第20話 いろは坂の走り屋
翌朝 羽丘女子学園 教室
昨夜、リサが久音とバトルしてたのをドライブレコーダーの映像をスマホに移植して、大和麻弥に見せている。
「この、ランエボの音を聞く限りおそらくミスファイアリングシステム搭載してますね!」
『み、ミスファイアリングシステム!?』
マイとノエルは驚愕していまう。
「ラリーで使うコンピューターを峠に使うなんて反則過ぎるよ!!」
「そ、そうだよ。インプレッサとランエボただでさえ峠に走らせる時点で反則なのに!」
ノエルとマイはとても取り乱している。
「お2人共落ち着いて下さいー!それにしてもリサさんあの久おとと戦っていたなんて驚きですよ!」
「それにツバキは天堂真矢とダウンヒルで勝負していたよ」
「えーーーーーーーあの天堂真矢まで!」
大和麻弥が取り乱す。
「リサのバトルとツバキのバトルそれぞれ激しいバトルだった。それにしてもツバキのダウンヒルは異常過ぎる。いくらカプチーノが軽く小回り良いからと言ってもとてもじゃないけど真似出来ない」
「私達からしてみて危険な走りにしか見えないけど本人にしては限界を引き出している事に専念してるだろうね。ノエルさ、自分の走り込んでる妙義でツバキが来たらどうする?」
「妙義は私が頭を張っている場所だからハチロク乗りとしても妙義ダウンヒル最速としても負けたくないよね・・・・」
同時刻 花咲川女子学園
「ツバキ、ちょっと良いかしら?」
「どうかしたの千聖?」
「貴方に話があるのちょっと場所変えましょ?」
「良いけれど」
千聖が歩き出し、ツバキはついていくことにする。
理科の実験室に入り、千聖は鍵を閉める。
「な、何!?千聖、鍵を閉める必要ある!?」
「貴方と2人きりでお話がしたくてね。早速本題に入らせてもらうわ。貴方いろは坂に行く予定ある?」
「今は無いわ。自分の車買ったらいろは坂に行く予定だけど何かあるの?」
「はっきり言って大ありよ。いろは坂はプロ級にレベルが高く、心を抉る様なことを平気でする走り屋がゴロゴロいるわ。悪い事は言わないからいろは坂は避けた方がいいんじゃないかしら?」
「そう・・・・忠告ありがとう。だけどその話聞くと行きたくなってしまうわ。私、真矢と約束したから」
「どうしても行かなくてはいけない事情があるのね。これ以上余計な事は言わないわ。さ、戻りましょ」
「ええ。ところで気になる事があるのだけど。どうして私と2人きりに?」
「彩ちゃんいろは坂を走っているの。それを知ったら執拗に止めようとするじゃ無いかなと思ってね」
「え!?彩が!?」
「私も正直驚いたわ。もしいろは坂走るなら彩ちゃんとのバトル避けては通れないかもよ?」
「望むところよ」
夕方 Coco's 駐車場
久音のエボ6と真矢のセリカの隣に白のシビックtype r FD2型と白のR33GTRが駐車し、ドライバーが降り出す。
FD2のドライバーはツインテールのつり目でR33のドライバーはロングヘアでロック風の衣装に帽子を被っている。
その2人は真矢と久音がいる席へ向かう。
「お久しぶりですね。響子にメイファン」
「久しぶりだね。まさか久音がランエボに乗り換えるなんて正直驚き」
「ふんっ貴様には似合わん車を買った物だな」
「余計なお世話よ」
「話は聞いている。真矢、お前負けたんだって?」
「侮辱する為にわざわざ呼び出したのですか?」
「貴様を負かしたドライバーについて聞きたくてお前達を呼んだんだ」
「で?ツバキの事を知って何になるのです?」
「最上の痛みを、与えてやる」