スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES   作:hayato0121

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思ってたより早く完成したので今日は久しぶりに1日に2話投稿しちゃいます。



第86話 選挙バトル! 次の生徒会長は誰?

「まもなく、わたしたち3年生は引退です。次の会長を選出したいと思います」

 

「(遂に来ましたわ!観星中の金星!この姫ノ城桜子の時代が!)」

 

生徒会室での会議の中でまどかは次の生徒会長についての話を始めるとそれを聞いていたひかるやララのクラスメイトである姫ノ城桜子が次の生徒会長は自分がという気持ちで頭の中はいっぱいだった。

 

「誰か立候補する方はいませんか?」

 

「立候補ですか?」

 

「これまでは会長が次の会長を指名してきましたが・・・・」

 

「わたくしは自分の思いを持ってこの観星中をより良くしていける方に会長を引き継ぎたいと思っています」

 

まどかは誰かに言われたからやるのではなく自分の意思で生徒会長をやってくれる人に引き継ぎたいと考えていた。

 

「(ガツガツしては印象が良くありませんわ。焦りは禁物、ここはみんなに頼まれて・・・・)」

 

「立候補、いませんか?」

 

『・・・・・・・・』

 

まどかは立候補が誰もいない事に暗い表情を見せる。

その横で姫ノ城は自分から名乗り出るのではなく周りから頼まれて生徒会長になろうと考えていた。

 

「・・・・では、生徒会長については次に集まる時まで保留とします」

 

「え?」

 

「皆さん、それぞれでどうするか考えておいてください」

 

「え? え?」

 

姫ノ城はまさかこれで話が終わるとは思っておらずかなり動揺しながら周りをキョロキョロしていた。

 

「会長」

 

「何でしょう?」

 

「最近、如月君が学校に来ていないんですけど何か知りませんか?」

 

「えっ!?」

 

3年生の女子生徒からこの所こうたが学校を休んでいる事を聞かれてまどかは一瞬動揺した。

 

「そういえばそうね」

 

「アイツがこんなに長く学校を休むなんて今までなかったよな」

 

「会長は何か知りませんか?」

 

「えぇっと・・・・」

 

それを聞いた3年生の生徒会メンバー達も気にし初めてしまいまどかは何と言ったらいいのかと必死に考えた。

 

「・・・・申し訳ありません。こうた君についてはわたくしも知らないんです。今度、わたくしの方で確認しておきますので、こうた君についてはわたくしに任せていただけますか?」

 

「わかりました」

 

とりあえずは何とかなった事にまどかは安堵し、この日の生徒会の会議は終了となった。

 

 

 

「修学旅行?」

 

「他の星から?」

 

「例えばって話だよ」

 

一方、ロケットの前の広場ではひかるがフワにご飯をあげながら他の星からの修学旅行について話していた。

 

「修学旅行で地球に来てもらって、観星中の生徒たちで町を案内出来たら楽しくない?」

 

「この前に来たサボローみたいに?」

 

「そうそう!それで、宇宙人と合同生徒会開くとか!」

 

「へぇ、他の星の学校との交流か・・・・」

 

「面白そうでプルンス」

 

「勿論、宇宙人の転校生もあり!」

 

「もういるルン!」

 

「隠したりしないってこと!」

 

「フワも学校行けるフワ?」

 

「うん。キラやば〜っ☆! じゃない?」

 

ひかるの話を聞いてみんなそうなったらとても楽しいだろうなって想像を膨らませていった。

 

「素晴らしいです!」

 

「まどかさん?」

 

そこへ生徒会を終えたまどかがやってきた。

 

「ひかる、その発想力を生徒会長になって生かしてみませんか?」

 

「生徒会長・・・・えぇ!?」

 

あまりに突然な事に反応が遅れたがひかるはまどかからの提案にとても驚いた。

 

「宇宙からの修学旅行や合同生徒会・・・・実現は簡単ではありません。けど、そういう新しい発想を持った方にこそ次の生徒会長をやってほしいのです!」

 

「そっか、次の生徒会長を選ぶ時期だね」

 

「まどか交代するルン?」

 

「えぇ、でも誰も立候補者がいなくて・・・・」

 

「えぇ、でも私が?」

 

「ひかるなら、プリキュアとしてもみんなを纏めてくれてますし・・・・」

 

