公道最速伝説   作:迅海

10 / 85
第7話 駆け引き

箱根 パーキングエリア

ツバキと紗夜がスタート地点へと戻り、それぞれのチームの所へ向かう。

「お疲れ。ありがとな私達に付き合わせて」

「気にしなくて良いわ。丁度走る相手を探していたから」

「なら良いけどな。次は私が行こう」

「頑張れカガリ〜」

「ああ。任せろ」

 

2戦目はカガリが走り、紗夜側はショートヘアの少女が走る。

カガリは黄色のEK9、紗夜側のショートヘアはR32GTRでお互いスタート地点に並ぶ。

(峠にR32 GTRか。サーキットならともかく峠のダウンヒルとなれば私が有利だが、あの32外観は地味で羽を取っ払った仕様で油断は出来ないな)

(32GTRに羽を取り外すとコーナーは鋭く侵入し、四駆とターボの抜群な組み合わせによる抜群な立ち上がりが出来る)

そして2台がスタート。

先行は排気量、パワーのあるGTRが頭を取った。

EK9もスタートを上手く行き、それなりについて行けている。

コーナー侵入時R32はFRの挙動で鋭く攻め、EK9はFFとは思えない程クイックに曲がり、果敢に攻め出す。

そして緩い右の後左ヘアピン。

R32はパワーあるが為ブレーキング時シビアに減速しなければならない。

パワーは程よく足回りを本格的に仕上げているEK9はギリギリブレーキングを遅らせ、上手いタイミングでブレーキングをする。

 

ツバキサイド

「それにしてもあの紗夜に勝っちまうなんて凄えや!」

「そんなに紗夜は強いのかしら?」

「FDにしては綺麗に乗りこなして無駄がない。元々コーナーに特化してて人を選ぶマシンだよ。紗夜のはより突き詰めていると見て良い」

「確かに。紗夜のFDは堅実に攻めん込み、トータルバランスは良いと思うわ。特に足回りに力を入れている印象が強かったわね」

 

バトルサイド

しかも前の車と後ろの車の距離が下手したらぶつかるぐらい詰めて行く。

「ちょっと!?何!?あのシビック!ぶつける気!?」

だが、立ち上がりはR32がダントツ上であるが、第1試合のツバキと紗夜のように極端的ではなく、ストレートでジリジリとEK9が離れて行くもストレートの距離として考えるとそんなに差し支え無い。

またEK9がブレーキングを遅らせてからのギリギリのフルブレーキングをしだし、R32との距離がぶつかるぐらい詰める。

「あぁもう!!うざい!!コーナーでベタベタくっついてて不愉快なんだよ!!」

複雑なコーナーからがストレートに入る。

「スピードレンジが違うんだよ!テンロクのNAなんかと!!」

「流石RB26だな。腕は悪くないが、コーナーの詰めが甘い。このストレート後のヘアピンで勝負に出るか」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。