スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
今からとても楽しみです。
こうたが治療を受けている間、カカは仕事、ロロは調査報告があるとの事でひかる達とは別行動となった。
「キラやば〜っ☆!建物の中に湖が!?」
「ここはレクリエーションルームルン。何でも映せるルン」
ひかる達はララに連れられてレクリエーションルームと呼ばれる様々な星の風景を映し出せる部屋に来ていて、今は自然が豊かな星の風景が映し出されていた。
「ケンネル星を」
ララがそう言うと部屋の中が以前みんなで行った骨がいっぱいのケンネル星の風景に変化した。
「凄い!」
「凄いフワ!」
「どういう事!?」
ひかる、フワ、えれなは周りの変化に驚いているとプルンスが骨に触ろうとした時に一瞬ノイズのようなものが走った。
「ホログラムね」
「あっ! ユニ! こうたも!」
背後からユニの声が聞こえたのでみんなで振り向くとそこには声を発したユニと治療を終えたこうたが一緒に戻ってきた。
「怪我は大丈夫だった?」
「あぁ。無事に完治したぞ」
「良かったです」
えれながどうなったか聞いてきたのでこうたは無事に完治したと伝えるとそれを聞いたまどかは安心していた。
みんながこうたとの話を終えるとララが説明を再開した。
「この建物には宇宙のいろんな星のデータが入ってるルン。仕事によっては建物から一生出ない人もいるルン」
「えぇ!?」
「外に出なくてもサマーンでは楽しく暮らせるルン。惑星ゼッケインを頼むルン」
ララの言葉にみんな驚いていたが、惑星ゼッケインと呼ばれる星の風景に変わると綺麗な夜空とたくさんの小さな光が周りを照らしていた。
「絶景ですね」
「あぁ」
「凄い星空!」
「あっち行ってみよう!」
「イイね!」
「行くフワ!」
みんなゼッケインの風景に興奮し、ひかる、フワ、えれなの3人はあちこち動きながら楽しんでいた。
「そういえばあの山頂でマオの野外フェスをやったニャン」
「あぁ! あのプレミアチケットになったやつでプルンスなぁ・・・・」
「うん」
ひかる達がはしゃいでいる横でユニとプルンスは惑星ゼッケインにある山の山頂でマオの野外フェスがあった事を思い出していた。
そんな中でララは一人で今だに俯いていた。
「悩んでいるのですか?」
「オヨ?」
ララは声の聞こえた方を向くとそこにはまどかとこうたの2人がいて、ララの隣に並び立った。
「ルン?」
「ご家族にお話するべきかどうか?」
「サマーンに来てからずっと考えてるんじゃないか?」
「・・・・2人とも、良くわかってるルン。自分がプリキュアだって言えばきっと認めてくれるルン。それに、調査員として全てを報告するのが大人の責任ルン。でもみんなは・・・・プリキュアが星空連合に入ったらみんなの生活がめちゃくちゃルン。地球に帰してもらえるかもわからないルン」
「ララ・・・・」
ララは自身がプリキュアである事を打ち明ければ、きっと家族から認められてペンも渡してくれるかもしれない。しかしそれをしたら星空連合が動き、みんなが今まで通りの生活を送れなくなるかもしれない。ララはそれが不安だったのだ。
「お気持ちはわかります。わたくしも悩みましたから・・・・」
「ルン?」
「父に真実を話すべきかどうか」
「まどかはプリキュアになる前からそれでずっと悩んでたもんな」
「えぇ、父は政府の高官です。話せば国が動き、ノットレイダーをなんとかしてくれるかもしれない・・・・そう考えた事もありました」
まどかも冬貴に真実を伝えるかどうかで悩んでいた。
真実を伝える事で状況は解決するかもしれない。
けどそうする事で自分達にとって不都合な事も起こるかもしれない。
その可能性がまどかをずっと悩ませていた。
「何で言わなかったルン?」
「直感、でしょうか?」
「直感?」
「わたくしがプリキュアになった時『フワを守りたい』その一心でした。後先の事を考えず、思った事に素直に、自分の気持ちに初めて従いました。その直感は・・・・」
「ひかる」
「えぇ、そしてこうた君です」
「えっ? 俺も?」
「はい。2人が教えてくれました」
『お父さんの事はわかったけど、先輩はどう思ってるんですか?』
『自分が今、何をしたいのか・・・・誰かに言われたからじゃなくて・・・・自分で考えて・・・・自分で決めろ!』
「お2人の言葉をお借りするなら・・・・ララはどう思っていて何がしたいのですか? 自分の気持ちに従うべきです」
「・・・・・・・・」
「(はぁ・・・・俺が言いたかった事は全部まどかに言われちゃったなぁ・・・・)」
まどかはこれまで自分が思った事、経験してきた事から今のララの気持ちを誰よりも理解していた。
だからこそ自身がこれまで考え、感じてきたものをララに伝えて彼女の力になろうと接している。
自分がひかるやこうたにそうしてもらったように・・・・
それを側で見ていたこうたは言いたい事を言われて出番をなくした事に嬉しいような寂しいような複雑な気持ちになっていた。
まどかの言葉を聞いてララは自身の頭の中で色々考えていると・・・・
ウォ〜ン! ウォ〜ン!