「確かにひかるを中心に自然に纏ってるルン」

 

「それって大事な才能かも」

 

「えれなさんまで・・・・」

 

「意外と向いてそうでプルンス」

 

「えぇ・・・・」

 

ひかるはみんなから生徒会長に向いていると言われて悪い気はしないがどうしようかと戸惑っていた。

 

「ひかる・・・・どうですか?」

 

「うぅ・・・・」

 

まどかの真剣な表情を見て、ひかるはどうするか悩んでいた。

 

「悩むなんてらしくないニャン」

 

「ユニ」

 

そこへこれまで黙っていたユニが口を出し、ララとえれなも暖かい表情でひかるを見守っていた。

 

「まどかさん・・・・わかった! やってみるよ! 生徒会長に立候補しまーす!」

 

「そうこなくっちゃ!」

 

「ひかる、頑張るルン!」

 

「うん!」

 

ひかるが生徒会長になる事を決意するとえれなとララもそんなひかるの背中を後押しするような言葉をかけた。

 

「もしもこうたが帰ってきた時にひかるが生徒会長になってたらどんな反応をするかしらね」

 

「きっと凄く驚くだろうね」

 

「それは間違いないルン」

 

そこにユニがこうたが帰ってきた時にひかるが生徒会長になっていたらどんな反応をするかと口にしたらえれなやララはそれぞれの想像をそのまま口にした。

 

 

 

翌日、生徒会の会議でひかるが生徒会長に立候補する事を他の生徒会メンバーに伝えたら・・・・

 

「異議ありですわ!!」

 

「姫ノ城さん・・・・」

 

当然、自身が生徒会長になろうと考えていた姫ノ城はそれに反対した。

 

「あなたは生徒会の事を何もご存知ない!ご存知?いいえご存知ないわ!ご存知ない事をご存知ですわよね!?」

 

「は、はぁ・・・・」

 

「仕方ありませんわ。もはや、このわたくしがやるしかございませんわねぇ!」

 

「あの!・・・・どうしよう」

 

「え、えっと・・・・」

 

ひかるがまどかに助けを求めるがまどか自身もどうすれば良いのかまだ答えがみつかっていなかった。

 

「選挙をしたらどうでしょう?」

 

「「選挙?」」

 

「賛成です」

 

他の生徒会メンバーから選挙で決めようと提案された。

 

「・・・・分かりました」

 

「選挙・・・・私はそこまでやらなくても・・・・」

 

ひかるはそこまで事を大袈裟にしなくてもと考えていたが、既に姫ノ城の闘争心には火がついており、ひかるの事をずっと睨みつけていた。

 

「・・・・闘志満々、だね」

 

 

 

こうしてひかると姫ノ城による生徒会選挙が開催される事が正式に告知された。

 

「この度、時期生徒会長に立候補した2年星奈ひかるで〜す!」

 

「おぉ、星奈頑張れ〜!」

 

ひかるが演説し、ひかるの母、輝美が書いてくれたひかるの似顔絵のポスターを持ったララが隣に立っていた。

 

「私が生徒会長になりました暁にはこの観星中を・・・・」

 

クラスメイトのカルノリを始めとする他の生徒達はひかるが何を言うか緊張しながら聞いていた。

 

「キラやば〜っ! な学校にしたいと思います!」

 

「オヨッ!」

 

ズコッ!

 

「おもしれ〜!」

 

カルノリ以外の生徒がズッコけた。

 

「宇宙規模でキラやばな観星中となって、宇宙からの転校生を受け入れ・・・・あ、あれ?」

 

「みんなひかるを宇宙人を見るような目で見てるルン」

 

カルノリは面白がっていたが他の生徒達からはあまり受けの悪い反応をされてしまっていた。

 

「あぁ〜、いきなりしくじったかな」

 

「まだまだ始まったばかりルン」

 

「みんなが望む生徒会長ってなんだろう?」

 

「まどか先輩の後の生徒会長か・・・・」

 

「最高だったよね。まどか先輩は・・・・」

 

ひかるが生徒会長に必要なものについて考えていると近くを通りかかった生徒達がまどかについて話していた。

 

「最高の生徒会長・・・・これだ!」

 

ひかるは何を思いつくと生徒達にまどかについての話を聞いて周り始めた。

 

