スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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第70話 みんなで変身! 水の星をスーイスイ! 後編

ヤンヤンの故郷、プルルン星へとやってきたこうた達。

そこは水の玉のような形をしていて中は水中と同じ海の星だった。

ひかる達はヤンヤンから渡された変身珠を使って人魚に変身して水中で楽しく過ごしていた。

 

そんな時・・・・

 

「っ!」

 

「どうしたのユニ?」

 

「何か来る!」

 

ひかるがどうしたのかと聞くとユニは何かを察知したらしい。

すると水の竜巻を纏ったのような謎の存在がもの凄い勢いでひかる達に迫ってきた。

 

「何アレ!?」

 

「危ない!」

 

ひかるの危険を察知したまどかはひかるを助けた。

 

「戻ってきたよ!」

 

えれなの言う通り、ひかるとまどかを狙ってかわされた竜巻は引き返してきて再びこちらを狙って迫ってきた。

 

みんな必死になって竜巻の体当たりをかわしていた。

 

「フワァァァ!」

 

「フワ!」

 

その中で泡に包まれたフワがみんなとは違う方向に流されてしまった。

 

「大丈夫、フワ?」

 

「ありがとうフワ」

 

そんなフワの事をユニが受け止めて助けた。

 

ピコーン! ピコーン!

 

「ルン! 何か光り始めたルン!」

 

「変身が解けるヤンか!」

 

「オヨ!?」

 

そんな時に変身珠が紫色に光り出すと、ヤンヤン曰く、それはもうすぐ変身が解けるという危険信号だった。

 

「ロケットに戻りましょう!」

 

「また来たルン!」

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

「プルンス!」

 

「流されるでプルンス!」

 

まどかは急いでロケットに戻ろうと提案するが竜巻の所為でロケットはドンドン別の方向に流されてしまっていた。

 

「まずいな、AI!」

 

ロケットの中で危険を悟ったこうたはAIに呼びかけた。

 

「変身が解けちゃう!」

 

「あそこに飛び込むヤンか!」

 

「そうか! あそこには空気がある!」

 

「えぇ!」

 

慌てるひかるの近くでヤンヤンが空気のある泡の中へ逃げようと提案するとえれなとまどかも賛成してみんなでその泡の所へ急いで向かった。

 

しかし・・・・

 

「っ! 追いかけてくるルン!」

 

ララの言った通り、さっきの竜巻が後ろからひかる達に迫ってきていた。

 

「このままだと追いつかれるわよ!」

 

「どうしよう!?」

 

ユニとひかるはどうすればいいかと考えていると竜巻の横から赤い光を纏った何かが竜巻に激突して竜巻の動きが鈍った。

 

「えっ?」

 

「何?」

 

まどかとえれなも何が起こったのかわからなかった。

 

そして赤い光が徐々に消えていくと・・・・

 

「みんな、今のうちに早く!」

 

「スペース!」

 

そこにはAIに頼んで、プリキュアに変身してロケットの外に出たキュアスペースがいた。

彼は全身に赤い光を纏って体当たりする事で竜巻からみんなを守ったのだ。

 

「また無茶して・・・・」

 

「急ぐルン!」

 

ユニはスペースがまた無茶したと呟く横で、ララは今のうちに泡の中に飛び込むようにみんなに伝えた。

 

そしてひかる達は泡のある場所まで到着するが、泡の膜が中々破れず、それを破ろうと必死に押し込んでいた。

 

『うぅ〜〜〜っ!』

 

そこへロケットを持ったプルンスもやってきて、みんなで泡の膜を押し込むと泡が破れて中に入る事に成功した。

 

『やったぁ!』

 

『っ! うわぁぁぁぁぁ!』

 

しかしその先は空中でみんな落下するとその途中で変身珠は時間切れとなり、みんな元の姿に戻ってしまった。

だが、プルンスとロケットは大きさからか先に水辺に着水していて、ひかる達はプルンスをクッションにした事でみんな怪我などはなく、それと同時にプルンスも元の姿に戻った。

