公道最速伝説   作:迅海

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第36話 次なるステージ妙義山

ツバキと果林の激闘大戦でツバキが見事勝利し、箱根の強者という名声を得て、ギャラリーが大興奮。

この熱興奮はしばらく収まらないだろう。

バトルを終えた2台はスタート地点のパーキングエリアに到着し、ツバキは紗夜達の元へ戻る。

「ツバキ、遂にやったな!!箱根のトップを倒しちまうなんてよ!!」

「ストレートはヒヤヒヤものだったけど流石としか言えないよ」

「もう箱根に敵はいなんじゃないか?」

「敵なしですなー。いやーツバキさん実にかっこよかったですよー」

「皆、ただいま。そして、ありがとう」

「これからはどうします?違う峠に行く予定とかはありますか?」

「そうね・・・他の峠にも行ってみたいという気持ちはあるにはあるわ。何処に行こうか迷っているのよ」

「現にツバキ、レベルの高い連中とやりあって勝ってきたんだからさ!今度は峠のトップ中のトップ集団十二王国に勝負挑んでみようぜ!」

「それ賛成ですなー。そーそー十二王国のメンバーでツバキさんが知っている人いるんですよー」

「私が知っている人?だ、誰の事よ?」

「妙義に行けば会えると思いますよー?」

「次は妙義に行ってみようかしら。モカのいう私が知っている人誰なのか知りたくなってきたわね」

「妙義は癖のあるコースですので今から行こうと言いたいのですが、明日にしましょう」

「そうだな。今日ツバキは大分疲れているだろうし、明日は妙義山攻めに行くとするか」

ツバキ達は解散して家に帰った。

 

ツバキ・愛華宅

「おかえり、ツバキ。そしておめでとう」

「ただいま、愛華姉さん。ありがとう」

「箱根最速の座を手に入れてどんな気持ち?」

「どんな気持ちって急に言われても・・・・でも嬉しい事よ嬉しいわね。この1年間走り込んだというプライド持ってるし、結果はトップの果林に勝てて嬉しかったわ。車で違う嬉しさを感じてなんだか世界観が広がったというか・・・・」

「そう、それなら良かった。これからどうする予定?」

「次は違う峠に行こうと考えてるわ。箱根だけじゃなくて色んな峠に行きたい」

「箱根で小さなステージに満足出来ないのね。でも良い事だよ」

「ありがとう愛華姉さん。明日から妙義に行くわ」

「そう、頑張ってね。今日は遅いから早く寝な」

「私、明日からもっと頑張るわ!おやすみ愛華姉さん」

「うん、おやすみ」

 

次の日の夜 妙義山

ツバキ達は早速妙義山に出没し、プラクティスをしている。

初めて走るコースでまだまだポイントを把握しきれてない紗夜達。

しかし、ツバキは二、三本走ってから箱根の時とは遜色無く綺麗なライン取りで駆け抜け、タイムも連続して良いタイムを叩きつけていた。

妙義は箱根とは違って低速コーナーだらけと言っても過言ではなく、ツバキには打って付けのコースとも言えるだろう。

だが、スタート地点の上りが入っている事にそこがツバキにとって泣き所である。

6、7本ぐらいで紗夜達は大分慣れて来た。

その中では紗夜と飛鳥の走りが安定し出す。

 

妙義山 パーキングエリア

「ツバキは此処を初めて走るはずのコースなのにたったの1日で2、3本ぐらい走っただけでこんなに綺麗に走れるなんて・・・・私なんて2、3ヶ月でやっとツバキの様な走り出来たというのに・・・・勘弁してよ」

「違う峠の中、短期間で箱根の時と遜色なく走れるって普通じゃありえないよね。まあもう1人いる事はいるけど・・・・」

「少なからずショックだよ。私達とは根本的に何かが違う・・・・箱根でツバキと走ったけど車がツバキの身体の一部なんじゃないかと感じた。普通1トンの鉄が自分の手足の様に動かせるのは先ずあり得ない。でも、ツバキは違う。けど此処で頭を貼っている以上背中を向ける訳に行かない・・・・」

「ツバキは素質として反則だけどノエルはエンジンが反則だよね〜レーシングカー用のエンジンを載せて公道走らせるんだからさ」

「ノエルってあのエンジンに手こずって濡れちゃったんだよね」

「マイ余計な事言わないで!!しょうがないじゃない!グループAのエンジン凄まじかったんだから!」

ノエルの頬が赤くなって取り乱す。

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