スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES 作:hayato0121
オリジナルストーリーも今回を入れて残り2話となりました。
その後は原作ストーリーに戻りますが、オリジナルストーリーは今後もありますが、まずはこちらの話をどうぞ。
スペースとデラストの戦いに乱入したサーディス。しかし苦戦を強いられる中でサーディスは新たな力を手にしてスペースと共にデラストを打ち倒した。
「くっ・・・・」
「サーディスさん!」
その後サーディスとスペースはそれぞれの巨人の力を解除するとサーディスはいつもの姿、スペースも元のキュアスペースに戻り、倒れかけたサーディスを隣にいたスペースが支えた。
「大丈夫ですか?」
「あぁ、なんとかな」
「スペース!」
そこへ戦いを見ていたひかる達が駆け寄ってきた。
「キラやば〜っ☆! やったねスペース! あのデラストに勝っちゃうなんて!」
「凄い戦いだったフワ!」
「まっ、貴方が勝つって最初から分かってたけどね」
「とか言って途中からソワソワしながら見てたのをプルンスは気づいてたでプルンスよ・・・・アイタッ!」
ひかるとフワが興奮しながら話しかけてくる中、ユニは勝って当然という言い方する横で実はユニがソワソワしていた事をプルンスが喋るとユニがプルンスの頭に軽くチョップをした。
「それで、アイツはどうするんですか?」
スペースがサーディスにデラストをどうするかを尋ねた。デラストはサーディスの両親の仇、そんな相手を今後どうするのかをスペースは知りたかったのだ。
「・・・・・・・・」
カチャ
『っ!?』
サーディスは何も言わずにダークネスガンを倒れているデラストに向けた。
「・・・・ハァ・・・・殺しはしない。だが、相応の罪は償ってもらうつもりだ」
しかしサーディスはすぐにダークネスガンを下ろして殺さないが罪は償わせる事にした。
「そうですね。それが一番だと思います」
「私も!」
「貴方がそうしたいなら好きにすればいいニャン」
サーディスの意思にスペースとひかる、ユニも賛同した。
「あっ、そうだ!」
ふとひかるが何かを思い出すと跪いているサーディスの正面に跪いてサーディスの顔を見ながら彼の右手を両手で握った。
「さっきはスペースの事、助けてくれてありがとう!」
ひかるは満面の笑顔でサーディスがスペースの事を助けたお礼を伝えた。
「お、おう・・・・」
それを聞いたサーディスは恥ずかしそうにひかるから顔を逸らした。
「あら? もしかして照れてるニャン?」
「恥ずかしがってるでプルンスかぁ?」
「う、うるさいぞ!」
『アハハハハハッ!』
それを見たユニとプルンスがサーディスを揶揄うかの様に話しかけるとそれに対するサーディスの反応を見て、サーディス以外のメンバー以外は全員笑っていた。
ドカーン!
『っ!?』
そんな一同のすぐ近く、デラストが倒れていた場所から先程以上の紫色のエネルギーの柱が現れた。
「何だ!?」
『ケシテヤル・・・・ナニモカモ・・・・スベテ・・・・』
「この声って・・・・」
「デラストか!?」
「ええっ!?」
スペースがすぐに反応してひかる達の前に出ると光の柱から声が聞こえてきたのでユニが誰の声か考えているがサーディスはすぐにその声の主がデラストだと気づいてひかるはそれに驚いた。
そして光の柱が弾けてなくなると中から全身をドス黒い紫色の闇に包まれて人ではあるがそれが誰なのか認識する事は出来ない存在が宙に浮いていた。
(イメージとしてはSAOアリシゼーション編の最後にキリトと戦ったガブリエルが心意の力を操る事で現れる漆黒の異形の姿が黒と紫に染まった感じです。 by作者)
「アレが、デラスト?」
「怖いフワ・・・・」
「大丈夫だよ」
流石のユニもその姿に恐怖し、同じように怖がっていたフワをひかるが優しく抱きしめた。
『ホロビロ・・・・スベテノイノチ・・・・スベテノヒカリ・・・・マズハ・・・・オマエタチカラダ・・・・』
そう言い残すとデラストはそのまま宇宙へと飛んで行き、デラストが出て行ってから軌道上に待機させていたデラスト達の宇宙船【ガルザーグ】の船体の上に降り立つとデラストは全身からドス黒い紫色の闇を観星野に向けてバラ撒いた。
