スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
そして昨日『グリッドマンユニバース』を観てきました。
率直に言えば、これでもかというくらい盛り沢山の内容で何度も観たいと思ってしまうくらい最高の映画でした。
こちらの物語もこれから盛り上げられたらと思います。
一度は撤退したがそのままサマーンに残ったテンジョウ達の前にアイワーンが現れて彼女は浮遊型カメラを通じてマザーとそれに繋がるパーソナルAIをハッキングすることで自身の支配下におく事でマザー達に指示をだしてサマーン中を混乱に陥れた。
それを止めようとするララ達だったがアイワーンに乗っ取られたAI達によって捕まってしまう。
その頃、こうたは・・・・
「何だよこれ、一体どうなってんだ!?」
「あのマーク、恐らくアイワーンの仕業だな」
「アイワーン!? 何でアイツがここに!?」
「俺が知るわけないだろ」
こうたは何が起こったのかわからずにいた横でサーディスはすぐにアイワーンの仕業だと見抜いた。
「で、どうするよ。このままだとこの星はアイワーンにめちゃくちゃにされちまうぞ」
「そんな事させない! 俺が絶対に止める!」
「ならあのデカい建物に行け」
「え?」
こうたはサーディスが指差す方向を見るとそこにはとても大きな塔のような建物が立っていた。
「あそこは?」
「管理棟だ。マザーと呼ばれるサマーンのAI達の中枢はあそこにある。あそこへ行けばAI達の暴走を止められるかもな」
「何でそんな事知ってるんですか?」
「俺はトレジャーハンターだからな。お前の仲間にサマーン星人がいるとわかった時からこの星の情報を予め集めておいたんだよ」
サーディスはこれまでの戦いの中でララ(サマーン星人)の存在に気づくと、何があってもいいようにとサマーンに関する情報を予め集めていたのだ。
「この騒動の解決方法はお前の仲間も気づいてるはずだ。あそこへ行けば仲間と合流できるかもな」
「わかりました、ありがとうございます。サーディスさん」
「おう。それと、これを通っていけ」
するとサーディスは部屋の扉より大きいワープホールを開いた。
「お前なら飛んで行くのも有りだと思うがこれを通って行った方が手っ取り早いと思うぞ」
「わかりました。それじゃあ行ってきます」
「おう。精々頑張りな」
「はい!」
そう言ってこうたは走ってそのワープホールを潜って行った。
しかしその先は・・・・
「・・・・え? 」
管理棟の真上の空中だった。
「・・・・え? え? うわあああああ!」
こうたは何度か周りを見渡すが、プリキュアに変身してないから当然飛べないのでそのまま地面に向かって落下した。
「アイツ絶対ワザとやっただろ! 今度会ったとき覚えてろよぉ!」
と落下しながら文句を言ったこうたはそのまま自身のペンダントにペンを差し込みそれと同時にこうたの全身が光り輝きプリキュアに変身した。
「じゃあなこうた、しっかりやれよ」
そう言い残すとサーディスは再びワープホールを開いてそれを通る事でサマーンから姿を消した。
「クソォ・・・・っ! ユニ!」
プリキュアに変身したスペースは真下でユニがホバーボード数機に襲われそうな所を目撃するとすぐにフーマのペンを取り出してキュアスペースフーマに変身した。
「たく・・・・」
「・・・・・・・・」
そして場所は管理棟前に戻り、ユニに迫るホバーボード達を他のメンバーはただ見ている事しか出来なかった。
しかし・・・・
キン!キン!キン! ドカーン!