 

「みんな大丈夫?」

 

「うん・・・・」

 

「大丈夫です・・・・」

 

ひかるがみんなに大丈夫かと聞くとえれなとまどかがそれに返事をした。

そしてひかるは自身が使っていた変身珠を見ると、先程まで綺麗に光っていた真珠は使い終わったからか真っ黒になっていた。

 

「うわあああああっ!」

 

「スペース!」

 

そこへ竜巻と戦っていたスペースが竜巻と共に中へ入ってくると、攻撃を受けたのかスペースはそのまま水中へと落ちていった。

 

「うそっ!? 入ってきた!?」

 

「フワ!」

 

ひかるが驚いているとフワが怯えてひかるの胸元に抱きついてきた。

 

そして謎の物体の周りにあった水が落ちていくとそこには見覚えのある宇宙船の姿があった。

 

「っ!」

 

「あの宇宙ジェットは!?」

 

「ユニの!?」

 

そう、それは以前ユニがブルーキャットとして活動していた時に使っていた宇宙船だった。

しかし、見た目はかなり変化していてまるで誰かに改造されているみたいだった。

 

「ケヒャヒャヒャヒャヒャ! 逃がさないっつうの!」

 

『っ!』

 

「お前らのペンの反応を追いかけてきたっつうの」

 

「アイワーン!」

 

宇宙船のハッチが開くとそこにはユニの宇宙船を奪ったアイワーンの姿があった。

 

バシャーン!

 

『っ!』

 

すると水中から何かが飛び出してきてひかる達の前に膝をついて着地した。

 

「ったく、どこまでもしつこい奴だな」

 

「スペース!」

 

その正体はスペースで水中にいたからか全身ずぶ濡れ状態だった。

 

「大丈夫ルン?」

 

「あぁ」

 

「プルンス、フワを!」

 

「了解でプルンス!」

 

「みんな!」

 

『うん!』

 

ひかるがフワをプルンスに預けるとスペース以外のメンバー達は変身する体勢に入った。

 

 

『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』

 

『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』

 

 

「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」

 

「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」

 

 

『スター☆トゥインクルプリキュア!!』

 

 

「ペンとフワは渡さない!」

 

「んなもんにもう興味ないっつうの」

 

「えっ? じゃあ私達を狙う理由ないじゃん」

 

スターがペンやフワを守ると宣言するがアイワーンの目的は別にあった。

 

「あるんだっつうの。アタイの狙いはソイツだっつうの!」

 

そう言ってアイワーンは真っ直ぐコスモの事を指差した。

 

「バケニャーン・・・・許せない・・・・アタイを騙してたっつうの・・・・アンタの所為でアタイはノットレイダーにいられなくなったっつうの! 全部お前の所為だっつうの!」

 

「・・・・・・・・」

 

「いやいや、元あといえばお前が惑星レインボーをめちゃくちゃにしたのが原因だろ? それって完全に自業自得じゃあ・・・・」

 

「うるさいっつうの!」

 

「(逆ギレかよ)」

 

アイワーンはスペースに図星をつかれて逆ギレした。

 

「アタイの居場所はなくなったのに自分はちゃっかり居場所をみつけて、超ムカつく! ぶっ潰してやるっつうの!」

 

そう言ってアイワーンは何か禍々しいエネルギーが溜め込まれた謎の物体を取り出した。

 

「あれはダークペン!?」

 

「形が違うルン!」

 

「こいつはアンタへの恨み・・・・怒りのイマジネーションをエネルギーにして貯めたもんだっつーの」

 

「っ!」

 

「闇のケミストリー、爆発だっつうの!」

 

そしてアイワーンはその物体を宇宙船にセットするとロケットの下の部分から手足が飛び出してきて、人型に近いロケットへと変形した。

 

「アイワーンロボ16号だっつうの!」

 

「何で16号ルン?」

 

