公道最速伝説   作:迅海

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榛名に突入したのでどうせなら「秋名のハチロク」ならぬ「榛名のハチロク」を出してみました。
例のとうふ屋のハチロクですw


第71話 とうふ屋のハチロク

第71話 とうふ屋のハチロク

愛華が家え向かい、目的地に到着したものの駐車場にはツバキのカプチーノが無くなっていた。

念の為家に入って確認するも、当然ツバキの姿は見当たらず、今何処にいるのか愛華は確かめるべくしてツバキに電話を掛けても繋がらない。

愛華はただひたすらツバキからの折り返し連絡来るのを待つ事にしていたが、置き手紙がある事に気付く。

 

     榛名に行って来ます。走り終わったら直ぐ帰るね。

     ツバキ

 

「何事も無いと良いけれど。連絡が来ないなら余程の事じゃない限り大丈夫だと思いたいかな」

愛華は何かと心配し、義妹が無事に帰ってくる事を祈るしか出来ない。

 

 

榛名山 

愛華とメイファンがバトルしてた時は大賑わいだった筈が、ツバキが榛名へ向かった時はそれが嘘のように殺風景で無人状態の中、前方に1台の車が走っている。

前方の車のドライバーが後ろからツバキがやって来る事に気づいた。

「後ろに1台やって来る。車種何だ?」

カプチーノと前方の車の距離の差が近づき、ツバキはハチロクだと気づく。

「前方の車はノエルのハチロクかしら?」

「暗くてわからないけど譲る気分じゃないよな・・・・榛名のダウンヒルなら!!遠慮しないぞ・・・・100%の全開モード!!」

「ペース上げた!?だったら話しが早いわ。私はただ追いかけるだけよ!」

ギャラリー無人のハチロクとカプチーノがバトルを繰り広げる。

ツバキはハチロクを追い掛けている中、早速ながら違和感を感じた。

「このエンジン音・・・・確かノエルのハチロクもその音を出していたわね。ノエル以外にレース用エンジン使う人がいるなんて。コースもそうだけど前のハチロクのドライバー、ノエル以上に知り尽くしているわ!」

「ストレートはこっちが上でコーナーなると食い付いて来る!今まで榛名で出会って来た中で何かを感じる」

ロングストレート突入前の2連続ヘアピンの右ヘアピンでハチロクがドリフトを決めた時にツバキある物を見てしまう。

「運転席のドアに『藤原とうふ店』!?このハチロク配達帰りだったかしら?それにしても私は本物のドリフトを目の当たりしている気分ね。とうふ屋のハチロクが自分の手足のようにコントロールしているわ」

お互いの2台は初対面である筈なのに、意思疎通が合うようにカプチーノとハチロクの芸術的なツインドリフトを繰り広げる。

が、しかし此処からロングストレートに突入してしまい、排気量と馬力の差で離されてしまう。

とうふ屋のハチロクが先にロングストレートを通過し、S字複合コーナーに突入し、遅れてツバキのカプチーノもS字複合コーナーに突入する。

S字複合コーナーに突入してからロングストレートで離されてたのが嘘のようにカプチーノがハチロクに張り付いた。

「こうなりゃ奥の手を使って意地でも振り切ってやる!!」

2台の車がS字複合をクリアし、右ヘアピンでハチロクが排水路の溝をタイヤに引っ掛ける溝走りでツバキを千切ろうとするもツバキはそれを見てしまい、ハチロクと同じ事をやって一発で成功してしまう。

「ウ・・・ソ・・・だろ・・・!?溝落としを平気で使うなんて」

「愛華姉さんが言いたかったのはこの事かしら?」

右ヘアピンクリア後の高速コーナーを攻めている最中ツバキのカプチーノから異音が発生し、それをいち早くツバキが気付いてハザードを点けて減速をしてしまう。

「な、何!?何か変な音がしたのだけれど・・・・それにチェックランプが点いてしまったわ。恐らくファンベルトね・・・・オーバーヒートかバッテリー上がる前に直ぐにエンジン切らなくては・・・・・」

車を止めてメーター周りを確認したらバッテリーマークが点灯していた。

ハチロクのドライバーがカプチーノのハザード点滅に気付き、思わずカプチーノの元へ向かった。

「だ、大丈夫か!?」

「私は大丈夫ですけどカプチーノが急にトラブルを起こってしまいまして・・・・どうしよう・・・・・」

「俺携帯持っていないけど君、携帯持ってるかな?良かったら俺の親父に電話するけど」

「いえそんな!?初対面ですし迷惑じゃない、ですか?」

「そんな事ないけど?親父の知り合いが工場あるみたいだからそこで見てもらう方が早いんじゃないか?それに女の子だし・・・・長時間レッカーを待つかもしれないだろ?」

「そ、そうですね・・・・すみませんが、お言葉に甘えさせていただきます」

ツバキは自分のスマホをハチロクのドライバーに渡し、ツバキからスマホを渡されたハチロクのドライバーは自分の家に電話を掛ける。

 

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