公道最速伝説   作:迅海

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第28話 2人目のエース始動

ツバキはパーキングエリアに戻ろうとしている最中目の前に箱根の2人目のエース、シャルロット・デュノアが待ち構えていた。

「僕はシャルロット・デュノア。君がツバキ=ヤヨイだよね?」

「そ、そうだけど?何?」

「ピーリスの次に僕とバトルしてくれるかな?」

「良いわよ。丁度今の仕様に慣れてきた頃だから受けて立つわ」

「じゃあ早速やろ」

二台スタート地点に並び、数十秒後に2台同時スタートする。

前に出たのは排気量と馬力の差で勝り気味のシャルロットのストーリアx4が前だ。

駆動方式は4WDで排気量は713ccの車重は840kg。

ツバキのカプチーノに近く、中高速コーナーから大まかな左ヘアピンでもシャルロットは堅実で駆け抜け、ツバキは鋭くコーナーを突っ込む。

だがしかし立ち上がりに強い4WDは綺麗に流し、その直後低速右ヘアピン突入するも電車の様に堅実で安定的に駆け抜ける事が4WDの強みであろう。

マフラー交換と足廻りのセッティングのおかげなのか?

立ち上がりでツバキは負けておらず、奇跡的に互角。

本来ならばあり得ない事態だが、自分の手足のように車をコントロール出来るツバキ=ヤヨイだからこそ成せる業。

「不安定なFRが安定で確実である4WDと互角に渡り歩くなんて普通はありえないけど、あの子はそんな常識に通用しない。だからって変に変則的な事をしたら状況が悪化してピーリスの二の舞になるだけ。僕はいつもと同じ走りで勝負する!」

「速い。それにこの不思議な動きをするのというのは4WDという事ね・・・・私のカプチーノは後ろのタイヤ2個しか使えないけど真矢とシャルロットの車とは違ってタイヤ4個使えるから自由自在に車を走らせる事が出来る」

ストレートの伸びで少しずつ少しずつ差が開き出すも左ヘアピンからの低速S字後再度左ヘアピンではやはりツバキが勝り、カプチーノとストーリアの距離が詰め込む。

その後、中高速コーナーはお互い互角で距離は離されず、保ったままだが、2連続ヘアピン手前でツバキが走行側に並び、ブレーキング勝負を仕掛ける。

2台タイミングよくフルブレーキングし、右コーナー反対車線側のインにいるシャルロットが有利であるものの、走行車線のアウトにいるツバキは負けじと粘り横2台並ぶ状況であるが、左ヘアピンからツバキがイン側に変わり、シャルロットがアウト側に変わる。

「インとアウトが入れ替わっても僕の方が断然有利なんだ!安定的に立ち上がれる事が4WDの得意分野!」

「この左ヘアピンで勝負を賭ける!」

再度ブレーキング勝負に入るも此処でも上手くブレーキングするが、ツバキが一歩上でいよいよ前に出る!

「そんな!?僕は乗れてるのに!まさか知らない間に呑まれてる!?」

「前に出たとは言え、まだ終わってないわ」

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