「何あれ!?」
「一体何が起こってるルン!?」
この事態にみらいとミルキーも若干混乱していた。そして闇が地上に降り注ぐとその一つ一つが今のデラストと同じ姿へと変化した。
『ホロビロ・・・・ホロビロ・・・・』
それはまるでゾンビの様に両手をダランと下げてゆっくりと歩きながらスペース達との距離を詰めていた。
「これって・・・・」
「暴走してやがる」
「暴走?」
スペースが状況を確認しているとサーディスは冷静に状況を分析していた。
「あの魔石は元々、強力すぎる力を封じる為に封印されていたんだ。それをデラストが無理矢理持ち去った。けどその力が今まで暴走しなかったのは恐らくデラストが魔石に取り込まれるような隙を作らなかったからだ。だが今回俺達に負けた事で肉体と精神が不安定になった事で隙が生じて魔石に乗っ取られちまったんだ」
「そんな・・・・」
「だったらどうするのよ!」
「・・・・デラストを殺すか、魔石を破壊するか、そのどちらかしかない」
「だとしても! くっ! コイツらをこのままにしておくわけに・・・・」
スペースは近づいてきた闇の人間達と戦いながらこれらを放置してデラストの所へ行く事が出来ずにいた。
「ひかる! 私達も行くわよ!」
「うん!」
それを見ていたユニとひかるもプリキュアに変身して戦闘に参戦した。
「マズイよ! このままじゃあたし達の町が・・・・」
「何とかしなくては・・・・」
別の場所で戦っていたミルキー達の所にも闇の人間達が現れてえれなとまどかも状況の悪さを理解していた。
「・・・・えれな、まどか、貴女達はミルキーと一緒にひかる達の所に行きなさい!」
「リコ?」
「ここは私達が引き受けるわ」
そしてリコはここは自分達が引き受ける事でえれな達にはひかる達に合流するように伝えた。
「でも!」
「大丈夫だよ! 私達を信じて!」
「モフルン達に任せるモフ!」
えれなが反対しようとするがそこにみらいとモフルンが割って入りそれを止めた。
「さぁ、早く!」
「・・・・わかったルン」
フェリーチェの声を聞いたミルキーはそれを承諾する事にした。
「みんな、気をつけてね!」
「必ず、また会いましょう!」
「うん!」
えれなとまどかもみらい達に思いを伝えるとみらいが元気よく返事をしてミルキー達はひかる達の所へ向かった。
「いくよリコ!」
「えぇ!」
「「キュアップ・ラパパ!」」
「「ダイヤ!」」
「「ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
みらいとリコがプリキュアに変身する為に呪文を唱えるとダイヤの力が発動して、2人はダイヤスタイルへと変身した。
「素晴らしい! デラスト様! 貴方は更なる力を手にしたのですね!」
「何言ってるのよ!」
「こんなの絶対におかしいよ!」
「貴方は主人の異変に気づいていないのですか?」
オリバスが暴走するデラストを称賛しているとマジカルとミラクル、フェリーチェの3人がそれはおかしいと否定した。
「確かに貴女達の言いたい事はわかります。ですが、あのお方ならきっとこの力をも使いこなしてみせるでしょう! まっ、その過程で星の一つや二つなくなってしまうかもしれませんが・・・・」
「そんな・・・・」
「貴方はそれで良いの!?」
「構いませんよ。いずれ宇宙の頂点に君臨するデラスト様の前で星の一つや二つなくなった所でどうという事はないでしょう」
そしてオリバスが指をパチン!と鳴らすと宇宙船からモニターがついたドローンが大量に射出されるとそれが地球のあちこちに飛び散っていき、あるものは複数のモニターが連携して巨大スクリーンを作ったり、あるものは家庭のテレビをハッキングしたり、またあるものは都内にある巨大モニターをハッキングしてガルザークの上で力を使い続けているデラストの姿を映していた。
『ホロビロ・・・・スベテ・・・・キエテシマエ・・・・』
その様子は世界中に生中継されていた。
「何あれ!?」
「一体、何が起こってるの!?」
