縦長の紫色の宝石がついたグレーの細いバンダナを巻いた『キュアスペースオーブ・スペシウムゼペリオン』にフュージョンアップした。

 

「俺の名はキュアスペースオーブ。闇を照らして悪を撃つ!」

 

「スペース?」

 

「スペースが・・・・」

 

「また変わりました」

 

戦っていたスター、ソレイユ、セレーネはスペースの新たな変身に気づくとそれに反応した。

 

「フン! やれるものならやってみろ! いけ!」

 

「ノットレーイ!」

 

「スペース!」

 

数人のノットレイ達がスペースに向かって真っ直ぐ向かって行った。

 

「ハアッ!」

 

『ノットレーイ』

 

そしてスペースは両手で放つ手裏剣状の速射ビーム光線『ハンドスラッシュ』を使ってノットレイ達を迎撃した。

 

「ハッ!」

 

そしてノットレイ達のいる場所へスペースは飛んでいった。

 

「フッ!」

 

「ノットレイ!」

 

「ハアッ!」

 

「ノットレーイ!」

 

スペースは高速で移動しながらノットレイ達を殴ったり蹴ったりしながら攻撃して無駄な接触を最小限に抑えつつノットレイ達と戦っていた。

 

「早っ!?」

 

「動きが見えません」

 

「全く、ジッとしててって言ったのに・・・・」

 

ソレイユとセレーネはスペースの素早い動きに驚いていたが、コスモだけは休んでいてほしかったのに結局戦ってしまった事に呆れていた。

 

『ノットレーイ!』

 

「プリキュア・スペリオン光線!!」

 

『ノットレーイ・・・・』

 

そしてスペースはノットレイ達の増援に対して、右腕、左腕の順番に両腕をL字に広げてスペシウムエネルギーとティガの光を融合させて貯めた後、十字に組み直して放つ技『スペリオン光線』をノットレイ達に放った。

その時には、前面に光の輪が展開されていて光線を受けたノットレイ達はそのまま吹っ飛ばされてしまった。

 

「手負いでその強さ、やはり貴様は危険だ!」

 

「っ! しまった!」

 

スターとの戦闘中にカッパードは隙をついて真っ直ぐスペースに突っ込んでいった。

 

「フッ!」

 

そしてスペースは再び全身を光らせるとまた元のキュアスペースに戻るがその左手にはオーブリングが握られていて、スペースの周りには緑と水色の2つの光が漂っていた。

 

「ジャックさん!」

 

『ウルトラマンジャック!』

 

スペースが掴んだ緑色の光は『ウルトラマンジャック』のカードになり、それをオーブリングにリードすると、スペースの左隣にジャックのビジョンが現れた。

 

「ゼロさん!」

 

『ウルトラマンゼロ!』

 

更にスペースが水色の光も掴んでカードになった『ウルトラマンゼロ』のカードをオーブリングにリードすると、スペースの右隣にゼロのビジョンが現れた。

 

「キレの良いやつ、頼みます!!」

 

そしてスペースはオーブリングを頭上に翳すとそのトリガーを引いた。

 

『フュージョンアップ!』

 

そしてジャックとゼロのビジョンがスペースに重なり一つになった。

 

『キュアスペースオーブ・ハリケーンスラッシュ!』

 

スペースの全身が光るとその光は足から徐々に消えていき、スペースの膝から足元の色はグレー、太ももの部分は青くなり、その上から首の部分まで黒く染まり、足のグレーと黒の間には赤いラインが入り、上着の肩の部分にはゼロの肩部プロテクターがつき、その下の二の腕から手首の部分は青くなり、額に縦長の水色の宝石がついたグレーの細いバンダナを巻いた『キュアスペースオーブ・ハリケーンスラッシュ』にフュージョンアップした。

 

※スペースにはウルトラマンオーブ・ハリケーンスラッシュみたいに頭にゼロスラッガーはついていませんが、スペースが頭に手を添えるとゼロスラッガーが現れます。

 

「光を超えて、闇を斬る!!」

 

「ハアアアアッ!」

 

カッパードは真っ直ぐスペースに向かって行くが、スペースは突然消えてしまった。

 

「何っ!? どこだ!?」

 

「ここだ」

 

「なっ!? おわっ!」

 

そしてスペースはカッパードの真横に現れるとそのままカッパードを蹴り飛ばすが、その時の蹴りには青い風を纏いながら攻撃していた。

 

「今のって、瞬間移動!? キラやば〜っ☆」

 

「もう何でもありルン?」

 

スターはスペースの技に興奮していたが、ミルキーは既にスペースの新しい力を何度も見てきたのでそこまで大きな反応はしていなかった。

スペースは瞬間移動する事で身体への負担を最小限に抑える戦い方を選んでいた。

 

「その力、まさかガルオウガ様と同じ・・・・なぜ貴様がその力を使える!?」

 

「ガルオウガ? 誰だか知らないが、これは俺に力を貸してくれるウルトラマンの力だ!」

 

そう言いながらスペースが頭に両手を添えるとそこにゼロスラッガーが2つ現れてスペースが両手を横に広げるとゼロスラッガーは真っ直ぐカッパードに向かっていった。

 

「何だこれは!? くっ!」

 

カッパードは持っていた槍で飛んできたゼロスラッガーを何度も弾いていた。

 

「オーブスラッガーランス!」

 

そしてゼロスラッガーがスペースの所に戻りそれを手元で回転させると、先端左右の刃はゼロスラッガーを模していて、柄にエネルギーをチャージするランスレバーを備えている三又槍型必殺武器『オーブスラッガーランス』が出現した。

