俺が765プロに入社してから1週間が経った。
「おはようございまーす。」
適当に挨拶しながら事務所に入る。こないだまではこんな何気ないことに少し緊張していたが、さすがにもう慣れた。
「あ、蓮プロデューサーおはようございます。」
音無さんが挨拶をしてくれる。
「音無さん、おはようございます。」
俺も挨拶を返す。
「蓮兄ちゃんオハヨー!」
突然後ろから大きい声が聞こえてちょっと驚いた。でもこれもよくあることで結構慣れた。
「おはよう。今日は亜美早いな。」
いつもより随分早くから亜美がいることに疑問を抱いていると
「んっふっふー、今日は朝からラジオ収録だかんね!」
亜美がまた元気よく言う。
「あ〜、そうだったな。」
完全に忘れてた。担当アイドル達のスケジュールは一応覚えているけど、竜宮小町のスケジュールはあんまり覚えてない。
「蓮兄ちゃんオハヨー!」
今度は真美が元気よく挨拶してきた。
「おはよう。ホントお前らは元気だな。」
朝弱い俺にその元気を分けて欲しい、ホントに。
「んっふっふー!毎日楽しいかんね!」
真美がまた元気よく言う。
「だよねー!」
亜美がそれに同意する。こいつらホント仲いいよな。双子って皆こんな感じなんだろうか?などとどうでもいいことを考えていると
「全く、アンタ達はいつも騒々しいわね。」
伊織がやってきた。うん、こいつの言ってることには同意する。
「伊織か。おはよう。」
「おはよ。」
伊織が適当に挨拶する。伊織は最初は俺に警戒心を抱いてたみたいだけど、今はそれなりに打ち解けた。
「あ、蓮プロデューサーおはようございます。」
「律子さん、おはようございます。」
「おはようございます。」
「あずささんもおはようございます。」
ガチャ
お、また誰か来たみたいだな。
「おはようございます。」
先輩だった。先輩が俺より遅いのは結構珍しい。ちょっとしか変わらないけど。
「先輩、おはようございます。」
「おう、おはよう。」
「兄ちゃんオハヨー!」
「オハヨー!」
「おう、亜美も真美もおはよう。」
ガチャ
立て続けに誰か来たようだ。
「おはようございます!」
「おはようございまーす!」
「おはようございます。」
「おはようございます。」
春香と真と雪歩と千早が事務所に入ってきた。
「皆おはよう。」
「「蓮プロデューサー、おはようございます!」」
春香と真の挨拶がみごとに重なった。この二人とも結構仲良くなった。だが、
「日々谷プロデューサー、おはようございます。」
「お、おはようございます…」
千早と雪歩とは全く打ち解けていない。雪歩にいたっては俺に対して怯えている。男性恐怖症らしいけど、こんなんで大丈夫なんだろうか…?
ガチャ
また誰か来たらしい。
「はいさーい!」
「おはようございます!」
「おはようなの、あふぅ…」
「おはようございます。」
さらに響、美希、やよい、貴音が来た。
「おはよう。」
この四人はいつも通りだ。相変わらず響とやよいは元気で、美希は眠そうだし、貴音は落ち着いている。
響とやよいとはかなり仲良くなったと思うし、貴音ともそれなりに打ち解けた。でも、美希は俺に興味なしって感じだ。早いところ皆の信頼を得たいところだが、なかなか売り込みが上手くいかない。先輩もなんだか焦ってるみたいだけど大丈夫なんだろうか?
まぁ、焦らずやっていこうと思う。それで大丈夫だろう…多分…