公道最速伝説   作:迅海

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第9話 モンスターマシン

第9話 モンスターマシン

カガリと紗夜サイドのR32GTRのバトルはカガリが勝利し、今夜にてこのタッグマッチは終了。

明日は全ての決着が着く。

今現在ツバキとカガリとで2勝し、明日にツバキサイドが1勝すればツバキサイドの勝利となるが、紗夜サイドに2連勝すると引き分けとなる。

カガリがバトル終え、真っ先にツバキへと向かう。

「お前のカプチーノどんな仕上がりになっているのか少し見せてくれないか?チューナーとしてどうしても知りたくてな」

「私は一度もこの車に手入れなんてしてないわ。叔母さまが用意してもらったものだからどんな感じなのか正直わからない」

と、言いつつツバキはボンネットを開ける。

紗夜とカガリがカプチーノのエンジンルームを見た瞬間背筋を走り出す。

「エンジンはお約束のF6Aエンジンってやつか」

F6Aエンジンとはスズキの旧型エンジンでシリンダーブロックというエンジンの重要な部品の一つの材質が耐熱性に優れている為信頼性レース活動してる人は大半F6Aエンジンを使用している。

「タービンはワゴンRワイド純正HT07タービンなんですね。流用チューンでK6Aエンジンならよくやるらしいのですが、F6Aエンジンにやるとは」

「足をバッチリやってるわ、それにこのエンジンルームの仕上り。エンジン内部にまで手を掛けている本格的だよな」

「本当に私、この子のエンジンルームちゃんと見るの初めてだから正直驚いているわ」

「それにこのカプチーノ、誰でも乗れる車では無さそうですし、ツバキが乗る事を前提に仕上げたとしか思えないですね」

「上手い奴なら大いに発揮出来るが、下手な奴は遅くなる宝の持ち腐れという、人を選ぶモンスターマシンだな」

皆、ツバキのカプチーノのエンジンルームを見て満足し、今日は解散とした。

 

翌朝 花咲川

ツバキは普段電車で通学しているのだが、昨夜ある友人からLINEで車を持ってきて欲しいとの事で今日は車で通学。

自分の学校に辿り着き、生徒用の駐車場に止めて、ツバキは車から降りてその友人を待つ事にする。

ラベンダー色でカプチーノ級の一台軽自動車スポーツがツバキの隣に駐車し、車から降りる時上に上がる独特な開け方するドアことガルウィング。

マツダのAZ1である。

エンジンはツバキのカプチーノと同じのを使用して更にエンジンが後ろ側に積んでいる。

「おはようございますの。ツバキさん」

昨夜LINEで頼まれた友人カジュン=ファイコット。

「おはようカジュン。約束通りカプチーノを持って来たわ」

「助かりますの。私のAZ1と貴方のカプチーノ同じエンジン(F6A)とお聞きしましたのでどうしても気になってしまいましたの!!」

ツバキのカプチーノのエンジンを見た瞬間カジュンの目がギョッとし出す。

「ここまでやっておいて峠に走らせるだなんて反則にも程がありましてよ!?それにしても本格的ですわね・・・・」

「実はこのカプチーノ、私のじゃないのよ。次のオーナーが見つかるまでの間暫く私が乗るという約束を叔母さまとしてね」

「叔母さま?」

「私の義従姉妹の母よ。昔若い頃走り屋やってたらしいわ」

「そうだったんですのね・・・・ツバキさんのカプチーノのエンジン見て参考になりましたの!これで私の野望が一歩近づきつつありますわ!」

カジュンの野望とは一体?

 

夕方 ファミリーレストラン

「最近箱根で実力のある赤いカプチーノが出現しているみたいだな。話しを聞く限り私達の同じかそれ以上かもしれん」

「僕そのカプチーノ走ってるの一瞬だけど見た事あるよ。たったの一瞬で背筋に電気的な物が走って只者じゃないと思った。ピーリス、そういえば果林遅いね」

「奴はどうせ迷子だろう」

「あはは・・・箱根で頭を張っている人が方向音痴だなんて想像つかないよね」

一人称ボクっ娘の金髪ヘアのシャルロット・デュノアと銀髪のロングヘアのソーマ・ピーリスが箱根のトップの噂話をしている間に紫色のFTOがやって来る。

 

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