公道最速伝説   作:迅海

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第29話 正統と変則

箱根 パーキングエリア

ツバキがバトルしている最中モカとカガリ、飛鳥がやって来た。

「ツバキはどうしたんだ?」

「今は箱根のエースの1人、エターナルスプラッシュとバトルしています」

「なんだって⁉︎今度はシャルロットと戦っているのか!?」

「ええ。状況的に五分と五分でしょうか?」

「えらい事になっていますな〜五分と五分だなんて〜」

「ここまでツバキがやるとは・・・・僕達が手も足も出れなかったシャルロットと対等に戦うなんてね」

「本当、ツバキさんは一体何者何だろ〜?」

 

ギャラリー 果林サイド

「どうやらシャルロットはツバキに抜かれたらしいな」

「2連続最後の左であそこまでやるなんて驚きよ」

「しばらく中高速コーナーが続くが、低速のコーナーが1番の勝負になる」

「あの低速はシャルロットは充分強いのだけれど、あの新参者の子(ツバキ)と何方が上かしらね?」

「どうだろうな。問題はツバキのペースに呑まれてないかが心配だ」

 

バトルサイド

中高速コーナーに突入し、ツバキのカプチーノは不安定で滑り出すも、速度をキッチリコントロールしながら程よく車をスライドさせるも、一方シャルロットは安定して堅実的にクリアして後に、いよいよあの直角コーナーが突入。

先ず手前の右ヘアピンで2台がフルブレーキングを決め、2台共鋭くコーナーをクリアする。

直角コーナー突入するのだが、ツバキはノエルとやったように果敢に攻めていなかった。

程よく車をスライドさせ2連続の左直角をクリア。

買って間もなくそんな早く垂れることは無いが、果敢に攻めていなかったのはおそらくタイヤマネジメントしているからであろう。

それでもコーナーではツバキが勝っている。

「いつもだったら果敢に攻め込んでいるけど、今日は何か違和感がある。もしかしてタイヤの温存かな?」

最後の3つ目の左直角は2台ともグリップ走行でクリアし、右ヘアピンではツバキは程よくスライドさせ、シャルロットは左足ブレーキングで駆け抜けた。

終盤の中高速に突入し、ツバキは微量ながら少しずつ攻撃体制に入りほんの少しずつカプチーノとストーリアx4の差が開き出す。

ストレートに入り、シャルロットのストーリアがコーナーで取られた分ストレートで巻き返そうと迫真に迫るが、コーナー手前になるので二台が最後のブレーキング勝負に突入。

2台共上手く決まったのだが、ツバキが1枚上手だった。

どうやらシャルロットのタイヤがぼちぼち垂れ始め、気付かない間にツバキのペースに呑み込まれていたのがシャルロットの敗因であろう。

「負けちゃったな・・・少なからずショックだよ。自分のペースを守ろうと思っていたら知らない間に呑まれてたなんて・・・・」

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