公道最速伝説   作:迅海

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第79話 白鷺千聖の目的

第79話 白鷺千聖の目的

榛名山 ダウンヒル

右ヘアピンをクリア後にストレートに突入し、カプチーノとセルボとの距離がガラ空きであるもののエンジン発揮でセルボが少しずつ差を詰めようとするも距離が離れたままツバキの勝利で終わった。

 

榛名山 麓

バトルを終えたツバキは麓の駐車場へ向かい、皆んなの元へ戻った。

 

「さっすがだぜツバキ!あのシエルって奴を簡単に倒しちまうなんてよ!」

 

「簡単って言われても・・・・・シエルという人とても強かったわ。あの人の全力とは思えない・・・・今回は何の目的かはわからないけれど次会ったら本気でやってみたいわね」

 

「僕も走った口だから言えるけどシエルは全然本気出してない。ツバキにも本気出さないという事は相当腕があるんじゃないかな」

 

「シエルの本気いつか見てみたいですな〜。それにしてもツバキさんとバトルするよう命じた人誰なんですかね〜?」

 

「シエルを送り込んだ人物は恐らくシエル以上の腕を持っていると見ますが、ツバキに心当たりありますか?」

 

「私は何も知らないわ。何故私なのかしら?」

 

 

シエルサイド

遅れてゴールしたシエルは麓のパーキングエリアへ向かわずお構い無しに素通りをした。

何処か駐車出来る場所を探し、しばらくしてから駐車出来る場所を見つけた後自分のセルボを駐車させた。

駐車させてからエンジンを切って自分のスマホをポケットから取り出して電話をする。

 

「もしもしシエルです。先程ツバキ=ヤヨイとバトルをしました。千聖さん」

 

ツバキとバトルするよう依頼した人物の正体は白鷺千聖であった。

 

『お疲れ様シエルちゃん。どうだったかしら?ツバキの実力』

 

「ええ。彼女からは私達に違う何かを持っている事に間違えはありません。また走る機会があったらまたもう一度走りたい思いですね」

 

『ツバキが車に乗り換えてから、ね』

 

「その時はGDBでキッチリ落としますよ」

 

 

千聖サイド

「そう」

 

「千聖さん、最近コソコソとツバキを監視している様なのですが貴方は一体何を企んでいるんですの?」

 

シエルと電話している最中に千聖の真後ろからカジュンが現れる。

 

「か、カジュンちゃん!?いきなり何よ!?、シエル後で掛け直すわね」

 

『ええ、わかりました』

 

「用は済みましたの?」

 

「今済んだところよ。私がたえちゃんやシエルちゃんにツバキとバトルさせるには理由があるのよ」

 

「理由とは何ですの?」

 

「ツバキが乗っているカプチーノ、あれは自分の車では無いのよ。次のオーナーが見つかるまでの間ツバキが今乗っていてね」

 

「その事なら知っていますわ。見つかったら義従姉妹の母に返すと・・・・ツバキは何の車に乗り換えるか気になりますの。ですが・・・・それと何か接点が有りまして?」

 

「ツバキは自分の車を買ったらやらなければいけない事があるみたいなの。いろは坂で天堂真矢と決着を着けようと望んでいるけれどあの峠の走り屋達はね、レベルが高くて人の心を平気で抉る集団なのよ」

 

「千聖さんが言いたいのはツバキがいろは坂の方々とバトルするに相応しいか送り込んでいるという解釈で間違いありませんの?」

 

「そう解釈してくれて良いわ。もし良かったら行ってみる?いろは坂に」

 

「今日は遅いですし、明日にでも行ってみたいですわね。箱根でツバキに挑んだ天堂真矢気になりますの」

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