公道最速伝説   作:迅海

13 / 85
第10話 決着の日

夕方 ファミリーレストラン

紫のFTOから降り出した紺色のショートヘアの少女がファミレスの中に入り、シャルロットと目が合い合図出すのを確認してからシャルロットとピーリスの元へと向かう。

「箱根で頭を張っている者がどうしようもないくらいに方向音痴だな。少しは自覚したらどうなんだ?朝香果林」

「ごめんなさいね。最初は順調に行けたのだけど途中から分からなくなっちゃって」

早速説教に入る雰囲気だが、シャルロットが宥めるようにしてからカプチーノの話題を振る。

「果林が迷子については置いといて、そんな事よりカプチーノについてだけど・・・・」

「そうだったな。例のカプチーノ見に行くか?今夜もおそらく来るだろう」

「だね。もうちょっと様子を見てみたいと思っているから」

「そうね。どれほどの腕を持っているか見物したいわ」

 

箱根 夜 パーキングエリア

いよいよ決着が着く日。

ツバキサイド

「今日は僕からやろうかな」

「飛鳥ガンバレー」

「いくら軽自動車でも相手は軽いコンパクトカーだからな」

紗夜サイド

「私が行く」

「ここで挽回しなきゃ後が無いよ!」

「わかってる」

飛鳥のミラ TRXX L200Sとツインテールの少女のEP91スターレットの2台がスタート地点に並びだし、その後スタートする。

飛鳥のミラはツバキ同様軽自動車だが、駆動は違ってフロントエンジンフロントドライブである。

フロントドライブとはフロントタイヤ左右が働く意味である。

相手側のスターレットも同じくフロントエンジンフロントドライブのグリップ同士のバトルという展開であろう。

スターレットはコーナー進入時ブレーキランプを光らせながらクリアするも飛鳥のミラはブレーキランプを光らせていない。

何故スターレットはコーナー進入時ブレーキランプを光らせるか?

それは左足ブレーキングと言って右足には常にアクセルを踏んで左足には速度の調節を行い鋭く駆け抜けるも飛鳥はフルブレーキングをしてコーナークリア。

左足ブレーキングとは高等の技術である。

しかし飛鳥は何故しなかったのか?

「ふーん。スターレットのドライバー左足ブレーキング出来るんだ。ま、僕も出来るけど今は後ろで様子見かな?」

左足ブレーキングを上手く使いこなしてるからか?それとも飛鳥がまだ本気出していないのか?スターレットとミラの差が開き始め、ツバキ側は焦り出す。

「お、おい!?どうするんだよ!?このまま飛鳥が負けちまう!!」

「おいおい落ち着けよ。まだ勝負は始まったばっかだぞ?」

「そーそー。モカちゃん達が焦った所でどうにかなるわけじゃないんだからさー」

「律、焦る気持ちはわかるけれど、モカの言う通り私達が焦っても仕方が無いわ。おそらく飛鳥は本気出してなく、今は様子を伺っているんじゃ無いかしら?」

どうやらツバキは察したようで?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。