公道最速伝説   作:迅海

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第32話 決戦に備えて

本来ツバキはファーストフード店でバイトをする日だったのだが、急遽箱根のトップ朝香果林からの挑戦状を叩きつけられて皆から休むよう強要され、素直に寄り道せず、真っ直ぐ家に帰った。

家に義姉の愛華がいる。

「今日は重大なイベントだから時間までにぐっすり休む事。良い?ダウンヒルは少しでも集中力切れたら命取りになるからね?わかった?」

「う、うん。わかってるわ」

皆に言われた通りに横になるも中々眠れず、試行錯誤で羊の数を数えても音楽聴いても全然びくともせず、眠れないが為にツバキはスマホで自分の好きなもの時代劇の動画を見る事にする。

眠る事に忘れてしまい、夢中で時代劇を見ている最中愛華が2人の寝室へ向かっている事にツバキは気づいておらず、愛華は音を立てないで普通に入り込む。

ツバキが自分の体勢を変えた途端、間横に笑顔が恐い愛華がいた。

「ぎゃあああああああ!!あ、あ、あ、ああ愛華姉さん!?」

「ツバキ・・・・そんな悪い子には添い寝しちゃおっかな」

「は、はい・・・・・・お願いします・・・・・」

ツバキの頬が赤くなり、愛華の胸に眠りだす。

「ツバキが幼い頃眠れない時にこうしていたのだけど試しにやってみたものの今でも健在なんだね。それにしてもこの寝顔可愛すぎてこっちも眠たくなってきたな」

釣られて愛華も眠りだす。

 

一方バイトサイド

「ふえええええええ。カジュンちゃぁぁぁん」

「こ、こんなはずでは無いんですの!!」

フライドポテトあげる事にど忘れしてしまい長時間揚げてしまったが為にポテトが黒焦げで台無し状態に。

「ご一緒にポティト・・・あ"っ噛んじゃった!」と受け付けで噛んでしまう彩。

ツバキがいたらスムーズに進むのにこのバイトメンバーはゴタゴタな状況である。

「ツバキさんに合わせる顔がありませんわ!!」

「か、カジュンちゃんは受け付けやってもらえるかな・・・?調理は私がやるから」

「そうさせていただきますわ・・・・申し訳ありません。花音さん!」

花音はそれなりに調理が出来、カジュンが受け付けに切り替わってから少しずつ状況が良くなり、大きなトラブル無く3人のバイト終わる時間へと近づきつつある。

 

果林サイド

シャルロットのバイト先ガソリンスタンドで今夜のバトルの為に向けて果林のFTOの整備作業している。

「タイヤの状態はOKだね。今回のブレーキパッド減りづらい分制動距離が長いからブレーキングの時は気をつけてね。フルードとディスクは新品に交換しておいたよ。エンジンは何処も悪い所なく吹き上がりも異常無い。いつでもバトルしてもOKだよ!」

「ありがとうシャルロット。貴方が見てくれるから安心して攻められるわ」

「準備は念入りにしてるようだな。今夜のバトルお前にとっては一大イベントといっても過言では無いぞ」

「そうだね。僕は自分の出来る事を全てやった。ここからは果林の番だよ」

「ええ分かっているわ箱根のトップと呼ばれている者としてみっともない走りは絶対にしないわよ」

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