「どうしてまどかの事を聞いてるルン?」

 

「ズバリ、最高の生徒会長のやる事が一番正しい事って事でしょ?」

 

「なるほどルン!」

 

 

翌日の朝・・・・

 

「わたくし星奈ひかるは!香久矢まどか先輩の意志を継ぎ、まどか先輩のやり方でより素晴らしい学校にしたいと思います!目指せまどか会長!一歩先行く気遣いの生徒会長!」

 

『おぉ!』  

 

「星奈ひかるをよろしくルン!」

 

ひかるの演説を聞いた生徒達からは拍手が送られて生徒達に好印象を与えた。

 

その横では・・・・

 

「わたくし、姫ノ城桜子が生徒会長として目指す観星中!それは! 生徒会による校内風紀の徹底、罰則規定の制定。そして、生徒会長姫ノ城桜子のお茶会の開催!桜子の部屋の開設!桜子の目安箱を各階10個ずつ設置! 姫ノ城桜子の姫ノ城桜子による、姫ノ城桜子の為の生徒会長、姫ノ城桜子ですわ!!」

 

「どんだけ姫ノ城桜子連呼するんだ?」

 

「こりゃ星奈に分がありだな」

 

もの凄く気持ちのこもった演説だったが生徒達からは最初のひかると同様にあまり受けの悪い反応をされてしまった。

 

「何故ですの!?」

 

一方のひかるはまどかのような生徒会長になろうと生徒一人一人に気を配り、ララと一緒に学校中を見て回ったりとまどかのようにやろうと必死に頑張っていた。

 

「何かひかる変わったね」

 

「うん。前はあまり周りの事に興味なさそうだったけど・・・・」

 

「まどか先輩みたいになろうって頑張ってるし、次の生徒会長はひかるかもね」

 

「・・・・・・・・」

 

まどかが生徒会室を出ると廊下でひかるの事を話している女子生徒の話を聞き、そのまどか本人は何処か心配そうな表情をしていた。

 

 

 

 

 

「はぁ・・・・疲れた・・・・」

 

「大丈夫かい? 少し休むなさい。身体壊しちゃったら元も子もないわよ」

 

ひかるが家に帰ってソファーに座るとひかるの祖母、陽子がひかるに休むようにと伝える。

 

「休んでなんかいられないよ。もっともっと頑張らなきゃ」

 

それを聞いた陽子はひかるの隣に座った。

 

「ひかる、夢中になってるかい?」

 

「え?」

 

「小さい頃のひかるは何でも自分の好きな事に夢中になってたわ。それこそ周りの事なんてお構いなし、でも好きな事を話してる時はとっても楽しそうでね。聞いてるこっちまで幸せな気分になったわ」

 

ひかるは何か思い当たる事があるのか真剣に陽子の話を聞いた。

 

「ここ何日かひかるの口から聞くのは【大変】【頑張る】【もっと】・・・・心配になるわ」 

 

「(夢中・・・・私、夢中なのかな?)」

 

ひかるは天井を見上げながら今の自分は生徒会長に夢中になっているのか考え始めた。

 

 

 

 

翌日の放課後、ひかるとララは野球部の試合を応援しに行く為にグラウンドまで走っていた。

 

「野球部の試合、始まっちゃうルン!」

 

「明日は美術部発表会の手伝い・・・・」

 

「ひかる! 家でも全然遊んでくれないしつまんないフワ!」

 

そこへフワがトィンクルブックから飛び出してきてひかるに文句を言った。

 

「ごめん!選挙終わるまでの辛抱だからお願い我慢して」

 

「選挙なんてつまんないフワ!」

 

「選挙活動か?」

 

そこへカルノリがやってくるとフワは慌ててトィンクルブックの中に戻った。

 

「お疲れ〜」

 

「もうすぐ投票だからね」

 

「あのさ、俺は姫ノ城の方が良い感じって思うんだよなぁ」

 

「えぇ!?」

 

「何でルン?」

 

「あいつ、意外と面白いっしょ」

 

「まどかさんは、生徒会長を面白い面白くないでやってないよ」

 

カルノリから次の生徒会長は姫ノ城の方が面白くて良いと言われてひかるはその理由が気になった。

 

