スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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前編が完成したので先に投稿します。
後編は今夜投稿しますので、そちらもお楽しみに


第69話 みんなで変身! 水の星をスーイスイ! 前編

ショウフワクセイでロケットに乗り込んできたヤンヤンの案内でノットレイダーの攻撃で損傷したロケットを修理する為に、彼女の故郷であるブルルン星へと向かっていた。

 

「ヤンヤンの星ってまだ遠いの?」

 

「ポップスターが見えたからもうすぐヤンか」

 

「まんまポップコーンじゃん」

 

「キラやば〜っ☆」

 

ロケットから見えたのはまんまポップコーンの形をした星、ポップスターが見えていた。

 

「フワ、中々目を覚ましませんね」

 

「よっぽど疲れてたルン」

 

トィンクルブックの中で眠り続けているフワの様子をまどかとララが見守っていた。

 

「あっ、見えてきたヤンか」

 

「えっ!? どれどれ!?」

 

「水色でキラキラしてる星ヤン」

 

「あぁ・・・・あぁ・・・・」

 

「何あれ?」

 

ひかるが望遠鏡で確認するとそこには水の玉が宇宙空間に浮いているような水に包まれたとても綺麗な星だった。

 

「キラやば〜っ☆!」

 

「まるで水の玉が浮いてるみたいですね」

 

「うちの故郷、プルルン星ヤン」

 

「プルンスとプルルン、何か運命的なものを感じるでプルンス」

 

「そんなん全然ないヤンか」

 

「ガーン!! 名前が似てるでプルンス・・・・」

 

プルンスが自身の名前と似てると言う理由で感動していたが、ヤンヤンはそう思っていないらしく、ショックを受けていた。

 

「どうでもいいけど、このままだと通り過ぎちゃうニャン」

 

『あっ』

 

「方向が変えられないルン」

 

ユニが指摘した通り、今のロケットはコントールができないので方向転換ができず、このままではプルルン星を通り過ぎてしまう。

 

「困ったヤン・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

ヤンヤンの本気で困った表情をプルンスは側で見ていた。

 

「・・・・出番でプルンス! 非常に過酷なミッションでプルンス! しかし、いま、この苦境にあって、ヤンヤンを故郷にお連れできるのはこのプルンスしかいないでプルンス!」

 

「急がないと通りすぎちゃうわよ」

 

「プルンス、よろしくね!」

 

「頼んだぞ」

 

プルンスがやる気全開になるとユニとひかる、こうたがプルンスに声をかけた。

 

そして宇宙空間に出たプルンスは再び大きくなってロケットの先端に巻きつき自身の身体をロケットに固定した。

 

「やるでプルンス」

 

「プルンス、左60度にコース変更ルン」

 

ララの指示に従い、プルンスはロケットの向きを調整して無事にプルルン星への進路を確保した。

 

「やった! プルンス!」

 

「ハァ・・・・疲れたでプルンス・・・・」

 

「お疲れプルンス!」

 

「素敵です!」

 

「ありがとうヤンか! おかげで故郷に帰れるヤン!」

 

ロケットの中に戻ったプルンスはかなり疲れ切っていたが、えれなとまどか、そして何よりヤンヤンは笑顔でプルンスに感謝の気持ちを伝えた。

 

「何のこれしきでプルンス! いついかなる時も頼りになる! それがこのプルンスでプルンス!」

 

「急に元気になったな」

 

ヤンヤンにお礼を言われたプルンスは目にハートマークを浮かべながら急に元気になった。

 

「あれ? あの星、よく見るとあちこちに泡が浮いてる?」

 

「あの中には空気があって島になってるヤンか」

 

「水の中に浮く島々か・・・・」

 

「キラやば〜っ☆」

 

ひかるが望遠鏡を使って星の中を覗いているとあちこちにたくさんの泡が浮いていて、ヤンヤン曰くあの中には空気があって島があると聞いてえれなはそれに興味を示していた。

 

そしてロケットがプルルン星の中に入るとそこら中に見たことのない魚などの海の生き物達が泳いでいた。

 