「っ!」
「何!?」
「どうしたの?」
迫っていた複数のホバーボードに光の手裏剣が次々と直撃して爆発するとそれを見ていたララ、テンジョウ、ひかるは何が起こったのか理解出来ていなかった。
「・・・・ハァ、やっと来たわね」
「え?」
ユニの発言にララは何を言っているのかさっぱりだったが、その答えはすぐに自分達とノットレイダー達の前に降り立った。
「ふぅ、ギリギリ間に合ったな」
「スペース!」
ララ達とノットレイダーの間にキュアスペースフーマは着地し、先程の攻撃はウルトラマンフーマの技『光波手裏剣』を複数同時に放ってユニに迫るホバーボードを全て撃ち落としたのだ。
「随分と遅かったじゃない。何処で何してたのよ?」
「悪かったな。けど良く言うだろ? 『主役は遅れて来る』ってな」
「はいはい。わかったから早くこれ何とかしてくれない?」
「了解」
そしてスペースはクロスした両手を左右に広げて再び複数の光波手裏剣を同時に放ち、それらを上手くコントロールしてユニ達を切らないように拘束しているロープのみを切った。
「やった!」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして」
えれなは拘束から解放された事を喜び、まどかがスペースにお礼を言うとスペースもどういたしましてと返事をした。
「あれが・・・・」
「伝説の戦士・・・・」
「プリキュア・・・・」
「あの少年が・・・・」
スペースを見てロロ、トト、カカ、トッパーも初めて見るプリキュアの登場に驚いていた。
「キュアスペース・・・・」
「よう! アイワーン。相変わらずユニを狙ってるのか?」
「うるさいっつうの! いつもいつもアタイの邪魔ばっかりして・・・・許さないっつうの!」
「それはこっちのセリフだ。お前の好きにはさせないぜ!」
「黙れっつうの! マザー! まずはアイツからやれっつうの!」
『了解しました』
アイワーンがマザーに指示を出すとホバーボードや浮遊型カメラ達が一斉にスペースに向かって体当たりやロープによる拘束で攻撃を開始した。
「フッ!」
しかしスペースはフーマの力で高速移動しながらロープを『光波剣・大蛇』を右手に発生させて切り裂いたり、向かってきたホバーボードを蹴ったり殴ったりして対応していた。
「(こうた・・・・)」
スペースが一人で戦っている姿を見ていたララは自分も加勢しようと考えるが、後ろで家族が見ているのを気にしてどうしても躊躇してしまっていた。
「こっちを忘れてもらっちゃ困るよ! コマちゃん達!」
『ノットレイ!』
「煽れ団扇よ! 膨れろ! 歪んだイマジネーション!」
テンジョウは一ヶ所に集まったノットレイ達に歪んだイマジネーションを送り込むとノットレイ達は一つになり、いつものグレーの戦闘服を着た巨大ノットレイが誕生した。
「ノットレーイ!」
「マジかよ・・・・」
「スペース!」
ひかるが心配そうな表情で叫んだ。何せスペースは浮遊型カメラ、ホバーボード、巨大ノットレイを全て一人で相手にしているからである。
「(くそっ、これじゃあキリがない!)」
スペースは複数の浮遊型カメラやホバーボードによる体当たりや巨大ノットレイからの連続パンチをフーマのスピードや残像を生かして何とか対応しているがそれでも厳しい状況が続いた。
「っ! ヤべッ!」
「スペース!」
そしてスペースはホバーボード達の体当たりを回避できない状況に陥るとララから悲痛な叫び声が聞こえてきた。
ホバーボードがスペースに直撃しようとしたその時・・・・
ゴーン!
