公道最速伝説   作:迅海

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第63話 絶望感

妙義でノエルとの激戦を終えてから各自解散して帰る事にした。

ツバキは家に着いたもののその時愛華は不在で帰って来た時にいつでもご飯食べれるように支度してからそのまま寝りにつき、数時間経ってから愛華が帰ってくる。

(ツバキは一戦毎に走りの鋭さを増しているね。バトルを始める前はただ上手いだけで何かが足りない物があったけどバトルをする事でそれらしくなっている。ふふっ)

愛華はカプチーノを眺めながら心の中で思っていた事を告げた後家の中に入り、ツバキが愛華の為に作ったご飯を食べて一緒に寝た。

 

翌朝 ツバキ・愛華宅

「おはようツバキ」

「おはよう愛華姉さん」

「昨日十二王国とやったんだって?」

「うん。ノエルは果林以上に強かったわ」

「みたいだね。で?どうする?違う峠行くとしたらどこ行くとか決めた?」

「そうね・・・・愛華姉さんが走り込んでた榛名にしようかなと考えているわ」

「そう。あそこを走るなら一つだけアドバイスがある」

「アドバイス?」

「榛名をプラクティスで妙義の時以上に走る事と時間がある時徒歩で路面状態を確認してごらん」

「わ、わかったわ(徒歩で路面状態を確認・・・・愛華姉さんが言うには何かあるわね)」

「特に徒歩で確認したら何か見つかるはずだよ」

「ありがとう。やってみるわ」

 

羽丘

昨日の妙義でノエルはツバキに負けたもののとても上機嫌で登校。

教室でリサとマイは負けた事にショックが大きいのでは?と心配していたが上機嫌なノエルがやって来てから、落ち込んでる様子がない事にわかったリサとマイは安心していた。

「おはようノエル。昨日のバトル負けたショックで登校拒否するかと思ったよ」

「頭を張っているコースで2、3日そこらで走った相手に負けるの屈辱的かもしれないけどどうだった?」

「走り込んでたコースで負けたのはショックだけどそれ以前に忘れられないバトルで今まで以上の爽快感のある充実した日だったよ!」

「それなら良かった。雨でもツバキが強いのはこれでまた一つ証明されたんじゃない?」

「うん・・・・ツバキに天気なんて関係ないよ。私達とは根本的に何かが違うし、昨日のバトルで思った事がある。頂点に立つドライバーはほんのひと握りしかいない。ツバキはその1人かもね」

 

夜 榛名山

今夜まだツバキは榛名を走っておらず、ある榛名のダウンヒルで白のシビック タイプR FD2と青色のアルテッツァが激闘中。

アルテッツァは全開走行にも関わらず、後ろのFD2は余裕を咬まして煽りながら弄んでいることが脆に出ている事にルームミラーを見てそれを知ったアルテッツァのドライバーはイラつき始めてしまう。

「ふふ、ふふふふふふ!ほら!もっとアクセルをふめ!ストレートで抜かれてしまうぞ!」

「速い・・・・速過ぎる!!流石ホンダ自慢のVTECだわ・・・・」

ロングストレートに突入直後にFD2がアルテッツァをストレートで打ち抜き、そのままパワーをフル発揮して差がどんどん離れてしまう。

 

ギャラリーサイド

「こちらスケートリンク!!今FD2が珠緒を離して通過!!遅れて珠緒が通過しました!!」

『そんな!?榛名でトップクラスの実力を持つ珠緒さんが千切られるなんて!?』

「こう言う場合車が凄いのか腕が凄いのかどっちなの!?」

「仮に腕が互角として考えるとしたら車の差が大きいでしょうね・・・・・」

「FD2・・・・反則中の反則マシン・・・・」

 

バトルサイド

スケートリンク通過後に多くのコーナーに突入するもアルテッツァに抜き返すチャンスなど絶望的の距離でFD2はコーナーをハイグリップで果敢に攻め込み、距離が絶望的であってもアルテッツァはFD2に負けじとコーナーを攻め込むんでも状況は変わらず、呆気なくFD2の勝利として終わるも、ギャラリー達の空気はとても重苦しかった。

 

麓地点

「メイファン=ラピスラズリ・・・・・いろは坂で名のある走り屋と聞いたのだけれど噂以上ね。その嫌な性格も」

「ふっ!アルテッツァが榛名トップクラスと聞いてわざわざ来てやったと言うのに蓋を開けたらこのザマか!?とんだ拍子抜け、いや想定内だな。榛名はアルテッツァごときで負けると言う事は低レベルなんだな」

「珠緒先輩を侮辱するなんて許せません!!私とバトルして発言を撤回して珠緒先輩に謝ってくださ、」

「塁ちゃん相手にしたらあの人の思う壺よ。私だって許せないけど、今は堪えて!」

「ですが絢辻さん・・・・わかりました・・・・・」

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