その様子を外にいた【HUGっと!プリキュア】の一人、キュアエールこと【野乃 はな】と【キラキラ☆プリキュアアラモード】の一人、キュアホイップの【宇佐美 いちか】はそれぞれ違う場所で仲間達と共に突然目の前に現れた巨大スクリーンの映像を観て驚いていた。
「さて、それでは私も本来の目的であるリンクルストーン・エメラルドを頂くとしますかね」
「そんな事・・・・」
「絶対にさせません!」
オリバスの意思にミラクルとフェリーチェが反発するとミラクル達3人のプリキュアは真っ直ぐオリバスに向かって突撃した。
「プリキュア・スターパンチ!!」
「プリキュア・コスモシャイニング!!」
その後、スターとコスモは迫ってくる闇の人間達を次々と倒していくが次々と別の闇の人間達が迫っていた。
「くっ・・・・」
「サーディスさん!」
サーディスも戦おうとするが、先程のトリガーダークの力を使う前の戦闘で受けたダメージが響いていて思う様に身体が動かず、そんなサーディスをスペースがカバーしながら戦っていた。
「このままじゃ・・・・っ!」
スペースがどうすれば良いかを考えていると何処からか緑色の電撃と炎の球、そして光の矢が飛んできて闇の人間達を消し去った。
「これって・・・・」
「お待たせルン!」
スターは見覚えのある攻撃にもしやと思うと彼女達の目の前にスターが予想していた3人が立っていた。
「ミルキー! ソレイユ! セレーネ!」
「みんな大丈夫?」
「遅くなって申し訳ありません!」
ミルキー達の合流にスターは喜び、ソレイユとセレーネはみんなに声をかけた。
「ソレイユ、セレーネ・・・・あの・・・・」
しかしスペースだけは2人になんて声をかけようか迷っているとソレイユとセレーネの方からスペースの所に歩いていき、ソレイユは自身の拳をスペースの胸に当てた。
「おかえり、スペース」
「必ず帰ってくると信じていましたよ」
「2人とも・・・・」
スペースは2人が自身の事を信じてくれていた事が凄く嬉しかった。
「ミラクル達は?」
「向こうも戦ってる。あたし達も目の前の相手に集中しよう」
スターがミラクル達の事を聞くとソレイユがミラクルも戦っている事を教えてくれた。
「けどコイツら、いくら倒してもキリがないニャン!」
コスモが苛立ちを見せている近くでスペースは闇の人間達を出現させているデラストを直接叩くしかないと考えていた。
「(早くアイツを何とかしないと! けど、ここを離れるわけにもいかないし、どうしたら・・・・)」
スペースは戦いながら町を守りつつ、デラストも止める方法を必死に考えていた。そんな考えが行動に出ていたのか戦いながら何度も上を見るそぶりを見せるスペースの姿に気づいたスターもまた何かを考えて俯いていると彼女は一つの結論をだした。
「スペース、行って!」
「えっ?」
「私達なら大丈夫だから!」
「でも、それじゃあみんなが!」
「スターの言う通りルン!」
「だね。ここはあたし達に任せてよ!」
「ミルキー・・・・ソレイユ・・・・」
スターの発言にスペースが驚くと、ミルキーとソレイユもスターの考えに賛同した。
「この町はわたくし達にとっても大切な場所です。ですから、必ず守り抜いてみせます!」
「うん! 私達は私達にできる事をするよ。だからスペースも自分にできる事をして!」
「セレーネ・・・・スター・・・・わかった!」
セレーネとスターからの後押しも受けたスペースはデラストの所へ向かう決心をした。
「ルン! だから後の事は「私達が引き受けるニャン!」」
ミルキーが話そうした所にコスモが割り込んできた。
「だけど、これだけは約束しなさい! 必ず、必ず生きて帰ってくるって・・・・もし破ったら・・・・許さないから・・・・」
コスモ自身はスペースの事が心配で本当は行かせたくないと思っているが、その気持ちを押し殺してコスモは潤んだ瞳でスペースを見つめる。そんなコスモの肩をソレイユが優しく触れると他のメンバーはスペースを信じているという気持ちを込めて微笑みながら頷いた。
「キュアスペース」
「サーディスさん・・・・」
そこへ今度はサーディスが話に割り込んできた。
「・・・・行けよ。本当は俺の手で終わらせたかったが・・・・譲ってやる。行って今度こそちゃんとケリをつけてこい」