突然部屋に大きな警報が鳴り響いた。
「えっ!?」
「警報ルン!」
『研究所に侵入者、関係セクションは対処を願います』
「研究所?」
「プリンセススターカラーペンを調査してる所ルン!」
『っ!?』
「行こう!」
「あぁ!」
警報が鳴り響く事で部屋の中のホログラムは解除されて何もない部屋になると、AIからの知らせを聞いてペンが保管されている場所でトラブルが発生した事を知ったひかるがみんなに行こうと伝えるとこうたが返事をしてみんなで研究所へと向かった。
その頃、研究所ではテンジョウ率いるノットレイ達によってその場にいたサマーン星人達の何人かが倒されて残るはペンを持つクク1人となっていた。
『ノットレイ!』
「プリンセスの力、お寄越し!」
「渡す訳にはいかないルン!」
「あらそう? だったらしょうがないわね!」
そう言ってテンジョウは自身が持つ天狗団扇に力を送り出した。
「オヨォ〜!」
「地震か!?」
それから数分後、こうた達が研究所の建物付近に到着した直後に地震のような大きな揺れが発生した。
その揺れは研究所内から発生していて最後には巨大なサマーン星人の姿をした巨大ノットレイが研究所の建物を突き破って外に飛び出してきた。
「ノットレーイ!」
「ノットレイダー!?」
「ルン? クク!?」
そしてララはあの巨大ノットレイはククが変身していると気づくとその帽子の上に立っていたテンジョウもこうた達に気づいた。
「あら? 来たわねプリキュア」
そして巨大ノットレイのセンサーが何かに巻きついていて、それはプリンセススターカラーペンの入った透明なカプセルである事にえれなが気づいた。
「っ!? プリンセススターカラーペン!?」
「みんな!」
ひかるが全員に呼びかけてみんなそれぞれのペンダントとペンを取り出した。
『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』
『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』
「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」
「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」
「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」
「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」
「光輝く聖なる宇宙!キュアスペース!」
『スター☆トゥインクルプリキュア!!』
「さぁいきなさい!」
「ノットレ〜〜イ!」
巨大ノットレイはミルキーが普段やってるのと同じようにセンサーから紫色の電撃を放つとプリキュア達はそれぞれジャンプしてかわした。
「危ないでプルンス!」
「フワ!」
「ノット〜〜ッ!」
「うわっ!」
「ルン!」
巨大ノットレイは連続で電撃を放ち続けてプルンスとフワもプリキュア達も必死にそれを回避し、ミルキーはハート型のバリアでそれを受け止めた。
「ノット〜〜ッ!」
「うわっ!」
「ミルキー!」
「近づけません!」
「まいったね」
「くっ!」
巨大ノットレイが電撃の威力を上げるとミルキーのバリアは破壊されて電撃が直撃したミルキーはそのまま吹き飛ばされた。
その後も巨大ノットレイの電撃攻撃は続き、プリキュア達は巨大ノットレイに近づく事が出来なかった。
「大丈夫か?」
「ありがとルン・・・っ!」
スペースが立ち上がろうとするミルキーを支えているとそんな2人の目の前に巨大ノットレイが立っていた。
「さぁ? プリンセススターカラーペンをお渡し?」
「渡さないルン! そのペンも! はああああっ!」
「待て! ミルキー!」
「ふたご座・ミルキーショック!!」
「ノット・・・・レーーイ!!」
立ち上がったミルキーは巨大ノットレイに向かっていきミルキーショックを放つが巨大ノットレイも電撃を放ち、2人の電撃は拮抗していた。
「うぅ・・・・」
「ミルキー!」
