元軍人トレーナー   作:ユウ0725

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26話〜1日目午前〜

〜午前3時〜

 

俺は、プレハブの前に来ている。

 

他は、未だにぐっすりと寝ているが、練習をこれより始める。

 

俺は思いっきり笛を吹く。

 

「テメェら全員起きろ!」

 

夜中という事もあり声がよく通る。

 

プレハブの中からはバタバタと音が聞こえる。

 

「最初だからな。10分後着替えて集まれ。遅れたらペナルティだ。」

 

俺は、時計で時間を計りながら待つ。

 

5分経過した頃、真っ先に4人と男トレーナーが全員来た。

 

4人は、009といっちば〜ん、男女第2とウチのドMだった。

 

「おう、最初にしては上々だ。」

 

「こんな朝早くからするのか?」

 

変態先輩が聞いてくる。

 

「そりゃ勿論だ。これも計画の内であるし、間に合わないのもいるはずだからな。間に合わなかった分のメニューも考えてある。」

 

「マジかよ……。」

 

8分が経過するくらいにおハナさんとポン帝、女帝様、オギャリストが来た。

 

「こんな時間に起きることになるとはね。」

 

「こんな薄暗い時間からか? 全く常識がないな。」

 

9分が過ぎる頃に逆噴射と万年3位、鼻血ブーがやってきた。

 

そして、10分が経った。

 

「おい、1人足りねぇぞ?」

 

「マジかよ?」

 

変態先輩は周りを見渡すと、顔を少し青くする。

 

「スペは?」

 

「今すぐ読んで来い!」

 

いっちば〜んがすぐに呼びに行った。

 

それから集合したのは15分後だった。

 

「さて、集合に遅れた訳だが、どうして起こったのか説明してもらおうか? だが、遅れた原因がコイツ1人のせいにするのは無しだ。」

 

全員の顔は強張っている。

 

「こんな時間に起こした貴様が悪い。」

 

「ふはははは! 俺が悪いと言うか! 今までやって来たがそう言われるのは初めてだ。なるほどねぇ………社会舐めてんの? 仕事の納期ギリギリに変更になった時もそれ言うの? いきなり変更した貴方が悪いですって?」

 

「それとは話が違う!!」

 

「は? 一緒だろうが? ワガママ言うな。昨日、俺は朝練の時間を言ったか? 言ってねぇよな? 普通だったら詳しく聞こうとするよな? 何故しなかった? 気付きませんでした、頭が回りませんでした、貴方が時間を言わなかったでした、以外で理由があるなら言えよ。」

 

「………。」

 

「言えねぇよな? だったら黙って従え馬鹿が。」

 

「チッ!」

 

お〜お〜、隠さなくなってきたな。

 

「なんだ? 気に食わないから突っか掛かって来てるのか? ガキかよ。ウマが合う合わない絶対にあるんだよ。それくらい理解しろ。」

 

「は、はい!」

 

いっちば〜んが手を挙げた。

 

お、昨日言われた事を忠実に守ってるな。

 

「いいぞ。」

 

「私が近くに居たのに起こしませんでした。」

 

「ほう、何故?」

 

「いきなり起こされて、頭が回らず、私のことでいっぱいでした。」

 

なんとまあ、素晴らしい回答をしてくれた。

 

「お前、俺が1番欲しかった回答を言ってくれたな。」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

俺は全員を見渡す。

 

「昨日言ったよな? 普段の練習とは違うと。一緒に生活してる以上はライバルであり仲間だろ? 仲間をお前らは平然と見捨てるのか? 普通は見捨てないよな? 現状お前らは見捨ててんだよ。その結果がコレだ。急いだ時、我が身が危ない時にその人物の本性が出る。」

 

全員を見て俺は言い放つ。

 

「つまりお前らは、我が身可愛さに仲間を捨てるような薄情な奴なんだよ。」

 

「貴様!?」

 

「それはちょっと言い過ぎではないか?」

 

流石にこの発言にはポン帝も口を挟む。

 

「俺が話してんだ。話に割り込むなガキども。手すら上げてないテメェらに発言権はない。ちなみに女帝様よ、テメェは3回目だって自覚ねぇの? 流石に3回目は看過できねぇよ。」

 

俺は上着を脱ぐ。

 

「ペナルティだ。話すだけ無駄だからな。連帯責任で全員俺の後ろを走って付いて来い。この話の続きはその後だ。」

 

俺はトップスピードで走り出す。

 

他は慌てて走って付いてくる。

 

大丈夫かな?

 

俺の言いたい事を理解してくれてるといいんだけど。

 

そう思いつつ時計のタイマーを6時間にセットした。

 

 

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