「あぁ・・・・海の中みたい・・・・」

 

「うちの家は星の中心近くヤンか」

 

「このスピードではだいぶ時間がかかりそうですね」

 

「そうヤンな・・・・」

 

「っ!」

 

まどかに目的地への到着までまだ時間がかかると言われて元気をなくしてしまったヤンヤンにプルンスは気づいた。

 

「またもやプルンスの出番でプルンス! ソフトな身体に固い意志、クールな瞳に熱いハート、いざ、ヤンヤンの家に向けて潜航でプルンス!」

 

「プルンス、頑張って!」

 

「・・・・じゃ、邪魔でプルンス・・・・」

 

せっかくプルンスがヤンヤンの前でカッコつけようとしている所に2人の間にひかるが割り込んだ事でヤンヤンからプルンスが見えなくなり、プルンスは静かに退いてもらうようにひかるに頼んだ。

 

それから再び大きくなったプルンスはロケットのブースターの部分からロケットを押して先程までよりも速く潜航していった。

 

「まるで大きな水族館、キラやば〜っ☆」

 

「何処で直せるルン?」

 

「うちの近所にな、どんなロケットでも直せる職人がいるんヤンか」

 

「オヨ! どんなロケットでもルン?」

 

「そうヤン!」

 

「プルンス! ヤンヤンの家に向けて全速前進!」

 

先程まで絵を描く事に夢中になっていたひかるはララとヤンヤンの話を聞いてプルンスに更に進むように頼んだ。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・もうこれ以上は無理でプル・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「ラジャーでプルンス! プルプルボディーにハートの心、それが・・・・」

 

「あぁ! アレ!?」

 

プルンスがヤンヤンの元気のない表情を見て再びやる気を出したが、ひかるの声と共にプルンスの声は遮られた。

 

「マンタに似ていますね」

 

「そうだね・・・・」

 

「あの・・・・プルンスでプルンス・・・・」

 

「プルンス・・・・ドンマイ」

 

「うぅ・・・・」

 

みんなの目は既にマンタに似たこの海の生き物へと向いていてプルンスが一人おいてきぼりされたのをこうたが慰めた。

 

それからはみんなそれぞれドーナツを食べたり、ジュースを飲んだりと、みんな自由にロケットの中で過ごしていた。

 

「あっ、そうだ! ユニに伝えたい事があったんだ」

 

「何よ?」

 

こうたはユニに伝えておきたい事を思い出した。

 

「もし良かったらなんだけどさ、俺の家で一緒に暮らさないか?」

 

「あなたの家で?」

 

「あぁ」

 

「っ!」

 

こうたはユニに自身の家で一緒に暮らさないかと提案して、それを側で聞いていたララは驚いたのと同時に少し動揺していた。

 

「何で私があなたの家で一緒に暮らさないといけないのよ。大体、私はレインボー星人よ。地球人と一緒に暮らすなんて・・・・」 

 

「そっか、それいいかも!」

 

「えっ?」

 

「ですね。こうた君のご両親はわたくし達がプリキュアである事も、ララ達が星空界から来た事も知っています。ユニの事だって事情を話せばきっと受け入れてくれますよ」

 

乗り気じゃなかったユニとは違い、えれなとまどかはこうたの意見に賛成してくれた。

 

「ちょっ、ちょっと待つニャン! 私の意思はどうなるのよ!」

 

「勿論、ユニの了承がもらえたらの話だよ。既に父さん達には話を通してあるから」

 

「いつの間に・・・・」

 

 

それはこうた達がサマーンに出発する前日の夜の出来事だった。

 

「なるほどな、つまりそのユニって子がうちで一緒に暮らす許可が欲しいと、お前はそう言いたいんだな?」

 

「あぁ、なんとかならないかな?」

 

こうたはしずかに包帯を巻いてもらいながら、さとしにユニが抱えている事情を説明してこうたの家で一緒に暮らせないかと相談していた。

 

「私は構わないわよ。一度でいいから娘が欲しいって思ってたの」

 

