公道最速伝説   作:迅海

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第66話 2LのNAとTURBO対決

榛名 スタート地点

シノアがFD2とS14の真ん中に立ち、カウントを始める。

「カウント始めますよぉ!5!4!3!2!1!GO!」

シノアのGOサインを出したのと同時にFD2とS14のスタートダッシュを決め込み、FRで圧倒的なS14が前へ飛び出す。

「あのFD2意図的に後追いを選んだ見るわ。『いつでも前に出られますよ』というスタートの仕方だったわね」

「精々楽しませろよ。ここを走り込んでいる貴様のその走りを見せてもらうぞ」

第一コーナーで駆動対決に持ち込み、FRのS14は車を程よく滑らせ、FFのFD2はハイグリップ走行で堅実に攻め込んで行き、S14の絢辻は無駄なスライドをしてないお陰でパワーロスせずにスムーズにクリアしたのに対してFD2のメイファンは無駄な事はしておらず、只々堅実に攻め込んでコーナーをクリアした2台の結果はS14とFD2の距離差は変わってない。

「ターボなんて効果が出る事に鈍く、コーナーでやたら無駄なスライド出てパワーロスの激しい碌でも無い部品だがあの14ターボの使い方を理解している動きだ」

「やるわねあのFD2のドライバー。大体ホンダのTYPE R乗りってやたらイキり乗りが多いけどメイファンは違う。今の私は本物のTYPE Rと勝負していると言っても過言ではない」

第一区間は2台の状況は何らかの変化無くやり過ごしながら第二区間に突入してから2連続ヘアピンでも何もせずにやり過ごしたように見えるが、最後の左ヘアピンで絢辻は立ち上がり重視で駆け抜けた。

左ヘアピン時に立ち上がり重視で駆け抜けたのはそこからロングストレートに突入する事を見越していた為少しでも距離を稼ぐ作戦を実行する絢辻。

絢辻が立ち上がり重視に変更した後メイファンとの差が少しだけ離れていき、ぼちぼちと差が開き出すもメイファンは負けじとスリップストリームを使って追いつこうする。

 

ギャラリーサイド スケートリンク

「こちらスケートリンク!!今詞とシビックが通過した!!シビックがピッタリと詞にくっついている!」

『そうですか。やりますねあのシビック。報告ありがとうございます』

「ここからは勾配が急激にやってくるのと同時に序盤のが嘘のようにコーナーが襲いかかる。FFで高等技術を身につけてる中NAとなると詞にとっては泣き所」

「で、でもさ!詞はターボを上手く使うじゃん!そう簡単にはやられるなんて考えられないよ!」

「そうだね・・・・だけどこの先どうなるかわからない」

 

バトルサイド

「ストレートでも着いていける・・・・流石K20Aエンジンね」

「ふっ。ストレートで同じ排気量だとターボが有利である筈が、NAがちゃんと着いて行けるとはな。ゾクゾクしてしまうじゃないかK20A・・・・・」

ロングストレートを通過途中にメイファンはラインを変えずに走行車線側に走り込んだ所為で絢辻は自分のラインを描けずに只々逆走側の車線で走る事しか出来ないまま横二台並んだ状態でS字複合コーナーに突入。

「ッ!!FD2が走行車線側に居続けている所為で自分のラインが描けない!」

「コーナー勝負に入ってしまえばインだろうがアウトだろうが何処からでも抜きに行けるんだぞ!」

両車とも譲らずピッタリ2台が並んだまま複合コーナーを果敢に攻め込みながらクリア後に右ヘアピン前で2台が息合うように同時にフルブレーキングをしてから右ヘアピンへと飛び掛かる。

「ツゥッ!!この状況だとブーストが掛からない・・・・」

「ブロックしてしまえばご自慢のターボが発揮出来んだろ!?ターボがNAに勝つなど有り得ん。NAが絶対だ!」

メイファンのFD2が1枚上手だったようでアウトサイドで少しずつメイファンが前に出始めた後に絢辻のS14シルビアをブロックしながらコーナーをクリアし、ブロックされてしまった絢辻はターボ車の泣き所であるターボラグが生じた事を機に完全にメイファンが前に出てしまった。

抜かれてしまった絢辻は抜き返すチャンスはあるのだろうか?

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