『ノットレイ!』
スター達も加勢しようとするが他のノットレイ達に阻まれてミルキーの所へ行けなかった。
「強情ね、さっさと諦めなさい!」
「ミルキー!」
「諦めないルン!」
「っ!」
一番近くにいたスペースが加勢しようとしたがミルキーの声を聞いて一旦止まった。
「喜んでるルン。兄が、ロロがみつけたから・・・・トトも・・・・カカも・・・・みんな、私の家族が喜んでるルン! だから・・・・私は・・・・何があっても、守るルン!!」
「なっ!?」
「ハアアアアアーッ・・・! ルン!」
ミルキーの強い思いが技の威力を更に高めるとミルキーショックは巨大ノットレイの電撃に競り勝った。
「まずい!」
「ノットレイ!」
「っ!」
テンジョウが巨大ノットレイから離れた直後に電撃が巨大ノットレイに直撃すると持っていたペンが手放されてミルキーはそれをダイビングキャッチした。
「ノットレーイ!」
「っ!」
その直後に巨大ノットレイは地べたを這いつくばりながらミルキーに突撃してきて反応が遅れたミルキーは直撃を覚悟して目を瞑った。
「ノッ!? ノットレーイ」
「よくやったな、ミルキー」
「オヨ?」
ミルキーが恐る恐る目を開けるとそこには巨大ノットレイの顔を左手で押さえて突撃を止めていたキュアスペースタイタスの姿がそこにはあった。
「スペース!」
「ミルキーの気持ち、確かに聞いたぜ。後は任せろ!」
「スペース・・・・ルン!」
「キュアスペース・・・・」
「せっかく怪我も完治した事だし、久しぶりに暴れるぜ! ハアッ!」
そう言ってスペースは右手に力を集め始めた。その右手は緑色に光りだすとスペースはそのままワイズマンズフィストを巨大ノットレイの顔面に直撃させた。
「ノットレーイ!」
技を受けた巨大ノットレイはそのまま後方へと吹っ飛んでいった。
「さぁ、いくぜ!」
ゴォーン!
スペースは飛びながら巨大ノットレイを追いかけると両手に力を集めてその両手を使って連続でワイズマンズフィストを放ち、巨大ノットレイはそれをボディに連続で受けて立っていた身体が膝をつくと、スペースはそのまま右手のアッパーを巨大ノットレイの顎に直撃させて巨大ノットレイは仰向けに倒れた。
因みに顎にアッパーが直撃した時には『ゴォーン!』とまるで鐘の音が鳴ったような大きな音が響いていた。
「スペース!」
「やっぱり凄い!」
「完全復活ですね!」
「まぁまぁね」
それを他のノットレイ達を相手にしていたスター、ソレイユ、セレーネはスペースの復活と活躍に喜び、コスモも口では厳しい事を言っているがその表情はどこか嬉しそうだった。
「何やってんだい!しっかりおし!」
「ノット・・・・レーーイ!!」
テンジョウが自身の天狗団扇に力を注ぐと巨大ノットレイが禍々しいオーラに包まれて再び立ち上がってそのままスペースに向かって電撃を放った。
「ハアアアアーッ・・・! うおりゃー!」
スペースは右手に今まで以上に力を集めて最大パワーのワイズマンズフィストで電撃を押しのけた。
「バカな!?」
「賢者の拳は全てを砕くってな! これで終わりだ!」
『エックスレット、コネクトオン!』
「プリキュア・エレクトロバスター!!」
スペースがエックスレットの上に右手のタイガスパークを被せるとブレスレットの光のエネルギーがタイガスパークの手の甲のバディスフィアに収束されてそのエネルギーを使ってエレクトロバスターを放ち、直撃した巨大ノットレイは全身を緑色に光らせながら仰向けに倒れてそのまま爆発した。
その爆発の中から緑色の光が地面に飛んでいき、それが地面に触れて弾けると中から気絶したククが現れた。
「チッ! 覚えてなさい!」
テンジョウは最後にそう言い残して姿を消した。
こうた達は変身を解除してククの元へと集まった。
「うぅ・・・・」
「気がついたルン」
それからすぐにククが目を覚ました。
「私は何を・・・っ! ララ! そのペンをどうした!?」
「オヨ!?」
「なぜ君が!? ん? 研究所が・・・・どういう事ルン!?」
「あ、あの・・・・それはルン」
『プリンセスの力、お寄越し!』
「ん?」
『あらそう? だったらしょうがないわね!』