「母さん、ユニは母さんの娘じゃないって」

 

「あらあら、冗談よ冗談。でも私が賛成なのは本当よ。そんな年頃の女の子が見ず知らずの星で野宿なんて身体に良くないわ。ね? さとしも良いでしょ?」

 

「父さん・・・・」

 

しずかはこうたのお願いを聞いてくれた。

 

そしてさとしは・・・・

 

「・・・・いいだろう」

 

「父さん!」

 

さとしも許可をくれた。

 

「ただし、節度をわきまえて生活するのが条件だ。お前はまだ中学生なんだ。間違ってもそれを破るような事はするなよ」

 

「わ、わかってるって!」

 

こうしてこうたは両親からユニが一緒に暮らす許可をもらえたのであった。

 

「ユニだって地球で暮らしていくのに、衣食住がちゃんと整っていた方が色々と助かるだろ?」

 

「それは・・・・」

 

「まぁ、急いで答えを出せとは言わないからさ。その気になったらいつでも言ってくれ」

 

「・・・・わかったニャン」

 

そしてユニは候補の一つとして今後の地球での暮らしについて考える事にしたのであった。

 

「・・・・・・・・」

 

「ララ? どうしたの?」

 

「っ! なっ、何でもないルン!」

 

「そう?」

 

「ルン!」

 

その会話を聞いていたララは少し元気をなくしているとそれに気づいたひかるがララに話しかけるが、ララは何でもないと答えた。

 

「(どうしてルン? さっきから、心がモヤモヤするルン・・・・)」

 

ララは気持ちがモヤモヤしていて、そんな気持ちになったのは初めてなのでその原因が何なのか自分でもわかっていなかった。

 

その後もみんなそれぞれ自由に寛いでいる中で、ひかるはトィンクルブックにこの海の中にいる生き物達の絵を描き続けていた。

 

「ハァ・・・・」

 

「どうしたの?」

 

「せっかくこんな素敵な星に来たんだから泳ぎたいよね」

 

「泳ぐ?」

 

「ですが、ここは水中ですよ? 泳ぐといっても息が続きません」

 

「だな。酸素ボンベがないと俺達は数分も活動できないからな・・・・」

 

ひかるが泳ぎたいと言い出すが、地球人は長時間水中で活動する為にはその為の道具や装備がないと活動できないのだ。

 

「ララ、潜水服とか積んでないの?」

 

「オヨ? ないルン」

 

「ユニみたいに変化できればいいのに・・・・」

 

「何になるルン?」

 

「水の中で息ができるように、半魚人!」

 

「ルン!? それは嫌ルン・・・・」

 

「あたしも・・・・」

 

ひかるはユニみたいに他の姿に変身できるなら半魚人になると言い出すと、ララとえれなはそれを嫌がった。

 

「私の変化は外見を変えるだけだから、半魚人みたいに水の中で息はできないの」

 

「そうなんだ・・・・」

 

「コレを使えば良いヤンか!」

 

「え? これは何?」

 

ユニが自身の変化についての説明を聞いてがっかりしていたひかるにヤンヤンが紐を通した真珠をひかるに見せた。

 

「真珠?」

 

「変身珠ヤン」

 

「変身珠?」

 

「何だそれ?」

 

「一粒で一回、変わりたいものになれるヤンか」

 

「えぇ!? 半魚人にも!?」

 

「なれるヤン」

 

「「ちょっとちょっと!」」

 

ヤンヤンが見せたのは『変身珠』といって一粒で一回どんな姿にも変身できる不思議な力を秘めた真珠でそれを受け取ったひかるが半魚人になるのではとえれなとララは慌てて止めた。

 

「それで、潜水服を着た姿になればいいのでは?」

 

「それがいいルン。」

 

「う〜ん、私はやっぱり!」

 

「あぁっ!ちょっと!?」

 

「待てひかる!」

 

みんながひかるを止めようとするが、ひかるは聞く耳を持たずに変身珠を使ってしまった。

 