「15号まではテストだっつうの。イケイケっつうの!」

 

「ミルキーショック!!」

 

アイワーンロボの左手の手首から指先が手の中に消えるとそこが砲台となりアイワーンのイマジネーションで生まれたエネルギー弾が放たれてそれをミルキーショックが相殺した。

 

「自分勝手ルン!さっきスペースが言ったように、貴方だって、コスモの大切な居場所を奪ったルン!」

 

「はぁ? 知らねーっつーの」

 

「惑星レインボールン! 彼女の故郷に、酷い事をしたルン!」

 

「それだけじゃないでプルンス!ノットレイダーとしてパレスを襲い、プリンセス達を散り散りにしてしまったでプルンス!」

 

「だから何だっつーの? 自分が何かされたら、人を騙したりしていいんだ? スッゲェなぁ!」

 

「っ!」

 

ミルキーとプルンスがアイワーンに訴えかけるがアイワーンを聞く耳を持たず、それどころかアイワーンの言った言葉にコスモは反応し、動揺していた。

 

「覚悟しろっつうの!」

 

「フッ!」

 

「ハアッ!」

 

アイワーンロボはエネルギー弾を2発連続で発射するがそれをセレーネの矢とソレイユの蹴りで相殺し、2人は一気に距離を詰めるが・・・・

 

「邪魔だっつうの!」

 

『うわああああっ!』

 

「ソレイユ!」

 

「セレーネ!」

 

アイワーンロボはジャンプして両手を伸ばし、それに捕まったソレイユとセレーネはそのまま地面に叩きつけられてしまった。

 

「まだまだこれからだっつうの!」

 

「ここは俺が・・・・」

 

「私がいくルン!」

 

「ミルキー!?」

 

すると今度はアイワーンロボの両手から強力な水鉄砲のような攻撃が飛んできて、スペースが前に出ようとするが、ミルキーがそれを止めると、ミルキーは電撃で対抗するが片方しか相殺できず、もう片方の攻撃を受けてしまった。

 

「うぅぅぅ!」

 

「ミルキー!」

 

「やめなさい。アイワーン!」

 

「お前を叩き潰したらやめてやるっつうの!」

 

「ハアアアアッ!」

 

アイワーンロボが右手の拳でコスモに殴りかかってきて、それに対抗する為にスターも右手に星のエネルギーを生成して2人の拳はそのまま激突した。

 

するとアイワーンロボの右手首の部分が爆発して力比べはスターの勝利となった。

 

「今だよコスモ!」

 

「フッ! ハアアアアッ!」

 

その隙を狙ってコスモはジャンプしてそのままアイワーンロボに迫った。

 

「・・・・ふざけんなっつうの!」

 

「っ!」

 

『自分が何かされたら、人を騙したりしていいんだ?』

 

その時コスモはアイワーンに言われた言葉を思い出して攻撃をやめてしまった。

 

「コスモ!?」

 

「ヤバい!」

 

動かなくなったコスモをアイワーンロボは左手で掴んでそのまま投げ飛ばした。

 

「うっ! だあああああっ!」

 

「危ない!」

 

そんなコスモをスペースがギリギリ身体で受け止めると2人はそのまま浜辺に転がりながら衝撃をなくした。

 

『コスモ! スペース!』

 

「いててて・・・・大丈夫か?」

 

「あなた・・・・」

 

仰向けに寝転がるスペースの上にコスモが抱きつく体勢でいると、スペースが大丈夫かと聞いてきてコスモはスペースがまた助けてくれたのだと認識した。

 

「いい気味だっつうの。バケニャーン、マオ、ブルーキャット、地球人・・・・おまけに今度はプリキュアかっつーの!ころころ変わりやがって・・・・お前はそうやって姿を変えて、みんなを騙してるんだっつーの!」

 

「・・・・・・・・」

 

「違う!」

 

「っ!」

 

アイワーンの意見をスターは真っ向から否定した。

 

「変わることは悪いことじゃない! 楽しいことだよ!」

 

