公道最速伝説   作:迅海

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第5話 タッグバトル

箱根 パーキングエリア 夜

ノエルサイド

「正真正銘のツバキだった・・・・」

「ツバキもそうだけどまさか紗夜もやってたなんて驚きだよ。あの2人だとストリートレースなんて嫌悪しそうだし」

「そうだね。あの生真面目な子がまさか、ねぇ」

「ツバキである以上どんな走りをするか確かめないと」

 

ツバキサイド

「肝心な時に律のインテグラがミッション壊れて今に至るんだ。私の名はカガリだ。今回はよろしく頼む」

「私は田井中律な!よろしく!」

「僕は二宮飛鳥」

「青葉モカでーす。ツバキさんとは中等部振りですかねー?ノエルさん達元気ですよー」

「ツバキとモカ知り合いか?」

「え、ええそうなるわね」

「いやー世界って広いようで狭いですなー。話しはこの辺にして、今回タッグバトルなんですけどー、こちらのチームとあちらさんのチームでやりあってそれぞれ1on1でやりあう感じなんですよー。勝ち負けはどっちが多く勝てばそのチームの勝ちになりますねー」

「最初は私から行こうかしら」

 

紗夜サイド

「ツバキが最初に行くなら私が出ましょう」

「あの子とは一体どのような関係?」

「・・・・そうね、ただのクラスメイト、とでも言っておくわ」

「何その意味ありげな言い方」

紗夜は自分のFDへと乗り込み、スタートラインを立てた。

ツバキも同じくカプチーノを持ち込んで紗夜の横隣に並べる。

「ツバキって奴車はカプチーノか。面白そうなバトルになりそうだ」

 

紗夜とツバキ、合図と同時にスタートする。

発進はどうしてもカプチーノは弱いのは当然。

FDは全てにおいてコントロールが難しく、人を選ぶマシン。

だが、スタートは上手く決まった紗夜である。

コーナー突入し出すもツバキが断然有利でFDとカプチーノの差はべったりくっ付き、一歩でも間違えれば追突事故になりかねないぐらいの距離へと詰め、ブレーキング時お互いの呼吸が合っている為追突事故は無い。

FDの割には堅実で素直な走りをする。

腕なのか?それともそういった車を作っているのか?

ツバキはいち早く違和感を感じていた。

(妙ね・・・・愛華姉さんのFDはこんなに素直じゃないのに、紗夜のFDはやけに素直に走るわね)

(軽自動車は下りになると化け物マシンへと変貌しますね・・・それにツバキがここまで攻めるとは正直驚いています・・・)

ツバキは軽量を活かして果敢にコーナーを攻め、紗夜を追い詰めようとするも、紗夜は基本を忠実に安定して攻めている。

緩いコーナー続きからの二連続ヘアピン後のストレートに突入し、緩いコーナーの入り口に紗夜のFDに異変が起こる。

段差のショックの影響からなのか?一瞬にしてFDの姿勢が崩れて出し、パワーロスしてしまう。

(そうか!そういう事なのね!紗夜のFDが堅実に走れるのはタービンがシングルにしてるから!シングルは堅実に走らせると凄まじく速いけど、ほんの少しでもミスをすると脆くなる!)

(っ!!私とした事が・・・・あのミスでおそらく勘づかれたのでしょうね。私のFDが・・・・)

 

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