「え?」
そこへホバーボードよりもっと大きな何かがホバーボードに体当たりしてスペースを守った。
「っ!?」
「ルン!?」
「ん? あれは!?」
アイワーン、ララ、ククがそれに反応した。
「ララのロケットルン」
「来てくれたルン?」
スペースを守って地面に落下したのはみんなで改造したララのロケットだった。
『はい。ですが、申し訳ありません。ロケットに傷をつけてしまいました』
「AI・・・・」
「どうなってるっつうの?」
『このパーソナルAIは頑なにマザーとの接続を拒否しています』
「くっ! マザー! 行けっつうの!」
アイワーンの指示を受けてマザーはララのロケットを先程までのひかる達と同じのように拘束した。
「だったら直接乗っ取るっつうの!」
「ダメルン!」
『アクセス』
「AI!」
そしてマザーのセンサーがロケット内に侵入してロケットのコックピットからパーソナルAIに直接アクセスしてきた。
「やめろ!」
「邪魔はさせないよ!」
「ノットレーイ!」
スペースがロケットの所へ行こうとするがテンジョウと巨大ノットレイがそれを妨害した。
『ララ様、お役に立てず申し訳ありません』
「何言ってるルン」
『旅のお供が出来て光栄でした』
「AI!」
そんな中でAIはララとそしてこうたやひかる達と一緒に過ごしてきた日々を思い出していた。
『ララ様や皆様と過ごしてきた日々はひかる様がいう『キラやば〜っ☆』な日々でした』
パーソナルAIの言葉を聞いたスペースとユニ以外のメンバーは涙目になってそれを聞いていた。
『ありが・・・・と・・・・う』
そう言い残してパーソナルAIの機能は停止した。
「AI・・・・」
「おしまいだっつうの」
「お前・・・・」
「アイワーン、あなた・・・・」
「何で!?」
ララは悲しい泣きそうな声を出すとスペースとユニは明らかに怒りの感情を露わにしていてひかるアイワーンに問いかけるかのように叫んだ。
「アタイが失ったものに比べれば大したことないっつつの! ロケットのAIを再起動だっつうの!」
「ルン!?」
「アイツらを襲わせろっつうの!」
『承知致しました』
「そんな!?」
「ケヒャヒャヒャヒャヒャ!」
そしてロケットが再起動して逆さまになっていたロケットのボディはロケットのエンジンが点火した事で姿勢を立て直して正しい形に戻った。
「AーーIーーっ!」
ララはパーソナルAIに呼びかける為に思いっきり叫んだ。
『・・・・・・・・ID 90862773・・・・ララ、敵対する人物ではない』
「ルン!?」
『パーソナルAIからの情報で判明・・・・』
「ロケットのAIとマザーが情報を共有したルン」
『ララ、いえ、羽衣ララ、友好的なパートナー』
ロロの推測通り、ロケットのパーソナルAIがララに関する情報を共有した事でマザーAIが乗っ取られる前の状態に戻ったのだ。
「よっしゃー! プリキュア・極星光波手裏剣!!」
「ノットレーイ!」
スペースは必殺技を放ち、それが巨大ノットレイの胸に直撃すると巨大ノットレイはそのまま仰向けに倒れた。
「そんな、ハッキングしたマザーが戻ってるっつうの!」
「ルン!?」
「ララのパーソナルAIが戻したルン!」
マザーAIがアイワーンから解放された事にアイワーン自身とカカとトトも驚いていた。
「あら? もうおしまい?」
「うるさいっつうの! こうなったらもう一度マザーをハッキングして・・・・」
「アイワーン!」
テンジョウとアイワーンが話をしている所にスペースが飛びながら接近して割り込んだ。
「言ったはずだせ! お前の好きにはさせないってな!」
「うるさいっつうの! 偶然元に戻ったからって調子に乗るなっつうの!」
「偶然なんかじゃない! ララとAIの互いを思いやる気持ちが、ハッキングされていたマザーを元に戻す事が出来たんだ!」
「スペース・・・・」
スペースとアイワーンの会話をララは聞いていた。
「思い? 気持ち? ありえないっつうの! 所詮は人と機械、違うもの同士が繋がるなんて起こるわけないっつうの!」
「けどそれは起こった。相手が人だからとかそうでないからとか関係ない!大切なのは相手を信じる心、その思いが今回の出来事に繋がったんだ! それを誰にも否定させない! 勿論アイワーン、お前にもだ!」
「くっ」
ピカーン!
