とある魔術の時空裂断 作:G.
教えて下さったリサラバさん有難う御座います!!そして皆様見辛くして申し訳ありませんでした!!
これからもお付き合い頂けると幸いです!!
ではどうぞ!
───第七学区、ケイの自宅
「うぅ……頭痛ぇ……気持ち悪い……」
河川敷の一戦の後、ケイの自宅にやって来た四人は買って来た食べ物と土御門の持って来た飲み物で宴を始めた。
最初は和気あいあいと少年少女らしくジュースとお菓子を摘み、談笑していたのだが。どうやら土御門の持って来た飲み物にアルコールが混ざっていたらしく健全な語らいは徐々にカオスに変わっていった。
「日本酒体質に合わないのかな……息が日本酒臭ぇ……つっちーとカミやんは……うん、見なかったことにしよう……」
ケイが見なかった事にしたもの───それは床に転がる死屍累々。この惨状を第三者が見たら殺人現場と間違えられかねない程の有様である。元気な体であれば彼らを介抱するのだが、この死に体では放置するのが関の山だ。正常に働かない頭で目一杯現実逃避することにしたケイ。
だが、彼はここでふと、人数が足りない事に気付く。
「あれ?御坂がいない……ちゃんと学校行けたのかな……」
真っ先に暴走し始めた御坂がいない。まあ、酔いも早ければ回復も早かったのだろうと軽く流し、一応念の為とメール一本入れておく事にした。
「その辺で野垂死なれたら堪ったもんじゃないですからね、っと」
「ゔぅぅ……」
「イテテテ……」
「お、二人とも起きたか。水飲む?」
辛そうに体を起こす上条と土御門。ケイは近くにあった水を勧める。
「サンキュー……んっ……っ……ぷはぁ!!生き返った~」
「カミやん……俺にも水くれにゃ~……」
「あいよ。にしても昨日は飲み過ぎたな……こんなに辛いならもう酒飲みたくねぇわ……」
「これもまた青春の一ページなんだぜい。でも……俺も当分は遠慮したいにゃー」
お前が持って来たんだろ、と土御門に冷たい視線を送るが飲んでしまった以上同罪である上条は何も言えなかった。ケイも誰かさんの暴走がなければこういうのも悪くないが、それでも暫くは御免だと苦笑いで同意する。
「それよりハラへったな~。飯食いに行かない?」
「俺も何か胃に入れたいな。ここからだと駅前のファミレスか?」
「ん、まだどこに何があるかわからんからカミやんにお任せするわ~」
「俺はパスするにゃー。昼過ぎから野暮用があるから帰らないと間に合わんぜよ」
「そっか、了解。また何かあったら連絡するわ」
「了解だにゃー。んじゃまた」
───第七学区、ファミレス ジョセフ
「ふぅ、飯食ったらだいぶ楽になったな~」
土御門と別れ、ファミレスに来たケイと上条は食事を終え、やっと生きた心地を取り戻していた。
「だな。っーか悪いな、カミやん。学校サボらせちゃって」
「あ~、それは飯奢ってもらったしいいってことさ。それに楽しかったしな。それより継は用事なかったのか?」
「俺はこれから家電とか買いに行くだけだからね~……あれ?」
「? どうした?」
「いや~あの子………さっきから周りキョロキョロしてんだけど」
「あー、ありゃ迷子かもな。行ってみるか」
ふと外を見ると幼い少女が困り顔で辺りを見渡していた。ケイと上条は表に出て話を聞いてみると、どうやら洋服を買いたいのだが道に迷ってしまったようだ。
「セブンスミストか……ここから説明するのは骨が折れるな」
「じゃあ、連れてくか。お嬢ちゃん、お兄ちゃん達が連れてってあげよう♪」
「やったー! ありがとう、おにーちゃん!」
「でも継、家電はいいのか?」
「まあ、夕方でも間に合うっしょ。そんじゃサクッと行きますか~」
───第七学区、セブンスミスト
「さて、目的地に到着したワケだが……上条君」
「なんでせうか……黒裏君」
