スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
最後までよろしくお願いします。
突然観星町を襲撃したデラスト海賊団。その目的はキュアスペースを誘き出す為だとは知らず、他のプリキュア達は分散してそれぞれの相手に対処する事になった。
そのうちの一つ、スターとコスモがザラブ星人のダラスとバリスレイダー達との戦いを繰り広げていた。
「やあっ!」
「ハアッ!」
スターとコスモは襲ってくるバリスレイダー達をスターの星の形をしたエネルギーのパンチやコスモの素早さや足技を駆使した戦い方で次々と倒していった。
「チッ、やっぱつぇ〜な」
「残ってるのは貴方だけよ」
「これ以上観星町に酷い事しないで!」
「わかったわかった。大人しく降参するよ」
ダラスが降参を宣言して両手を握ったまま両腕を上に上げようとしていた。
その姿にスターはやった!と喜び、コスモはふぅ〜と安心のため息をついた。
「・・・・何て言うと思ったか?」
「「っ!」」
するとダラスは右手に持っていた白い球を地面に思いっきり叩きつけると白い球は弾けて辺りは白い煙幕が発生し、その時の衝撃でスターとコスモは離れ離れになってしまった。
「コスモ! コスモどこ!?」
「スター! いたら返事をしなさい!」
2人はそれぞれの名前を呼び続けながら煙幕の中を彷徨った。
「スター!」
「コスモ!」
そしてスターを見つけたコスモがスターの所へ駆け寄ってきた。
「大丈夫?」
「うん。けど、これじゃあ相手が何処にいるかわからないよ」
「そうね。慎重に探しましょう」
「うん」
そしてスターが少し前を歩き、その後ろからコスモが歩いているとコスモの口元がニヤリと動いた。
そして・・・・
「うわっ!」
何とコスモはスターの背中を思いっきり蹴り飛ばしてそれによってスターは前のめりに倒れてしまった。
「何するの!?」
「前から思ってたけど、貴方のそういう能天気な所が気に入らなかったのよ」
「能天気!? 私はいつも真面目にやってるよ!」
そしてスターがコスモに飛び掛かるとコスモは後方に下がってそれをかわすと再び煙幕の中に姿を消した。
「スター! 何処にいるのよ全く・・・・」
「コスモ!」
スターを探しているコスモの所にスターがやってきた。
「やっと見つけたニャン。気をつけなさい。相手が何処から攻めてくるかわからないわ」
「うん」
そしてコスモが周辺を警戒しているとスターは背後からいきなりコスモの首を絞めた。
「ううっ・・・・スター・・・・どうして・・・・」
「私、コスモの事がずっと前から気に入らないって思ってたんだ。だってそうでしょ? 全然素直になってくれないし、こうた以外の人達にはあんまりお話ししないし、もっと私達の事を信じてくれても良いんじゃない?」
「うぅ・・・・こ、のぉ!」
コスモは背後にいるスターに肘打ちをする事でスターの拘束から抜け出した。
「余計なお世話ニャン! どうしようが私の勝手でしょ!」
そしてコスモがスターに向かっていくとスターは煙幕の中に消えて見えなくなった。
それから少しして煙幕が完全に晴れるとスターとコスモはお互いが探している相手を見つけた。
「コスモ! さっきのはどういう事!? 能天気って私の事そんなふうに思ってたの!?」
「そっちこそ! 私に言いたい事があるならハッキリ言いなさいよ!」
そして2人はダラスが目の前にいるのにも関わらずその場で口喧嘩を始めてしまった。
「フン!」
「「うわああああっ!!」」
その隙を狙ってダラスは両手から光線を放ってスターとコスモを攻撃した。
「どうしたどうした? さっきまでの威勢は何処にいったんだ? ほら、ドンドン行くぞ!」
そしてダラスは再び白い球を地面に叩きつけて煙幕を発生させた。
「また・・・・」
「これじゃあ何も見えないよ!」
コスモとスターは再び煙幕を使われた事で離れ離れになると喧嘩はしていてもそれでもお互いを探し始めた。
「コスモ!」
そしてコスモの所にスターがやってきた。
「さっきはごめん! 私、コスモに酷い事しちゃった・・・・」
「・・・・私も、さっきはちょっと言い過ぎたニャン。ごめんなさい」
そうして仲直りした2人はダラスを探して煙幕の中を歩き始めた。
しかし・・・・
「ハアッ!」
「ううっ!」
スターはいきなりコスモの事を殴り飛ばした。
「何するのよ! さっきは謝っておいて今度はいきなり襲いかかってくるなんて・・・・」
「私の事を簡単に信じたコスモが悪いんだよ。それにコスモだってこうやっていろんな人達を騙してたんじゃないの?」
「っ!?」
確かにコスモは宇宙アイドルや宇宙怪盗にバケニャーンと様々な手段で惑星レインボーを救う方法を探す中で何人もの人達を騙してきた。それは紛れもない事実なのでコスモはそれ以上何も言い返せなかった。
