公道最速伝説   作:迅海

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第35話 強者の座

いよいよ箱根名物のコーナーに突入。

右ヘアピンを程よくスライドさせてクリアするツバキとグリップ重視でクリアする果林。

左3連続直角コーナーでツバキは2連続の直角時に鋭いドリフトでクリア後最後の直角は進入前にブレーキを軽く踏み、スピードを緩める事なくその直後の右ヘアピンでスピードを乗せながら慣性ドリフトを決める。

果林は全てにおいて発揮出来ず、差がより開く。

「ここは私にとって泣き所。だけど差がこれだけ開いたとしてもこの先中高速過ぎればロングストレートに入るわ!ロングストレートに入ればモンスターからただの非力軽自動車になる!」

ツバキが逃げ切れば勝つ、逆に果林に追い付かれたら負けという状況になり、これは両者共油断が出来ない状況でお互い追い詰められている状況。

「絶対に捕まえる!この4G63エンジンなら絶対‼︎」

「コーナーは残るところ僅か・・・・逃げ切って見せる‼︎」

中高速コーナーで差は離れてるものの1m、2mでも少しずつ離したがるツバキと中高速はハイスピード全開4輪ドリフトで捕まえようとする果林。

ツバキはいよいよコーナーが無くなり勝負に賭ける所は無くなってしまい、後は運に賭けることしか出来ない所、果林は遅れてクリアしたのだが、視界には粒サイズのカプチーノが見えた。

 

ギャラリーサイド ノエルと真矢は偶々一緒であった。

「このコーナーでツバキに勝てる走り屋は絶対にいない。重要なのは車重なんだよね」

「私絶対完膚なきまで叩きのめされるよ・・・それどころかダウンヒルなら、ね。ヒルクライムやサーキットなら私の圧勝なんだけどさぁ」

「GTRと軽自動車何方とも極端に発揮しますが、サーキットやヒルクライムではカプチーノがどう足掻いてもGTRの圧勝です。まあ、コースによりますけどね」

「あははは・・・・・」

「ツバキちゃんの走り初めて見たけどいくら軽いからと言ってあそこまでは攻めきれない。危険の様に見えてもあの子にとっては『普通』なんだろね」

 

バトルサイド

ストレートに突入し、ぐんぐん差が詰まり出す。

差は詰まったもののゴール手前に右コーナーが待っている。

果林からして射程距離に入ったところ右コーナーに突入するのだが、パワーがある為シビアにブレーキングせざるを得ない所だがより限界ギリギリまで遅らせようとする。

ツバキと果林が2台タイミングよくフルブレーキングし、ツバキは綺麗にコーナーをクリアするも果林は無茶しすぎてしまい、アンダーを出してしまう。

こうしてツバキは朝香果林に勝利し、箱根の強者となった。

 

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