「はぁ?」

 

スターは使い終わった変身珠を見せながら自分の気持ちを伝えるが、アイワーンには理解できなかった。

 

「変わることで新しい自分を知ることができるから・・・・」

 

「スターの言う通りだ」

 

そこへスペースが話に割り込んでくると、仰向けに寝転がっていたスペースはコスモを抱き抱えながら起き上がった。

 

「変わることで、今まで見てきた世界の新しい可能性を知ることができるんだ」

 

スペースはひかるとの出会いで起きた自身の変化を理解してるからこそ、変わる事が悪い事ではないというスターの考えに賛同した。

 

「それにコスモも、アイワーンに言われた事を一々気にするなよ」

 

「えっ?」

 

「前にも言っただろ? 誰が何と言おうとコスモは俺達の大切な仲間だって・・・・これまでも・・・・そしてこれからも・・・・その気持ちは変わらない・・・・」

 

「スター・・・・スペース・・・・」

 

「それに、コスモには変わらない所だってちゃんとあるじゃんか。惑星レインボーを、星の仲間達を救いたいって気持ちだけはずっと変わってないだろ?」

 

「っ!」

 

スペースの言葉を聞いてコスモはこんな自分にも変わってないものがあると気づいた。

 

「俺達は出会った頃は色々あったけどさ、でも今は同じ目的を持つ仲間だ。コスモが惑星レインボーを救いたいと思っているように、俺達だって惑星レインボーを、そしてこの宇宙を救いたいって思ってる。だから・・・・」

 

そう言ってスペースは立ち上がると今も座っているコスモに右手を差し伸べた。

 

「俺達と一緒に行こう。みんなで力を合わせて惑星レインボーを、この宇宙を救うんだ」

 

「・・・・・・・・」

 

手を差し伸べられたコスモが周りを見渡すとスペース以外のプリキュア達もスペースと同じ気持ちなのか、みんなコスモを見ながら頷いていた。

 

「(・・・・そう・・・・コイツはそういう奴だったわね・・・・困ってる人がいたら迷わず手を差し伸べる・・・・そして助けてくれる・・・・そういう奴だから、私は・・・・)」

 

そしてコスモはスペースの顔を見ながらその手を掴んで立ち上がった。

 

「私は必ず、惑星レインボーを・・・・みんなを救う!」

 

「ちっ!」

 

アイワーンはコスモが立ち直った事が気に入らないのか舌打ちをした。

 

「(そうだ、俺達はみんな同じ目的を持った仲間なんだ。生まれた星が違っていても、みんなで力を合わせて前に進む。俺もタイガさん達、トライスクワッドの皆さんのように互いに助け合いながら大切なものを守っていきたい!)」

 

ピカーン!

 

「まっ、眩しい!」

 

「くっ! 何だっつうの!?」

 

するとスペースが持つタイガのペンが突然光り出すとスターとアイワーンはその光の眩しさに目を瞑った。

 

そして辺りが強い光に包まれるとこうたは再び何もない真っ白な空間に一人で立っていた。

 

そして・・・・

 

「よっ! 久しぶり!」

 

「タイガさん!」

 

こうたは名前を呼ばれて振り向くと、そこにはこうたに力を貸してくれているウルトラマンの一人、ウルトラマンタイガが立っていた。

 

「お前の仲間を思う気持ち、俺にもしっかり届いたぜ!」

 

「そうだったんですね。俺も、タイガさん達みたいに互いに助け合い、支え合いながら力を合わせて戦えるようになりたいです」

 

「サンキューな。けどまぁ、俺達も最初から今のような関係だったわけじゃないんだぜ」

 

「そうなんですか?」

 

「あぁ。出会った頃は俺とフーマがしょっちゅう喧嘩してて、その度にタイタスが間に入ってくれて・・・・あの頃は色々大変だったなぁ・・・・けど今じゃ、お互いに背中を任せて一緒に戦える最高の仲間だって思ってる」