「でもさぁ、どうして桜子の部屋やりたいとか、お茶会やりたいとか知りたくならねぇ?」

 

「あっ」

 

「それにさ、あいつ何か毎日遅くまで学校に残ってるみたいだし」

 

「学校に!?」

 

それを聞いたひかるとララは急いで学校に引き返した。

 

「とにかく学校に行ってみよう。何か選挙で勝つ秘策があるのかも」

 

「ルン!」

 

その様子をひかる達が通りかかった建物の屋根の上で猫達と何か話をしていたユニが目撃した。

 

その頃ロケットではプルンスとえれな、まどかの3人がひかるの事で話をしていた。

 

「ひかる、まどかさんのように、まどかさんのようにって毎日呪文みたいに繰り返してるでプルンス」

 

「わたくしはもっとひかるらしくやってほしいと思っていたんですけど・・・・」

 

「そうだね」

 

まどかとえれなは最近のひかるはひかるらしくない。何処か無理をしてるのではと心配していたのだ。

 

「こんな時、こうたならひかるの事を止めてくれたのかな?」

 

「わかりません。ですがこうた君なら今のひかるを見て何もしない筈はありません」

 

「だよね・・・・」

 

「わたくし達がひかるの為にできる事は何かないのでしょうか?」

 

「う〜ん」

 

「ひかるがどうしたの?」

 

そこへユニがやってきた。

 

「ちょっと心配って話」

 

「ふ〜ん。何か慌ててララと一緒に走ってったニャン。学校がどうのって」

 

それを聞いたまどか達もひかるを追って学校へと向かったのであった。

 

そしてひかるとララが校舎前までやって来るとその入口に誰かのメモ帳が落ちている事に気づいた。

 

「落とし物? 誰の?」

 

ひかるは誰が落としたのかを知る為にメモ帳の中身を読んだ。

 

『3階階段、おどり場のガラスに亀裂』

 

『2階、1年生の掃除用具入れ倒れやすい』

 

『桜子の部屋、生徒たちの悩みを聞く場に。お茶会をやりながら気楽な会話の中で、新しい意見も出るかも知れない。生徒会といえども、部活のように楽しく生徒が話せる観星中に・・・・』

 

「ルン。これって・・・・」

 

「うん・・・・」

 

ひかるとララはこのメモ帳の持ち主が姫ノ城のだとすぐに気づいた。

 

「きゃあああああっ!」

 

「っ! 何っ!?」

 

「行ってみるルン!」

 

すると突然悲鳴が聞こえたひかるとララはグラウンドの方へと入っていった。

するとそこには・・・・

 

「ルン? あれは!?」

 

「カッパードフワ!」

 

「きたかプリキュア。この美しく歪んだ花で見事に散らせてやろう」

 

「ひかる!」

 

「何事!」

 

そこへまどか達も駆けつけるとカッパードの武器の形は歪んだイマジネーションを取り込んで形状が槍となり、その先端は逆三角形のような形でその周りには黒い5枚の花びらがあった。

 

「黒い桜・・・・まさか!? 姫ノ城さん!?」

 

ひかるの推測通り、カッパードの武器は姫ノ城の歪んだイマジネーションを吸収して変化したものだった。

 

「ショウタイムだ!」

 

『ノットレーイ』

 

「みんな、いくよ!」

 

『スターカラーペンダント!カラーチャージ!』

 

『キラめく~星の力で~!憧れの~私描くよ~!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『トゥインクル!トゥインクルプリキュア!』

 

『スター☆トゥインクル〜!スター☆トゥインクルプリキュア~~!』

 

 

「宇宙(そら)に輝く〜キラキラ星!キュアスター!」

 

「天にあまねく〜ミルキーウェイ!キュアミルキー!」

 

「宇宙を照らす!灼熱のきらめき!キュアソレイユ!」

 

「夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!」

 

「銀河に光る!虹色のスペクトル!キュアコスモ!」

 

 

 

カッパードの周りにノットレイ達が集まるとひかる達もプリキュアに変身する事でそれに対抗した。

 

「スターパンチ!!」

 

「セレーネアロー!!」

 

『ノットレーイ』

 

「ミルキーショック!!」

 

「ソレイユシュート!!」

 

『ノットレーイ』

 

ノットレイ達はスター達の技で全員倒された。

 

「コスモシャイニング!!」

 

