ギャラリーサイド
ゴール付近から、2人が無事麓まで降りた連絡を受けて久音は安堵して涙を流し、緊張の糸が切れるかのように力が抜けて膝に地面をつける。
「良かった・・・・良かったああぁぁぁ」
「ほら、もうすぐ真矢が帰ってくるだからそんな顔見せれないでしょ?」
「ええ、そうね」
「相手さん中々の強敵でしたなー」
「WRC専用に作られたマシンをこうも倒すとはな。正直驚きだ」
「ツバキは一体何者なのでしょう・・・・」
ギャラリー達が話している間ツバキと真矢が帰って来る。
セリカを見た久音は真矢に飛び突く。
「真矢のバカ‼︎私本当に心配したのよ!?」
「心配かけてごめんなさい。ツバキとはまたこうして再会するとは思いもしませんでしたのでつい・・・・私としてはおいたが過ぎてしまいました」
「へっ?」
「ん?」
「『おいたが過ぎた』って言うことはつまり演技?」
「ええ。演技ですよ」
そこで久音が怒りのオーラを放つ。
「人の思いをなんだと思っているのよ!?私本気で真矢の事心配していたのに、演技で思いを踏み躙るなんて!!貴方しばらくバームクーヘン禁止よ!!」
「何ですって⁉︎私と貴方は長い付き合いの筈です!演技という事を見破れない貴方に非があるのでは!?」
「何よ!?騙される私が悪いという事!?」
「バームクーヘンを禁止するのでしたら良いでしょう・・・・ですが、貴方には椎茸差し上げましょう・・・」
「うぐっ!?何で私が宇宙人のご飯を食べなきゃいけないのよ⁉︎」
「バームクーヘンを禁止する罰です。食べ物の怨みは怖いですよ?」
「ぐぬぬぬぬぬ」
「あ、あのー2人共?もうこの辺に・・・・しよ?」
ツバキが苦笑しながら仲裁に入る。
「貴方が言うのならお辞めにしましょう。ツバキは争い事が嫌いな子ですから」
「ふんっ!!心配する私がバカだったわ‼︎ケド、ブジニカエッテキテクレテアンシンシタワ」
「何か言いました?」
「な、何でも無いわよ!!」
「ツバキ、貴方の
「図星ね・・・・このカプチーノが私のじゃないのは・・・・」
「私は舞台少女ですから。それくらい見破るのは当然の事です。」
「
「そう簡単に負ける訳にはいきません」
真矢は満足そうにして久音と共に去った。