公道最速伝説   作:迅海

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第43話 もう2人の箱根エース

妙義 スタート地点

松山ダリアのマシンはフェアレディZの33型でスタート地点に並び、続いてツバキのカプチーノをZ33の横に並んだ後2台共空吹かしを開始したのと同時に紗夜がカウントを始める。

「それではカウントを始めます!!5!!4!!3!!2!!1!!GO!!!」

紗夜がGOサインしたのと同時に2台がスタートするも排気量と馬力の高いZ33が前に飛び出し、序盤は上りが混じっている為ツバキにとっては泣き所ではあるが、上りが過ぎればゴールまでダウンヒルの低速コーナーへ突入してしまえばツバキにとっては泣き所は無いに等しい。

「上りではパワーあってナンボだけど下りに入れば本当の勝負が始まる・・・・私に見せて。ピーリスやシャルロット、果林を倒したその実力を」

「焦る事なんて無い。序盤は上り坂になっているけれど上りきったら低速コーナーのダウンヒルに突入するわ。箱根とは違って妙義は中高速コーナーやストレートが無く、カプチーノの足と軽量がフルに発揮出来る。でも相手は箱根のエースの1人油断は禁物ね」

カプチーノとZ33の差は絶望的に離れているもののダリアはいよいよダウンヒルに突入してからブロックの体制に切り替える。

「妙義の上りなんてほんの一瞬に過ぎない。ダウンヒルで苦もなく取り返される。ここの道幅が狭く、図体大きいZ33なら追い抜きはほぼ不可能。いくら軽量を武器にしている小さいカプチーノでもね」

遅れた形でツバキもダウンヒルに突入後いよいよ本領発揮し、ダリアよりも速い速度でコーナーを駆け抜け、差が大きく離れていた距離がどんどん詰まって行く。

「差が詰まってる。ツバキの車が近づいてきている」

 

一方律サイドでは

ツバキ達がパーキングエリアで会話している最中いつの間にか律は奇妙なMRSに抜かれてしまい、コーナーの攻めがとてつも無かった。

「ミッドシップ使いは本当に高度なテクを持つよな・・・・すげーよ本当」

律とMRSは麓まで降りて、パーキングエリアに戻りそれぞれ自分の場所に着こうとするもMRSのドライバーは紗夜達の元へと向かう。

「ねえ、ツバキちゃんはいつになったら来るのぉ?」

「今ツバキはバトルをしています」

MRSのドライバーは自分が走っている最中、ツバキがやって来て誰かとバトルしている事にショックがとてつもなく受けてしまう。

「あ、私行き違えたって事!?」

「正確に言えばそうなりますね。間が悪かったとしかありませんね」

「そんなああああ」

「それにしても会えなかった2人の箱根のエースが妙義山にやって来るとわな」

「2人!?もう1人は!?」

「そのもう1人が今ツバキとバトルをしています」

「ダリアちゃんに先取られてしまった・・・・・」

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