公道最速伝説   作:迅海

37 / 85
第34話 それぞれの得意分野

箱根 バトル

低速左ヘアピンをツバキは果敢に攻め込み、低速S字は速度落とす事なく綺麗なラインで駆け抜けた直後アクセルワークで速度調節しながら低速左ヘアピンをクリア。

前にいる果林は低速コーナーはアクセル調節ばかりでツバキとの差が詰まりだし、中高速でもコーナーの数がぼちぼち増える為少しずつ差が詰まって行く。

果林とツバキ2人共負けじと果敢に中高速コーナーを攻め込む。

「普段非力で可愛い軽自動車はダウンヒルになると恐いモンスターに変貌するわね。さっきのスタートで差が離れていたのが嘘のように今後ろにいる」

「中高速コーナーとストレートはFTOが凄まじく速い。低速は確実に私が勝っているけど中高速は無駄の無いように少しでもあの車より速いスピードでクリアしないとストレートは絶対に負けてしまうわ」

暫く中高速コーナーが続いた後2連続ヘアピンへ突入し、果林はシビアにブレーキングしてる事を良い事にツバキはブレーキングで勝負を賭ける。

フルブレーキングからのヘアピンコーナーをドリフトで鋭くクリアするツバキ。

果林はブレーキングからのハイスピード四輪ドリフトするもツバキのカプチーノに届かず。

2連続目でも2台共同じく果敢に攻め込んでクリアする。

 

ギャラリーサイド ピーリスサイド

「私の時よりもコーナー攻める鋭さが更に増している」

「また進化してるよツバキ。どこまで進化するんだろ」

「奴は一戦毎に進化している。特に不利な状況になればなる程冴えて行く」

「普通なら不利だらけで萎えてしまうのに逆に集中力増すというのは無いと思う」

「それもそうだが、私は知らない間に奴のペースに呑み込まれていた。自分のペースで走ろうという意識を強く持ってしまうと気付いたら向こうのペースに呑み込まれる不思議な何かがある」

「そうだね。それに僕もその1人なんだよ。もしツバキの前に出たら後ろ見ちゃいけないと思う」

「バックミラーを見たら後ろの車の方に意識強く自分の走りに集中出来無くなるからな。かと言ってガン無視という訳にもいかない。見るとしたら相手の車が今何処にいるかの状況確認程度が1番だろう。だがその加減が難しい。相手が奴だったら尚更だ」

 

バトルサイド

2連続ヘアピン後ストレートになり、パワーを任せてツバキの横隣に並ぼうとするもスピードが大分乗っている為中高速コーナーで果林は一歩引かざるを得なかった。

「ダウンヒルではパワー無く、軽い車は凄まじわね。パワーのある車は全て出しきれない・・・・持て余してしまうのよね・・・・」

ここから中高速コーナーに入りツバキが勝りつつあるが果林は負けじとついてきている。

中高速が過ぎ、いよいよあのコーナーがやって来る。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。