スペースがアイワーンを指差しながら語っているとスペースのペンケースから強烈な光が漏れ出していた。
「ここって・・・・」
そして眩しい光に目を瞑っていたスペースが目を開けるとそこはこれまでウルトラマン達と会っていた辺り一面真っ白な空間で自身の姿もスペースからこうたに戻っていた。
「こんにちは」
「大地さん!?」
こうたは声をかけられた方向を向くとそこにはXioの隊員服を着ている『ウルトラマンX』と共に戦っている地球人『大空大地』が立っていた。
「久しぶりだねこうた君。それと改めてお礼を言わせてほしい、Xの力を取り戻してくれて本当にありがとう」
「そんな、俺の方こそお二人の力を奪われちゃって、すみませんでした!」
こうたは思いっきり頭を下げて謝罪した。
「気にしなくていいよ。それより今回は君に渡す物があって来たんだ」
「渡す物?」
「これだよ」
そう言って大地はこうたに虹色に光る短剣のような何かを取り出した。
「それは?」
「これはエクスラッガーといって、昔俺の両親が研究していた物なんだ」
「大地さんの両親が?」
その虹色の剣『エクスラッガー』はウルトラマンXのパワーアップアイテムであり、以前は大地の父が発掘した古代の遺物として研究が進められていた。
「これを俺に?」
「あぁ、誰かとの繋がりを大切に思う君にならこの力を使いこなせるはずだ」
そう言って大地はこうたにエクスラッガーを渡してこうたはそれを受け取った。
「ありがとうございます」
「どう致しまして、さっきこうた君が言ってた事は俺にも良くわかるんだ。だからこそ君はエクスラッガーを持つに相応しいと思ったんだ」
「相応しいなんてそんな・・・・」
「謙遜しなくていいよ。誰かとの繋がりはとても大切なものだって思うし、俺の夢を叶える為にはこうた君のような考えを持った人達が大勢必要だしね」
「大地さんの夢?」
「あぁ、俺の夢は人間と怪獣が共存して一緒に暮らせる世界を実現させる事なんだ」
大地がそう言うと、突然大地の手元に怪獣の人形が入った透明なカプセルが現れた。
「その人形は?」
「こいつはゴモラ、子供の頃からずっと一緒で、今は人形の姿をしてるけど本当は他の動物達と同じように生きてるんだ」
「えぇ!?」
こうたはスパークドールズになったゴモラを見てとても驚いていた。
「ゴモラはサイバーゴモラとして俺達と一緒に戦ってきたけど、最初の頃は俺の事を心配して俺と繋がる事を拒んでいたんだ。けど俺の気持ちをゴモラに伝えたらゴモラもわかってくれて今では俺や仲間達にとってもかけがえのない存在になった。だからこそわかる、例え自分とは違う存在であってもわかり合える、繋がる事が出来るってね」
「大地さん・・・・」
こうたは大地の話を聞いて誰かと繋がる事がどういう事かを改めて認識した。
「さぁ行こう! 君と、彼女達の繋がりをこんな所でなくしちゃいけない!」
「はい! ありがとうございます。大地さん!」
それから再び光に包まれたこうたはキュアスペースXとなりララ達とノットレイダー達の間に降り立った。
「ちっ、いつまでも寝てないでとっとと起きない!」
「ノットレーイ!」
テンジョウが扇子に力を込めるとそれによって強化された巨大ノットレイは更に巨大化して立ち上がり、そんな超巨大ノットレイの胸元には先程までは何も書いていなかったが今は『XL』と書かれている。
「ここからはさっきまでのようにはいかないよ!」
そんな巨大ノットレイの姿にララの家族は怯えていたが、ララは全く怯んでいなかった。
「ララ!」
「スペース?」
スペースが背後のララを見て頷くとそれから少ししてララも何かを決意した表情で頷いた。
「・・・・ひかる、スペース、私決めたルン」
「え?」
「AIが頑張ってくれたルン。私も、みんなの為に・・・・プリキュアになるルン!」
「うん!」
「わかった。行くぞ!」
「ルン!」
そしてララを始め、ひかる達他のメンバー達も自身のペンを取り出した。
『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』
『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』
『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』
