公道最速伝説   作:迅海

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第33話 プライド

ツバキ・愛華宅

ツバキはぐっすり眠る事が出来、体調、車のどちら共万全で、後は箱根のトップと勝負するのみ。

「相手は相当手強いと思うけどツバキなら勝てるよ」

「ありがとう愛華姉さん。行ってくるわね!」

ツバキがカプチーノに乗り込んでエンジンを掛けて、箱根へと向かう所に後ろから愛華はカプチーノが見失うまでツバキを見送った。

 

ギャラリーの数が多く、溢れてしまうぐらいである。

ギャラリーサイド ノエル

「うっひゃー!凄い人の数!本当にどうなるんだろうね?今夜のバトル」

「今までこんなに多いギャラリー滅多にないよ。ツバキは箱根を走り込んでいるの走り込んでいるけどバトルの経験が無いんだよね。普通ならバトルの経験の差が有利だけど、走るのはツバキだから何が起こるかわからない・・・・・」

「そこはノエルに同感だね。今夜楽しみだよ」

「マイは授業中全部寝てたよね〜」

「う、うるさい!」

 

ギャラリーサイド 真矢

「ツバキは箱根のトップにどこまで立ち向かうのでしょうか?見ものです」

「そうね」

「ツバキちゃんがどんな走りするか興味深いよ。ところでメイファンは?」

「『低レベルのバトル見るくらいなら錆を落としたらどうだ』って言ってたわ」

「彼女は興味が無かったようです」

「相変わらずメイファンは自信家だね」

 

箱根パーキングエリア

「つつつつ、遂にバトルが始まるぞ!!!」

「何でお前がガチガチになる必要があるんだよ?」

「走るのはツバキで僕達に出来るのは見届けるしかないんだよ」

「そーそー。リラックス〜リラックス〜」

「ツバキ、準備は良いですか?」

「ええ。いつでも行けるわ」

紫のFTOとカプチーノがそれぞれ動きだし、スタート地点に並ぶ。

二台並んだ後ドライバーは降りて自己紹介する。

「貴方がツバキ=ヤヨイね。いや、『ツバキ=Y=岬』というべきかしら?私が箱根のトップ朝香果林よ。よろしくね」

「私はツバキ=ヤヨイです。こちらこそよろしくお願いします」

「そう固くならいで。今夜は楽しみましょ」

「ええ」

自己紹介後お互いそれぞれの車に乗り出し、空吹かしし出し、紗夜がカウントを始まる。

「それではカウントを始めます‼︎スタート10秒前!!9!!8!!7!!6!!5!!4!!3!!2!!1!!GO!!!!」

紗夜のGOサイン後果林のFTOがロケットスタートを決める。

ロケットスタートを決めてから初っ端から差が大きく開いてしまう。

 

パーキングエリア

「やはり4G63で4WD化が勝つか。流石というべきだな」

「序盤は誰も予想通りだね。後半で命取りにならなければ良いけど」

 

バトルサイド

中高速を果敢に攻め込むFTO。遅れてやって来るカプチーノもFTOに負けじと果敢に攻め込む。

FTOは大まかな左ヘアピンを久音や真矢同様のハイスピード全開4輪ドリフトで駆け抜け、カプチーノはフルブレーキングドリフトを繰り出してクリアする。

「中高速で距離の差を離さないとはいけないわね。低速コーナーは私が部が悪い。ストレートと中高速で勝負する。箱根の頭を張っているプライドに懸けてでもね」

「FTOの挙動がおかしい。真矢のセリカの様な走りを・・・・・・⁉︎4WD!」

元々FTOはV6型エンジンのNAでFFだが、果林のFTOはランエボ(久音の車)のエンジン4G63に載せ換えて4WD化にしている。

大まかヘアピン後中速ヘアピンは両車グリップでクリアし、少しのストレートに突入するがその先は低速左ヘアピンからの低速S字後低速左ヘアピン。

低速左ヘアピンが近々突入し、果林のFTOはツバキのカプチーノより馬力があるため、シビアにブレーキングしてから進入。

対してツバキのカプチーノは果林のFTOより軽く、パワーが無い為、コーナーギリギリ詰めてからフルブレーキングをしてから進入する。

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