「サーディスさん・・・・コスモ・・・・みんな・・・・ありがとう・・・・約束する。絶対、絶対に生きて帰ってくる!」
スペースがそう言うとみんなが頷き、その後にスペースも頷き、そのままジャンプして真っ直ぐ宇宙に向かって飛び立っていった。
【挿入歌:ウルトラマンビクトリーの歌 2015】
「あれってもしかして?」
「スペース!?」
デラストの所へ飛んで行くスペースの姿が映像に映し出されるとそれを観たはなの仲間であるキュアエトワールの【輝木 ほまれ】とキュアアンジュの【薬師寺 さあや】が驚きを見せた。
「まさか、一人で戦うつもりなんじゃ・・・・」
「そんなの無茶よ!」
一方、いちかの仲間のキュアショコラこと【剣城 あきら】とキュアパルフェこと【キラ星 シエル】もスペースが宇宙に向かって飛んで行く姿を見て何をしようとしているのかを察していた。
『・・・・ジャマスルヤツ・・・・キエロ!』
デラストはスペースの存在に気づくと叫びながら両手の指から紫色のエネルギー弾をスペースに向かって連射し始めた。
それに対してスペースは向かってくるエネルギー弾を避けながらデラストの所に向かって飛び続けた。
「スペース!」
その様子を地上から映像で観たスターは心配の声を上げるが、目の前に闇の人間が迫ってきたのでそっちに意識を切り替えて対応した。
「絶対に止める! これ以上、お前の好きにはさせない!」
スペースはそう叫びながら飛び続けた。
「あっ!」
「危ない!」
スペースの様子を一緒に観ていた【Go!プリンセスプリキュア】のキュアトゥインクルこと【天ノ川 きらら】とキュアフローラの【春野 はるか】が思わず叫んだ。
「くっ!」
スペースもギリギリでエネルギー弾を回避し続けていたが、デラストはこれまでよりもエネルギー弾の量を増やしてスペースを狙い撃つとスペースは回避できず両腕を頭上でクロスして防御する姿勢をとった。そして複数のエネルギー弾がスペースに直撃する。
「あぁ!」
「そんな!?」
その様子を【ハピネスチャージプリキュア】のとキュアラブリーこと【愛乃 めぐみ】とキュアプリンセスの【白雪 ひめ】はスペースが攻撃を受けた事にショックを受けていた。
「やっぱり一人で挑むなんて無茶だったのよ」
「ううん。きっとまだ・・・・」
【ドキドキ!プリキュア】のキュアダイヤモンドこと【菱川 六花】は一人で挑んだのが間違いだったと考えている横でキュアハートの【相田 マナ】はまだ終わっていないと思っていた。
そんなマナの考えが証明されるかのように爆発で発生した爆煙の中から金色に光が放たれて爆煙が吹き飛ぶとそこにはビクトリーのウルトラスターカラーペンを使って変身したキュアスペースビクトリーの姿があった。
「変身キター!」
「良かった。無事だったんだ」
変身したスペースの姿に【スマイルプリキュア!】のキュアピースこと【黄瀬 やよい】が興奮している横でキュアハッピーの【星空 みゆき】はスペースが無事だった事に安堵していた。
『ウルトランス! キングジョー!ランチャー!』
スペースはキングジョーのスパークドールズをビクトリーランサーにリードして右腕にペダニウムランチャーを実体化させると頭上から降ってくるエネルギー弾を狙い撃って相殺しながら再び上昇を開始した。
「大丈夫かしら?」
「大丈夫! きっと大丈夫よ! ここで決めなきゃ女がすたる!」
「彼、男の子なんだけど・・・・」
そんなスペースを【スイートプリキュア♪】のキュアリズムこと【南野 奏】が心配しているとキュアメロディの【北条 響】が大丈夫だと断言したが、キュアビートの【黒川 エレン】が響の発言にツッコミを入れた。
「もう少しです! 頑張ってください!」
「いっけぇぇぇぇ!」
【ハートキャッチプリキュア】のキュアブロッサムこと【花咲 つぼみ】とキュアマリンの【来海 えりか】はスペースの事を必死に応援していた。
『ハアアーッ!』
デラストは巨大なエネルギー弾を両手で持ってスペースに向かって投げ飛ばした。
「そんなのアリ!?」
「危ないわ! 逃げて!」
それを見た【フレッシュプリキュア!】のキュアピーチこと【桃園 ラブ】は驚き、キュアパッションの【東 せつな】はスペースに逃げるように叫んだ!