「美しく散るがいい!」

 

「うわあああっ!」

 

「ああっ!」

 

「コスモ!」

 

「まだまだ!」

 

コスモの技はカッパードの武器から放たれた黒い花吹雪によって掻き消されるとカッパードは続けて先程よりも強い花吹雪による竜巻を放ち、プリキュア達の視界を遮り着々と追い詰めていった。

 

「うぅ・・・・」

 

「身動きがとれない」

 

「フン。テンジョウから話は聞いていたが本当にキュアスペースはいないようだな」

 

「え?」

 

スターは竜巻の外にいるカッパードの声を聞いた。

 

「お前達がこんな状況に陥っても現れないという事は奴は逃げたという事。所詮奴の実力などその程度だったという事だ!」

 

「(違う! そんな事ない! こうたは、そんな人じゃない!)」

 

ひかるは花吹雪に耐えながら心の中でこうたはそんな人間じゃないと必死に訴えていた。

 

「ふむっ!」

 

するとそこへ1枚の紙がスターの顔に張り付いた。

 

スターがそれを取るとそれは姫ノ城が選挙に使っている自己PRのポスターだった。

 

「これって、姫ノ城さんの・・・・」

 

「そういえばそこに書かれている女、さっきはお前の絵を破ろうとしていたぞ」

 

「え? うぅ・・・・」

 

そこへカッパードは花吹雪の力を更に強めた。

 

「ハハハハハッ! お前への歪んだイマジネーション。今日の武器は強い。実に狂おしい程強いよ。これがあの女の想い。歪んでいる。実に歪んでいる」

 

「違う! 歪んでなんか、いない!」

 

「何だと?」

 

「私、何にも知ろうとしてなかった。姫ノ城さんの事を・・・・でも、今は少しだけわかる。私、もっと知りたい。彼女の事を・・・・そして、こうたの事を!」

 

「同感だ。敵を知れば弱点もわかる。倒すのに好都合というもの・・・・」

 

「違う! 私は、私の事も知って欲しい」

 

「敵に自分の事を? ハッ! 何の為にだ!」

 

「わかり合う為」

 

「わかり合うだと? くだらん! そんな事に意味はない」

 

「意味がなくなんかないよ」

 

スターは花吹雪の竜巻の中をゆっくりとだが前に進もうとしていた。

 

「きっと・・・・そこから生まれるんだ!キラやば〜っなものが!!」

 

するとスターの胸元のペンダントから強烈な光が放たれた。

 

『っ!?』

 

「この、大きなイマジネーションは?」

 

その輝きから放たれた力はスターパレスにいるスタープリンセス達も感じ取っていた。

 

「ハアアーッ!」

 

『ノットレーイ!』

 

「何っ!?」

 

そしてその光はカッパードが放つ黒い花吹雪の力を跡形もなく吹き飛ばしてしまった。

 

「凄いパワーでプルンス!」

 

「みんな、行くフワ!」

 

フワの掛け声と共にスター達は全員ほぼ同時に頷いた。

 

「みんなの想い、重ねるフワ!」

 

「シャイニートゥインクルペン!」

 

「声を重ねるフワ! キラキラ〜!」

 

『トゥインクル!』

 

「キラキラ〜!」

 

『トゥインクル!』

 

「フーーーワーーーッ!」

 

『イマジネーションの輝き! なりたい自分に!』

 

「星の力〜! 輝くフーーーワーーーッ!」

 

『想いを重ねて!』

 

『プリキュア・スタートゥインクル・・・・イマジネーション!!』

 

カッパードはその場から離脱して技が槍に直撃すると歪んでイマジネーションは浄化されて元に戻った武器はカッパードの手元に戻った。

 

「何だったのだ、あの力は?」

 

カッパードは訳もわからず敗北し、そのまま撤退した。

 

「今の一体、何だったんだろう?」

 

そしてそれは力を発動したスター自身もわかっていなかった。

 

「わたくしは一体何を・・・・」

 

「姫ノ城さん!」

 

姫ノ城が校舎の廊下で目を覚まし、剥がれそうになっていたひかるのポスターを直した所へちょうどひかるとララがやってきた。

 

「これ、姫ノ城さんのでしょ?」

 

「ああっ!? 中を見ましたの?」

 

