公道最速伝説   作:迅海

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第14話 激戦

箱根 ヒルクライム

ストレートではR33GTRが勝っているが、コーナーはランエボが圧勝している。

何の躊躇いも無くハイスピード全開走りの4輪ドリフトを決めてコーナーをクリア。

コーナー手前までギリギリにハイスピードで進入し、ドリフトに入ったらアクセルベタ踏みをしながらステアリングで車をコントロール。

ボディが軽く、曲がり難い4WDを手助けするAYCというランエボ用のシステムが搭載され、久音は上手く活かしている。

「ボディが重くて曲がりきれないGTRとは違って軽いランエボは上手くシステムを活かせば気持ち良く曲がれるのよ!」

「ランエボはえげつないくらい戦闘力高いなーやっぱり。このまま指咥えて何もしないの癪だからさ、こっちはFRベースの4WDの意地見せちゃおっか!」

リサはフルブレーキングして、負けじと思い豪快なドリフトを決めた事で久音のハイスピード全開走りのドリフトとリサのブレーキングドリフトが激しいドッグファイトを繰り広げる。

「嬉しいわ。ここまで私についてこれるなんて。ランエボに乗り換えてから相手してくれなくなったのよ。貴方のように真っ向勝負してくれる人とやりたかったのよ!」

「派手にやった以上腹を括るしかないよね。どうせ遅かれ少なかれタイヤやばいし」

左ヘアピン後リサには泣き所の直角コーナーはランエボは軽々しくクリアし、R33は何が何でも曲げさせてサイドブレーキ引いたりやれる事は何でもやる精神でクリア後再度左ヘアピン突入し、お互い派手なドリフトを決めてクリア。

中高速ではリサはグリップで果敢に攻めるも久音はハイスピードドリフトで果敢に攻め、お互い特性を活かして駆け抜けて行く。

この先の2連ヘアピン突入時リサはブレーキングドリフトフトするのだが外側へと膨らんでしまう。

「あちゃー・・・・こんな所でタイヤの限界来ちゃった!?」

「早いタイミングであんな派手な事したらタイヤ逝くというのに・・・・何をやっているのよ・・・・」

原因はリサの言う通りタイヤ。派手なアクションを繰り広げた事でタイヤに負担をかけ過ぎてしまい、これ以上は戦えないと痛感したリサは無念のリタイアを余儀なくされる。

「Rは重く、峠では発揮出来ないのを何が何でも発揮させようとする意気込みなんだか気に入ったわ。あの赤い33。響子以外に峠の33乗りがいるのね」

「あちゃー。派手にやった結果タイヤが持たなくちゃったかー。しょうがないよね。あの時ムキになる私がいけないんだしさ。でも楽しかったよ」

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