「トレーナーさん、雰囲気が凄く怖くなってた。」
トレーナーさんが出て行った後、全員が大きく息を吐いた。
「やる気スイッチ入れるって言ってたけどよ、アレで完全にスイッチを入れた訳じゃないんだろうよ。」
「雰囲気で場を支配する人初めて見たわ。」
東條トレーナーも驚いている。
「しかしよぉ、徹底した管理って理事長代理よりヤバいんじゃないのか?」
「んなこたぁねぇよ。あの手の奴はしっかりと考えてる。ただ……。」
黒沼トレーナーはエアグルーヴ先輩をチラッと見る。
「沖野」
「分かってるっておやっさん。」
沖野トレーナーもエアグルーヴ先輩を見る。
「全く何なんだ!」
「気持ちは分からなくもないが、落ち着いたらどうだ?」
「会長! 私は納得がいきません!」
「エアグルーヴ……あの人が言う通りで普段のトレーニングとは違うんだ。納得できなくても理解するしかない。」
「しかし……。」
「このトレーニングでは彼の指示に従おう。絶対強者、場を雰囲気で支配するほどの人だ。3日間は彼に従おう。」
「会長がそう言うのであれば……。」
「どんなトレーニングなんだろうな!」
「アンタは少し落ち着きなさいよ。」
「だってよぉ、軍隊式って聞いたことないぜ!」
「あたしもよ! 少し怖いけど………。」
「んだよ、ビビってんのか? じゃあ、明日からの練習は俺が勝つな!」
「なによ! そんなのやってみないと分からないでしょ! というより、勝つのはあたしよ!!」
2人は早速言い争ってる。
「マスターご指示を。」
「ん? ああ、今日休みだ。明日から俺のトレーニング以上にヤバいと思うからな。」
「オーダーを受理、今日は休みます。」
黒沼トレーナーとミホノブルボンは大会議室から出て行った。
「毎回3着のあたしが強くなれるのかな?」
「ターボはもっと早くなれるように頑張る!」
「そうですね。2人とも頑張りましょう。」
「私も頑張るぞ! えい、えい、むん!」
「タンホイザも頑張りましょうね。」
南坂トレーナーはチームの皆を元気付けてる。
「ファルコさん頑張りましょうね〜。」
「はい、クリーク先輩も頑張りましょう!」
スーパークリーク先輩が話しかけてきてくれた。
「トレーナーさん、ちょっと怖かったですねぇ。」
「はい、あのような雰囲気は初めてですよ。」
沖野トレーナーの言う通りで、アレで完全にスイッチを入れてないから。
「普段の姿からは想像できないくらいに怖いです。」
そう、ファルコのトレーナーは普段の姿が巫山戯ている。
ウマ娘達を弄り散らかし、トレーナーも弄り散らかす。
アレ?
殆ど弄られてるだけじゃない?
あとは、本当に怖くなるドッキリを仕掛けられる。
あと、タマモクロス先輩が捕まって、でちゅねされる。
1番被害受けてるのタマモ先輩じゃない?
まあ、明日のトレーニングでどんな風になるのかは分かる。
ファルコも休みを言われてるから、今日は休もう。
あと、寝る所を手配するって言ってたけど、何処なんだろ?
考えていると、連絡が来た。
グラウンドの端に小さなプレハブが2つ立ってるからそっちに泊まれと連絡が来た。
全員で行ってみると、左『女ガキども』、右『オスども』って立札がしてあった。
立札に全員がキレたのは言うまでもなかった。