「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」
「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」
「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」
「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」
「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」
「光輝く聖なる宇宙!キュアスペースX!」
『スター☆トゥインクルプリキュア!!』
そしてプリキュア達は変身を終えるとミルキーを中心に横一列に並び立った。
「プリキュアって!?」
「まさか!?」
「ララが!?」
「うっそーっルン!?」
「伝説の戦士プリキュア・・・・あこ少女達も!?」
ララ達がプリキュアに変身したのを見てロロ達家族やクク、そしてトッパーはスペースが現れた時以上に驚いていた。
「ノット! ノット! ノットレーイ!」
「ふたご座・ミルキーショック!!」
「おひつじ座・スターパンチ!!」
「さそり座・ソレイユシュート!!」
「いて座・セレーネアロー!!」
「レインボーパフューム! いくニャン! プリキュア・コスモシャイニング!!」
「プリキュア・ザナデュウム光線!!」
「ノットレーーイ!!」
歩きながら接近してくる超巨大ノットレイに向かって6人同時に技を放つとそれを受けた超巨大ノットレイは後方へと吹き飛ばされた。
「しっかりおしよ!」
そんな超巨大ノットレイに向かってテンジョウは叱っていた。
「ララがプリキュアだなんて!?」
「信じられないルン!?」
「・・・・ララは大きくなってるルン。僕らには想像できないくらいに・・・・」
トトとカカは未だに信じられない様子だが、ロロだけは違った、ロロはこれまでのララの行動や言葉を聞いてララは自分達が想像できないくらい成長しているのだと実感していた。
「サマーンを、みんなを、守るルン!」
するとミルキーの意思に反応したのかプリンセススターカラーペンが入っていたカプセルが砕け散り、中からペンが現れるとミルキーがそれを掴むとかに座のプリンセススターカラーペンが姿を現した。
「プリキュア・かに座・ミルキーショック!!」
そしてミルキーが技を放つと2つの電撃はまるで蟹の鋏のような形をしていて超巨大ノットレイはその電撃を受けて怯んでいた。
「スペース!」
「あぁ! 行きますよ、大地さん!」
スペースが意識を集中していると胸元のペンダントから虹色の光が現れてそれらが2つの物に具現化すると一つは大地がXに変身する時に使うエクスデバイザーで、もう一つはエクシードXのスパークドールズだった。
『キュアスペースX、パワーアップ!』
スペースがエクシードXのスパークドールズをロードすると先程大地から受け取ったエクスラッガーが姿を現し、スペースはそれを右手で掴むと今度は左手で刀身側面にあるパネル・フラーポイントを下から上へのスライドタッチを行ってブーストスイッチを押した。
「行くぞ! エクシードキュアスペースエーックス!」
そしてスペースはそう叫びながらX字形に振るとその時に発生したX字形がスペースのペンダントに触れるとスペースの身体が虹色に光りだして両腕の赤色だった服はグレーに染まり、基本的には長袖の上着と中のシャツ、そして長ズボンはグレーと黒がメインカラーだが、股関節の部分には紫と青のラインが縦に入っていたりお腹の部分には赤の横ライン、胸元にはオレンジ色の横ラインと様々なラインが入っていて、額のグレーのバンダナには虹色の角のような物が付いていた。
そうしてスペースは『キュアスペースエクシードX』へとパワーアップを遂げて、周りには虹色の衝撃が放たれていた。
「虹色の、スペース?」
「キラやば〜っ!☆」
「ま、まぁまぁね」
ミルキー、スター、コスモはそれぞれにスペースの姿を見てそれに反応していた。
「何してるんだい! とっとと行きな!」
「ノットレーイ!」
「フッ! ハアッ!」
スペースは拳を握りながら右腕の肘を曲げた状態で上に上げて、逆に拳を握りながら左腕の肘を曲げた状態で下に下げる普段エクシードXがやっていた構えをとると真っ直ぐ超巨大ノットレイに突っ込んでいった。
「ノットレイ!」
「ハアッ!」