 

「そういうの、凄くいいですね。俺もひかる達とそんな関係になれますかね?」

 

「なれるさ。お互いがお互いを信じ、助け合おうする意思があれば、必ずな」

 

「はい!」

 

こうたはタイガと言葉を交わし、改めて仲間の大切さを認識する事ができた。

 

「よし! いくぞこうた! お前の仲間達と、そして俺達の力を見せてやろうぜ!」

 

「はい!」

 

そしてこうたの身体が赤く光るとそのままキュアスペースタイガへと変身し、胸のペンダントから赤い光の粒子が出てきてスペースの目の前で集まると、それはタイガに変身する時に使う『ウルトラタイガアクセサリー』の形となるが、そのアクセサリーが黄金に光り出すと形を変えて『フォトンアースキーホルダー』へと変化した。

 

そしてスペースはキーホルダーを掴んで右手のタイガスパークをリードした。

 

『アース!』『シャイン!』

 

「輝きの力を手に!」

 

そしてスペースがキーホルダーを右手で掴むとキーホルダーの斜め上の部分が広がり、その力がタイガスパークに注ぎ込まれた。

 

『叫べこうた! バディゴー!』

 

「バディ・・・・ゴーーーッ!」

 

『キュアスペースタイガ・フォトンアース!』

 

スペースは時計回りに両手を大きく振ると、その後にキーホルダーを握った右手を強く頭上に翳してそこから黄金の光が放出されてそれがスペースの身体に降り注ぐとスペースの身体の手足や腰、肩に黄金の鎧が装着されて、金がメインでその周りが銀と黒に包まれた『キュアスペースタイガ・フォトンアース』へと転身した。

 

そして光り続けていたスペースの身体から黄金の光の柱が現れてそれが徐々に消えていくと、そこには新たな姿となったスペースが立っていて、その場にいた全員が今のスペースを見て驚いていた。

 

「キラやば〜っ☆!」

 

「黄金の、スペース・・・・」

 

「綺麗・・・・」

 

「凄いです・・・・」

 

「またパワーアップしたのね」

 

「やったでプルンス!」

 

「やったフワ!」

 

スター、ミルキー、ソレイユ、セレーネ、コスモ、プルンス、フワはそれぞれの気持ちをそのまま口にした。

 

「けっ! お前もころころ変わりやがって、まとめてぶっ潰してやるっつうの!」

 

「みんな聞いてくれ! 俺に考えがある。みんなの力を貸してくれ!」

 

「勿論だよ!」

 

「ルン!」

 

「OK!」

 

「任せてください!」

 

「仕方ないわね・・・・」

 

スター、ミルキー、ソレイユ、セレーネは素直に賛同し、コスモの口ではあぁ言うが、心の中では了承していた。

 

「俺が正面から突っ込むからスターとソレイユは俺の後ろからついてきてくれ」

 

「大丈夫なの?」

 

スペースの案に心配したスターは大丈夫かと聞いた。

 

「大丈夫だ、俺を信じてくれ。俺が奴に一発入れたら2人はそのまますぐに攻撃してくれ」

 

「うん!」

 

「わかった!」

 

「ミルキーとセレーネは後ろから援護を頼む」

 

「任せるルン!」

 

「了解です!」

 

スペースの説明にスターとソレイユ、ミルキーとセレーネはOKの返事をした。

 

「そして最後は俺とコスモが決める。コスモ、やれるか?」

 

「私が? でも・・・・」

 

「コスモ!」

 

スペースに指名されて戸惑っているコスモにスターはおひつじ座のペンを差し出した。

 

「お願い・・・・」

 

「・・・・任せるニャン!」

 

そしてコスモはスターからペンを受け取った。

 

「よぉし、いくぞみんな!」

 

『オーッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BGM:Buddy, steady, go!】

 

 

そしてスペースを先頭にその後ろからスターとソレイユがスペースを追う形でみんなで走っていた。

 

「うおおおおおっ!」

 