『ウルトランス! EXレッドキング! ナックル!』
今度はEXレッドキングのスパークドールズをビクトリーランサーにリードするとスペースの右腕に炎に包まれた巨体な腕が具現化されるとスペースはその腕にエネルギーを集め始めた。
「まさか、正面から迎え撃つつもり!?」
「大丈夫! きっとなんとかなるよ!」
【Yes! プリキュア5】のキュアルージュこと【夏木 りん】がスペースの行動に驚いている横でキュアドリームの【夢原 のぞみ】はきっとなんとかなると考えていた。
「ハアアーッ! どりゃァァァァッ!」
スペースはエネルギーを貯めたEXレッドキングの右腕で迫ってくる巨大なエネルギー弾を思いっきり殴るとエネルギー弾は爆発して跡形もなく消滅した。
「あの攻撃を殴り飛ばすなんて・・・・」
「凄い力だわ・・・・」
その光景に【ふたりはプリキュア Splash Star】のキュアブルームこと【日向 咲】とキュアイーグレットの【美翔 舞】はとても驚いていた。
スペースはEXレッドキングの腕を戻して再び上昇を再開した。
「いけーっ!」
「頑張れーっ!」
「プリキュアーッ!」
戦うスペースの姿を観ていた大勢の人達がスペースの事を応援し始めた。
「頑張れーっ!」
「頑張ってーっ!」
そして【ふたりはプリキュア Max Heart】のキュアブラックこと【美墨 なぎさ】とキュアホワイトの【雪城 ほのか】も他の人達と同じようにスペースの事を応援していた。
そうして遂に成層圏を突破して宇宙へ辿り着いたスペースはデラストがいる宇宙船【ガルザーク】を肉眼で確認し、船の上に立つデラストの目の前に降り立った。
『・・・・・・・・・・・・』
「デラスト。もう、終わりにしよう・・・・」
『・・・・ウアアアアアアッ!』
デラストは雄叫びをあげながら片手でバランスボール位の大きさの紫色のエネルギー弾をスペースに向かって投げると避けようとしないスペースに直撃して爆発が起こり、その爆煙がスペースを包み込んだ。
【挿入歌:フュージョンライズ!】
『放て! 聖なる力!!』
その声と共に爆煙が青い光で吹き飛ばされると中から右手にナイトティンバーを持ったキュアスペースビクトリーナイトが立っていた。
「ハアーッ!」
『ウアーッ!』
スペースがナイトティンバーを振りかぶりながらデラストに突っ込むとデラストは右手を剣の形に変化させてナイトティンバーを受け止めた。
その後は互いの剣が何度も激突し、その度に火花が飛び散っていた。
『ツー! ナイトビクトリウムブレイク』
「プリキュア・ナイトビクトリウムブレイク!!」
デラストから距離を取ったスペースがナイトティンバーのポンプアクション2回行いトリガーを引くとシェパードンセイバーフラッシュを放つ時と同じようにVの字を描くとそれがデラストの所へ飛んでいくが、デラストは左手も剣に変化させると両腕の剣をクロスしてそれを開くように両手を広げてスペースの技を弾き飛ばした。
「ウルトラスターカラーペン・エックス! ウルトラカラーチャージ!!」
ビクトリーナイトの技が通じないと判断したスペースはすぐにキュアスペースエックスに変身するとエクスラッガーを呼び出した。
『キュアスペースエックス、パワーアップ!』
そのままスペースはエクシードキュアスペースエックスへと変身してエクスラッガーを右手に持つと刀身側面にあるフラーポイントを下から上へのスライドタッチを3回行ってブーストスイッチを押した。
「プリキュア・エクシードイリュージョン!!」
スペースは青・紫・赤・黄の4体に分身して斬撃を素早く放つ幻影剣技【エクシードイリュージョン】を発動するとデラストを取り囲むように別れた4体の分身が順番にデラストに接近し斬りかかった。同時ではなくバラバラの攻撃だった事もありデラストは対応しきれずダメージを負ったがまだまだ余力は残されていた。