「何で……御坂嬢がここにいるんでしょうね」
「何でだろ……」
「「……不幸だ……」」
迷子の少女を案内してみれば、今最も会いたくないランキングぶっちぎり一位の昨夜の厄災『御坂美琴』に出会してしまうとは。誰がどう見ても『不幸だ』としか言い様がない。
「そ、それはこっちのセリフよ! 何でアンタ達がこんな所にいるのよ!!」
「いや、俺たちは……「おにーちゃーん」……この子の付き添いだよ」
「あ、トキワダイのおねーちゃんだ」
「昨日のカバンの子……お兄ちゃんってどっちかの妹?」
「いや、上条さん達は迷子のこの子をここまで案内しに来ただけですことよ」
「あのね、オシャレなひとはここにくるってテレビでいってたの」
「そうなんだ~。まあ、それはさておきa「お嬢ちゃん、このお姉ちゃんが可愛いお洋服いっぱい買ってくれるってさ~」なっ!?」
「ほんとう!? わーい!」
「なっ、何でそうなるのよ!」
「俺らは昨日の誰かさんのせいで一緒に見て回ってあげる元気まではねぇんだわ」
「そういうこと。じゃあヨロシク、
少女を御坂に押し付け早々に退散する二人。遮った言葉の続きは間違いなく勝負の申し込みだろう。全く、どこのデュエリストだと溜め息をつきながら二人は目と鼻の先にある電気屋に向かった。
───とある電気屋
御坂に少女を押し付けた二人は道路を挟んでセブンスミストの向かいにある電気屋に来ていた。
「ビリビリに押し付けて来ちゃったけど大丈夫かな?」
「他にもツレが居たみたいだし大丈夫じゃない? 一応あの子にはここにいるって伝えてあるし、
「くそ、この格差社会はなんなんだ・・・! 誰か
「わはは、そんな稀有な能力持ってんだから研究所にでも身売りすればお財布潤うんでない? あ、すみませ~ん、これくださ~い」
(でも……カミやんの能力なら
幻想殺しなどというチートな能力を持つ上条の存在が隠されるように
(時々飯奢るくらいはしてあげますかね)
「ん? 何だか外が騒がしいみたいだけど……継、俺ちょっと様子見てくるわ」
「あいよ~、会計済ましてすぐ行くわ~」
外に出るとぞろぞろとセブンスミストから人が出てくる。つい先程までいつも通り営業していたのに明らかに変だ。
「スミマセン、何かあったんですか?」
「ああ、何でも機械のトラブルがあったとかで緊急閉店になったんだよ」
「機械のトラブル……?」
おかしい……機械のトラブルごときで緊急閉店などするのだろうか。漠然とだが嫌な予感が拭えないでいると会計を済ませた継が店から出てきた。
「お待たせ~。うわ……何、この人だかり」
「継。何でも機械のトラブルで緊急閉店したらしい」
「じゃあ、御坂嬢と合流しますか。電話してみるわ~……もしも~し」
『何!? 今大変なのよ!』
電話に出た御坂は何かに焦っている。その様子にケイは機械のトラブルではなく、別の何かが起こっていると直感的に感じ取った。すぐさま上条に目配せをし、二人は周囲に少女がいないか確認する。
「落ち着け。何が起こってる? それとあの子は?」
『ッ!……実はセブンスミストに爆弾が仕掛けられてるって情報が入ったの。あの子はもう避難したはずよ』
御坂の言葉に背筋を凍らせるケイ。彼女の言葉通りならば近くにいるはずなのだが、少女の姿は一向に見当たらない。募る不安に声を張り上げ上条を呼ぶ。
「カミやん! そっちにはいたか!?」
「ダメだ! どこにもいない!!」
『ちょっと、どういうこと!? まさか……まだ中に!?』
「ちッ! カミやん、中探すぞ!!」
「おう!」
ケイと上条は少女を探す為、爆弾の仕掛けられたセブンスミストへ飛び込んだ。
お酒は20歳になってから。
酒は呑んでも飲まれるなな、ってやつですね。
私も良く飲まれるので気を付けます(苦笑)