ララがククに事情を説明しようとすると研究所のパーソナルAIが研究所にノットレイダーが襲撃した時の映像を流した。
『カメラ、消失、解析、状況把握、不能・・・・』
「いや、状況はわかるルン! マザー! 助けを呼ぶルン! 調査員ララがプリンセスの力を奪う気ルン!」
「ルン!?」
「なっ!?」
ククはララ達が今回の事件を引き起こした犯人だと断言した事にララとこうたは驚き、マザーAIによってララやこうた達の姿を写した映像がサマーン中に表示された。
『ID 90862773・・・・ララを捕らえよ。仲間達を確保せよ』
「オヨ・・・・」
「私の経験上、逃げた方が良いニャン」
ユニがそう言うとひかる達は急いでその場から離脱した。
「どうして・・・・どうしてそうなるんですか!?」
「オヨ!?」
しかしこうたにはユニの声は聞こえておらず、真っ直ぐククに掴み掛かった。
「ララはプリンセスの力を奪われないようにって頑張ったんですよ! それがどうしてこういう事になるんですか!?」
一方・・・・
「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・」
マザーが映し出した映像を見て不気味な笑みを浮かべるアイワーンがサマーンのビルの上に立っていた。
「ん? あいつらは・・・・」
そしてもう一人、サマーンの森の中でこうた達の映像を見て驚いている人物がいた。
「は、離すルン! 大人しくプリンセスの力を返すルン!」
「プリンセスの力を狙っていたのはノットレイダーです! 俺達は連中からそれを取り返したんですよ!」
「取り返した!? 一体どうやって取り返したルン!?」
「それは・・・・」
こうたはそれを説明しようとしたが、それをすると自分達がプリキュアである事がバレてしまうのでそこから先は何も言えなかった。
こうたはララがプリキュアである事を明かすかどうかで悩んでいたのを知っているからこそ、自分が勝手にそれを決める訳にはいかないと判断したのだ。
「言えないって事はやっぱりお前達が盗んだに違いないルン!」
「違います! とにかく俺達じゃあ・・・っ!」
そしてこうたが周りを見渡すとそこには浮遊型カメラが数台とホバーボードに乗ったサマーン星人達によって囲まれていた。
「やばっ」
そうしてこうたはククの説得に夢中になりすぎてひかる達には置いてきぼりにされて自分が包囲されている事を自覚した。
「もう逃げられないルン! 観念するルン!」
「(どうする、このままじゃあ・・・・)」
ククから観念するように言われるこうたはどうやってここから逃げるかを必死に考えていた。
そして浮遊型カメラからサマーン星人と同じような黄色いセンサーが数本出てくるとゆっくりとこうたに近づいていった。
パン! パン! パン!
すると数回の銃声が聞こえた直後に浮遊型カメラ数台が地面に落下した。
そのカメラには何かで撃ち抜かれたような跡が残っていた。
「なっ!? 何が起こったルン!?」
ククが状況を理解できずパニックになっていると突然こうたの目の前に黒いロングコートと黒の長ズボンで黒髪の男が着地した。
そしてその人物はこうたの知っている人物だった。
「たく、こんな所で何やってんだ」
「サーディス!?」
そう、こうたの目の前に現れたのはこれまでこうたと何度も戦ったトレジャーハンターのサーディスだった。
「何であんたがここに!?」
「話は後だ。来い!」
「え? ちょっ!?」
そしてこうたはサーディスに手を引っ張られながら彼がダークネストからもらったワープホールの力を使い、2人はそこを潜ってその場から姿を消したのであった。
To Be Continued
次回予告
追われる身となったララ達
サマーンで暗躍するノットレイダー
彼らの行動がサマーンの運命を大きく左右する
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第75話 サマーンを救え! ララの決意! 前編
次回もお楽しみ!
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