姫ノ城は慌ててひかるが持っていたメモ帳を受け取るとひかるに背を向けた。

 

「うん。少しだけ」

 

それを聞いた姫ノ城がそのまま去っていくとその時ひかるは何かを決意した表情をしていた。

 

 

そして次の生徒会長を決める投票日がやってきた。

 

「では、投票前の最終演説をどうぞ。星奈ひかるさんから」

 

「え〜、わたし星奈ひかるは! 全力で・・・・姫ノ城桜子さんを応援します!」

 

『えぇ!?』

 

「ハハッ! 面白れぇ!」

 

その言葉を聞いていたえれなやまどかだけでなく体育館に集まっていた生徒や先生達も驚いていたが、カルノリだけは面白そうに笑っていた。

 

「姫ノ城さんは相手が上級生であっても廊下を走っていたら注意出来る人なんだよ! 素敵じゃない!それに・・・・」

 

「相手の応援演説始まっちゃったね」

 

「えぇでも・・・・ひかるらしくて素敵です」

 

えれなとまどかも最初は驚いていたが、今のひかるは選挙活動をしてた頃のひかるよりもとてもひかるらしいと思っていた。

 

「姫ノ城さんが生徒会長になったら、とってもキラやば〜っな学校になると思います!」

 

こうしてひかるが辞退した事で姫ノ城が正式に次期生徒会長になる事が決定した。

 

 

 

その後、生徒会室で・・・・

 

「これから、教える事が沢山あります」

 

「・・・・・・・・」

 

まどかと姫ノ城が生徒会長としての大事な話をしていた。

 

「よろしくお願いします。姫ノ城生徒会長」

 

「はい!」

 

その様子を見ていた周りの生徒会メンバーから拍手が送られると嬉しさのあまり姫ノ城は涙を流し、それを正面から見ていたまどかが姫ノ城に優しく寄り添った。

 

それから放課後になり、ひかるとララは姫ノ城が下校するのを待っていると姫ノ城の姿が見えてすぐにひかるが声をかけた。

 

「おめでとう!次期生徒会長!」

 

「まぁ、あなたも健闘しましたわね」

 

「わたし気が付いたの。自分はまどかさんの真似っていうか、後を追いかける事をしてただけだって」

 

「っ!」

 

「でも、姫ノ城さんは自分のやり方で頑張ろうとしてた。夢中になってた!」

 

「夢中?」

 

「わたし、姫ノ城さんに生徒会長になってほしいって本気で思ったんだ!」

 

「わ、わたくし観星中の金星に真っ向勝負など100年早いお話ですわよ!」

 

「観星中の金星・・・・へぇ〜私は何かな?」

 

「あなたはそうねぇ、観星中の・・・・銀河におなりなさい!」

 

「ぎ、銀河ルン!?」

 

「それ、キラやば〜っ☆!」

 

ひかるが銀河になれと言われて一人で興奮している姿を姫ノ城は笑いながら見ていたのであった。

 

 

 

それから姫ノ城と別れたひかるとララが一緒に下校した夜・・・・

 

「ここが地球か・・・・」

 

「はい。デラスト様が欲しているものはこの星にあります」

 

地球の大気圏外に謎の宇宙船が光学迷彩で隠れながら飛来し、その船にはかつてサーディスに心の傷を負わせたあのデラストがウルトラマン達がしているような黒いマントを羽織った状態で宇宙船の艦長席的な偉い人の席に座っていた。

 

(宇宙船はガンダムUCに登場したガランシェールが真っ黒になった感じです。 by作者)

 

「そうみたいだな。コイツが反応しているし、まず間違いないだろう」

 

オリバスに説明された後、デラストは右手にしているグローブについた紫色の魔石が点滅するように光っている事から自身の欲しい物はここにあると確信していた。

 

「待ってろよ。すぐに俺の元にしてやるからな」

 

 

 

 

To Be Continued

 

 

 




         次回予告


こうたの事を心配しながらいつもと同じ日々を過ごしているひかる達・・・・

そんな彼女達の前にデラスト海賊団が現れた。

彼らの高い戦闘能力を前に苦戦するひかる達の前に現れたのは・・・・


次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』

第87話 狙われたプリキュアと生命の石

次回もお楽しみ!



※次回からは再びオリジナルストーリーをお送りします。

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