それを見たスペースはスペースは再びフラーポイントを下から上へのスライドタッチを3回行いエクスラッガーを左手に持ち替えて柄の下部にあるブーストスイッチを右手で押すと剣先が伸びた。
「これならどうだ! プリキュア・エクシードエクスラッシュ!!」
『ウアアアアアアッ!』
スペースがエクスラッガーを持った左手を頭上に掲げてそれを地面に突き刺すと周りが虹色の空間に包まれてスペースは再びエクスラッガーを右手に持ち替えて飛びながら真っ直ぐデラストに向かって突っ込んで行ったがデラストは雄叫びをあげると同時に魔石のエネルギーを自身の周りに放出し始めた。
「くっ!」
そのエネルギーによって発生した衝撃がデラストに突撃したスペースは弾き飛ばされてしまい、エクシードエクスラッシュがデラストに届く事はなかった。
「だったら・・・・ウルトラスターカラーペン・オーブ! ウルトラカラーチャージ!!」
スペースはすぐにオーブのペンを使い、キュアスペースオーブへと変身するとすぐにオーブリングと2枚のカードを具現化する。
「ゾフィーさん! ベリアルさん! 光と闇の力、お借りします!!」
『フュージョンアップ! キュアスペースオーブ・サンダーブレスター!』
スペースは走りながらキュアスペースオーブ・サンダーブレスターに変身するとそのままデラストとの殴り合いを始めてしまう。この時、デラストの両腕は剣から元の手に戻っていた。
「凄い戦いなのです」
「どうやら今の彼は、私達と一緒に戦った時よりも遥かに強くなっているようです」
スペースの戦いを観ていたキュアマシェリこと【愛崎 えみる】はその光景に圧倒されているとその横でキュアアムールこと【ルールー・アムール】はスペースの成長を冷静に分析していた。
「プリキュア・ゼットシウム光線!!」
『ハアアッ!』
「くぅ・・・・ぐああーっ! ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・くそっ!」
スペースがゼットシウム光線を放つとデラストは突き出した右手の拳から紫色の光線を放ち、ゼットシウム光線を押し返してしまった。
「フレフレ! スペース! フレフレ! スペース!」
「はな?」
すると突然、はながスペースの応援を始めた事に他のはぐプリメンバーが気づいた。
「ほら、みんなもスペースを応援しようよ! スペースがあんなに一生懸命頑張ってるんだから私達も私達にできる事をやらなくちゃ!」
「はな・・・・」
「だね」
はなの言葉を聞いたさあやとほまれもはなの気持ちを理解して一緒に応援を始めた。
「フレフレ! スペース! フレフレ! スペース!」
『フレフレ! スペース! フレフレ! スペース!』
「(なんでもできる!なんでもなれる! 頑張れ、スペース!)」
はなや他のメンバーはただ観ているのではなくスペースの事を全力で応援し、そんなはなはスペースの事を心から信じて応援していた。
「輝きの力を手に! バディ・・・・ゴーーッ!」
『キュアスペースタイガ・フォトンアース!』
スペースはその後、タイガのペンを使ってキュアスペースタイガに変身するとそのままキュアスペースタイガ・フォトンアースへと姿を変えた。
「頑張れーっ!」
「プリキュアーッ!」
「頑張れーっ!」
そして子供から大人まで多くの人達もまたスペースの事を応援していた。
「ハアアーッ!」
『グアアーッ!』
スペースはデラストが放った複数のエネルギー弾を両腕をクロスしながらフォトンアースの鎧で防ぎつつデラストに向かって突撃して行き、その後は金色に光った右手の拳でデラストを殴り飛ばした。
「プリキュア・オーラムストリウム!!」