「そうやってコロコロ姿を変えて、気味が悪いったらないよ!」
「っ!」
『ユニ!変われるって、楽しいね!』
「(もしかして・・・・)」
コスモはプルルン星の海でみんなで人魚に変身して泳いでいた時にひかるが言ってた言葉を思い出すと今のスターに対して違和感を覚えた。
「ねぇスター、覚えてる? エメラルドをデラストに取られない為にみんなで隠し場所を決めたわよね?」
「隠し場所!? えぇっと・・・・何処だったっけ?」
「忘れたの? デラスト達に気づかれないようにララのロケットの中に厳重に保管しようって話してたじゃない?」
「あぁ・・・・そうだったそうだった! ごめんごめんすっかり忘れてたよ! エメラルドを取られたら大変だもんね。教えてくれてありがとう」
コスモはエメラルドをララのロケットに隠したという情報をスターに伝えるとスターもそれを聞いて思い出したと話を合わせてきた。
「・・・・かかったわね」
「えっ? 何? どういう意味・・・・ぐっ!」
コスモはスターの胸に向かってパンチを繰り出した。
「コスモ、どうして・・・・うわっ!」
そのままコスモはスターを空中に放り投げるとスターよりも高くジャンプして踵落としを繰り出す事でスターを勢いよく地面に叩きつけた。この衝撃で煙幕も吹き飛んで周りが良く見えるようになった。
「えっ? 何? 何が起こったの? って私!?」
その状況を理解できていない《本物の》スターがあたふたしているともう一人の自分が地面に倒れている事に驚いていた。
その直後に倒れているスターの身体に変化が起きてダラスの姿に戻った。
「やっぱり、そういう事だったのね」
「えっ? コスモ、これって一体・・・・」
「コイツは私達に化けて仲間割れさせようとしてたのよ」
「えぇ!?」
そこへコスモがやって来てスターに事情を説明するとスターは驚いていた。
コスモの言う通り、ダラスは煙幕で視界を遮ってそれぞれの相方に化ける事でスターとコスモが仲間割れしてあわよくば同士討ちさせようとしていたのだが、それに気づいたコスモによって阻止されてしまった。
「くっ、どうしてわかった」
「簡単よ。貴方に嘘の情報を教えて偽物かどうか確かめさせてもらったってわけよ」
「そうだったんだ。っていうかどうしてコスモはあの宇宙人が私の偽物だって気づいたの?」
「そ、それは・・・・私が変身のプロだからに決まってるでしょ?」
「そうなんだ! キラやば〜っ☆! やっぱりコスモって凄いんだね!」
「と、当然ニャン」
嘘である。コスモが偽物に気付けたのはこれまでスターと一緒に過ごしてきた日々があったからこそその違和感に気づく事ができたのだが、コスモはそれを恥ずかしがって素直に言えなかったのだ。
「スター、ペンを貸して。一気に決めるわよ!」
「わかった!」
そしてコスモはスターからうお座のペンを受け取った。
「レインボーパフューム! いくニャン! プリンセススターカラーペン! うお座! くるくるチャージ!」
「「プリキュア!!」」
「おひつじ座・スターパンチ!!」
「レインボースプラッシュ!!」
「あ、あぁ・・・・うわあああああっ!」
2人の技を受けたダラスは気絶して戦闘不能になった。
「やったぁ! やったよコスモ!」
「まっ、当然の結果ね」
「へへっ」
「フン」
スターが笑顔で右手を出すとコスモは恥ずかしいのかそっぽ向いてしまうがそれでも右手だけは出してくれたので2人は仲良くハイタッチをした。
一方・・・・
「急ぐでプルンスよぉ!」
「わかってるルン!」
「みらい・・・・リコ・・・・」
ロケットの中では既にプリキュアに変身しているミルキー、フェリーチェ、スペース、そしてプルンスとフワがミルキーの操縦で全速力で観星町へ向かっていた。
「みんな、俺達が到着するまで持ち堪えててくれよ」
スペース達を乗せたロケットは尚も加速した状態で観星町に向かって飛び続けていたのであった。
次回予告
町で暴れ回るギールを止める為に戦うソレイユ、そしてこちらを狙って狙撃しようとしているブライと撃ち合うセレーネ。
一筋縄ではいかない相手に彼女達は苦戦を強いられるが・・・・
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第93話 信じてるよ 預ける互いの背中!
次回もお楽しみ!
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よろしくお願いします。
そしてこの度、【ひろがるスカイ! プリキュア】と【仮面ライダーギーツ】のクロスオーバー小説を書き始めたので良かったらそちらも読んでもらえたら嬉しいです。
https://syosetu.org/novel/326502/