「くらえっつうの!」

 

アイワーンロボは先程ミルキーを吹っ飛ばした強力な水鉄砲を放つが、スペースは両手をクロスしてそれをガードしながらそのまま走って距離を縮めていった。

 

「ハアアアアーッ! デヤッ!」

 

アイワーンロボの目の前に辿り着いたスペースはそのままアイワーンロボのことを両手で何度も殴り続けた。

 

「うおおおおおっ!」

 

「くぅ・・・・負けないっつうの!」

 

「フッ!」

 

「っ!」

 

「スターパンチ!!」

 

「ソレイユシュート!!」

 

スペースが空中へ離脱するとその後ろにいたスターとソレイユが技を放ち、アイワーンロボにダメージを与えた。

 

「うぅ! まだまだぁ!」

 

アイワーンロボがスターとソレイユを狙って左手のエネルギー弾を放とうとしていた。

 

「ミルキーショック!!」

 

「セレーネアロー!!」

 

「ぐっ!」

 

それを阻止する為にミルキーとセレーネも技を放ち、アイワーンロボの左手にそれぞれ命中した。

 

「プリキュア・スワローバレット!!」

 

スペースも空中から技を放ち、アイワーンロボとその周辺に命中した。

 

「この! 鬱陶しいっつうの!」

 

そう言ってアイワーンはスペースに向けてエネルギー弾を連射するがスペースはそれを全て回避した。

それにより当たらなかったエネルギー弾はそのまま頭上の膜を破って大量の水がスペースのところに降り注いだ。

 

「プリキュア・ウルトラフリーザー!!」

 

スペースは強力な冷気を生み出す技『ウルトラフリーザー』で降り注ぐ水を氷結させ、氷片を弾丸として放ち、いくつもの氷片がアイワーンロボに降り注いだ。

 

「これで決める、コスモ!」

 

「えぇ! レインボーパフューム! いくニャン!」

 

スペースの合図と共にコスモはおひつじ座のペンをレインボーパフュームにセットした。

 

「プリンセススターカラーペン! おひつじ座! くるくるチャージ!」

 

そしてスペースも両手を腰において全身を黄金に光らせながら地球のエネルギーを体内に集中した。

 

「「プリキュア!」」

 

「レインボースプラッシュ!!」

 

「オーラム・・・・ストリウム!!」

 

レインボースプラッシュとトリウムブラスターと同じ体勢から黄金の短剣型の光弾を連射する『オーラムストリウム』がアイワーンロボに命中すると、怒りのイマジネーションでできた手足は爆発して破壊され、元の宇宙船へと戻った。

 

「・・・・次は必ず、お前をぶっ倒すっつうの!」

 

そう言い残してアイワーンは宇宙船に乗ってその場を離脱した。

 

「アイワーン・・・・」

 

「「・・・・・・・・」」

 

宇宙船を見つめながらアイワーンの事を気にするコスモの事をスターとスペースは側で見ていた。

 

「フワ・・・・」

 

「・・・・大丈夫ニャン」

 

そんなコスモに心配したフワが抱きつくとコスモは優しくフワを抱きしめた。

 

それから一行はアイワーンと戦った島を離脱すると再びヤンヤンの家を目指して潜航を開始した。

 

「綺麗・・・・」

 

「あれが星の中心ヤンか」

 

そして遂にヤンヤンの家がある星の中心となる大きな水玉に包まれた場所へと辿り着き、えれなはその綺麗な姿に見惚れていた。

 

「あれが・・・・」

 

「キラキラフワ!」

 

「まるで宝石箱だね!」

 

その綺麗な姿にまどかとフワ、ひかるは少なからず興奮していた。

 

「ロケットを直せるルン!」

 

「よぉし! 行こう!」

 

『うん(ルン)(はい)(あぁ)!』

 

ひかるの声に合わせてみんなそれぞれ返事をしてユニも返事はしていないが頷いていた。

 

「全速前進でプルンス!」

 