スペースは必殺技をデラストに向かって放ち、それに直撃したデラストの身体が光線による爆発に包まれた。
『フフフ・・・・』
「っ!?」
しかしデラストは笑いながらその爆煙の中から歩いて出てきた。
「これでもダメなのか・・・・」
『オオォォォ・・・・ハアアーッ!』
デラストが口元に紫色のエネルギーを収束すると口から紫色の光線が放たれてスペースはそれを両腕をクロスする事でガードした。
「くっ、ううっ・・・・ぐああああっ!」
しかし、その光線を受け止めきれなかったスペースはフォトンアースの鎧が吹っ飛び、そのまま元のキュアスペースの姿に戻ってしまうと光線によって後方へと吹っ飛ばされてしまう。
「あぁ!」
「スペース!」
それを映像で観ていたプルンスとフワがスペースを心配して叫んだ。
「うっ、くぅ・・・・」
『オワリダ・・・・ハアッ!』
「うわああああっ!」
デラストが右手から光線を放つと倒れていて動けないスペースに直撃してしまい、それによって宇宙船から放り出されたスペースはそのまま地球へと落下して行った。
「まさか!?」
「そんな!?」
「スペースーーーーッ!」
スペースが負けた事にソレイユとセレーネは驚き、スターはスペースに呼びかけるかのように大きな声で叫んだ。
「(負けない・・・・負けないルン・・・・スペースは絶対に・・・・)」
「(約束したじゃない。必ず生きて帰るって・・・・だから、こんな事でやられるんじゃないわよ!)」
ミルキーとコスモは口には出してはいないが心の中ではスペースの事を信じてスペースの復活を強く願っていた。
「負けられない・・・・約束したんだ・・・・絶対に勝って、みんなの所に帰るって・・・・だから・・・・だから、こんな所で・・・・やられてたまるかーーーーーっ!」
『そうだ。諦めてはいけない』
ピカーーーッ!
地球の大気圏に向かって落下するスペースのペンケースに入っていた一本のペンが光り輝くとそれがスペースの身体を包み込んだ。
「うっ、ここは?」
眩しくて目を瞑っていたこうたが目を開けるとそこはいつもウルトラマンやその変身者と話をしている周りには何もない真っ白な空間だった。
『よく来た』
「えっ?」
こうたは何処からか聞こえてきた声の主を探しているとこうたの目の前で黄金の光の粒子が集まり、それが一人のウルトラマンへと姿を変えた。
「貴方は?」
「私の名はウルトラマンキング」
「ウルトラマンキング・・・・あっ、はじめまして! 俺、如月こうたっていいます!」
こうたはキングの姿に見惚れていると我に返り慌てて自己紹介をした。
「あの、どうして貴方の声が俺の所に届いたんですか?」
「それは・・・・君と、君の仲間達の強い思いが彼の力を通して私の所に届いたのだ」
「これって、リクさんの・・・・」
するとこうたの目の前の宙に朝倉リクが変身するウルトラマンジードのウルトラスターカラーペンか紫色に輝きながら浮いていた。そのペンを通じてこうたやこうたを思うララ達の思いがキングの所に届いたのだ。
「あの! いきなりこんな事頼むのは良くないかもしれないですけど・・・・お願いします!俺に力を貸してください!」
こうたはキングに力を貸してほしいと頭を下げて頼んだ。
『・・・・なぜ力を求める。力を手にして君は何を望む?』
「・・・・俺、力が怖くて逃げ出した事があるんです。この力の所為で大切なものを傷つけるんじゃないか? 取り返しのつかない事をするんじゃないかって、それが怖かったんです。けどララやみんなのおかげで気づいたんです。力はただ力、その力をどう使うかが大事なんだって。だから俺はこの力を大切なものを守る為に使うって決めたんです。そしてみんなはこんな俺を信じてくれた。信じて送り出してくれた。俺はみんなの思いに応えたい。俺を信じてくれたみんなやみんながいるこの星、この宇宙を守りたい! それが俺の意思、俺の覚悟です!」
