元軍人トレーナー   作:ユウ0725

25 / 34
遅くなりました。

理事長代理弄りの最後です。


閑話休題〜その3〜

結論から言おう。

 

うまぴょい伝説の踊りは中止になった。

 

いや、正確には途中で終わった。

 

順を追って説明すると、

 

『位置についてよ〜い、どん!!』

理事長代理が、上空に靴を投げ出す+ビターンと顔からこける。

『う〜、うまだっち!』

理事長代理悶絶中

『うまぴょい! うまぴょい!』

理事長代理悶絶中

ようやく理事長代理復活するも、テンポが遅れる。

 

しばらくして、サビの部分で………

 

『君の愛馬が、ズキュン、ドキュン走りだし〜』

理事長代理、走り出そうとするが足を捻り、悶絶

それでようやく気付いた2人

理事長代理を保健室へGO

俺、3人が去って行った所で大爆笑

 

それから現在に至ると。

 

 

 

いやぁ、笑いを堪えるのに必死だったなぁ。

 

2人も気付くのが遅いしさ。

 

ワザとやってんのかって思うくらいだったよ。

 

笑った笑った。

 

「サビ後半の振り付けが分からないんだよなぁ。」

 

どうしようかと考えていると3人が戻ってきた。

 

「理事長代理サマ、お怪我の具合は宜しくて?」

 

「普通に話しなさい。」

 

理事長代理はすっかりむくれていた。

 

俺は、理事長代理に近づき、

 

「まあまあ、そうむくれないの。」

 

そう言いつつ、理事長代理の両頬に人差し指で突っついた。

 

フプッという可愛らしい空気の抜けた音が鳴り、理事長代理はむくれた顔から、どんどん赤くなっていく。

 

その様子を見ていた2人は『ヤベェ、やっちゃったよ』という顔をする。

 

「貴方ねぇ!!」

 

今度は目をひん剥き、怒りを露わにした。

 

「そうカッカすんな。俺も予想してなかった。」

 

「何がですか?」

 

「理事長代理が俺の予想以上に運動ができない人だって事」

 

理事長代理は俯き、肩をプルプルとさせ出した。

 

ヤベッ、ガチで怒らせちゃったか?

 

「そこまで言わなくてもいいじゃないのぉぉぉぉぉ!!!!」

 

顔を上げた理事長代理は、某駄女神のように泣き出した。

 

「榊さん」

 

「榊トレーナー」

 

「「やりすぎです。」」

 

「すんませんした。」

 

これは反省だな。

 

「すんません、言い過ぎました。でも、日頃からの練習も必要ですよ?」

 

理事長代理はまだグスグス言ってる。

 

「貴方はやっているようで出来ていない。」

 

俺が身体を視た所によると、運動が出来るように練習をしていたらしいが、それは非効率かつ非合理的なやり方みたいだ。

 

「理事長代理、貴方には基礎筋力が圧倒的に不足している。そして、反射神経が常人より圧倒的に遅い。」

 

理事長代理は泣き止んで、真剣に話を聞いている。

 

「良く言えば可愛らしい、悪く言えば鈍感で鈍い。」

 

コラ、後ろ2人頷かない。

 

「それは置いといて、今度基礎メニューを渡しますので、まずは2週間試してみてください。その後は、かんがえましょう。」

 

「ありがとう。」

 

なんやかんやで、俺が基礎メニューを作る事で落ち着いた。

 

さて、今更なんだけどさ、

 

「うまぴょい伝説のサビ後半の振り付けが分からないから、独断でオリジナルの踊りを入れてもいい?」

 

「「「絶対ダメです!!!」」」

 

3人から怒られた。

 

何でこんな時だけ息が合うんだよ。

 

この後は、俺に言い負かされた3人が泣きながら、うまぴょい伝説を最後まで踊りましたとさ。

 

ちなみに理事長代理は、また開始早々に顔から行ってました。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。