そしてひかるの姿は上半身は水着のような姿になると足は魚のようなピンクの鱗の足になり、人魚に変身してしまった。

 

「おぉ・・・・」

 

「その姿は!」

 

「人魚ですか?」

 

「うん!この方がいいかなって」

 

「流石ひかる!あたし達も!」

 

「ルン!」

 

それならララ、えれな、まどか、ユニ、ヤンヤンの5人もそれぞれ上半身が水着のような姿をした人魚の姿へと変身した。

 

「凄い! 水の中でも息ができる!」

 

「会話もできるんですね」

 

「オヨォ・・・・」

 

「キラやば〜っ☆! キラやば〜っ☆!」

 

えれな、まどか、ララ、ひかるはそれぞれ初めて味わった他の生き物への変身に個人差はあるがみんなそれぞれ興奮していた。

 

「ハァ・・・・魚座のプリンセスを思い出すでプルンス。みんな羨ましいでプルンス・・・・」

 

「あと1粒残ってるヤン」

 

「おぉ! けどこうたは使わないでプルンスか?」

 

「俺は怪我してるから今回はパス。擦り傷とか水の中で染みたらマジで痛いからな」

 

「そうでプルンスか? じゃあプルンスが遠慮なく・・・・」

 

そしてプルンスが最後の変身珠を使うと紫色の巨大なクラゲに変身してみんなガクッと倒れた。

 

「いつもと殆ど変わってないじゃん・・・・」

 

「どうして人魚にしなかったルン?」

 

「うお座のプリンセスに近い姿になるなんて畏れ多いでプルンス」

 

「フゥワ! フゥワ!」

 

「お? フワも起きたのか?」

 

「フワ!」

 

ひかるとララがプルンスにツッコんでいるとフワが目を覚ましてこうたがフワを抱き抱えた。

 

「フワも一緒に泳ぐ?」

 

「行きたいフワ!」

 

「でももう変身珠がないヤンか・・・・」

 

「え?」

 

「他に方法はないでしょうか?」

 

「う〜ん・・・・そうだ! こうた、トィンクルブック貸して!」

 

「え? あぁ・・・・」

 

そしてこうたからトィンクルブックを受け取ったひかるはおうし座のペンで泡を具現化して、フワんその泡で包む事でフワが水中でも活動できるようにした。

 

「フワ? フワ!」

 

「これでOK! それじゃあ、いざ出発!」

 

『オーッ!』

 

「あんまり遠くに行くなよ」

 

怪我をしているこうたはロケットで留守番する事になり、他のメンバーはみんなそれぞれ自由にあちこちで泳いだり、海の生き物達と触れ合ったりなど、自由に動ける初めての水中をみんな楽しんでいた。

 

「ユニ!変われるって、楽しいね!」

 

「えっ?」

 

その中でひかるとユニが一緒にいる時にひかるは突然ユニに姿が変わる事が楽しいと伝えるとユニはそれを聞いて困惑していた。

 

「見て! あれ!」

 

えれなが上の方を指差して全員がその方向を見ると光が水を照らして見えるとても綺麗な光景が広がっていた。

 

「まるで宇宙みたい・・・・キラやば〜っ☆! ね!」

 

「・・・・まぁ、ね・・・・」

 

ひかるや他のみんながその光景に感動しているとひかるの横にいたユニも嬉しそうに微笑みながら一緒にその光景を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

「あそこからペンの反応がするっつーの!ついに見つけたっつーの! ケヒャヒャヒャヒャ! もう逃がさないっつうの!」

 

その頃、プルルン星のから離れた場所、ポップスター付近でペンの反応を追ってその場所を目指している宇宙船の姿があった。

 

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


プルルン星の海を楽しんでいたひかる達を突然何かが襲ってきた。

その正体はユニへの強い憎しみを抱いたアイワーンだった。

アイワーンの強い憎しみがコスモを苦しめる。

そんなコスモを救う為に、スペースは黄金の鎧を纏う。




次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第70話 みんなで変身! 海の星をスーイスイ! 後編

次回もお楽しみ!



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