超巨大ノットレイが右手で殴ってきたのを直前でかわし、そのまま懐に飛び込んで両手での連続パンチを浴びせた後に右足で蹴り飛ばすと超巨大ノットレイは後方へと後ずさっていった。
「そらっ!」
「ノットレーイ!」
するとスペースは超巨大ノットレイの右手を掴んでそのまま自身の後ろに放り投げると超巨大ノットレイはそのまま投げ飛ばされてしまった。
「そらもういっちょう!」
「ノットレーイ!」
今度は超巨大ノットレイの左足を掴んで後ろに投げ飛ばした。
そしてスペースが額の虹色の角の部分に右手を添えると角は形を変えてエクスラッガーへと変化した。
「行くぞ! エクスラッガー!」
そしてスペースは左手で刀身側面にあるフラーポイントを下から上へのスライドタッチを2回行ってブーストスイッチを押した。
「プリキュア・エクシードスラッシュ!!」
「ノットレーーイ」
スペースはそのままエクスラッガーを高速で振り回して敵を虹色の光刃で何度も斬り付ける技『エクシードスラッシュ』を発動して超巨大ノットレイを切り裂いた。
そしてスペースは再びフラーポイントを下から上へのスライドタッチを3回行いエクスラッガーを左手に持ち替えて柄の下部にあるブーストスイッチを右手で押すと剣先が伸びた。
「プリキュア・エクシードエクスラッシュ!!」
スペースがエクスラッガーを持った左手を頭上に掲げてそれを地面に突き刺すと周りが虹色の空間に包まれた。
「こ、これは!?」
「どうなっているであるか!?」
その現象にククとトッパーは驚く事しか出来なかった。
そしてスペースは再びエクスラッガーを右手に持ち替えて飛びながら真っ直ぐ超巨大ノットレイに向かって突っ込んで行った。
「ハアアアアッ!」
そしてスペースは超巨大ノットレイの横を往復しながらエクスラッガーで切り裂いて元の位置に戻ると超巨大ノットレイの身体から歪んだイマジネーションが消え去り、最初の合体する前のノットレイ数人に戻っていた。
これがエクスラッガーの力を発動した状態で敵の前後を高速で往復しながら繰り出す突進斬りの技『エクシードエクスラッシュ』である。
「ノッ!?」
「ノットレイ!?」
「ノットレイ!?」
「何ですって!?」
「ノットレイ達が元に戻るなんて・・・・」
「凄すぎ・・・・」
「わたくしもビックリです」
これにはこれには流石のテンジョウやノットレイ達、そしてコスモ、ソレイユ、セレーネでさえも驚かずにはいられなかった。
「決めるぞミルキー!」
「ル、ルン! みんな!」
その光景に呆然としていたミルキーもスペースに呼びかけられて正気を取り戻すとスター達に声をかけた。
『宇宙(そら)に輝け!イマジネーションの力!』
『トゥインクルステッキ!』
「スタートゥインクル!」
「ミルキートゥインクル!」
「ソレイユトゥインクル!」
「セレーネトゥインクル!」
『4つの輝きよ、今一つに!』
スター達が技を発動する体勢に入るとその横でスペースはエクスラッガーを額に戻し、右手でエクスラッガーの下の部分を押さえながら左手をエクスラッガーの先端をゆっくりと下へとスライドさせていった。
『プリキュア!』
『サザンクロス・・・・』
「エクスラッガー・・・・」
『ショット!』
他の技とは違い逆方向にスライドタッチすることで発動する技『エクスラッガーショット』は額のエクスラッガーから虹色の強力な光線を放つ事が出来てその光線とサザンクロスショットを受けたノットレイ達はその場に全員倒れていた。
「アンタの所為でこのザマだよ!」
「負けたのはおばさんの所為だっつうの!」
「「フン!」」
テンジョウとアイワーンは喧嘩しながらお互いに姿を消した。
その後、アイワーンの所為で暴走したAI達はマザーを中心に体制を立て直す事が出来た。
「ララがプリキュアだったなんて・・・・」
「隠しててごめんルン」
ララは自身がプリキュアだって事を隠していた事を家族に謝罪した。
しかしそんな中でララの持つかに座のプリンセススターカラーペンが光りだした。
まるで早くスタープリンセスを解放するように訴えかけているかのように・・・・
「トゥインクルブックでプリンセスをスターパレスに戻すルン」
「「えぇ!?」」
「もう何があっても驚かないルン。行ってくるルン」
「ルン!」
ララがスタープリンセスをパレスに戻すと言ってトトとカカは驚いていたが、ロロだけはそれらを理解してララを送り出してくれた。