そしてプルンスに押してもらいながらロケットは目的地へと進んでいった。

 

 

 

「ちょっといいかしら?」

 

「ん? どうした?」

 

そんな中でこうたがソファーで休んでいるとユニが声をかけてきて、こうたが座るソファーの隣に座ると、緊張しているのか頬を赤く染めながら両足をモジモジさせていた。

 

「ユニ?」

 

「その//// ・・・・また助けられちゃったけど・・・・さっきは助かったわ。だから・・・・ありがとニャン////」

 

「ん? あぁ、どういたしまして・・・・」

 

「それで、その・・・・さっきの話なんだけど・・・・////」

 

「さっきの?」

 

「えぇ//// ・・・・私が貴方の家に住むって話・・・・あれ・・・・受け入れることにするわ///」

 

「えっ?」

 

「だから、貴方の家に一緒に住むって言ってるの! ////」

 

「えぇ!?」

 

こうたは突然の事でビックリしていたが、ユニはこうたが提案した彼女がこうたの家で一緒に暮らすという提案を承諾したのだ。

 

「何で貴方が驚くのよ。先に話を持ちかけてきたのは貴方でしょ?」

 

「そりゃそうだけど・・・・いきなりだったからちょっとビックリして・・・・」

 

「そういうわけだから、これからよろしく頼むわね・・・・"こうた"////」

 

「えっ?」

 

こうたはユニに初めて名前を呼んでもらったのでそれに動揺して一瞬だが思考が止まっていた。

 

「なっ、何よ?//// 私達は仲間なんでしょ? だったら名前で呼んだって別にいいじゃない! ////」

 

ユニは顔を真っ赤にしながらそっぽ向いて、両手を座っていた自身の両足の太ももで挟みながらこうたに文句を言った。

 

「あっ、あぁそうだな。改めてよろしくな、ユニ」

 

「えぇ」

 

「待つルン!」

 

「「っ!」」

 

するとそこにララが話に割り込んできた。

 

「ユニがこうたの家に住むなら私も一緒に住むルン!」

 

「「えぇ!?」」

 

すると今度はララもこうたの家で一緒に住むと言い出した。

 

「何言ってるのよ。貴方にはこのロケットがあるでしょ?」

 

「ダメルン! クラスの友達に聞いたルン。学校には『家庭訪問?』っていうのがあって、ロケットの事を知られるわけにはいかないルン!」

 

「だったら、あのアブラハムって人に何とかしてもらいなさいよ!」

 

「嫌ルン! 私もこうたと一緒に住むルン!」

 

「あのさ・・・・2人とも少し落ち着いて・・・・」

 

『こうたは少し黙ってる(ルン)(ニャン)!』

 

「あっ、はい・・・・」

 

2人の凄い勢いにこうたは何も言えなかった。

 

「これは・・・・」

 

「大変な事になってしまいましたね」

 

「えっ? 何? どういうこと?」

 

「どういうことフワ?」

 

「知らなくていいでプルンス」

 

「えぇ!?」

 

えれなとまどかはどう対処すべきかと考えている中で、ひかるとフワはそれがどういうことか理解できず、プルンスに知らなくていいと言われた。

 

「「ぐぬぬぬぬ・・・・」」

 

「ハァ・・・・勘弁してくれ・・・・」

 

それから何とか話は纏まり、ユニとララ、そしてプルンスは地球に戻ったらこうたの家で一緒に暮らすことになり、こうたは新たにフォトンアースの力を手にすると同時に新たな同居人も増えたのであった。

 

 

 

To Be Continued

 

 




         次回予告


目的地に到着したこうた達はヤンヤンの家の近所に住んでいるプラズマ星人のフレアにロケットの修理を依頼する。

そしてフレアの提案でみんなで協力してロケットを修理する事に・・・・

果たしてロケットを修理できるのか?


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第71話 熱く燃えるぜ! みんなでロケット修理! 前編

次回もお楽しみ!



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