妙義山 ダウンヒル
青いS13は呆気なくカプチーノに千切られてしまい、駐車出来る所を見つけて自分の車を駐車した後に自分のスマホを取り出してある人に電話を掛ける。
「もしもし、千聖先輩ですか?」
『あらたえちゃんどうかしたの?』
「さっき、ツバキ先輩とバトルしたんですけどね、雨でもお構いなしに攻め込んでて私の頭が変態になってしまいました」
『たとえがよくわからないけど取り敢えずツバキは雨にも高度な技術を身に付けているという事ね』
「そう!それです。千聖先輩凄いですね。私の言っている事が全部お見通しだなんて」
『あははは・・・・・』
「千聖先輩の言う通り報告はしましたよ。」
『ええ。ありがとうたえちゃん』
「いえ!何かあったらまた言ってくださいね」
千聖宅
(ツバキのドライビングテクニック、私の想像以上そのものね・・・・雨の中晴れの時と遜色なく果敢に攻め込むなんて常識的に考えたらありえないわ・・・・今日はもう寝ましょう)
朝 天候雨 羽丘
「昨日灯織が妙義に来るなんて思いもしなかった・・・・・」
「その灯織という子もの凄いテクを身につけていたよ。車の事を知り尽くしてて性能をフルに活かすスタイルだね」
「灯織はミスはしない子で32GTRの重いボディでありながらタイヤとブレーキの負担をコントロールする事が出来る高等技術の持ち主だよ」
「そうなんだ。灯織って子また来るのかな?会ったらお手合わせ願いたいんだけどさ」
「今日はわからない。もしあの子とバトルしたいならもみじラインに行けばバトル出来るよ?一応言っておくけど半端じゃなく手強い相手」
「そうなんだ。まずタイヤとブレーキの負担をコントロール出来る様にしないとだね〜」
「もし、ツバキと灯織がやり合ったらどっちが勝つと思う?」
「難しい質問だね・・・・どうなんだろう、灯織が負けるのは想像出来ないし、ツバキが勝ってもおかしくないからなんとも・・・・見てみたいのは事実だね」
同時刻 花咲川
カジュンは今日も同様体調不良だが、昨日よりは多少マシ程度で教室が騒がしい中授業始まるまで自分の机で突っ伏して寝込んでいる。
「これだけ騒がしいというのにその中で寝れるだなんて驚きですね」
「カジュンちゃん雨になると体調不良になっちゃって見てるだけでも辛いよ・・・・今日は雨のち晴れみたいだけどその時はどうなんるんだろう?」
「そこは何とも言えないわね。晴れが近づいたら少しは楽になるんじゃないかしら?」
「そうなると良いのですね」
「晴れればきっと体調良くなると思うよ」
「ですね。今夜はどうなるのでしょうか?夜までに路面は濡れたままか、それとも乾いているか」
「今日晴れるタイミングが早かったら乾いていると思うわ」
こうして時間が過ぎて行き、3時間目の授業が終わりを迎えつつの頃に雨が弱まって数十分後に雨が止んでもまだスッキリとした気持ちの良い天気では無いが、カジュンの体調が良くなりいつも通りの調子を取り戻せた。
「ツバキさん・・・・昨日は本当に何から何まで申し訳ないんですの・・・・少しずつですが、ようやくいつもの調子に戻って来てますの!」
「良かったわね!カジュン!治ったばかりだから無理しちゃダメよ?少しずつで良いから慣らしていきましょ」
「そんな!昨日はツバキさんに助けられてばかりでしたから・・・・」
「無理して体調崩したら元も子もないわよ・・・・だからお願い無理はしない事。良いわね?」
「は、はいですの・・・・」