きつい連続コーナー後に中高速コーナーとなる。
排気量、馬力で物を言わせようとするR32、コーナーで上手く稼ごうとするもカガリは中高速コーナー侵入してからサイドブレーキを1か2ノッチぐらい引いて果敢に攻める。
サイドブレーキを1、2ノッチ引いたのはアンダーを出さないように多少ブレーキを効かせ、R32より速くコーナーを抜けるようにする為。
EK9の足回り、カガリの腕も抜群でR32よりコーナーがとてつもなく速い。
中高速後のヘアピン付近へ接近し、アウト側がガラ空きなのをカガリが見逃さず勝負に出る。
「アウト側にガラ空きだ!まさか私の狙い通りになるになんてな!」
「バカなの?この連続ヘアピン後にストレート突入するんだよ!?無駄な抵抗やめてさ、大人しく後ろにいれば良いんだからさ!」
右ヘアピン後に左ヘアピンでカガリがインでR32がアウトへとポジションが変わった後痛恨のアンダーを出す。
ヘアピン後にストレート突入するもカガリが前に出てしまい、折角のパワーが台無しになってしまうR32。
ストレート後再度中高速コーナーに侵入時R32をジリジリ離れて行き、R32にとっては地獄がやって来る。
低速コーナー後また更に低速左連2続直角、数メートルのストレート後の左低速直角、右ヘアピンがパワーと重さのあるR32にとっては地獄であり、軽く、そこそこパワーあるEK9にとっては有利はおろか水を得た魚と言っても良い。
カガリが前に出た以上全力でコーナー勝負が出来るもR32は減速するしかない。
ツバキサイド
ツバキと紗夜のバトル後、紗夜はツバキの所へ向かう。
「私がいうのも難ですが、今でも貴方が公道レースに身を投じているなんて正直驚いています」
「私も正直紗夜が公道レースに身を投じているなんてビックリしたわ。どうしたの?」
「先程貴方とバトルして思った事があってお聞きしたいのですが?」
「ええ。良いわ。答えられる範囲でだけど」
「わかりました。ではいつから箱根を走っているのです?」
「そうね、免許取ってからかしら?この1年、今もそうだけどここを走り続けていたわ。最初の頃は愛華姉さんに基本を教えてもらってね」
そこで律達がやってくる。
「私達もさ去年ぐらいから走り出したんだけどお前とは会わなかったよな?」
「赤色のカプチーノそしてツバキ、1度も見た事ありませんね」
「僕達が走る時間帯をずらして走ってるからじゃない?違うかい?」
飛鳥は其処を突く。
「そうなるわね。その頃バトルするのが不安だったから皆と走る時間帯をずらして私だけ走っていたわ」
「練習に費やせばやっぱりあんなテク、身につけられるんですねー。もしかして素質だったりー?」
「どうかしら?私バトルするの昨日が初めてだったけどいつもと同じ気持ちで走ってたからそんなに緊張しなかったというか・・・」
「コースの熟練度では私達以上かもしれませんが、他にカプチーノもしっかりと仕上がっていましたし、どのように仕上げているかエンジン見せてもらえませんか?」
「私がセッティングやチューンは何もしてなく、実は私の車じゃないの。期限付きで叔母様が用意してもらって、次のオーナーが見つかるまでの間私が乗るという約束をしたわ」
「もしぃカプチーノのオーナーが見つかったらツバキさんは何の車買うんですかー?」
モカに聞かれたツバキは紗夜のFDを見つめる。
「まだ・・・・決めてないわ」
皆は察していた。
戻ってバトルサイド
右ヘアピン後中高速コーナーになり、カガリが前に出た事によって全力でコーナーを攻めだす。
中高速コーナーを突破するもこの先ストレートが長く、絶望的と言いたいがEK9とR32の距離が大分離れており、ストレート突入して追いつけた所でゴール手前に右コーナーが残っている。
「忌々しいコーナーをクリアすればストレートでR32のパワーを発揮する時!スピードレンジが違うんだよ!!テンロクなんかとはね!!」
追いついたには追いついたが、距離として抜き返すチャンスは無い。
ストレート後右コーナーでカガリの得意なブレーキングを決めてゴールする。
「・・・・・クソっ!!」
「ドライバーは決して悪くは無いんだけどな。もうちょっと攻めても良かったんじゃないか?」