公道最速伝説   作:迅海

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第50話 腕試し

模擬戦を終えていよいよあんじゅとノエルがバトルが始まり、それぞれの車がスタート地点に並んだ後リサがハチロクとMRSの間に立ちカウントを始める。

「それじゃあカウント始めるよ!!5秒前!!4!!3!!2!!1!!GO!!」

リサのGOサインと同時に2台の車がスタートするのだが、あんじゅのMRSはMRプラスK20A換装で戦闘力が増している為圧倒的な力で前に飛び出すもノエルのハチロクはただの4AGEとは違ってグループA競技用4AGEに載せ換え済みでノエルはノエルで負けじと20MRSを追いかける事に。

「やっぱり通常の4AGEとは違うわよねえ。グループAを載せ換えてそれぐらいやってくれなきゃ張り合いがないわあ」

「スタートダッシュでVTEC MRSに負けるのは目に見えていた。けど1万回転まで回る(グループAエンジン)今のハチロクなら本格ダウンヒルに突入してしまえば勝負掛けれる!」

 

ツバキサイド及びギャラリーサイド

「紗夜、行くわよ?準備は良い?」

「ええ。いつでも大丈夫です」

ツバキはタイミングを見計らって後から飛び出して2人のバトルしてるのを後から追走した事にギャラリーは動揺する。

「ちょ!?ツバキが紗夜のFDに乗って三つ巴バトルのつもり!?」

「箱根のエースと十二王国のバトルに見せかけてツバキが待ったをかけるだなんて・・・・今夜は偉いバトルになりそうだ!!」

「いや、それは違う。ツバキの走り本気じゃないし、あくまで立会人の立場と考える」

「じゃあ何が目的なんだ?」

「このバトルに何かが引っかかってるから直接見ようとしているんじゃないか?」

 

バトルサイド

上り坂でエンジンのトルクが太く、ミッドシップという大きなメリットを活かしてコーナーをとことん攻め込むMRSと高回転型エンジンと軽量ボディをフルに活かし切り、とことん煮詰めるだけ煮詰め込んで仕上げた足回りのセッティングで果敢にコーナーを攻め込んで両者引けを取らないコーナー勝負の中やっとの思いでツバキは2台の車に着いて行けるようになり、バトルの妨げにならない様に距離を距離を取っている。

「後ろから改めてよく見るとノエルの腕と車の出来上がりは完璧に近いわ。それにVTECエンジンと対等に戦っている時点で重大な事件よ」

「おそらく高回転型エンジンに載せ換えたと私は睨みますね。腕と車の仕様がとても理に叶っています」

「ここではノエルが頭を張っているコースでもあるからいくらあんじゅのMRSの仕様が良く、腕も立つドライバーだけどどこまで通用するかしらね」

上り坂が終えてここからが本格的ダウンヒルに突入後ノエルが本領発揮してあんじゅに攻撃的態勢に入る。

「妙義は3ナンバーサイズの車が前に出てしまったらボディが大きくて手も足も出れないけれど5ナンバーサイズ同士ならドッグファイトを繰り広げる事が出来る」

「ダウンヒルに突入してからハチロクが攻撃的になって来たわ。けど、私のはMR。貴方のFRより限界が高いんだからコーナーで負ける訳には行かないわよね?ハチロクやカプチーノなら尚更ねえ」

ノエルは感情的な物はなく冷静に対処して後ろのポジションで相手の車がどんな仕上がりか?ドライバーの癖をよく観察してから相手が不利なセクションをとことん突っつくか、自分が100%本領発揮出来るセクションできっちり相手を負かす合理的主義者で今のノエルはあんじゅとMRSの特徴を見極めている最中。

 

ギャラリーサイド ピーリス

「ピーリス的にこのバトルどう見る?」

「普通なら走り込んでいるコースでの熟練度の差が大きいのだが、あんじゅはそれなりに乗れていたから今現状互角に渡り合っているだろう」

「箱根の時と違和感なく走れているし、車としても腕もそんな大差無いと思うよ。峠なら」

「K20Aエンジンに換装した状態でサーキットなら間違いなくさよなら勝ちは間違いないな。鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎが主に。筑波サーキットは微妙だが」

「問題は妙義の十二王国は心理戦が得意と聞いたけど、あんじゅには辛いかな」

「勝負仕掛けられる時どう対処するか今回のバトルのポイントと言っても良いだろう」

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