 

「ほう? 同じ槍で勝負という事か、いいだろう! こい!」

 

「ハアッ!」

 

「フッ!」

 

スペースとカッパードは互いの槍を交えながら戦い、互いの槍の先端が激突する度に激しい音が鳴り響いていた。

 

「プリキュア・オーブランサーシュート!!」

 

「のわっ!」

 

オーブスラッガーランスのランスレバーを1回引いて発動し、ランスの先端から放つ必殺光線『オーブランサーシュート』をカッパードに向かって放つがカッパードは槍でそれを受け止める事で身体へのダメージを防いだ。

 

「っ!」

 

そしてスペースは再びカッパードの目の前に瞬間移動してオーブスラッガーランスのランスレバーを3回引いた。

 

「プリキュア・トライデントスラッシュ!!」

 

「くっ! うわっ!」

 

オーブスラッガーランスのランスレバーを3回引いて発動できて、槍の刃に巨大な光の刃を形成して残像を伴いながら相手を滅多切りにする技『トライデントスラッシュ』でカッパードを何度も切るがカッパードも持っていた槍で防ごうとするがうまくいかず、最後の一撃でスペースはカッパードが持っていた槍を飛ばして手放させることに成功した。

 

「あとは任せて! スター!」

 

「うん!」

 

そして小惑星経由でスターに近づいていたコスモがスターからおうし座のペンを受け取った。

 

「レインボーパフューム! いくニャン!」

 

コスモはおうし座のペンをレインボーパフュームにセットした。

 

「プリンセススターカラーペン! おうし座! くるくるチャージ!」

 

「プリキュア・レインボースプラッシュ!!」

 

レインボースプラッシュが槍に命中すると歪んだイマジネーションは無事に浄化されて、槍は元のカッパードの薙刀へと戻った。

 

「ええい、武器がイマイチ、イマジネーションの歪みが弱かったか・・・・」

 

カッパードはいつものようにワープホールを使わずにUFOに乗ってその場を離脱した。

 

「ふぅ・・・・」

 

「相変わらず無茶するわね・・・・」

 

「コスモ?」

 

スペースの所にスターにペンを返したコスモがやってきて、宇宙空間を漂っていたコスモにスペースが手を差し伸べるとコスモがその手を掴む事でスペースの側にたどり着いた。

 

「あなたは怪我人なんだからもう少し自重しなさい」

 

「ごめん」

 

コスモに注意されてスペースは素直に謝った。

 

「まぁまぁコスモもその辺で・・・・」

 

「今はロケットをどうするかを考えましょう」

 

「・・・・そうね」

 

そこへソレイユとセレーネもやってきてコスモを宥めると話題はロケットの話となり、プリキュア達は変身を解除してロケットの前に集まっていた。

 

『システムの88%が機能停止、とくにバーニアの破損は極めて深刻です』

 

「ルン、これじゃあ進めないルン」

 

「フワもぐっすり爆睡でプルンス。ワープも使えないでプルンス」

 

「と言ってもここじゃロケットの修理なんてできないしなぁ・・・・」

 

「どうしよう・・・・」

 

「ヤンヤンの家まで送ってくれヤン。そしたらロケット直すヤンか」

 

「えっ? ホントに!?」

 

「借りはキチンと返す。ヤンヤンのポリシーヤンか」

 

するとヤンヤンが自身の家まで送ってくれたらロケットを直すと言ってきた。

 

「でも、ロケット壊れてるのにどうやって移動するでプルンス?」

 

「確かにな・・・・俺が怪我してなければタイタスさんの力でロケットを運ぶ事もできたけど・・・・」

 

「今はやめときなさい。そんな事したら怪我が悪化するだけよ」

 

「だよな・・・・」

 

「何かさ、ユニって急にこうたの事を心配するようになったよね・・・・」

 

「そういえば・・・・」

 

こうたの怪我を気にかけるユニの姿を見て、えれなとまどかはユニのこうたに対する態度の変化に気づいた。

 

「っ!//// コイツが怪我したのは私を助けようとしたのが原因だから、だから早く治してほしいだけニャン!////」

 

ユニは頬を赤く染めながらえれなとまどかに自身の考えを伝えた。

 

「けどさ、ホントにどうするんだ? これから」

 

「・・・・・・・・」

 

「プル?」

 

こうたがこれからどうするかをみんなに聞くとヤンヤンは真っ直ぐプルンスの事を見つめていた。

 

そしてプルンスは大量の酸素を吸い込んで巨大化するとロケットの周りに足を巻きつけて身体をロケットに固定した。

 

「はあああっ、フゥ〜〜〜ッ!」

 

そんなプルンスが吸い込んだ酸素を一気に吹き出すとその勢いを利用してロケットは飛んでいき移動を開始した。

 

「ハァ・・・・まさかの移動手段でプルンス・・・・」

 

「やったぁ!」

 

こうしてロケットは何とか目的地であるヤンヤンの家がある星へと向かっていったのであった。

 

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


ヤンヤンの故郷、プルルン星に到着したひかる達

そこはまるで海の中にいるような水の星だった。

そこでひかる達は地球のお話にも登場するあの姿へと変身する。


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第69話 みんなで変身! 水の星をスーイスイ! 前編

次回もお楽しみ!



※もしよろしければ、皆さんがこれまでの話で感じた感想やコメントがあれば送って下さい。
皆さんからのコメント、そして評価が頂けたら凄く嬉しいです。
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。