元軍人トレーナー   作:ユウ0725

1 / 34
第1話

 

ウマ娘プリティーダービー

 

生前、かなりやり込んだスマホゲームの一つだ。

 

そして、俺はその世界に転生をした。

 

まあ、死んだ理由は戦争だ。

 

情勢が怪しくなりだして、出兵したのはいいのだが、気が付いたら死んでいた。

 

多分、爆弾か何かだろう。

 

ま、身の上の話しは、ここまでにして、話した通りでウマ娘の世界に転生した。

 

年齢はそのままで、特殊な能力として「神眼」が備わっていた。

 

これは、相手の状態、調子、得意、不得意、適正、その他諸々が一目見ただけで分かるという優れものだ。

 

ちなみにデメリットは情報量が多すぎると、脳が処理落ちして鼻血が出ちゃうんだけど、最近は慣れてきて、鼻血を出すことがなくなってきた。

 

まだ、トレーナーではないけどね。

 

これから試験なのさ。

 

受かるといいけどね。

 

周りを見ると、かなり真剣な表情をして、過去問を読んでいる人や、何やら呪文のようなことを呟いている人がいる。

 

怖いから近寄らんどこ〜

 

殆どがスーツで着てる人なんだけど、俺だけ私服なんだよね。

 

だからかな、周りからは「なんやコイツ」みたいな目で見られている。

 

………仕方ないじゃん。

 

転生した時は、ボロボロの軍服だったし。

 

手持ちにあったお金でなんとか私服買って、ボロボロだった軍服を捨てて、ようやくまともに見えるようになったんだからさ。

 

ま、元軍人だから軍服着てたらスイッチ入っちゃうし、それだったら私服の方が楽だからな。

 

そもそも、勉強してないから受かるか分からないしね。

 

相変わらず変人を見るような目で見てくるしね。

 

「そこのスーツを着てない君」

 

後ろから声をかけられた。

 

俺は反射的に一歩跳躍して、間合いを取る。

 

「俺に何か用かな?」

 

そして、左手を右鎖骨あたりまで持っていく。

 

「ふと目に止まったから声をかけてみたんだが、警戒させてしまったかな?」

 

「いや、驚いただけだから気にしないでくれ。」

 

そうは言うも、10年間の癖は中々抜けない。

 

「む、そうか。周りに残っているのは君だけだからな。試験に遅れるといけないだろう?」

 

周りを見渡すと、周りには人がおらず、残っているのは俺だけだった。

 

「知らせてくれてありがとな。」

 

俺は試験会場に向けて歩き出す。

 

途中で俺は、足を止めて相手に伝える。

 

「あ、そうだ。」

 

「何かな?」

 

「全身に疲労が溜まってるね。いい加減に休息を取らないと腱の炎症や骨折を引き起こすよ。あと、まだ身体が硬いね。しっかりと解さないから疲労が抜けにくい。しっかりと柔軟をしなさい。休息の日にちは3日くらいはとった方がいい。」

 

「え?」

 

「身体に気をつけたまえよ。皇帝サマ。」

 

「え、待ってくれ!」

 

俺は静止の声も聞かずに会場に向けて歩き出した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。