こうたはサンダーブレスターの力が暴走した事で力を恐れて逃げ出してしまった。そんなこうたの事をララが励まし、ガイ達が後押ししてくれた。そうして立ち直り帰ってきたこうたをひかる達も受け入れてくれて、宇宙に送り出してくれた。そんな彼女達の思いに応えたい、彼女達のいるこの宇宙を守りたい。その思いが今のこうたを突き動かしていた。
『・・・・わかった』
キングはこうたに力を貸すことを了承した。
『彼が君を信じたように私も君を信じよう。そして私の元に届いた君を思う彼女達の気持ちを・・・・』
「キングさん・・・・」
『行きなさい。君の守りたいものは君自身が守るんだ』
「はい!」
こうたが強い意志を込めて返事をするとジードのペンは更に輝きを増してこうたの身体を包み込むとこうたはそのままキュアスペースジードへと変身して右手にはジードライザー、左手にはウルトラカプセルをセットするライザーを持ち、彼の周りには2本のウルトラカプセルが宙に浮いていて、スペースは2本あるカプセルの内の一つを掴んだ。
「融合!」
スペースがカプセルを起動するとそこから右手を頭上に翳した黒いウルトラマン『ウルトラマンベリアル』が現れて、そのカプセルをライザーにセットする。
「アイゴー!」
そしてもう一つのカプセルも起動するとそこからもう一人のマント羽織ったウルトラマン『ウルトラマンキング』も右手を頭上に翳して現れるとそのカプセルもライザーにセットしてジードライザーを起動した。
「ヒアウィーゴー !」
そしてスペースは右手に持ったジードライザーでカプセルをセットしたライザーをリードしてジードライザーにそのウルトラマン達の力を送った。
「ハッ!」
『ウルトラマンベリアル! ウルトラマンキング! 我、王の名の下に!」
スペースがカプセルの力が溜まったジードライザーのトリガーを押すとキングソードが具現化されてスペースがそれを掴んだ直後にライザーにセットされていたウルトラマンキングのカプセルが飛び出してスペースがそれをキャッチするとカプセルをそのままキングソードにセットする。
『ウルトラマンキング!』
「変えるぜ! 運命!!」
『ジュワッ!』
「ハッ!」
スペースがカプセルをセットされたキングソードに手を翳すとその力が解放されてスペースの周りが黄金の光に包まれた。
「ジーーーーーード!」
『キュアスペースジード・ロイヤルメガマスター!!』
スペースが頭上に飛び上がると全身を黄金の光で包み込んだ。
そして場所は宇宙に戻ると落下していたスペースは急上昇してデラストがいる宇宙船よりも高い位置に辿り着くと纏っていた光が弾けた。中から両手の肘から指先と両足と膝から足の指先までが金色で、両肩と胸のペンダントの周りも金色の鎧に包み、それ以外は紫の服に銀色のラインが入った【キュアスペースジード・ロイヤルメガマスター】が誕生した。そんなスペースの全身から弾けた大量の黄金の光の粒子はそのまま地上へと降り注いで次々と闇の人間達を消滅させていった。
『・・・・・・・・』
デラストを見下ろすスペースとスペースを見上げるデラストは互いに睨み合いが続き、本当の最後の戦いが始まろうとしていた。
To Be Continued
次回予告
スペースとデラストの最後の戦いが始まる。
最強を目指して力を求めるデラストと大切なものを守る為に力を求めるスペース
そんな2人の戦いの結末は・・・・
次回『スター☆トゥインクルプリキュア NEW GENERATION HEROES』
第98話 本当に強いのは・・・・
次回もお楽しみ!
※もしよろしければ、お気に入り登録や評価をお願いします。
感想やコメントがあれば送って下さい。
よろしくお願いします。