「星の輝き・・・・戻るフーーーーワーーーー!」
そしてフワの力とかに座のペンによってかに座のスタープリンセスがスターパレスに戻った。
「かに座のプリンセスフワ!」
「皆さん、ありがとう。残るはうお座のプリンセスのみ。プリキュア、頼みます!」
かに座のプリンセスの言葉を聞いてユニ以外のメンバー全員が了承の意味を込めて頷いた。
それから一行はサマーンに戻り、ララの家族との挨拶をしていた。
「修理はバッチリルン!」
「流石ロケット工学の博士!」
「後は、AIを起動ルン」
ララはロケットのパーソナルAIを起動する為に自身のグローブにセンサーをタッチさせた。
「ID 90862773・・・・ララ、パーソナルAI起動ルン」
『・・・・IDとは堅苦しいですねララ様』
「ルン!?」
「前のままだ」
起動したAIは今まで一緒に過ごしてきたパーソナルAIと全く変化していなかった。
「ありえないルン! AIは均一化するはず・・・・」
『厳密に言えば以前とは違います。マザーと情報を共有しました。ですが、ララ様、ひかる様、こうた様、皆さんのデータは際立っています。埋もれる事はありませんでした』
「さっきこうたも言ってたルン。大切なのは相手を信じる心、きっと、AIの心の宇宙でみんなの記憶が輝いたルン。」
ララはパーソナルAIについて嬉しそうに語っているとその後ろではこうたとユニは並んで立っていて、その時のユニはどこか嬉しそうな表情をしていた。
「な、何よ?」
「いや、ユニも嬉しそうしてて良かったなって思っただけだよ」
「何でそうなるのよ?」
「だって、この星にアイワーンが来たのは自分の所為だって思ってるんじゃないか? だからもしもララのパーソナルAIに何かあったらって心配してたんだろ?」
「そ、それは・・・・まぁ・・・・」
「お? 今回は珍しく素直に認めたな」
「う、うるさいニャン! もう知らない!」
「ご、ごめん悪かったって・・・・」
「フン!」
とこうたとユニが話している間にもララ様達の話は進んでいった。
「AIに心!?」
「ホント、どこまで僕らの想像を超えてくるルン」
「って話してる場合じゃないルン! 星空連合にみつかるルン!」
「今のうちに行くルン!」
「でもプリキュアってバレちゃった事迷惑にならないルン?」
「迷惑どころか誇りに思ってるルン」
「ロロ・・・・」
それを聞いたララはロロから認められたような気がして凄く嬉しかった。
「でも、辺境の星は少し心配ルン」
「辺境って・・・・」
「大丈夫ルン! 私は大人ルン! それに楽しいルン! いろんな星を見るのは素敵ルン!」
そうしてララは家族との別れの挨拶を済ませるとみんなと一緒にロケットに乗ってサマーンを後にした。
そんなサマーンではララ達が追われる原因となったククに厳重な処罰が与えられたとか与えられなかったとか・・・・
「色々あったけど、ホント、楽しい夏休みだったね!」
ひかるがトゥインクルブックに惑星サマーンの絵を描いていたり他のメンバーもそれぞれのんびり過ごしている中でララだけは徐々に離れていくサマーンの姿をジッと見つめていた。
「大丈夫だ」
「こうた?」
そんなララにこうたが話しかけた。
「これが永遠の別れってわけじゃないんだ。会いたくなったらいつでも会いに行けばいい・・・・だろ?」
「・・・・ルン!」
ララはそれを聞いて再び元気を取り戻してロケットの操縦席へと向かった。
「それじゃあ地球に戻るルン!」
『承知しました。ララ様』
「フーーーワーーーッ!」
そしてフワのワープホールが開かれるとロケットはそこへ向かって飛び込み地球へと向かった。
しかし・・・・
「全エンジン出力最大、目標、プリキュアであ〜る!」
そんな彼女達の事を宇宙星空連合が逃す筈がなかった。
To Be Continued
次回予告
目的を達成したこうた達は1週間ぶりに地球へと帰還した。
しかし、そんなこうた達を追って宇宙星空連合が地球にまで追いかけてきてしまう。
星空連合の代表でのトッパーから連合に加わってほしいと言われたこうた達はどうするのか?
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第77話 背負っているもの ガルオウガ襲来! 前編
次回もお楽しみ!
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