公道最速伝説   作:迅海

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ちょっとだけ拓海と愛華のカー漫画同士のお話しを交えました。


第72話 宿泊

榛名山

『はい、藤原とうふ店』

「あ、親父!」

『なんだ拓海か。まだ配達終わってないのか?』

「まあ、その事なんだけど帰りの途中後ろの車がトラブルが起こってんだ」

『ああ、そう。そんなもんは知らねえよ。用が以上なら切るぞ』

「待てよ親父!!その車のドライバーが女の子でさ。いくらレッカー呼んでも時間かかるし、1人にさせるわけには行かねえだろ?」

『何?女の子だって?まあ女の子となれば1人にさせるわけにも行かねえな。今何とかすっからそれまで側に居てやれ』

「ああ。ありがとうな親父」

ハチロクのドライバーこと藤原拓海は父親との電話を済ませた後ツバキにスマホを返す。

「親父が何とかしてくれるみたいだからもう少し待って」

「何から何まで本当にありがとうございます。自己紹介が申し遅れました。私はツバキ=ヤヨイです」

「藤原拓海。所であんたは何処から来た?」

「え、ええと・・・・神奈川から、来ました・・・・」

「ウソだろ!?それだったら尚更だよ!」

「そうです、よね・・・・拓海さんのハチロクってレース用エンジンですか?」

「まあそうだけど。何でわかったんだ?」

「ハチロクに乗っている友達もレース用エンジンを使っていまして、音を聞いた瞬間レースエンジンだなと思いました」

「ふぅん。それにしても此処で溝落としが出来る走り屋がクソ親父以外にもいたんだな」

「あれはまぐれです!拓海さんがやらなかったら私出来ていませんでした!」

「俺のを見て一発で出来ちゃうなんてな・・・・何だか自信無くすよ・・・・俺」

「な、何だかごめんなさい・・・・」

「いや、謝る事じゃないよ。最近此処で負けちまったしな・・・・」

「え!?本当ですか!?」

「ああ・・・・さっき電話したクソ親父にツバキちゃんがやったあの場所でやられたんだ・・・」

拓海とツバキは話しているうちに1台の積載車が上って来た。

積載車のドライバーは中年で目が閉じている様に見える細目である。

「よお。トラブってる車はそれか?」

「親父!」

「は、はい。夜分遅くに申し訳ありません。わ、」

「話しは後ださっさと載せるぞ」

ツバキが謝罪と自己紹介しようとするも拓海の父が話しを遮るかのようにカプチーノを積載車に載せる作業に取り掛かる。

「拓海、その姉ちゃんを泊まらせろ。今日は遅いしな。コイツは政志」

「ああ。わかった。それじゃ行こっか」

「すみません。本当に何から何までありがとうございます」

手際が良くスムーズに作業を進めてあっという間にカプチーノを積載車に載せた後に去り、ツバキは拓海の助手席に乗り込みんでからハチロクも走り出す。

 

藤原とうふ店

拓海の家に到着後2人は家に入り込む。

「お邪魔します」

「適当に座っていいから」

「ありがとうございます。あの・・・私姉に電話しますね」

「ああ」

ツバキは拓海に一言いってから義姉にどういう状況なのかを説明する為に電話をする。

「もしもし、愛華姉さん」

『もしもしツバキ。今何処にいるの?』

「さっきまで榛名にいたけれど走っている途中でカプチーノがトラブル起こってしまったの・・・・・一緒に走ってくれる人が偶々榛名にいてその人に助けてもらったわ。カプチーノが今どんな状況かなんとも言えないからいつ帰れるかわからないわね・・・・」

『ツバキが無事で安心した。帰った時には居なかったから心配はしたけどね。今ツバキを助けた人いる?』

「ええ。今その人の家に居るわ。変わるね」

ツバキが拓海に自分のスマホを渡す。

「もしもし。藤原拓海です」

『岬愛華です。義妹が榛名でお世話になってます。車がトラブル起こった時に助けてもらい、ありがとうございます』

「いえ!俺は偶々ツバキちゃんと遭遇してその時で初めて知り合っただけですよ!」

『そうですか。義妹の車が治るまでの間ご迷惑をかけますが、よろしくお願いします』

「こちらこそよろしくお願いします」

「しばらくの間よろしくお願い致します。出来る事があれば何でも言ってくださいね。私、料理や家事には自信がありますから!」

「こちらこそしばらくの間よろしく」

 

鈴木自動車

「悪いな政志。急で」

「相変わらず文太は急なんだからよ。それにしてもこのカプチーノ相当エンジンやりこんでんな。足も本格的に入れてる。急にチェックランプ点いた原因はF6Aでよくあるベルトだな。次いでにオルタでも変えるか!」

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