公道最速伝説   作:迅海

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第65話 執念

榛名 ダウンヒル

塁が第一コーナーをクリア後にメイファンはスロースタートして走り出すも差として大きく開いているのにも関わらず、普通なら走り慣れてないドライバーが走り込んでいるドライバーにハンデを与えてしまうと自分の首を絞めて焦り出すが、メイファンは余裕のある表情でコーナーをクリアして行く。

逆に塁はハンデを与えられた屈辱と珠緒の侮辱発言に対するイラつきの所為で気持ちとして追い詰められたいる状態でロングストレートに突入。

 

ギャラリーサイド スケートリンク

「こちらスケートリンク。塁ちゃんが今独走で通過しました」

『そう・・・・』

「その反応だと絢辻さんも同じなんですね」

『そうだね・・・・塁ちゃんはこのまま逃げ切るのは絶望的、かな・・・・』

「準備はしとおいてくださいね」

『もちろんそのつもりよシノア』

シノアと詞が通話中にFD2が通過する。

「うそ!?もう早くにもFD2が来たよぉ!!」

 

バトルサイド

「いつも走っているコースの筈が今日に限ってゴールが遠く感じる・・・・・後ろからの灯りが照らしてるという事は着いて来始めているという事!?」

ロングストレートを通過した塁はルームミラーを確認する時にFD2は見えないものの灯りが照らしてる事により焦り出しているところ、メイファンはハンデを与えていた影響で遅れてストレートをクリアして複数のS字コーナーに突入してからどんどん差を詰めて行く。

複数のS字コーナーを終えた右ヘアピンのセクションで完全に射程圏内に入ってしまい、そのままクリアするのだがメイファンは何か違和感を覚える。

「セラはここまで回るか?いや違う。セラ正規エンジンじゃない。4AGに載せ換えて高回転型仕様にしたか」

ヘアピン後には高速コーナーになるのだが、K20Aエンジンの排気量を活かしてFD2が前に出る。

4AGセラはFD2に抜かれてしまうも負けじと着いて行くも、距離が微量に離れかけていてコーナーに突入しても差は変わらずにこのままメイファンの勝利し、塁は無念の敗北を迎える。

 

麓地点

「私を倒した程度でいい気になってもらうのは困ります・・・・!!榛名でまだ、まだ!私以上に速い人達がたくさんいます!」

「ふっ!負け犬の遠吠えはいつ聞いても虚しい物だな。だが貴様のセラは何故か知らんが気に入った」

メイファンは去りその最中塁は無言でメイファンに睨み付けた。

「・・・・・・・」

 

スタート地点

「塁が負けたみたいね・・・・・私が行くわ」

「詞ちゃん・・・・・お願い」

「珠緒ちゃんと塁ちゃんの仇を取って見せるよ」

丁度FD2がスタート地点に戻り、メイファンはFD2から降り出す。

「次は誰が相手だ?」

「私が相手になってあげるわ」

「S14か、セラやアルテッツァよりも骨がありそうだ。期待を裏切るなよ?」

「それはこちらのセリフ。さ、始めましょ」

S14とFD2がスタート地点に並んでから絢辻はメイファンにスター方式をどうするか質問する。

「スタート方式はどうする?さっきの同じでハンデ?」

「いや、その必要は無い。グリッドスタートで構わん」

「そう。ならそれで行きましょう」

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