公道最速伝説   作:迅海

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第39話 東堂塾

妙義山 雨 パーキングエリア

赤のランエボ6とR33GTRがパーキングエリアに駐車し、車から久音とリサが降りた後2人はノエルを見かけてノエルの元へ向かうも表情が青ざめている。

「ど、どうしたのノエル!?それにマイは!?」

「それが・・・・・マイは今あの灯織とバトルしてるだよ‼︎」

久音が「灯織」という名を聞いた瞬間から顔がイラッとしながら舌打ちをする。

「何で塾生以外でもそいつの名前を聞かなきゃいけないよ・・・・・悪いけど今日は走る気分じゃ無いわ・・・・」

「あ、あの!ちょっと待ってよ!どうしたのいきなり!?それに『灯織』という名前を聞いた瞬間に舌打ちしたでしょ!?差し支えなければ教えてもらえる・・・・かな?それにさ、ノエルからは前に『ガンメタの32に間違えて喧嘩吹っかけちゃだめだよ』としか言われてないんだよね〜」

「良いわ・・・・私とあの子は東堂塾生なのよ」

「灯織、東堂塾だったんだ・・・・通りであの子の走りがプロの様な走りをしていると思っていたら、そうだったんだね・・・・」

「塾生の中で1位か2位のクラスよ。それに塾生達はあの子との試合を避けたがっている。私もその1人でもあるわ」

「ねえ久音、東堂塾ってどんな?」

「そうね、真矢クラスの実力までに鍛えられ、本格的ドライビングテクニックをスパルタ教育の場ね。中にはプロのレーシングドライバーになっている人がいるらしいわよ」

 

バトルサイド

「このレスポンスからしてスーパーチャージャーかな?低速コーナーでパンチが強い。ハチロクには理にかなったチューニングだと思うよ。ターボと同じ過給機でもスーパーチャージャーはクランクシャフトから直接の動力が得られる」

「スーパーチャージャーのメリットはエンジン回転の上昇してリニアに連動してパワーが得られる。ターボにはターボラグというズレがあるけどスーパーチャージャーは違う。どんな状況でもアクセルさえ踏んでしまえばフルに発揮する事が出来るんだ!」

低速コーナーで通常のハチロクとは思えないパンチの効いた攻めをしているのだが、天候が雨の所為でもあってR32と互角な状況。

もし晴れのコンディションだったらR32の弱点がじわじわと現れるようになってしまい、いくら灯織が高度な技術を持っていたとしても騙す事は出来ない。

「後ろの車凄いよ。こうなったらツバキの様な危険行為しないと行けないかな」

「晴れだったら32GTRのタイヤとブレーキが垂れて曲がれなくなってしまったり、制動距離が長くなる。雨は晴れと違ってタイヤが垂れにくい。けど、ボディの重さがネックでブレーキが垂れる・・・」

マイがさっきより果敢に攻め込む事に自分の首を絞めている事に気が付いていない。

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